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広島・岩国旅行2日目は、朝早くから始動です。<br /><br />宿泊中のホテル「グランヴィリオホテル宮島和蔵」のホームページに、「厳島神社朝拝海上散歩」というイベントが載っているのを見つけて、昨日のホテルチェックイン時に申し込みました。<br />何でも、水産会社の船に乗って、朝8時台の厳島神社に海上から近づけるそうで。<br /><br />ワクワクしながら桟橋に向かった、その先には…<br />想像を超える景色が待っていました。

船で訪ねる厳島神社 ~冬の朝の海上参拝が最高だった件~【広島・岩国2日目①】

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2025/12/06 - 2025/12/06

2069位(同エリア2466件中)

旅行記グループ 2025年12月 広島&宮島&岩国

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あおば

あおばさん

広島・岩国旅行2日目は、朝早くから始動です。

宿泊中のホテル「グランヴィリオホテル宮島和蔵」のホームページに、「厳島神社朝拝海上散歩」というイベントが載っているのを見つけて、昨日のホテルチェックイン時に申し込みました。
何でも、水産会社の船に乗って、朝8時台の厳島神社に海上から近づけるそうで。

ワクワクしながら桟橋に向かった、その先には…
想像を超える景色が待っていました。

  • 朝8時前にホテルを出て、海の方へ。

    朝8時前にホテルを出て、海の方へ。

  • こちらの牡蠣小屋の桟橋から、厳島神社朝拝の船が出ると聞いていたのですが…予定の朝8時になっても、私以外誰もいない…?<br /><br />凍てついた桟橋で待つこと数分、漁師らしきおっちゃんがやってきました。<br />「お兄さん、ホテルから予約された方?」<br />「はい、そうです!」<br />「それじゃ、船に案内しますね」<br /><br />どうやら、お客さんが私1人らしい。

    こちらの牡蠣小屋の桟橋から、厳島神社朝拝の船が出ると聞いていたのですが…予定の朝8時になっても、私以外誰もいない…?

    凍てついた桟橋で待つこと数分、漁師らしきおっちゃんがやってきました。
    「お兄さん、ホテルから予約された方?」
    「はい、そうです!」
    「それじゃ、船に案内しますね」

    どうやら、お客さんが私1人らしい。

  • こちらの小型作業船に乗り込んで

    こちらの小型作業船に乗り込んで

  • おっちゃんの操船でいざ、出港。

    おっちゃんの操船でいざ、出港。

  • 舳先を朝日の方角に向けて、海霧をまとった海面を進んでいきます。

    舳先を朝日の方角に向けて、海霧をまとった海面を進んでいきます。

  • 右手には巨岩・鼻繰り島。<br />昨晩、宿の露天風呂からも見えていました。

    右手には巨岩・鼻繰り島。
    昨晩、宿の露天風呂からも見えていました。

  • 海上には、高いクレーンを備えた牡蠣漁船が並びます。<br />あのクレーンで、海中の牡蠣を吊り上げて収穫するらしい。

    海上には、高いクレーンを備えた牡蠣漁船が並びます。
    あのクレーンで、海中の牡蠣を吊り上げて収穫するらしい。

  • 右舷前方に、牡蠣の養殖いかだが迫ってきました。

    右舷前方に、牡蠣の養殖いかだが迫ってきました。

  • この船の会社が管理してるいかだだそうです。<br />船長のおっちゃん曰く、海中のケーブル1本に数百の牡蠣が付いていて、そのケーブルがいかだ1つに数十本吊るされてると…<br />要するに、目の前のいかだ1つで万単位の牡蠣を育ててることになる。<br /><br />さながら、海の高島平といったところでしょうか。ものすごいマンモス団地。

    この船の会社が管理してるいかだだそうです。
    船長のおっちゃん曰く、海中のケーブル1本に数百の牡蠣が付いていて、そのケーブルがいかだ1つに数十本吊るされてると…
    要するに、目の前のいかだ1つで万単位の牡蠣を育ててることになる。

    さながら、海の高島平といったところでしょうか。ものすごいマンモス団地。

  • いかだに船がぶつかるまで大接近。

    いかだに船がぶつかるまで大接近。

  • 牡蠣いかだを離れて、いよいよ厳島神社へ向かいます。<br />陽ざしに照らされた霧の向こうに、宮島の木々が近づいてきました。

    牡蠣いかだを離れて、いよいよ厳島神社へ向かいます。
    陽ざしに照らされた霧の向こうに、宮島の木々が近づいてきました。

  • 船の舳先が、大鳥居を捉えました。

    船の舳先が、大鳥居を捉えました。

  • 昨日来たときは干潮だったけど、今は潮が満ちていく時刻。<br />大鳥居から50mほどだったでしょうか。目の前まで船を寄せてもらえました!

    昨日来たときは干潮だったけど、今は潮が満ちていく時刻。
    大鳥居から50mほどだったでしょうか。目の前まで船を寄せてもらえました!

  • 朝日を背にした、厳島神社と大鳥居。<br />こうして来てみると、確かにこの神社は「海が正門」なのだとよく分かります。<br />自然に、朝日と神社に向かって手を合わせていました。<br /><br /><br />陸には早くも参拝のお客さんが見えますが、海上には私の船1艘だけ。<br />鮮烈な朝の陽ざしと、海霧と、芯から冷えるような海風の中で、この風景を独り占めできるなんて…<br />まったく身に余る贅沢です。。。

    朝日を背にした、厳島神社と大鳥居。
    こうして来てみると、確かにこの神社は「海が正門」なのだとよく分かります。
    自然に、朝日と神社に向かって手を合わせていました。


    陸には早くも参拝のお客さんが見えますが、海上には私の船1艘だけ。
    鮮烈な朝の陽ざしと、海霧と、芯から冷えるような海風の中で、この風景を独り占めできるなんて…
    まったく身に余る贅沢です。。。

  • 船が位置を変えると、大鳥居に斜めの光線がかかって、これまた神秘的。

    船が位置を変えると、大鳥居に斜めの光線がかかって、これまた神秘的。

  • 何度か角度を変えながら、じっくり鳥居を見せてもらえます。

    何度か角度を変えながら、じっくり鳥居を見せてもらえます。

  • 朝日を照り返しす海面の向こうに、本殿が静かに佇んでいます。<br /><br />船長さん曰く、年に何度か、大潮の中でも特に月が近いスーパームーンの日は、本殿の床まで海面が上がって、厳島神社に入場規制がかかることがあるそうです。<br />それってつまり、ベネチアでいうアクア・アルタ…サンマルコ広場が冠水するという、年に数回の超高潮。<br />日本にもあったんだ。<br /><br />今日もこの後10時半に、大潮で満潮を迎えるから、潮位が相当上がるんじゃないかとのこと。<br />この後はすぐ岩国へ行くつもりだったけど、せっかくだし、満潮の厳島神社を見に来ようかな。

    朝日を照り返しす海面の向こうに、本殿が静かに佇んでいます。

    船長さん曰く、年に何度か、大潮の中でも特に月が近いスーパームーンの日は、本殿の床まで海面が上がって、厳島神社に入場規制がかかることがあるそうです。
    それってつまり、ベネチアでいうアクア・アルタ…サンマルコ広場が冠水するという、年に数回の超高潮。
    日本にもあったんだ。

    今日もこの後10時半に、大潮で満潮を迎えるから、潮位が相当上がるんじゃないかとのこと。
    この後はすぐ岩国へ行くつもりだったけど、せっかくだし、満潮の厳島神社を見に来ようかな。

  • 時間の経過とともに、陽ざしが勢いを増してきました。<br />海面の眩しさも、さっきより一段と増して、海霧も薄れてきました。<br />少し時間が違うだけで、風景の印象がだいぶ変わるなぁ。

    時間の経過とともに、陽ざしが勢いを増してきました。
    海面の眩しさも、さっきより一段と増して、海霧も薄れてきました。
    少し時間が違うだけで、風景の印象がだいぶ変わるなぁ。

  • 10分ほど景色を満喫したところで、大鳥居前を離れて、ホテル脇の桟橋へ戻ります。

    10分ほど景色を満喫したところで、大鳥居前を離れて、ホテル脇の桟橋へ戻ります。

  • 出発から帰着まで、40分ほどでしたが、誇張抜きで夢のような時間でした。<br />地元の船長さんの詳しい解説を聞きながら、世界遺産の朝を独り占めして…<br />大鳥居前にいたのは10分ほどなのに、もっと長い時間いたような気さえします。<br /><br />こちら、参加費は1人2000円です。<br />時間のわりに高く見えるかもしれませんが、船の燃料や人件費はどうしてもかかるし、何より満足度は額面以上でした。<br /><br />ただし、時期や天候によって、景色や運航率が変わる点は注意です。<br />夏場は海が安定する代わりに日の出が早く、陽が高く昇ってからの出港になるそうです。<br />逆に冬場は、晴れれば今日のような朝日が望めるものの、曇りの日や、晴れでも強風で船を出せない日が多いんだとか。<br />その点、今日はとっても幸運でした。<br /><br />皆さんもぜひ…強運の持ち主という自信があるなら…朝の宮島の海に乗り出してみるのをおすすめします!

    出発から帰着まで、40分ほどでしたが、誇張抜きで夢のような時間でした。
    地元の船長さんの詳しい解説を聞きながら、世界遺産の朝を独り占めして…
    大鳥居前にいたのは10分ほどなのに、もっと長い時間いたような気さえします。

    こちら、参加費は1人2000円です。
    時間のわりに高く見えるかもしれませんが、船の燃料や人件費はどうしてもかかるし、何より満足度は額面以上でした。

    ただし、時期や天候によって、景色や運航率が変わる点は注意です。
    夏場は海が安定する代わりに日の出が早く、陽が高く昇ってからの出港になるそうです。
    逆に冬場は、晴れれば今日のような朝日が望めるものの、曇りの日や、晴れでも強風で船を出せない日が多いんだとか。
    その点、今日はとっても幸運でした。

    皆さんもぜひ…強運の持ち主という自信があるなら…朝の宮島の海に乗り出してみるのをおすすめします!

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