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※写真は、地球岬から見た「丸みのある水平線」<br /><br />北海道2泊3日ツアー初日<br />― 旅の始まりは、朝の“コンニャク啜り”から ―<br /><br />2025年11月28日、朝6時30分。<br />眠気をコートのポケットに押し込み、最寄り駅から伊丹空港へ。<br /><br />今回のフライトはANAだが、向かったのはなぜかJAL側。<br />理由はただひとつ――<br /><br />「道頓堀神座の朝コンニャクラーメン」!<br /><br />麺がコンニャクで糖質ゼロ。<br />旅前の罪悪感を一瞬で無効化してくれる、私の定番ルーティンだ。<br /><br />ラーメンで体を起動させ、新千歳空港へと飛んだ。<br /><br />・新千歳到着、しかしいきなり“行方不明者”が発生<br /><br />新千歳空港では現地添乗員A氏が笑顔でお出迎え。<br />「11:50に再集合お願いします~」との指示を受け、関空組を待つことになった。<br /><br />そして再集合時間。<br />ところが、指定位置に S下某 がいない。<br /><br />A氏が周囲を探し回る。「S下さーん」<br /><br />そして見つけたのは――<br /><br />座席でじっと、何かの修行のように動かず待っていS下某。<br /><br />その瞬間、私の胸の奥から叫びがこみ上げた。<br /><br />「添乗員の話をよく聞けぇぇぇ!!」<br /><br />もちろん心の声である。表に出すと旅が荒れる。<br /><br />・サーモンパークへ<br /><br />~謎のUI(ユーザインタフェース)の券売機とニンニクざんぎ~<br /><br />バス(エルム観光)に乗り込み、サーモンパークへ。<br /><br />ここで自由昼食なのだが、各店の食券機のUIの日本語がなぜか独特で、<br />参加者の多くが「どれ押すの…?」と沈黙の時間を過ごすことに。<br /><br />私はなんとか ニンニクザンギ定食 をゲットし、美味しくいただいた。<br /><br />12:15、出発。<br /><br />・地球岬:名前の由来はアイヌ語の“断崖”<br /><br />地球岬という名前から、「地球が丸く見えるの?」と思いそうだが、実は違う。<br /><br />アイヌ語で “断崖” を意味する<br />「チケプ」(または「チケブ」)という言葉がなまり、「チキウ」 となり、<br />そこに当て字として「地球」があてられたのが由来とのこと。<br /><br />勉強になったが、風が強すぎて知識が飛んでいきそう。<br />体が斜めになるほどの暴風で、観光というより風耐久テストである。<br /><br />14:10、退散。<br /><br />・15:30 ザ・ウィンザーホテル洞爺 到着<br />~ウェルカムドリンクとハープの生演奏の優雅コンボ~<br /><br />到着すると、ロビーでは<br />ウェルカムドリンク と ハープの生演奏 という、<br />“貴族の午後か?”レベルの優雅な時間が待っていた。<br /><br />風に吹き飛ばされかけた後とは思えない、天国のようなひととき。<br />この落差こそ旅の醍醐味だ。<br /><br />・夕食へ<br /><br />~17分遅刻夫婦と沈黙のバス~<br /><br />夕食はホテルからバスで30分の店へ。<br />17時集合だが 夫婦2名が17分遅刻。<br /><br />しかも二人は無言のまま乗車。<br />謝罪ゼロ。<br />その瞬間、車内の空気はシベリア級に冷え込んだ。<br /><br />18:40、ホテルを出発。<br /><br />・豪華晩餐と“サミットクイズ”!<br /><br />夕食は、<br />・蟹入り石狩鍋<br />・ホタテの刺身てんこ盛り<br />・しゃぶしゃぶ<br />という、豪華三段攻め。<br /><br />店のオーナーは陽気で、鍋の食べ方レクチャーからテーブル挨拶まで大忙し。<br /><br />さらにクイズ大会が始まる。<br /><br />「洞爺サミットの首相は?」<br />隣のオバハンが堂々と<br />「安倍首相!」<br /><br />実際の開催時は「あなたとは違うんです」の 福田首相、企画は安倍首相。<br />オーナーは優しく修正。<br /><br />テーブルにオーナが来た時<br />私が「去年も来ましたよ」などと話すと、<br />なんとオーナー、頼んだハイボールの伝票を静かに破るという粋なサービス!<br /><br />商売上手すぎて感動。<br />“こんなサービス精神の人がいるなら、日本の未来は明るい!”と本気で思った。<br /><br />食後は1階でシマエナガTシャツやピリ辛ホタテを購入。(ハイボールの伝票効果抜群!)<br /><br />・温泉で1日の疲れを洗い流す<br /><br />ホテルに9時前に戻り、温泉へ直行。<br />強風と移動の疲れがじわ~っと溶けていく。<br /><br />こうして北海道ツアー初日は、<br />ハプニングと絶景とグルメと風と人間模様の詰まった、<br />まさに“旅の幕開けにふさわしい1日”となった。

コンニャク麺からウィンザーホテルまで。アップダウン激しい北海道の旅

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2025/11/28 - 2025/11/28

282位(同エリア771件中)

Akuta

Akutaさん

この旅行記スケジュールを元に

※写真は、地球岬から見た「丸みのある水平線」

北海道2泊3日ツアー初日
― 旅の始まりは、朝の“コンニャク啜り”から ―

2025年11月28日、朝6時30分。
眠気をコートのポケットに押し込み、最寄り駅から伊丹空港へ。

今回のフライトはANAだが、向かったのはなぜかJAL側。
理由はただひとつ――

「道頓堀神座の朝コンニャクラーメン」!

麺がコンニャクで糖質ゼロ。
旅前の罪悪感を一瞬で無効化してくれる、私の定番ルーティンだ。

ラーメンで体を起動させ、新千歳空港へと飛んだ。

・新千歳到着、しかしいきなり“行方不明者”が発生

新千歳空港では現地添乗員A氏が笑顔でお出迎え。
「11:50に再集合お願いします~」との指示を受け、関空組を待つことになった。

そして再集合時間。
ところが、指定位置に S下某 がいない。

A氏が周囲を探し回る。「S下さーん」

そして見つけたのは――

座席でじっと、何かの修行のように動かず待っていS下某。

その瞬間、私の胸の奥から叫びがこみ上げた。

「添乗員の話をよく聞けぇぇぇ!!」

もちろん心の声である。表に出すと旅が荒れる。

・サーモンパークへ

~謎のUI(ユーザインタフェース)の券売機とニンニクざんぎ~

バス(エルム観光)に乗り込み、サーモンパークへ。

ここで自由昼食なのだが、各店の食券機のUIの日本語がなぜか独特で、
参加者の多くが「どれ押すの…?」と沈黙の時間を過ごすことに。

私はなんとか ニンニクザンギ定食 をゲットし、美味しくいただいた。

12:15、出発。

・地球岬:名前の由来はアイヌ語の“断崖”

地球岬という名前から、「地球が丸く見えるの?」と思いそうだが、実は違う。

アイヌ語で “断崖” を意味する
「チケプ」(または「チケブ」)という言葉がなまり、「チキウ」 となり、
そこに当て字として「地球」があてられたのが由来とのこと。

勉強になったが、風が強すぎて知識が飛んでいきそう。
体が斜めになるほどの暴風で、観光というより風耐久テストである。

14:10、退散。

・15:30 ザ・ウィンザーホテル洞爺 到着
~ウェルカムドリンクとハープの生演奏の優雅コンボ~

到着すると、ロビーでは
ウェルカムドリンク と ハープの生演奏 という、
“貴族の午後か?”レベルの優雅な時間が待っていた。

風に吹き飛ばされかけた後とは思えない、天国のようなひととき。
この落差こそ旅の醍醐味だ。

・夕食へ

~17分遅刻夫婦と沈黙のバス~

夕食はホテルからバスで30分の店へ。
17時集合だが 夫婦2名が17分遅刻。

しかも二人は無言のまま乗車。
謝罪ゼロ。
その瞬間、車内の空気はシベリア級に冷え込んだ。

18:40、ホテルを出発。

・豪華晩餐と“サミットクイズ”!

夕食は、
・蟹入り石狩鍋
・ホタテの刺身てんこ盛り
・しゃぶしゃぶ
という、豪華三段攻め。

店のオーナーは陽気で、鍋の食べ方レクチャーからテーブル挨拶まで大忙し。

さらにクイズ大会が始まる。

「洞爺サミットの首相は?」
隣のオバハンが堂々と
「安倍首相!」

実際の開催時は「あなたとは違うんです」の 福田首相、企画は安倍首相。
オーナーは優しく修正。

テーブルにオーナが来た時
私が「去年も来ましたよ」などと話すと、
なんとオーナー、頼んだハイボールの伝票を静かに破るという粋なサービス!

商売上手すぎて感動。
“こんなサービス精神の人がいるなら、日本の未来は明るい!”と本気で思った。

食後は1階でシマエナガTシャツやピリ辛ホタテを購入。(ハイボールの伝票効果抜群!)

・温泉で1日の疲れを洗い流す

ホテルに9時前に戻り、温泉へ直行。
強風と移動の疲れがじわ~っと溶けていく。

こうして北海道ツアー初日は、
ハプニングと絶景とグルメと風と人間模様の詰まった、
まさに“旅の幕開けにふさわしい1日”となった。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス ANAグループ 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
阪急交通社
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