2025/11/23 - 2025/11/24
39408位(同エリア46402件中)
you1さん
秋になるとテレビから流れてくる “My Favorite Things”。
JR東海の「そうだ 京都、行こう。」のCM音楽を聞くと、
「あぁ、そろそろ京都が赤く染まる頃か…」と、旅心がくすぐられる。
ただ、このメロディが流れ始めてから宿を取ろうとすると、すでに満室。
時すでに遅し。
これが京都紅葉シーズンの“あるある”らしい。
見ごろを調べてみると、ちょうど勤労感謝の日の連休前後がピーク。
「それなら、一泊してじっくり楽しんじゃおう!」ということで計画を立てた。
- 旅行の満足度
- 5.0
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(画像は新幹線から見えた富士山)
出発当日は、なんと10kmマラソン大会に出場。
走り終えて、息を整える間もなく家を飛び出し、昼に新幹線で大阪へ向かうことに。
ところが、新横浜駅で乗車券を発券しようとしたら??
パスワードを忘れる。
そこから再設定 → ログイン → 発券までのロスが大きすぎて、結局発車2分前に滑り込みセーフ。
発券後、猛ダッシュで乗り込んだので…
新幹線の写真、ありません(笑) -
2時間ちょっとで新大阪に到着。
京都周辺のホテルは紅葉ハイシーズンで価格が“笑えない状態”だったため、この日は大阪に泊まることにした。
先月10/13に閉幕した大阪万博ですが、グッズの売店はまだ新幹線のホーム上にありました。 -
まず向かったのは、新梅田食道街にある人気店 「はなだこ」。
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名物は、たこ焼きの上に山盛りのねぎをのせてマヨビームが炸裂する「ねぎマヨ」。
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土曜の夕方の混雑はさすが大阪。
結局並んでから食べるまで 約40分。 -
こちらはメニューです。
オーダーはもちろん"ネギマヨ"
6個だと少ないし、10個だと多いから8個にしました。
お味は、だし醤油を選択。 -
ようやくありつけた出来立てアツアツのねぎマヨは、
外ふわ、中トロ、タコぷりぷり。ネギとの相性が最高すぎる。
8個入りをシェアしたけど、欲張って10個にしておけばよかった。 -
梅田から都島通を歩いて中崎町方面へ。
天五中崎商店街を歩き、天神橋筋側にある 「たこ焼 うまい屋」 へ到着。 -
本当は座ってゆっくり食べたかったけど、
店内は「1人8個以上」が条件だったのでテイクアウトに。
店主さんが丁寧に何度も返しながら焼いていく姿が印象的。
だからこそ、外はカリッ、中はふわっと香ばしい。 -
さっきの「はなだこ」とは違った美味しさで、
自分の好みは“うまい屋派”かもしれない。
家で作るたこ焼きみたいな素朴なビジュアルなのに、
出汁が効いていて味は濃くて深い。これはこれでクセになる。 -
ここから、日本一長い商店街として有名な天神橋筋商店街に入る。
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続いて向かうは「うまい屋」から歩いて3分ほどの
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串カツの有名店、大衆酒場「七福神」です。
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18時過ぎで満席だったけど、20分ほどで入店できた。
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どて焼き、おでん(玉子&ちくわ)、串揚げ(牛カツ・豚ヘレ・玉ねぎ・アスパラ・エビ)
どれも揚げたてで最高。 -
ただしここは喫煙可。
隣の人がタバコを吸い始めたので、泣く泣く退散……。 -
「七福神」のすぐ先には有名なお好み焼き店 「千草」。
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見てみると長蛇の列。今日は諦めてホテルへ向かう。
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時間帯なのか分からないけど、大阪天満宮を過ぎると閑散として、閉まっているお店もちらほら。
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五丁目から一丁目まで歩いたぞー
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途中、中之島公園で写真を撮ったり、「まん福ベーカリー」で翌朝のパンを買ったりと寄り道も楽しむ。
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ホテルに荷物を置いたあと、さすがに粉ものはお腹いっぱいなので、方向転換して蕎麦へ。
向かったのは 「蕎麦しゃぶ 総本家 浪花そば」。 -
豊富のメニューの中からオーダーしたのは、「九条ネギ肉そば」「ゆずみぞれそば」。
そばが見えないほどの肉とネギ、軽めの出汁。
思っていた以上に美味しくてびっくり。 -
しかもボリュームたっぷりで、
さっきまで“串揚げもっと食べられたかも”と思っていた胃袋が完全沈黙。
満腹でコンビニに寄って翌朝の補給食(?)を買い、ホテルへ帰還。
最後はサウナでじっくり汗を流し、
マラソン&食べ歩きの疲れを癒しつつ明日に備えた。 -
翌朝。
平日と同じ6時起床でサウナへ直行。
「中之島公園を走ろうかな~」なんて思ってたものの、昨日の激走のダメージがじんわり…。
今日はこれから“京都を丸一日歩き倒す旅”が控えているので、体力温存の方向にシフトチェンジ。 -
ホテルの部屋で軽く朝食を済ませ、阪急電車で嵐山へ。
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大阪から約1時間。思った以上に近い!
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嵐山に着いてまず向かったのは王道スポット・渡月橋。
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もっと観光客でごった返していると思いきや、時間が早いのか意外と穏やか。
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紅葉は「見頃」だけど「鮮烈!」というほどではない。
でも桂川と嵐山の組み合わせは、やっぱり絵になる。 -
橋を渡って桂川沿いを歩く。
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天龍寺へ向かう途中で寶厳院(ほうごんいん)を発見。
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お寺の外から見える紅葉の小径があまりにも綺麗だったので、
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吸い込まれるように拝観券700円を購入して、中に入ると。
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入った瞬間、「写真じゃ全部伝わらんわ…」と心の中でつぶやくレベルの絶景。
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渡月橋から歩いて10分とは思えない静けさで、人も少なく、超ゆったり鑑賞できた。
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庭園は「獅子吼の庭」という名前の借景回遊式庭園で、普段一般公開されない場所らしい。
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苔×紅葉の組み合わせは反則級。
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気づけば1時間も経っていた。
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次に天龍寺へ向かったけれど、ここはパスして竹林の小径へ。
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ただ、メインストリートに戻った瞬間、さっきまでの静寂がどこかへ吹き飛んだ。
人! 人! 人!
しかもほぼ全員外国人。
「日本人、どこ行った?」ってレベル。 -
腹が空いて戦えないので、「古都芋本舖」でみたらし団子&さつまいもチップを買い食いしながら進む。
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これがさつまいもチップ。美味し!
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混雑の中、人力車が縫うように走るカオスっぷり。
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途中、野宮神社に寄って娘の縁結びをお願い。
(ただし娘本人が祈らないと効果ない説は有力…笑) -
竹林を抜け、トロッコ嵐山駅を経て二尊院へ。
途中にある常寂光寺は泣く泣くスルー。 -
二尊院の総門は伏見城からの移築だそうで、そこをくぐると参道がまっすぐ本堂へ伸びている。
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入場した瞬間に、この鮮やかな紅葉。
まさに見ごろといった感じ。 -
これが「紅葉の馬場」。
いやもう、これだけで500円の価値あるわ…としみじみ。 -
「紅葉の馬場」を上り切って、左に曲がると勅使門が見えてきます。
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勅使門をくぐると。
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さらに上へ進むと本堂があり、釈迦如来像と阿弥陀如来像がお出迎え。
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ただ、疲れすぎて如来像に背中向けたまま休憩していたのは内緒。
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本堂の奥にある、湛空廟へ上がる階段の下。
いやはや、綺麗。 -
湛空廟から京都市内を望む。
そういや、ここ小倉山は小倉百人一首の誕生地で、小倉あんの語源でもあるらしい。
「小倉」ってそっち由来なの!? と初耳学をひとつゲット。 -
「紅葉の馬場」を下りて、嵐山から金閣寺を目指します。
時間的にバスの乗り継ぎがよくなかったので、一旦JR嵯峨嵐山駅に出て、そこから自転車を借り、45分ひたすらペダルを回す。 -
金閣寺周辺に着く頃には足ガクガク。
返却所で自転車を置いて、いざ金閣寺へ。 -
紅葉は嵐山の方に軍配が上がるけど、金閣そのものが別格。
無風だったので「鏡湖池」に写る逆さ金閣もばっちり拝めた。 -
松の枝が額縁のように金閣寺を縁取り、自然と建築が調和した京都らしい景色に。
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近づくほど金箔の質感と、鳳凰の存在感が際立ってくる1枚。
細部に宿る職人技を実感。 -
角度が変わると印象も変わり、金箔の光がより立体的に。
細部の美しさまで際立つアングルです。 -
色づいた紅葉の向こうに、金閣寺がそっと姿を見せてくれました。
季節がつくる“自然の額縁”です。 -
14時を過ぎてお腹ペコペコ。
近くのおむらはうす 金閣寺店へ行くと…なんとクローズの看板。
でも聞くと「まだ大丈夫ですよ」との救いの声。
頼んだ野菜カレーオムライスは優しい味。
きのこオムライスはチーズが溶け出してデミグラスと混ざる最強の組み合わせ。
ボリュームも満点で生き返った。 -
お腹がいっぱいになったあとは、ゆっくり歩いて北野天満宮を目指すことに。
写真は、北野天満宮手前にある平野神社。
金閣寺を後にして歩き始めると、街並みはふっと“日常の京都”へ。
この“昔と今が同じ道に並ぶ”感じが、歩く京都の醍醐味ですね。 -
北野天満宮の北門に到着。
実はここを目指したのには2つ理由があって、
①北野天満宮からなら、清水寺まで“乗り換えなし”のバスがある。
②そして何より、食後の運動が必要だった。
オムライスで満腹になったお腹を少しでも軽くしたくて、「よし、歩けるところまでは歩こう!」と徒歩移動を決意。 -
境内の紅葉はところどころ色づき始めていて、秋の気配がふんわり漂う。
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三光門の前に立つと、遥か昔から学問と人々を見守ってきた荘厳さが静かに伝わってきます。
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名物の「もみじ苑」も気になったけど、今日の最終目的地は清水寺なので、ここは断腸の思いでスルー。
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この一の鳥居のすぐ前にあるバス停から、40分ほど揺られて四条大宮へ──旅はまだまだ続きます。
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四条大橋に近づくと、徐々に街の灯が増え、人も増え、ふたたび観光地ムードへ逆戻り。
夕暮れの花見小路が夕焼けに染まっていて、「ああ、京都に来たなぁ」としみじみ実感。 -
花見小路を抜け、安井北門通りを歩くとふいに現れる静寂の西来院で出会った、ひっそり染まる枝垂れ紅葉。
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灯りがぽつり。
八坂通りへ向かう小道に、古都の気配がぐっと濃くなる瞬間。 -
夕焼けの八坂通から見上げる五重塔は「ザ・京都」。
ここを見るとテンションが回復するから不思議。 -
五重塔を横目に産寧坂をゆっくり登り、清水寺へ向かう。
賑やかさの中にも風情があって、歩くたびに写真を撮りたくなる道だ。 -
この階段を上がれば、いよいよ清水寺。
旅のクライマックスがすぐそこに。 -
清水坂を上り切って清水寺に到着した時には、周囲はすっかり真っ暗。
「え、閉まってる…?」と思った瞬間、どこからともなく鐘の音が。
ゴーン。
その直後、清水寺が突然ライトアップ! -
まさかの“点灯瞬間”に偶然立ち会うというミラクル。
(たぶん毎日17時半点灯なんだと思うけど、それでもテンション上がる) -
闇に浮かぶ三重塔。京都の夜が一段と深くなる瞬間です。
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角度を変えると、また違う表情。三重塔の美しさはどこから見ても絵になりますね~
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紅葉はまだ早いと思っていたけれど、ライトアップで石段や木々が赤く浮かび上がり、十分すぎるほど綺麗。
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紅葉越しに京都タワーがぽつり。清水の舞台から眺める夜景は、やっぱり格別。
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灯りに浮かぶ清水の舞台と紅葉。
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奥の院を包む紅葉の海。
その上にびっしり並ぶ人影も、この絶景を前にすれば納得ですね。 -
紅葉の海にそびえる釈迦堂、そして夜空へまっすぐ走る光の道。
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紅葉に染まる坂道と、石垣の上に佇む阿弥陀堂。
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階段右手をのぞくと清水の舞台。
闇に浮かぶ木組みと紅葉の灯りが、何とも美しい京都の夜。 -
清水の舞台を見上げると、闇に浮かぶ木組みの迫力。
ライトアップされた紅葉がそっと彩りを添えて、夜の清水寺がさらに映える。 -
放生池までの道もこの美しさ。
どこを切り取っても映えちゃうのが、京都の夜のすごいところ。 -
お土産屋さんが並ぶ清水坂を、名残惜しさとともにゆっくり下る。
頭上には釈迦堂の光が夜空を走り、この先のバス停へ向けてもう少しだけ京都の夜を歩きます。 -
清水道のバス停から京都駅へ。
想像よりスムーズに到着し、発車1時間前だったので余裕のよっちゃん。
まずは新幹線で食べる夕飯を物色しに、京都駅伊勢丹の地下へ。
するとタイミング良く、鯖寿司に“値下げシール”が貼られている瞬間に遭遇!
京都の鯖寿司って本当に高級なので、割引は超ありがたい。
「旅の締めにこれしかない!」と即決。
一折に京都の粋がぎゅっと詰まった名物を、帰りの車内でゆっくり味わうことに。 -
ついでにお馴染みの「551の豚まん&ちまき」も購入。
妻用のビールまで買って準備万端。 -
が、ここで京都駅名物(?)の迷子発動。
新幹線の改札が分からずウロウロ…
在来線改札へ向かってしまったり、エラーで弾かれたり、階段を登ったり降りたり。 -
余裕で来たはずなのに、いつの間にかギリギリに。
これも旅の醍醐味か…笑 -
19:39発のぞみ460号に乗り、2時間20分で帰宅。
改めて思う、新幹線の速さよ。
成田空港から在来線で家に帰るよりダンゼン早い。 -
こうして振り返ってみると、京都の紅葉は“名所の美しさ”だけでなく、街を歩く時間そのものがご褒美でした。
さてさて、来年はどこへ行こうかしら。
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