2025/11/19 - 2025/11/19
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piglet2017さん
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2002年にレストランとして蘇った小笠原伯爵邸。ずっと行ってみたかったスペイン様式の洋館にようやく足を踏み入れる機会が巡ってきました。
周辺地図を見てみると、この辺りは夏目漱石が生まれ亡くなった地であることがわかり、食後に漱石ゆかりの地を散策しました。最後に、日本のガウディ建築「ドラード和世陀」にも立ち寄りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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大江戸線の若松河田駅が小笠原伯爵邸のためにつくられたのかと思ってしまうほど、駅のすぐ裏手に洋館が出現し、あまりの近さに驚きました。
正面玄関にある葡萄棚を模した素敵なデザインの庇越しに青空が見えました。小笠原伯爵邸 名所・史跡
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玄関を入ったエントランス扉上から、鳥かごの小鳥がさえずりながらお客様を出迎えます。鳥かごの外にも6羽の小鳥の姿が見えました。小鳥がお好きだった小笠原伯爵は邸内を小鳥モチーフで装飾したので、「小鳥の館」と呼ばれることもあったそうです。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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扉をくぐってロビーに入り天井を見上げると、青空を舞う鳩のステンドグラスがありました。イタリアでよく見るだまし絵のように、鳩の大きさを変えることで遠近感がよく出ている作品です。中央の鳩は、大空から我々の方に舞い降りようとしています。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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最初の部屋は旧食堂です。チューダー様式の重厚な空間でした。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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伯爵夫妻と子供たちは、エリザベス様式の大きなテーブルを囲んで食事をとりました。膨らんだテーブルの脚はメロン・レッグと呼ばれるそうです。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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隣の応接室は、ロココ調のインテリアとなっていました。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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窓には小川三知氏が手がけた柔らかな雰囲気の花のステンドグラスがありました。ロビーの鳩のステンドグラスも小川三知氏の作品です。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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喫煙室は、イスラム風のエキゾチックな空間となっていました。現在はこちらの部屋も禁煙となっています。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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黒大理石の柱が並び、壁は緻密なアラベスク模様で覆われていました。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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喫煙室のカラフルな外壁装飾が一番の見どころです。輝く太陽の下に小鳥やトンボの姿が見えました。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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庭園には小鳥が遊ぶ噴水がありました。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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パティオにある噴水彫刻は、芸術にも造詣が深かった小笠原長幹伯爵が制作したものだそうです。
小笠原伯爵邸 名所・史跡
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庭園に面したベランダで昼食をいただきました。前菜盛り合わせの中のごぼうとチョリソーのトルティージャ、ホタテのプランチャはスペイン料理でした。
小笠原伯爵邸 グルメ・レストラン
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シャインマスカットとレモンバーベナのムース、アールグレーティーのアイスクリーム
小笠原伯爵邸 グルメ・レストラン
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苺のギモーヴの隣はアンダルシア地方のお菓子で、シナモン風味のアーモンドのポルボロンでした。
小笠原伯爵邸 グルメ・レストラン
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食後は、若松町から早稲田方面へ夏目坂を下りていきました。夏目漱石の父が、自宅前にあった長い坂道に自分の名を付けて呼んでいたものが広まったものだそうです。
夏目坂 名所・史跡
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漱石公園方面へ向かう途中に、アーチ型の窓や飾り破風が目を引く新宿区立早稲田小学校がありました。関東大震災後の昭和3年に建てられたもので、横浜のクラシックホテルのニューグランドや銀座和光も設計した建築家、渡辺仁の作品でした。
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夏目漱石終焉の地だった漱石公園の入口には、漱石の胸像がありました。
新宿区立漱石公園 公園・植物園
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夏目漱石邸の裏庭だった公園内には、『吾輩は猫である』のモデルとなった猫の墓もありました。夏目家に福をもたらした一代目の猫は、全身黒ずんだ中に灰色の虎斑、肉球や足の爪まで黒い猫だったようです。
新宿区立漱石山房記念館 美術館・博物館
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1908年に亡くなった初代の猫は、桜の木の下に埋葬されました。名前のない猫の13回忌に夏目家のペットを供養するために建てられた石塔です。犬好きだった漱石の飼い犬ヘクトーも眠っています。
新宿区立漱石公園 公園・植物園
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漱石は、トロイの勇将ヘクトールの名を小さな犬に与えました。アキレウスに敗北するギリシア神話の英雄です。
スイス、クール出身の女性画家アンゲリカ・カウフマン「パリスを戦場へと誘うヘクトール」。国立西洋美術館 美術館・博物館
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漱石の晩年の家「漱石山房」跡に整備された漱石山房記念館を見学しました。漱石の足元にいる黒猫は、夏目家の三代目の猫です。
新宿区立漱石山房記念館 美術館・博物館
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『三四郎』『こころ』『明暗』など代表作を執筆した書斎が再現されていました。
新宿区立漱石山房記念館 美術館・博物館
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書斎のまわりは、ベランダ式回廊になっていました。黒猫の後を追って廊下の角を曲がると・・・・。
新宿区立漱石山房記念館 美術館・博物館
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漱石先生が座っていました。
新宿区立漱石山房記念館 美術館・博物館
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漱石が描いた猫としての自画像です。歴代の飼い猫の毛柄とは違い、漱石自身は黒白猫に変身していました。
新宿区立漱石山房記念館 美術館・博物館
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漱石山房通りを早稲田駅方面へ歩いていくと、漱石の最後の随筆『硝子戸の中』に登場する酒屋「小倉屋」がありました。現在のビルの壁に1678年創業と書かれています。
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小倉屋ビルの隣のビルの前に「夏目漱石誕生之地」の石碑がありました。『硝子戸の中』によると、漱石の生家は父親の死後すぐに売却され、取り壊されたそうです。
夏目漱石誕生の地 名所・史跡
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『硝子戸の中』で、朝と晩にカンカンと鳴っていたとの記載がある誓閑寺の鐘は、新宿区最古の鐘として文化財に指定されていました。
誓閑寺 寺・神社・教会
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久しぶりに早稲田に来たので、「ドラード和世陀」にも立ち寄りました。
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日本のガウディと呼ばれる建築家、梵寿綱氏設計の集合住宅で、1983年に建てられました。
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「ドラード和世陀」と一番よく似ているガウディ建築「カサ・ミラ」です。波打つような曲線のファサード、バルコニーのデザインなどがよく似た印象です。
カサ ミラ 現代・近代建築
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外壁は、モザイクタイルで装飾されていました。
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丸窓のまわりには、パッチワークのように様々なデザインのタイルが貼られています。
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ガウディ建築「グエル公園」にある波打つ蛇のベンチに貼られた色とりどりのタイルの雰囲気によく似ています。
ギリシャ劇場 (グエル公園) 博物館・美術館・ギャラリー
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エントランスの床には、思いっきり舌を出している顔のモザイクがありました。
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マンション名はWaseda El Dorado(エル・ドラード)となっていました。つまり「理想郷」のような住まいということでしょうか。
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通路を進むと、怪しい手の彫刻やステンドグラスで装飾された空間に出ました。
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鍛鉄の門扉のデザインも、ガウディ風です。
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ネズミやウサギ、ドラゴンや蛇など動物のレリーフ付き郵便受けもありました。
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30年以上営業を続けている早稲田駅前のカフェGOTO で一休みしました。甘酸っぱい杏のフランです。ショーケースに並ぶ手作りケーキもどんどん売れていく人気のカフェでした。
カフェ GOTO グルメ・レストラン
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