2025/02/22 - 2025/02/23
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あこちゃんさん
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2025年の1月から3月まで2か月間、グアテマラのアンティグアという都市で、ホームステイをしながらスペイン語学校に通っていました
そろそろアンティグアにも慣れてきたので、観光をしようと色々調べます
どなたに聞いたのか忘れてしまいましたが、アンティグア近郊には火山があるとのこと。
アカテナンゴと言う名前です
標高: 3,976 m
実は富士山より高いのでした・・・
いいなあーーいつか私も登ってみたいなーと思っていました
学校でもちらちら登る計画を立てている人がいたりして、情報を集めていました
でもさすがに1人で登るのはちょっとね・・・
聞くところによると、個人での登山は禁止されていて、必ずガイドと一緒に登らなければいけないらしい
一緒のステイ先の日本人 S さんを誘うがあまり乗り気じゃない感じ
アンティグアで1泊目に泊ったペンション田代さんで、火山ツアーの企画をしているらしいので聞きに行く
資料の写真を撮りまくって帰宅
う~~ん、どうしようかな~
ステイ先のアメリカ人の女性も今度登るというので話を聞くと、とにかくものすごく素晴らしい!!とのこと
写真も交えて話を聞いているうちにS さんもなんとなくその気になってくる
ぜひぜひ!一緒に行きましょう!!と強く誘ってみる
2人で田代さんのところに申し込みに行くと、先週大きな噴火があったので、今行っても全然溶岩とか見られないよ、言われる
せめて2週間以上待った方がいいよーと言われてすごすご帰ってくる
同じ学校の女子大生N美ちゃん(18才)が、自分のステイ先のオーナーの娘さんが旅行会社で働いていて、火山ツアーも取り扱っているし、なんなら値引きもするよーと言われて、S さんとその気になる
結局3人で行くことになりました
でも実際に登った人全員が、とてつもなく過酷だと言う・・・
しかも高山病の危険性もありうるとのこと
Sさんはちょっと怖がっていたけどN美ちゃんと2人で「大丈夫だってーー」と励ます
学校のみんなから「ところであこさんは大丈夫なんですか? 登山の経験はあるんですか?」と聞かれ
「実は自慢じゃないけど(ものすごく自慢だけど)私, 3か月前にエベレストのベースキャンプまで登ってきたんだよねーーだから全然大丈夫だよーーおーーほっほっほっほーー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とまあ、いろいろありましたが
1泊2日のツアー料金は450ケツアル(9000円)
水は1人2L持ってこいと書いてある
あと、寒さ対策でラム酒を持って行こう!とのこと
何でラム酒?
でも3人とも持って行く
いつも行くスーパーで売っていました
結構安いんですよね
1本320円 小瓶ですが・・・
- 旅行の満足度
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
朝7時40分に出発
集合場所はメルセー教会の横
8時までに来るように言われている
N美ちゃんとも合流し3人で待つことしばし
シャトルは来ない・・・
結局来たのは8時20分
アンティグアを出発し、ホコテナンゴという街で GateWay の事務所に着き、説明会が始まる
終始スペイン語でした・・・
3人ともなんとなくわかったような、わからないような・・・
そこで無料でジャケット、帽子、手袋を貸してもらえます
本日の昼食を受け取り、出発! -
1軒の民家に到着
そこで5ケツアル(100円)払ってトイレを借りる
そこにあったのはこちら、木の杖
10ケツアル(200円)
N美ちゃんはお金を払って借りていました
Sさんと私は借りませんでした(後悔・・・) -
さて、登山開始です
途中で入山料 100ケツアル(2000円)を徴収されます
初っ端からかなり厳しい!!
はーはーはーはーと息を切らして登っていると、Sさんからラインが入り「私にはムリなので、あきらめて帰ります」とのこと・・・・
マジですか・・・
ガイドの1人が(4人います)Sさんが座り込んでいる写真を私たちに見せて「彼女は帰った」と言います
N美ちゃんは「戻る決断をするのは、早いに越したことはない」と言っていました
確かに!!
あまりに過酷だったので、登っている最中は写真はほとんど撮れませんでした -
途中からずっと雨
雨対策をしていない私たちはリュックがずぶぬれ・・・
そして、めちゃめちゃ寒い・・
足元は泥を溶かしたような感じ
ぬっちゃ、ぬっちゃです
ここで転ぶとシャレにならない感じです
「私はサガルマータに挑戦した女!!」とブツブツつぶやきながら登っていました -
ホントにホントにきつかった!!
休憩は何回もあったけど、そこら中びしゃびしゃに濡れているので座れないし、ずっと立ったまま重いリュックを担いでいるだけ・・・
つらすぎる!!
N美ちゃんと「Sさん、帰って正解だったかも・・・」とひそひそ話していました・・・・ -
13時頃ようやく「昼食の時間だよ~~」の声が・・
ここまで長かった・・・ -
こちらが昼食 ブリート
あとは持参の水
とにかく寒いし、雨がザーザー降っているので、N美ちゃんと少しでも雨があたらないところで2人くっついて食べていました
野犬が大量にいて、食べている人たちの間から動こうとしません
野犬が膝の上に乗ってきたのでそれで暖を取っていました(イヤ、ホントにあったかいんですよ)
私も食べ残しをあげました -
16時頃ようやくキャンプ地に到着・・・
6時間くらいかかったかも
このテントに9人寝ます
しかも男女混合!
可哀想にN美ちゃんの横が男性で、しかも密着しているので、夜中寝がえり打つと目の前に男性の顔があって「チョービビった!」と言っていましたよ
本当にお互い密着しているんですよ・・・
左半分女性、右半分男性に分かれました
みんな汗びっしょりで着替えたいけど男性がいます
私ってあんまりそういうのは気にならないので、男性陣に背中向けて堂々と裸になって着替えていました
2人の白人女性、ドイツ人のエマ、ブルガリア人のマリアも、お構いなく裸になっていましたよ
そういえばN美ちゃんはどうしたんだろう・・・
しかもテントのドアが閉まらないのです
中から鍵をかけてようやく閉まるのですが、外から誰かが来るとそのたびに中の人がカギを開けなくてはいけないので、かなり大変でした
外は極寒なのに、ドアが開けっ放し・・・
悲しい・・・ -
-
ようやく少し晴れてきます
着いても他にすることがない・・
希望者は隣のフエゴ火山に登りに行きますが、まだ小雨が降っているし何より足場が最悪!
ぐちょぐちょで粘土みたいなんですよ
ほとんど参加しなかったような気がします
私たちのテントからはエルサルバドル人の男性3人が参加していました -
こちらがフエゴ火山
悲しいことに溶岩はまったく見えません
本当なら赤々と流れる溶岩が見えるはずなのに・・・ -
風が強く、すぐに火山は見えなくなります
-
こちが本日の夕食
ガイドが夕食の準備をする前に、水を徴収に来ます
1人1L提供します
それで夕食を作るそうです
19時半ころ、ガイドの1人がテントまで全員分の食事を持ってきてくれました
外はもーーのすごく寒いし、強風だし、小雨も降っているし、とても外で食事をできる感じじゃないので
あ、うすーいココアも配られました
でもぬるかった・・・ -
オリオン座が見えます
何が悲しいって、テントの中に明かりがない事!
真っ暗でお互いの顔も見えません
トイレに行きましたが、これもまた悲惨の一言・・・
まず、遠い! 階段をのぼって行かなきゃいけないのに真っ暗でよく見えないので転ぶ・・・
そしてトイレの中にも明かりがない!
もちろん紙はない!
どっぽんトイレ!
ドアが閉まらない!
鍵もない!
私はスマホのライトをつけながら用を足しましたが、N美ちゃんは「間違えて便器の中にスマホを落としたら一巻の終わりだから、私は真っ暗なままでいく!」と強気の発言! -
晴れてきたので夜景がよく見えます
美しい・・・
でも極寒!!
風が強いのなんのって・・・
とてもじっとしていられない寒さ・・・ -
20時半過ぎ、マリアが寝る体制になったので私も最後にもう一度トイレに行きます
真っ暗な中、トイレに行くのも一苦労・・・
そして、前述のようにテントは外から閉められず、外は極寒、私はテントの真ん中あたりに寝るので、夜トイレに行けないことが決定!!
つらすぎる!!
この年で、夜に一度もトイレに行けないのは死活問題ですよ!!
・・・でも我慢するしかないのですよね・・・
結局一睡もできませんでした・・・ -
翌日の朝
午前4時起床ね、と言われていたので、さすがに3時半になればトイレに行ってもいいよねーーと、スマホのライトをつけて外に出ます(ぎっしり詰めて寝ているので、みんなを踏んづける危険性大!!もーのすごく気を付けて歩きます)
でもやっぱり外からドアは閉められないので、開けっ放しでトイレに行くことに・・・
みんな!! 極寒なのにごめんね!!
しかもしばらく無駄なあがきでドアを閉められないか奮闘していたら、犬にものすごい勢いで吠えれらます・・・
あーーーみんな起きてしまっただろうなあ~~
ホントにごめんなさい!!
(後でN美ちゃんに、犬の吠える声で目が覚めたーーと言われました・・・)
7時間ぶりのトイレ!!
人生初の長時間我慢大会・・・
おむつ、持ってくればよかった!!と、どれだけ後悔したことか・・・
ちなみに、ここのキャンプ地には水がありませんでした
つまり、顔も洗えず、トイレ後に手も洗えず、もちろん歯も磨けず・・・
なんてこった!!
用意周到なN美ちゃんが歯磨きシートを持ってきていたので、一枚もらって2人でしこしこ指で歯を磨きました・・・
色々なキャンプ地がある中で、ここはたぶんハズレだったのでしょう・・・
化粧も落とさずそのまま寝てしまいましたよ
しかもコンタクトも入れられない!!
なんてこった、再び・・・ -
4時少し前にガイドがみんなを起こしに来ます
うちのキャビンは、マリアを除き全員が朝日を見るツアーに参加します
そしてまたまた非常に後悔・・・
なんで起き抜けにこんなハードな運動をしているのか・・
フルマラソン並みの激しさでしたよ
起き抜けに!!
しかもみんな頭にヘッドライトをつけている
つけていないのは私とN美ちゃんだけ。
よって私たちはものすごいきつい傾斜をスマホのライト片手に登る羽目に・・・(泣)(真っ暗な中、足元が見えないと転びまくること確実でございます)
アグア山がきれいに見えますね
いつもアンティグアから見ていたものの後ろ側を見ています
山の向こうが、アンティグアです -
既に全身から汗が噴き出ています(極寒なのに・・・)
-
1時間半かかって、5時45分頃に頂上に到着
そこはすさまじい風が吹き荒れる極寒の地・・・
マジで6時24分の日の出を見るのか・・・
その前に凍え死にそう・・・
ムリかも
あまりにすごい風で前を向いていられない・・・
でもN美ちゃんとエマは超ポジティブで、写真を撮りまくり、そこら辺をぴょんぴょん飛び跳ねている
え??ナニしてるの??
と聞くと、寒さ対策のために運動しているという…(絶句)
「あこさんも一緒にやりましょうよ~」
と言われ、もうヤケクソで参加し、3人でぴょんぴょん飛び跳ねていました・・・・・・・・・・・・・・ -
結構な人がいます
みんな寒くないのかな? -
そろそろ日の出の時間です
凍え死ぬ前に戻りたい・・・ -
アグア山再び
-
お~~太陽がちらっと見えるのがわかりますか?
-
お~~~
-
きれい~~
-
昇ってきたーーー
-
あたりもなんとなく明るくなってきて一安心
-
日の出の5分後に、ガイドが「そろそろ降りるよー」とみんなに声をかけています
-
それでは戻ります
でもここからが地獄再び・・・でした -
火山灰の土はさらさらで滑りまくる
転ばないように必死でしたが、キャンプ地からの帰りはこんなもんじゃなかったのです・・・ -
見てくださいよ! この傾斜を!!
-
本当に!本当に!滑るんですよ・・・・
-
ものすごい傾斜でしょ!
もう歩くというより、滑りながら降りていました -
太陽は昇ったけど、相変わらず寒い・・・
でも運動していると少しはマシかも -
フエゴ山
相変わらず溶岩は見えません -
ずんずん滑りながら下っていきます
-
すごい傾斜再び・・・
-
ようやくキャンプ地が見えてきました
-
日の出ツアーに行かなかった人たちがすでに朝食を食べています
-
パウンドケーキみたいのと、コーヒー
私たちも早速いただきます -
荷物を片付けて帰る準備
寝袋はそのままでいいそうです -
7時半にはキャンプ地を出発します
-
-
帰りもやっぱり傾斜がひどく急で、みなさんストックを持っていました。
私は疲れのせいか、転びまくり
誇張なしで50回以上転んでしまい、見かねた白人女性がストックを1本貸してくれたほどです・・
申し訳ないので、次の休憩時間に彼女にストックを返します
さらに転びまくる私に今度はN美ちゃんが木の杖を貸してくれます
一旦は固辞した私ですが「もう、見ていられないので・・」とまで言われ、しぶしぶお借りしました・・・
ちなみに翌日は全身が筋肉痛で、ほとんど動けませんでした
よろよろ歩いている私を見て、先生方は大笑いしていました・・・
何とか11時頃には下に着き、しばらく待って無事シャトルに乗ります
来るとき立ち寄った事務所で借りたものを返し、メルセー教会のそばで降ろされます
日曜市をやっていたので、食べるものを購入してN美ちゃんと別れ、とぼとぼ歩いて帰宅しました・・・
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旅行記グループ
2025年 グアテマラ
この旅行記へのコメント (8)
-
- おくさん 2025/11/21 14:36:16
- お疲れさま
- 相変わらず凄いことやってますね。
無事に戻れて良かったです。
ホント、疲れてると足が踏ん張れないから転んだり藪に突っ込んだりするんですよね。
お疲れさまでした。
- あこちゃんさん からの返信 2025/11/21 20:21:48
- Re: お疲れさま
- おくさん
いつもコメント、ありがとうございます!
ようやく巡礼の旅行記に取り掛かれそうです
ここまで長かったです・・・
おくさんの巡礼旅行記、毎回楽しんで読んでいます
次回があるとすれば、間違いなく『北の道』です・・といいたいくらい素晴らしい道ですね
これからも楽しみにしていますね!
- おくさん からの返信 2025/11/21 20:34:54
- Re: お疲れさま
- おっ、待ってました~。
あこちゃんさんのカミーノがどんなだったか興味津々で待ってます。
北の道は数あるカミーノで私が一番美しいと思ってる道です。
ハードさも一番ですが、それでも魅力的なカミーノなので、是非歩きに行ってください。
今年は3回目の北の道でしたが、怪我を押して出発したのでとんでもなく苦労しました。
でもやっぱり行けて良かったです。
- あこちゃんさん からの返信 2025/11/21 22:26:56
- Re: お疲れさま
- おくさんは毎年行かれていて、本当にすごいなーーと思います
心から尊敬します!!
私も、最後にフィステラとムシアに行ったとき、北の道を歩いてきたという日本人女性にお会いしたのですが、本当に良かったーーと絶賛していらしたので、あこがれが強くなりました!
おくさんはもちろん来年も巡礼に行かれるのですよね!
- おくさん からの返信 2025/11/22 02:46:58
- Re: お疲れさま
- いやいや、尊敬なんてとんでもない。
ただ好きなことをやってるだけで、誰の役にも立ってませんから。
今年の巡礼後半は腰痛に悩まされまして、未だに治ってません。
腰痛が何とかなってくれれば来年も行きたいのですが、今のままだと苦労するのが目に見えているので様子を見ている所です。
あと、円安が激しいのも凄く気になります。
航空券が激安なのでもあると、ひょっこり買ってしまうかも知れませんが。
- あこちゃんさん からの返信 2025/11/22 08:16:30
- Re: お疲れさま
- そうですよね!
ホントにこの円安は何とかして欲しいものです・・・
とても外食なんてできませんよね
私はカミーノ中、カフェで朝食を食べたのは、たった一回のみ!
ちょっと朝食を食べただけで5~8ユーロくらいしますものねーー
とても続けられませんでした
お金を節約しようと思ったら、どうしても食費を削ることになりますし・・
これからもおくさんの旅行記、楽しみにしています!
-
- 黒犬さん 2025/11/21 11:25:31
- 楽しかったです!
- 登山の様子や山頂からの景色、星空と没入できて楽しめました。楽して疑似体験させてもらって、ありがとうございます🙏
- あこちゃんさん からの返信 2025/11/21 12:25:55
- Re: 楽しかったです!
- 黒犬さま
こんにちは!
いつもコメント、ありがとうございます。
アカテナンゴのことは、楽しかったよりつらかった思い出のほうが多いですねー
あれから何回かN美ちゃんとご飯を食べましたが(わざわざ東京まで行って!)お互いあの時のことを語ると遠い目になってしまいます
まあ、つらかったことも時が過ぎればいい思い出になってくれるものなんですが。。。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
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