久留米柳坂曽根の櫨並木の紅葉

2025/11/13 - 2025/11/13

久留米柳坂曽根の櫨並木の紅葉見物に出かけました。現地では11月23日からハゼ祭が開催されるようですが、その頃は大混雑するのでちょっとと早いかなと思いましたが出かけました。先ずは西鉄電車大牟田線で久留米まで行き、駅からは徒歩で五穀神社を目指します。先に有名なラーメン店があるので昼食を済ませて、五穀神社にお参りしました。次に西鉄バス(25番)を五穀神社から柳坂まで利用して、柳坂曽根の櫨並木を歩きました。櫨並木は期待外れで残念でした。先日の強い風で紅葉がかなり飛び散ったようです。少し歩くと数か所きれいな紅葉が残っていたので、物足りなさはありますが一応満足しました。その後は道の駅くるめで現地の農産物を購入し、西鉄バスで津遊川から乗車し西鉄久留米駅まで戻り、西鉄大牟田線で福岡市まで戻りました。

エリア 久留米(福岡)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ちょっと肌寒い季節になってきたので、温かいものが欲しくなってきました。そろそろ久留米市柳坂曽根の櫨並木の紅葉が見ごろかと思って出かけました。久留米まで足を伸ばすのだからと思って、まだ食べたことのない有名な大砲ラーメンもいただく計画です。この市全体の観光案内図を見て、食事後は五穀神社、中央公園、柳坂曽根の櫨並木散策に決定しました。

まず最初は久留米で大人気のラーメン店、大砲ラーメン本店です。ランチタイムは店頭に並ばないといけないので11時半前にお店に行きました。作戦成功！待たずにカウンター席に案内されました。

大砲ラーメン 本店 グルメ・レストラン

さっそくメニューを拝見しました。普通のラーメン(大盛)にするか悩みましたが、注文したのはワンタン入りラーメン。スープは呼び戻しスープのものを選びました。

ワンタン入りラーメンです。カウンター上にある千切り紅生姜や、スリゴマなどの無料トッピングを加えることにします。屋台味のこってり系スープはちょっと苦手なので呼び戻しスープにして正解でした。麺の硬さは普通、あっさりした味のスープで食べやすいです。

大砲ラーメンで早目の食事を終えて、お隣りにある五穀神社の参拝をします。一の鳥居から境内の方を撮影しました。五穀豊穣を祈願して久留米藩七代藩主である有馬頼徸(よりゆき)公が創建した神社です。

五穀神社 寺・神社・教会

二の鳥居です。縄を張っただけの鳥居です。これより神域になるということを示しています。

二の鳥居横にある「からくり儀右衛門」の話を読みます。1799年久留米に生まれたからくり儀右衛門こと田中久重は五穀神社の祭礼では水からくりを披露し評判を呼びました。1873年には東京銀座に電信機関係の会社を設立し、この会社はのちの東芝の基礎になりましたと書かれています。

二の鳥居を過ぎると神橋と呼ばれるアーチ形の石橋があります。1806年に寄贈されたもので久留米市有形文化財です。

二の鳥居、太鼓橋を渡ると「郷学の森」に久留米市出身の著名な6人(井上伝、田中久重、倉田泰蔵、石橋正二郎、石橋徳次郎、楢橋渡)の胸像が置かれています。井上伝(左の胸像)は1789年に久留米市で生まれ、独自の絣の図案を考案した久留米絣創始者として知られています。田中久重は1799年に久留米で生まれ、「からくり儀右衛門」と呼ばれた人で芝浦製作所(後の東芝の重電部門)の創業者です。

石橋正二郎翁の胸像です。1889年に久留米で生まれ、現在の世界的企業ブリジストンの基になったブリジストンタイヤを創業した人物です。優れた企業経営者でもありますが、数々の社会的貢献を行った人物でもあります。

豊宇気比売神を主祭神として、東芝の創業者である田中久重ゆかりの神社である五穀神社の拝殿です。

続いて中央公園に入ります。中央公園のシンボルである滝island九州です。

久留米市民流水プールです。もちろんこの時期には閉鎖されています。夏になるとたくさんの子供たちが利用します。ウォータースライダー、幼児用プールなどがあり人気があるようです。

県内の大会が開催される本格的な陸上競技場も備えています。サブトラックが隣接されているので選手たちにも好評のようです。。

久留米市鳥類センターもあります。希少な鳥類が見られるだけでなく、小動物とのふれあいもできるので子供たちにも人気があります。観覧車のある遊園地も隣接しているので楽しめる施設です。

久留米中央公園から柳坂曽根の櫨並木に移動してきました。西鉄バスの25番で五穀神社から柳坂まで乗車しました。バス停で降車するとすぐ目の前が櫨並木です。1964年に天然記念物に指定され、南北約1.2kmに現在約200本が櫨の並木道です。

柳坂曽根の櫨並木 紅葉

櫨の実は西日本の特産物の一つで、江戸時代中期には各地で栽培されました。久留米藩も1730年に初めて栽培され、伊吉櫨が生まれ筑後櫨の名前が知られるようになりました。

久留米の生んだ洋画家である青木繁の詠んだ歌「わが国は 筑紫の国や　白日別　母います国　櫨多き国」は歌碑になっています。

青木繁の歌碑と櫨並木です。この辺りはまだ青葉でした。

強風の碑があり櫨の葉がずいぶん落ちたようです。北の方に向かうと何か所かは紅葉が残っているので少し満足できました。

道の駅くるめです。周辺の新鮮な農産物や加工食品が豊富に並んでいます。価格もリーズナブルなので購入して持ち帰りました。

ほとめきの里 道の駅くるめ 道の駅

道の駅くるめの農産物販売エリアです。道の駅にしては地元のお客さんが多いようなので、新鮮さや価格面でも良いものを提供してくれていると思います。主に野菜類を購入しました。