近江八幡観光と近江牛ランチの日帰り旅行

2025/11/07 - 2025/11/07

なかなか行けなかった近江八幡は豊臣家2代目関白である豊臣秀次が開発した城下町で、琵琶湖の水運に恵まれ近江商人発祥の地としても知られています。情緒あふれる町並みが広がる八幡堀を中心にした地域には白壁の土蔵や古い商家の情緒あふれる町並みが広がっています。近江八幡駅からは近江バスで八幡ロープウェー口まで移動し、まず日牟禮八幡宮に参拝した後、八幡ロープウェーで八幡山に登り、村雲御所瑞龍寺にお参りしました。本丸、三の丸や出丸からは近江平野や琵琶湖、比叡山まで一望できる素晴らしい眺望があります。下山後はちょっと早めのお昼でしたが、近江牛すき焼きをいただきました。最後に白雲館観光案内所でいただいた案内図をもとに八幡堀周辺を散策しました。

エリア 滋賀

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

新快速を利用して近江八幡駅に到着しました。駅北口にある観光案内書で資料をもらってから、八幡堀までは近江バスに乗車し八幡堀・八幡山ロープウェー口に向かいました。

近江八幡駅 駅

白雲館内はまだ空いていないので、その前にある日牟禮八幡宮の鳥居をくぐりました。日牟禮八幡宮に参拝した後、八幡山ロープウェーに向かいます。

八幡山ロープウェーに向かいますが、途中にある日牟禮八幡宮にまず参拝します。立派な楼門がありますが、厄除け、勝運、安産、縁結びのご利益があるそうです。

日牟禮八幡宮の本殿です。長い歴史を持つ神社で、誉田別尊、息長足姫尊、比売神の三神をご祭神としています。商売繁盛や厄除けのご利益があるとされ、近江商人の信仰を集めていました。

日牟禮八幡宮に参拝した後、八幡山の方に向かうとロープウェー駅があります。標高271.9mの山頂には1585年豊臣秀次が築いた八幡山城址があります。

ロープウェーのゴンドラの中からはロープウェーの公園駅や近江八幡の市街地がよく見えます。

八幡城址駅に着いた後、初めにお願い地蔵尊にお参りします。お堂は小さくて中には数人程度しか入れません。また堂内にはたくさんのお地蔵さんが安置されています。

八幡山ロープウェーで山頂駅に到着すると写真のような山頂の分かりやすい地図があります。この地図に従って進んできます。

山頂に建てられた村雲御所瑞龍寺への案内に従って二の丸か址を通り、村雲御所瑞龍寺まで行きます。

八幡山城二の丸址からは琵琶湖と対岸の比良山系の山々を望むことができます。八幡堀と琵琶湖を水路で結び、水上輸送を活発にして近江商人の活躍につなげたことがよく分かります。

太閤豊臣秀吉の実姉、羽柴智の方の子息である関白豊臣秀次は非業の死を遂げ、秀次一門は処刑されました。その菩提を弔うために羽柴智の方は出家し、日秀尼となりました。1596年日秀尼は天皇から京都嵯峨の村雲の寺地と瑞龍寺の寺号、菊花御紋などを賜り、この寺が創建されました。

八幡山は「恋人の聖地サテライト」に選定されている場所でもあります。村雲御所瑞龍寺の境内にはハート形のモチーフがあります。このモチーフにはおみくじだと思いますが、沢山結び付けてありました。まさに恋のパワースポットです。

出丸からの眺望です。手前右手の山は琵琶湖湖岸にある岡山(標高188m)、左手奥に霞んで見える姿のよい山が比叡山(標高848m)です。

近江バスの八幡堀・八幡山ロープウェー口停留所にある白雲館観光案内所に八幡堀一帯の情報集めに行きました。1877年に建てられ修復を経た白いレトロな建物が観光案内所です。

白雲館内部1階に観光案内所があります。外観に劣らないレトロ感があります。近江八幡はもちろんですが滋賀県全体の観光案内もできるそうです。

近江八幡駅や八幡堀周辺には近江牛が味わえる多くのお店があります。どこで食事をするか迷ったあげく、八幡堀近くの近江牛西川まるたけにしました。近江牛の生産から販売まで行っておられるそうです。

バス旅行の団体さんが来ると大変なので、開店直後の11:10分ころに行きました。この時間帯は予約なしでもスムーズに席に案内されました。写真は近江牛西川まるたけのメニューです。すきやき、しゃぶしゃぶ、鉄板焼きなどがあります。近江牛は絶対すき焼きと思い込んでいるので、すき焼きを注文しました。

10分余り待って写真のようなすき焼きが提供されました。さすがに近江牛は美味しいです。非常に柔らかくて脂っこいさがなく食べやすいです。近江八幡の名物の赤コンニャクも付いています。

八幡堀付近には古い商家が残り風情があります。国の重要伝統的建造物群保存地区でもあります。ここは岡田弥三右衛門邸です。江戸時代初期の商人で、蝦夷地に進出した近江商人とされています。

近江八幡と言えば軟膏薬「メンソレータム」で有名な(株)近江兄弟社の本社があります。

八幡堀の風情ある風景を水面近くから撮影しました。豊臣秀次の城下町として栄える基礎となった水路です。琵琶湖の水運と結び近江商人の活躍を支えました。

(株)近江兄弟社の本社の前にはウィリアム・メレル・ヴォーリズの像があります。近江八幡市の名誉市民でもあるアメリカ人宣教師です。キリスト教精神に基づく理想社会を実現するために近江八幡市で亡くなるまでの約60年間社会福祉活動を行いました。

よく近江八幡の観光パンフレットなどで見かける八幡堀の風景です。この場所は日牟禮八幡宮に向かう途中の白雲橋から八幡堀巡りの出発点を見たものです。