2024/09/04 - 2024/09/04
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piglet2017さん
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2024年度は、かつてのヴェネツィア共和国の領土を中心に、北イタリアの世界遺産を巡ってきました。
5つ星ホテルを自称しているにもかかわらず、驚いたことに24時間営業ではないDuchessa Isabella Collectionのおかげで、フェッラーラの観光時間が大幅に減ってしまいました。残り3時間で、市庁舎、カテドラーレ美術館、スキファノイア宮殿を駆け足で見学、なんとかツーリストカードの元を取ることができました。
スキファノイア宮殿の月歴の間「5月ふたご座」。双子どころか、夥しい数の赤ちゃんが、人間界に生まれるための列に並んでいるように見えます。
- 旅行の満足度
- 4.0
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フェッラーラ到着時、扉が普通の鍵ではなく南京錠でぐるぐる巻きに施錠され人の気配が全くなかったホテルDuchessa Isabella Collection。チェックイン手続き開始の15時過ぎに恐る恐る様子を見にいくと、先ほどは閉まっていた扉が開放されていてとりあえず一安心しました。受付にいた女性一人で対応しているようで、「豊富なビュッフェ式朝食」も一方的にキャンセルされ、今やホテルどころかB&Bでもなく、部屋(Bed)のみの提供になっていました。
Duchessa Isabella Hotel & SPA ホテル
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ホテルから旧市街に向かう途中にある人気ジェラート店La Romanaに立ち寄りました。涼しい店内はカフェのようになっていて、座ってゆっくりジェラートをいただけます。ホームページには珍しいフレーバーがたくさん掲載されていたので期待していましたが、実際には定番ジェラートしかなく、いちごとレモン、ピスタチオとこのお店の創業年が商品名になっているCrema dal 1947を試しました。Crema dal 1947は確かにおいしいアイスクリームでした。
ジェラテリア ロマーナ (フェラーラ) スイーツ
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トレント・トリエステ広場まで来ました。さきほどエステンセ城のライオンの塔からも見えたピンクと白のストライプ模様の鐘楼がありました。
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鐘楼の隣は、中世から続くアーケード商店街になっています。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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上階の回廊の柱はただの円柱ではなく、ギザギザの柱など見たことのないデザインの柱が並んでいます。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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サン・ジョルジョ大聖堂も2012年のイタリア北部地震で被害を受けたようで、10年以上経過した現在もファサードを修復していました。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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唯一見学できたのは、中央扉上にあるロマネスク彫刻です。聖堂名にもなっている聖ジョージがドラゴンをやっつけています。工事幕の内側に侵入して、わざわざレリーフ彫刻の聖ジョージの頭の上で休憩するほど、鳩からも評価されている作品のようです。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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ドラゴンの下には、イエスの物語彫刻が並んでいます。右側はラヴェンナの洗礼堂のモザイクでも見てきた「イエスの洗礼」です。ヨルダン川の水が掛布団のようで、熱を出したイエスを親戚のお兄さんヨハネが看病している場面に見えてしまいました。
サンジョルジョ大聖堂 寺院・教会
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サン・ジョルジョ大聖堂の向かいには、13世紀に建てられたエステ家の最初の邸宅、エステ公爵宮殿がありました。現在は市庁舎として使われています。
市庁舎 (ムニチパーレ宮) 建造物
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入口アーチの右側にはニッコロ3世の騎馬像があります。エステンセ城で、長男ウーゴと2番目の妻パリシーナの牢獄をのぞいてきましたが、2人を斬首した当人です。左側の像は、初代フェッラーラ公となったウーゴの弟のボルソです。
市庁舎 (ムニチパーレ宮) 建造物
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ホームページに見学無料との記載があったので受付で申し出ると、警備員さんが3つの部屋を案内してくれました。一番豪華な部屋、公爵夫人のドレッシングルームです。大きめのクローゼットの中に入ったかのようなとても小さな部屋ですが、壁には金箔が貼られています。ルクレツィア・ボルジアの長男、エルコレ2世の娘たちのためにつくられたそうです。
市庁舎 (ムニチパーレ宮) 建造物
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天井には、太陽の馬車に乗った暁の女神エオスが描かれていました。
市庁舎 (ムニチパーレ宮) 建造物
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世界に朝を運んでくる暁の女神エオスはエステ家お気に入りのテーマで、エステンセ城にも専用の部屋がありました。
エステンセ城 城・宮殿
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アーチ上の白いバルコニーがある部屋は、フレスコ画で装飾されています。ドラゴンから王女を解放する聖ジョージも描かれていました。悲劇に終わったウーゴとパリシーナの秘密の恋のフレスコ画もありました。
市庁舎 (ムニチパーレ宮) 建造物
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トレント・トリエステ広場を挟んでサン・ジョルジョ大聖堂向かいにある旧サン・ロマーノ修道院が、大聖堂付属美術館になっていました。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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井戸がある修道院の回廊です。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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8世紀の教会説教壇に施された彫刻、鳥が大きな野イチゴを食べています。野イチゴのつぶつぶ表現がおもしろいです。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ミケランジェロにも影響を与えた彫刻家ヤコポ・デッラ・クエルチャの「ザクロの聖母」です。イエスが持っているのは、フェッラーラのパンらしいです。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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フェッラーラのパンを食べる機会はなかったので、イエスが持っているのがパンかどうかも判別できませんでしたが、後日ヴェローナで見たキリコ「遠方の友からの挨拶」に描かれていました。赤いキャンバスの上に置かれているのがフェッラーラのパンだそうです。
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13世紀の月歴の彫刻には、季節ごとの農作業の様子が描かれています。7月は小麦の脱穀です。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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9月はぶどうの収穫です。キャップに隠れた耳、手に浮き出た血管、柳で編まれた籠まで、非常に写実的な彫刻です。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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かつて、大聖堂の主祭壇を飾っていた「聖ジョージ」、通称ガロファロの作品です。モデルがいそうな雰囲気の親しみやすい聖ジョージです。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは、フェッラーラ生まれの画家コズメ・トゥーラが、オルガンの扉に描いたフェッラーラの守護聖人ジョージです。衝立のように大きな作品でした。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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同じくコズメ・トゥーラ「受胎告知」。マリアの頭上に、赤いひもでつながれたマリアの飼い猫の姿が描かれていました。
カテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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大聖堂付属美術館から徒歩15分のところにあるエステ家の別荘、スキファノイア宮殿にやってきました。父親に斬首されたウーゴの弟、レオネッロが記念メダル作家ピサネロに注文したメダルコレクションが展示されていました。こちらは「目隠しをしたオオヤマネコ」です。オオヤマネコは目隠しされていても、すべてを見透かす鋭い視力を持っていると考えられていたそうです。
イタリアに来て3日目ですが、高い天井に残された美術作品を見上げる機会が多いイタリアでは、視力が良くないと上の方はぼんやりしてよく見えないので、100%楽しむことはできないことを痛感させられました。肉眼では見えなかった画像を捉えてくれるカメラに助けられての旅となっています。スキファノイア宮殿 城・宮殿
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スキファノイア宮殿のメイン展示室「12か月の間」です。ウーゴの弟のボルソが、教皇パウルス2世からフェッラーラ公の称号を授与され、フェッラーラ公国が成立したお祝いに描かれたフレスコ画が壁を飾っています。上が神々の世界、真ん中が星座、下が人間界です。こちらは「3月」で星座は牡羊座となっていました。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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右手に狩りに出かけるボルソ公、左に鷹匠、その上ではさっそく猟犬たちがウサギを追いかけています。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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こちらの犬は、ボルソ公の馬の足元で、鴨に気をとられています。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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貴人の子供の脚にすがりついている猿もいました。ペットなのでしょうか。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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「4月」の神々の世界では、白鳥にひかれた優雅な船に乗った愛の女神ヴィーナスの前で、軍神マルスがひざまずいています。繁殖力の高いウサギ達があちこちにいて、愛の季節であることを示しています。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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背景には三美神、その下には楽器を持ったミュージシャンたちが立っています。恋人たちの頭の上にある2本のフルートも、豊饒の象徴だそうです。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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4月の人間界では、右手でボルソ公が道化師に報酬を与えています。左手には狩りから戻ってきたボルソ公。その間に座っている延臣は、我々鑑賞者に、ボルソ公の世界に来てみませんかと誘っています。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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サギと鳩が戦っているアーチの上では、13世紀から続くフェッラーラのお祭りパリオの競馬レースが行われていました。スキファノイア宮殿も「12か月の間」だけエアコンが効いていて、快適に鑑賞できました。
スキファノイア宮殿 城・宮殿
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フェッラーラで最も古いヴォルテ通りを歩いてホテルに戻りました。この静かな通りが、中世ではメインストリートだったそうです。
ヴォルテ通り 旧市街・古い町並み
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通りの両側の建物をつなぐ高架通路をヴォルテと呼ぶそうです。通りはごつごつとした玉石敷きの舗装で、歩くと痛い通りでした。
ヴォルテ通り 旧市街・古い町並み
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まるでトンネルのようにアーチが続いていて、人通りが少ないこともあってか、中世の雰囲気が味わえる通りでした。
ヴォルテ通り 旧市街・古い町並み
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エステンセ城まで戻ってきました。お城の前で、ボルジア家の教皇アレッサンドロ6世によって破門された修道士サヴォナローラが、激しく説教していました。サヴォナローラはフェッラーラ生まれなんだそうです。
この後、ディアマンティ駐車場まで歩いて車を取りに行きホテルに移動しました。ヨーロッパ最古の居酒屋でかぼちゃのパスタなどの郷土料理を試したかったのですが、たくさん歩いたため疲れ切って、もう一度町へ出て行く気力が出てきませんでした。日本から持ってきた完全メシ焼きそばを夕食代わりとしました。フェッラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯 旧市街・古い町並み
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