大阪の庶民的な街、天王寺や新世界を満喫する旅

2025/10/16 - 2025/10/16

大阪らしい雰囲気がある天王寺や新世界を満喫しました。日帰りでもあるので前回までに訪問したところは省略しました。その行程はホテル近くの南森町駅から地下鉄堺筋線を利用し恵美須町駅まで移動しました。最初に大阪の方が亡くなると納骨先に一心寺を選ぶ方が多いのでお参りをしました。次に新世界に戻り、街の雰囲気を楽しんだ後に人気のある大興寿司本店でランチにしました。この寿司店は午前11時に開店しますので、その10分ほど前に店頭に行き入店は一巡目でしたので、正午すぎにはお腹一杯の状態になって次の目的地である茶臼山に向かいました。すでに天王寺動物園や大阪市美術館は以前入ったことがあるので素通りします。茶臼山はご存じの通り勇将真田幸村が大坂夏の陣で奮戦した場所です。幸村は近くの安居神社で徳川方に討ち取られたそうですから、安居神社も参拝しました。そのあとはJR天王寺駅から環状線に乗り桜ノ宮駅で下車しホテルに向かいました。

エリア ミナミ（難波・天王寺）(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

地下鉄堺筋線恵美須町駅で下車し、国道25号線を10分ほど歩いて一心寺に向かいます。国道２５号線の歩道にはかっての道標がありました。「すぐ天王寺　平野、左は松屋町　八軒家」とあります。八軒家は京都伏見から来る三十石船の船着き場で、八軒の船宿があったことからこの地名がつきました。

一心寺の山門は黒光りする巨大な鉄製です。現代アートですね。コンクリートの柱の上に鉄とガラスの屋根が載せてあります。ほかのお寺のものと異なる仁王像も一対あります。法然上人が草庵を結んだのが始まりとされる浄土宗のお寺です。

一心寺 寺・神社・教会

一心寺の大本堂です。本堂に上がるのには長い列の後ろに並んで受付を済ます必要があるので、本堂前からお参りしました。

骨佛(骨仏)の寺として有名な一心寺は本堂の左手に納骨堂と骨佛堂があります。遺骨で作られた骨佛(阿弥陀如来坐像)が安置されています。この納骨堂は昭和32年に再建されました。戦後の骨佛のうちの最初の三体が安置されています。現在も骨佛は約10年に一体開眼されています。

一心寺のお参りを済ませてから通天閣に向かいます。春日通りと呼ばれる路地から見た通天閣です。昭和に戻ったような風情でした。

通天閣 名所・史跡

通天閣の真下には、大阪名物の串かつだるま新世界総本店があります。大阪には多くの串かつ店がありますが、最も知名度の高い店が「だるま」です。サクッとした食感の衣で油で胃がもたれることもありません。

元祖串かつ だるま 通天閣店 グルメ・レストラン

新世界の南に位置する商店街です。ジャンジャン町という名は昔は三味線などの音がにぎやかだったのでこの名がついたようです。狭い道幅の両側に多くの飲食店などが多く並んでいます。

ジャンジャン横丁 (南陽通商店街) 名所・史跡

人気の大興寿司本店で昼食にお寿司をいただきました。午前11時の開店時間少し前に店頭に到着しましたが。すでに10人ほどのお客さんが開店を待っていました。このお店の看板は寿司職人がにぎり寿司を握っているように指が動きます。また店名の看板下にはネタと価格が書かれている明朗価格です。

大興寿司 本店 グルメ・レストラン

店頭の看板にもありますが店内にもネタごとに価格が書かれています。明朗価格で安心です。また新世界のお寿司は3貫で提供されるものがほとんどです。お寿司の注文はカウンターにある紙片にネタ名を書きて渡すだけです。

1回目の注文で提供されたお寿司です。8種類のネタで23貫。このあと追加で4種類12貫を注文しました。あさりの赤出汁も含めて3千円余りの超安価です。お腹一杯いただきました。

天王寺動物園の入場口横から大阪市立美術館に向かう通路から見えるあべのハルカスです。この日は小雨が降ったりする天気でしたので、あべのハルカスから絶景が見られないと思って中止にしました。

さらに進むと大阪市立美術館です。住友家本邸があった天王寺公園の中にあります。美術館をの建てるために住友家から庭園(慶沢園)と併せて大阪市に寄贈され、昭和11年5月に開館した美術館です。美術館前を左に曲がって茶臼山に向かいます。

昭和11年5月に開館した美術館です。この本館に加えて平成4年に美術館の正面地下に設けた地下展覧会室ができ、展示室は地上3階、地下1階になりました。本館展示室では、特別展覧会やコレクション展示が開催されている。

大阪市立美術館 美術館・博物館

茶臼山公園です。河底池(かわぞこいけ)に架かる赤い欄干の橋を渡ると茶臼山山頂(標高26m)は間近です。ここは大坂冬の陣では徳川家康の本陣、夏の陣では真田幸村が本陣を構えたところです。

茶臼山の登り口です。大坂夏の陣の天王寺口の戦いがあった場所です。河底池の赤い欄干の橋を渡り少し進むとこの場所に到着します。

大阪五低山の一つ、茶臼山山頂です。標高26mの山頂には三角点が設けられています。

山頂には大坂夏の陣の資料、陣の配置図、石碑などがたくさんあります。

茶臼山公園から国道２５号線に再び出て、一心寺前の交差点を渡り西に少し歩くと安居神社前に着きます。真田幸村終焉の地として有名な場所です。健康成就や病気平癒、学業成就、合格祈願のご利益がある神様でもあります。

安居神社 寺・神社・教会

神社左手には真田幸村終焉の地であることの石碑があります。

本殿の右横にある真田幸村公之像と真田幸村戦死跡之碑です。ここは激烈な天王寺口の戦いに疲れた真田幸村が休息していた時に討ち取られたといわれています。

安居神社本殿です。ご神体は少彦名神です。健康成就や病気平癒、学業成就、合格祈願のご利益がある神様でもあります。

安居神社参拝の後、国道25号線を東に歩き、四天王寺前から旧熊野街道を通りJR 天王寺駅まで歩きます。熊野街道であることを示す石標です。京都伏見から淀川を下って大阪に到着するときの船着き場八軒家から4.7㎞の地点です。

JR 天王寺駅までは熊野街道から谷町筋を歩きます。途中堀越神社にも参拝しました。?聖徳太子により四天王寺七宮の一つとして創建され、ご祭神は大使の伯父崇峻天皇です。厄除け、開運の神社としてお参りの人が絶えません。

堀越神社 寺・神社・教会