2025/08/19 - 2025/08/30
306位(同エリア594件中)
ミキさん
2025年夏にオーストリアのインスブルックに滞在しました。仕事での滞在でしたが、空き時間が結構あったので市内を観光しました。
2日目はベルクイーゼル・ジャンプ台に登ることにしました。
★チロル地方 インスブルック滞在① カラフルな旧市街さんぽ
https://4travel.jp/travelogue/12001184/
★インスブルックから日帰り遠足 ハイキング&ヴァイオリン&フレスコ画の街ミッテンヴァルト
https://4travel.jp/travelogue/12000488/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ベルクイーゼル・ジャンプ台は徒歩でも行けなくはない距離でしたが、登り道になるので行きはバスに乗ることにしました。中央駅から出ていて、スキー台に近いバス停まで行くバスは本数は少なめ。
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パステルカラーの素敵なバス。
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中央駅から10分ほどで最寄りのバス停Innsbruck Tirol Panoramaに着きました。その名の通りちょっとした展望台になっています。
街方面は線路と高速道路でごちゃっとしていましたが、山の方の眺めはなかなかでした。 -
フランツ・ヨーゼフ1世の銅像などを見ながらジャンプ台に向けて少しだけ歩きます。
ジャンプ台までは5分程度で着きました。チケット売り場のおじさんが席を外していてなかなか現れず、これは不正入場できちゃうなあと思いながらしばらく待ちました。 -
入場しました。なかなかに迫力があります!
周りを見回すこと数分、突然上方からシャーっという音が。
何かと思ったら、スキージャンプの選手が上から飛び出してきました∑(゚Д゚)
びっくり。
そしてすごいスピードで着地。ダイナミックです。かっこいい!
着地の衝撃が凄まじそう。
芝生に自動で水撒きをして、夏でも練習できるように管理しているようです。ベルクイーゼル ジャンプ台 現代・近代建築
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観客席はカラフルで明るい雰囲気です。
朝だからか人が少ないです。ものすごくのんびりした空気です。 -
こんなまったりスポットもありました。ここでお弁当を食べたり冷たい飲み物でも飲んだりしながら選手のジャンプを見るのは最高の気分だと思います。
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このジャンプ台はインスブルックの2度の冬季五輪で使われた会場で、聖火台があります。
眺めも最高。 -
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ジャンプ台まで小さなリフトで登ります。
さっきの選手も同乗しました。ひたすらここを往復し、毎回水撒きが終わるのを待ってジャンプしているようでした。一度飛ぶのに時間のかかる競技だなと思いました。 -
しゅっとして美しい塔!青い空に映えています。
ザハ・ハディドという有名な建築家によるものだそう。
エレベーターで上の階に登りました。 -
真上からジャンプ台を見下ろせます。すごい傾斜。
登る途中で見たモニターによると、踏切り時点で時速90kmは超えていました。恐ろしいスポーツです。 -
景色は最高です。慣れているジャンパーなら気分よく飛べるのかもしれません。私には想像もつかないけど…。
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臆病な私の想像をよそに、選手が出てきて颯爽と滑っていきました。
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階段で塔を降りる途中、踊り場の壁にいろいろな選手の写真が飾られていました。日本人選手も。
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リフトを使わず、ゆっくり徒歩で降りながら選手の練習をいろいろな場所から見ました。踏切地点の真下から見たり、着地地点の真横で見たり。近くで見ると大迫力です。
このジャンプ台は観光スポットのはずですが人がとても少なくて、緑に囲まれた高台で眺めもいいので、ハイキング気分です。 -
観客席に腰を下ろしてしばらくぼーっとしていました。あまりに平和な空間でした。
お昼ご飯を持参すればよかったです。
ジャンプ台を出たあと周りを一周する散歩コースを歩こうかと思っていたのですが、思ったよりここに長居してしまったので諦めました。 -
ジャンプ台から市街地まで徒歩で戻ることにしました。
道中で見かけたウィルテン修道院。おもちゃみたいな色。ウィルテン教会 寺院・教会
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中は装飾の豪華な教会でした。インスブルックでは大聖堂しかり、バロック様式の内装を沢山見ました。
ちょうどこの週にオルガンのコンクールをやっていたようで、中には入れませんでしたが、参加者が練習するオルガンの音が聞こえてきました。 -
すぐそばにはウィルテン教会。こちらは白と黄色ですっきりした色合い。
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中はやっぱり派手でした。ちょっとやり過ぎな気も。
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道中、鐘の博物館がありました。ふらっと入ってみました。
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中では鐘の製造工程の説明や工房の風景、型の展示など。
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ここに金属を流し込んで成型するようです。
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ちょっとした中庭もありました。鐘を叩いて音がきけるようですが、あいにくすぐ横で工事をしていてその騒音で何も聞こえず。
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館内にも実際に叩いて音を聴き比べられるブースが何箇所もありました。
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工場ものぞけます。カーテンの向こうで作業している音が聞こえていました!
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工場に置いてあったきれいな鐘。できたばかりの出荷待ちかな?
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ショップではハンドベルなど、鐘がずらっと売っていました。
入場料10ユーロは規模に対して高すぎたけど、インスブルックカードを持っていれば入れると思うのでそれなら立ち寄ってもいいかも。
そんなこんなでこの日の散歩は終わり。翌日はミッテンヴァルトに遊びにいきました。これは別の記事で。 -
滞在終盤はまた天気が崩れ始めました。屋内でも楽しめるところと思い、チロル民族博物館に行ってみました。
中央教会とセットになったチケットで、現金のみと言われてATMを探しに行ったりしました。今回訪れたインスブルックとミッテンヴァルトは案外カードの使えない場面が多かったです。
このちょっと間の抜けた顔みたいに見える建物が宮廷教会、博物館はその左にあります。チロル民族博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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チロルの祭事に使われるものや伝統衣装、家具などあらゆるチロルの生活を垣間見れる展示品が並んでいてとても興味深い博物館でした。
骸骨マスク。ちょっと怖い。 -
チロル風のチェスセット。かわいすぎます。
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これも素朴なおもちゃ。ミニサイズのボーリングかな?
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「四季」という題のついたミニチュアですが、キリストの生涯を描写しています。キリスト教だと四季は紅葉や雪ではなくてキリストの生涯になるんだなあと面白く見ました。
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変なおじさんの絵。
18世紀の絵でBird of self-knowledgeと題されています。この博物館で同じ題材の絵や彫刻をいくつか見たので、流行したモチーフだったのだと思います。 -
チロルの伝統衣装のベルトは、刺繍だけでもかわいいのに、名前入りの一点もの。個々人がその人専用のベルトを持っているのかな。ちょっと欲しいかも。
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館内では昔のチロル地方の部屋も再現されていました。壁も床も天井も木で暖かい雰囲気。各部屋に大きな暖炉が置いてあります。
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より豪華な客間。招かれた人はまずこういう部屋でもてなされるそうです。
ヨーロッパらしくて素敵です。 -
キッチンの様子。どこで火をおこしてどこで調理するのかいまいち仕組みがわかりませんでした。
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博物館の見学を終えて外に出ると中央教会の中庭に出ます。
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教会に入る前にマキシミリアン1世について学ぶコーナーに立ち寄りました。小さい部屋に入るとドアを閉められて、ちょっとした演出付きのナレーションで説明してくれます。
内容的には普通のパネルとかでいいのに、何故か随分手の込んだ展示。
私はマキシミリアン1世っていつの人?というレベルだったので、このブースはちゃんと説明してくれてちょっと助かりました。 -
中央教会内部にはマキシミリアン1世の墓碑があり、周りには彼と繋がりの強い人物の銅像が取り囲むように立っています。これはマキシミリアン自身の発案で、彼の存在を人々の記憶に留めるため、そしてハプスブルク家を賛美することが目的だったそうです。
しかし彼の亡くなった時にはまだ教会の場所も外観も決まっておらず、彼の死後30年以上経って孫のフェルディナンド1世の指揮によって教会建設が着工され、上階の銀のチャペルまで全て完成したのはマキシミリアンの死後半世紀以上経ってからでした。
神聖ローマ帝国最大の霊廟とされています。
なおマキシミリアン1世の遺体はここではなく彼が没したウィーナー・ノイシュタットにあるそうです。宮廷教会 寺院・教会
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28の銅像が墓標を取り囲むように立っています。これはマキシミリアンの先祖や当時の重要な人物の像で、実際の人間より大きいです。
どんな人物が選ばれたかというと、彼の家族やハプスブルク家の先祖の他、6世紀まで遡ってフランク王国初代国王クローヴィスやアーサー王、ブルゴーニュ公国のフィリップ善良公などがいました。 -
あとで家に帰ってパンフレットを見ていたらいろいろ面白そうな見どころが書いてありました。見学中はちょっと疲れていてあまりゆっくり見なかったのが悔やまれます…。またいつかリベンジしようと思います。
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お土産調達のためにHoferというスーパーに入りました。
インスブルックでよく見かけるご当地コーラ。 -
紅茶に溶かす砂糖がいろいろあっておしゃれでした。
上の段のジャマイカ・ラム・キャンディと書いてある瓶は、シロップ(ラム?)にキャンディが漬けられているようで、初めて見るものでした。
私は紅茶は無糖派なので買いませんでしたが、一度飲んでみたいです。
結局ソーセージ類を買い込みました。数日前に食べたチーズ入りソーセージがおいしかったので探しましたが見つからず。多分どこかにあったのだと思いますが、急いでいたのでタイムアップでした。 -
泊まっていたところの目の前に評判のいいケーキ店があるということで、最終日に行ってみました。Cafe Konditorei Valierというお店です。
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さすがカフェ文化のオーストリア、どのケーキもきれいで目移りしてしまいます。
たっぷり迷ってから結局目当てだったザッハトルテを購入。遅くなると売り切れてしまうそうで、間に合ってよかったです。
私のつたない英語混じりのドイツ語にもこにこ対応してくれて、親切な店員さんでした。 -
食べるまでに少し時間を置いてしまったのでチョコレートが溶けてしまいましたが、くどすぎないチョコレートとアプリコットジャムの酸味が絶妙でとてもおいしいケーキでした♪(^-^)
普段チョコレートケーキは苦手な私もぺろっと一切れ食べてしまいました。 -
インスブルックではサンドイッチを食べたり自炊したりと軽めに済ませていましたが、一度だけちゃんとしたオーストリア料理店に行きました。
同行者が見つけてくれた、Restaurant Sailerというお店。
旧市街からは離れて、中央駅近くです。観光地から離れている上に早めの時間だったので、混雑もなく静かで快適。内装もおしゃれなお店でした。
そしてここで食べたウィンナーシュニッツェル!絶品でした!
今まで食べたことのあるシュニッツェルはなんだったのかと思うくらいです。
柔らかいお肉とびっくりするほど軽く香ばしい衣で、感動しました。これは本場に来ないと食べられない味だと思います。
またインスブルックに来ることがあったらリピート確定です。 -
デザートには友人から勧められていたご当地メニューのカイザーシュマレンを頼みました。
簡単に言えばパンケーキを小さく切って、りんごムースとともに食べるものです。干し葡萄と砂糖がかかっていました。
味の方向性は予想通りですが、これもまたクオリティが高くて幸せなデザートでした。
少し高めではありますが、このレストランは大当たりです。
全体的にインスブルックで食べたものは外れがなかったです。よくお世話になったパン屋のRietzや旧市街のKroll、一度入ったUnaというお店のナポリピザもおいしかったし。味覚の合う街でした。
そんなこんなでインスブルック11泊の滞在、楽しみました!仕事での滞在だったのでたっぷり観光というわけにはいきませんでしたが、いい空気を吸って雰囲気を味わって、素晴らしい滞在でした。
いつかまた戻ってきて、今度はゆっくり山のハイキングもしてみたいです。
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