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今回息子のつてで申し込んだ現地サファリツアーは、タンザニアのンゴロンゴロとセレンゲティ国立公園を5日間でめぐるプライベート・ツアーで、サファリカー1台に運転手とガイドの2名つきで、全ホテルと食事と空港送迎がついて大体一人35万円くらいでした。60代の両親の事を考えて、息子がツアコンとオンライン会議しながら工程を組んでもらったものです。<br /><br />https://geaysafaris.com/<br /><br />キリマンジャロ国際空港があるアリューシャの町からヌーの大移動が見られるケニアとの国境付近まで、膨大な距離をこんな感じのルートで移動しました。<br /><br />https://maps.app.goo.gl/fVhAmghh2akJvS8k7<br /><br />8月は基本乾季でMigration、ケニアマサイマラ側とタンザニア側をヌーが大移動するのを見るのに最適な時期なので、世界中から(主に欧州と北米)観光客が集まっています。<br /><br />セレンゲティとは「果てしなく広がる平原」を意味するマサイ語で、四国の8割に相当するくらいのめちゃくちゃ広い平原です。そこいら中を走るサファリカーは99%がTOYOTAのランドクルーザーでした。何もない平原でエンストしたら積むので、ランクル以上にオフロードに強く、壊れにくくメンテナンスしやすい車はないということらしいです。車はランクルを改造してあって、水の中も走れる上に、オープントップで動物が観察できるようになっています。<br /><br />今回お世話になった二人。運転手のTimothyと、ツアコンのNatalia.ともに20代後半の若者。タンザニアは15歳未満が人口の45%を占める、とても若い国で、現在6500万の人口は、2050年には1.4億に急増する見込み。アフリカと聞いて、私たちが真っ先に思い浮かべるキリマンジャロもセレンゲティのサファリもタンザニア。自然豊かな国で治安も比較的よいのですが、経済的にはまだまだ発展途上の国と言えます。公用語はスワヒリ語と英語。多民族国家で120もの種族がいるらしい。この二人は同じ部族の出身。同胞同士でローカル言語で会話し、仕事仲間や家族をつくるのが一般的なようです。<br /><br />ひたすら平原を走るのかと思っていたのですが、標高1800の山からクレーターに下りる急な道があり、2日前にヨーロピアンの家族4人が谷底に落ちて亡くなったと聞いてぞっとしました。サファリの運転手は破格の給料なので、新卒の学生がたくさん応募してくるそうですが、ツアコンは熟練ドライバーしか絶対雇わないと言ってました。そのくらいはまあまあ危険な旅だということですね。日本人はまったく見ず、中国人もまばら、大半はスペイン、ドイツ、フランス、カナダ、アメリカのようでした。西洋人って狩猟が大好きなんで、動物も好きなんですよね。<br /><br />特に運転手のTimothyはとても印象的でした。ハンドルさばきはもちろん、英語も堪能で、どの動物にも非常に精通しています。他の車とすれ違うたびに情報交換をし、どこに行けば近くで動物が見れるかを念頭に、超超ロングドライブを走り抜けてくれました。3か月の赤ちゃんが生まれたばかり。めちゃくちゃ視力がよくて米粒みたいな遠くから見つけてくれます。<br /><br />ライオン、豹、ゾウ、サイ、ヌー、バッファローがBig5といって、私たちは幸運にもコンプリートし、全部で23種類の野生動物を見ることができました:バッファロー、ゾウ、ヌー、アンテロープ、ガゼル、ハゲタカ、イボイノシシ、ハイエナ、フラミンゴ、カバ、鶴、マントヒヒ、サイ、キリン、ダチョウ、ジャッカル、豹、Tigdig(ミニ鹿)、七面鳥、ライオン、チーター、クロコダイル、リスざる…<br /><br />人に飼われていない、牧場でもない場所で野生の動物達を見るのは生まれて初めてでしたが、本来の動物の姿ってこうなんだとしみじみ思いましたね。だって、犬や猫よりやキリンやゾウの数が多くて、皆ゆったりと草原を歩いてるんですよ?普段自分が知っていると思っていた動物達とは、まったくの別物に思えました。<br /><br />Migrationエリアはグランピング<br /><br />Migrationはケニアとの国境近いMara川の近くに移動して見るのですが、グランピングタイプのわりとキレイなテントホテルでした。<br /><br />https://nyikani.com/nyikani-migrations-serengeti-kogatende/<br /><br />電気がソーラーで水も乏しく、熱いシャワーは5分で電気は時々切れます。今年は乾季にもかかわらず結構雨が降って、川が増水し、私たちがいる日にはヌーは川べりに大量に待機してましたが渡れませんでした。数匹のヌーがトライして水に流され、死体がいくつか浮いていました。テントを張って5日間ずっと待っているという猛者もいましたが、私たちは1泊だけなのであきらめるしかありませんでした。<br /><br />移動中の食事ですが、泊まるホテルがランチボックスを用意してくれて、セレンゲティの中で食べます。そこそこ美味しかったです。ガイジン向けの量なので食べきれません。帰路に向かう中で現地の村を通る際、沢山の子供たちがサファリカーを見ると寄ってきます。外人観光客が乗っていて、食べ物を持っていると知っているからです。運転手が余ったもの全部やってくれというので、窓から渡します。子供たち嬉しそうに奪い取り、食べ残しをがつがつ食べます。複雑な気持ちです。ゴミをあげることが良い事なのか、確信は持てません。でもこの1食で彼らはお腹が満たされる。それは答えなのだろうか?<br /><br />ところで、シマウマとヌーはいつも仲良しで一緒にいるのですが、理由を教えてもらいました。シマウマは視力がとても良いので、遠くにいる敵をいち早く見つけます。一方ヌーは嗅覚と耳がいいそうです。ライオンや豹に狙われやすい彼らがサバンナで生き延びるために、協力しあっているのだという事を知りました。夜間、私たちのテントから少し離れた場所で、ライオンがシマウマを捕食し、残りをハイエナが食べるという文字通り弱肉強食の世界が繰り広げられていたという事を翌朝ホテルクルーに聞きました。ライオンは基本臆病なので、人間の側に自ら近寄ることはほぼないそうです。<br /><br />

アフリカ旅行記 タンザニア編 2025.8

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2025/08/15 - 2025/08/24

86位(同エリア117件中)

popotan 8

popotan 8さん

今回息子のつてで申し込んだ現地サファリツアーは、タンザニアのンゴロンゴロとセレンゲティ国立公園を5日間でめぐるプライベート・ツアーで、サファリカー1台に運転手とガイドの2名つきで、全ホテルと食事と空港送迎がついて大体一人35万円くらいでした。60代の両親の事を考えて、息子がツアコンとオンライン会議しながら工程を組んでもらったものです。

https://geaysafaris.com/

キリマンジャロ国際空港があるアリューシャの町からヌーの大移動が見られるケニアとの国境付近まで、膨大な距離をこんな感じのルートで移動しました。

https://maps.app.goo.gl/fVhAmghh2akJvS8k7

8月は基本乾季でMigration、ケニアマサイマラ側とタンザニア側をヌーが大移動するのを見るのに最適な時期なので、世界中から(主に欧州と北米)観光客が集まっています。

セレンゲティとは「果てしなく広がる平原」を意味するマサイ語で、四国の8割に相当するくらいのめちゃくちゃ広い平原です。そこいら中を走るサファリカーは99%がTOYOTAのランドクルーザーでした。何もない平原でエンストしたら積むので、ランクル以上にオフロードに強く、壊れにくくメンテナンスしやすい車はないということらしいです。車はランクルを改造してあって、水の中も走れる上に、オープントップで動物が観察できるようになっています。

今回お世話になった二人。運転手のTimothyと、ツアコンのNatalia.ともに20代後半の若者。タンザニアは15歳未満が人口の45%を占める、とても若い国で、現在6500万の人口は、2050年には1.4億に急増する見込み。アフリカと聞いて、私たちが真っ先に思い浮かべるキリマンジャロもセレンゲティのサファリもタンザニア。自然豊かな国で治安も比較的よいのですが、経済的にはまだまだ発展途上の国と言えます。公用語はスワヒリ語と英語。多民族国家で120もの種族がいるらしい。この二人は同じ部族の出身。同胞同士でローカル言語で会話し、仕事仲間や家族をつくるのが一般的なようです。

ひたすら平原を走るのかと思っていたのですが、標高1800の山からクレーターに下りる急な道があり、2日前にヨーロピアンの家族4人が谷底に落ちて亡くなったと聞いてぞっとしました。サファリの運転手は破格の給料なので、新卒の学生がたくさん応募してくるそうですが、ツアコンは熟練ドライバーしか絶対雇わないと言ってました。そのくらいはまあまあ危険な旅だということですね。日本人はまったく見ず、中国人もまばら、大半はスペイン、ドイツ、フランス、カナダ、アメリカのようでした。西洋人って狩猟が大好きなんで、動物も好きなんですよね。

特に運転手のTimothyはとても印象的でした。ハンドルさばきはもちろん、英語も堪能で、どの動物にも非常に精通しています。他の車とすれ違うたびに情報交換をし、どこに行けば近くで動物が見れるかを念頭に、超超ロングドライブを走り抜けてくれました。3か月の赤ちゃんが生まれたばかり。めちゃくちゃ視力がよくて米粒みたいな遠くから見つけてくれます。

ライオン、豹、ゾウ、サイ、ヌー、バッファローがBig5といって、私たちは幸運にもコンプリートし、全部で23種類の野生動物を見ることができました:バッファロー、ゾウ、ヌー、アンテロープ、ガゼル、ハゲタカ、イボイノシシ、ハイエナ、フラミンゴ、カバ、鶴、マントヒヒ、サイ、キリン、ダチョウ、ジャッカル、豹、Tigdig(ミニ鹿)、七面鳥、ライオン、チーター、クロコダイル、リスざる…

人に飼われていない、牧場でもない場所で野生の動物達を見るのは生まれて初めてでしたが、本来の動物の姿ってこうなんだとしみじみ思いましたね。だって、犬や猫よりやキリンやゾウの数が多くて、皆ゆったりと草原を歩いてるんですよ?普段自分が知っていると思っていた動物達とは、まったくの別物に思えました。

Migrationエリアはグランピング

Migrationはケニアとの国境近いMara川の近くに移動して見るのですが、グランピングタイプのわりとキレイなテントホテルでした。

https://nyikani.com/nyikani-migrations-serengeti-kogatende/

電気がソーラーで水も乏しく、熱いシャワーは5分で電気は時々切れます。今年は乾季にもかかわらず結構雨が降って、川が増水し、私たちがいる日にはヌーは川べりに大量に待機してましたが渡れませんでした。数匹のヌーがトライして水に流され、死体がいくつか浮いていました。テントを張って5日間ずっと待っているという猛者もいましたが、私たちは1泊だけなのであきらめるしかありませんでした。

移動中の食事ですが、泊まるホテルがランチボックスを用意してくれて、セレンゲティの中で食べます。そこそこ美味しかったです。ガイジン向けの量なので食べきれません。帰路に向かう中で現地の村を通る際、沢山の子供たちがサファリカーを見ると寄ってきます。外人観光客が乗っていて、食べ物を持っていると知っているからです。運転手が余ったもの全部やってくれというので、窓から渡します。子供たち嬉しそうに奪い取り、食べ残しをがつがつ食べます。複雑な気持ちです。ゴミをあげることが良い事なのか、確信は持てません。でもこの1食で彼らはお腹が満たされる。それは答えなのだろうか?

ところで、シマウマとヌーはいつも仲良しで一緒にいるのですが、理由を教えてもらいました。シマウマは視力がとても良いので、遠くにいる敵をいち早く見つけます。一方ヌーは嗅覚と耳がいいそうです。ライオンや豹に狙われやすい彼らがサバンナで生き延びるために、協力しあっているのだという事を知りました。夜間、私たちのテントから少し離れた場所で、ライオンがシマウマを捕食し、残りをハイエナが食べるという文字通り弱肉強食の世界が繰り広げられていたという事を翌朝ホテルクルーに聞きました。ライオンは基本臆病なので、人間の側に自ら近寄ることはほぼないそうです。

旅行の満足度
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
50万円 - 100万円
航空会社
エチオピア航空
旅行の手配内容
個別手配
  • オープントップに改造<br />運転手とガイドは共に20代後半の若者

    オープントップに改造
    運転手とガイドは共に20代後半の若者

  • まじめでクレバーな運転手 Timothy 28歳

    まじめでクレバーな運転手 Timothy 28歳

  • ランクルオンパレード

    ランクルオンパレード

  • ランチボックスはホテルが用意してくれる

    ランチボックスはホテルが用意してくれる

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この旅行記へのコメント (4)

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  • てつやんさん 2025/09/17 17:29:14
    初めましてこんにちは
    popotan 8さん


    初めましてこんにちは。
    てつやんと申します。
    タンザニア・ケニアの旅行記を拝見しております。
    新しい情報をとっても参考にさせて頂いてます。
    実は私も来月に同じくタンザニアとケニアを訪問予定なのですが、popotan 8さんは、ヌーの群れも見られたようですが、10月はこんなに居ないんだろうなとも思ってます。
    ビッグ5も全て見られたなんて幸運でしたね。


    もし分かればご教授頂きたいのですが、タンザニアのeVISAがどうしてもインターネットの接続不良かなにか分からないのですが、支払い画面から進むことが出来ません。
    最悪は現地のアライバルビザを取得するしかないと思っているのですが、popotan 8さんはどうやって取得されましたでしょうか?
    事前にeVISA取得できましたでしょうか?現地アライバルビザ取得でしたでしょうか?

    昨年12月頃、タンザニア政府はアライバルビザ廃止で、全て事前のeVISA取得に切り替える旨を発表したが、日本の外務省報道によると私みたいにネット環境の不具合や、申請しても出発までに許可下りないなどなど、様々不都合が発生して「当面の間アライバルビザ続行」を表明したとありました。
    今年の8月もタンザニアは、アライバルビザの対応は続けていたなら良いのですが、その辺が分からず、藁にもすがる思いでご連絡してしまった次第です。

    突然のご連絡にて大変恐縮ですが、可能な限りご教授くださいませ。
    てつやんと申しました。

    popotan 8

    popotan 8さん からの返信 2025/09/17 19:51:35
    Re: 初めましてこんにちは
    あ、ナミビア砂漠の方ですね?拝読しました!

    私たちはeVISAでした。息子によると、PCではダメで、スマホたど上手くいくようです。但し、取得したらVISAの有効の日付をよくよく確認してください。我々3人のうちひとりだけ日付が1か月間違っていて、到着時にイミグレで取り直しさせられて、50ドル取られました。あれがArrival VISAだったと思います。日付は申請時に確認しているので、取得されたVISAがミスで発行されたのだと思います。それでクレカはダメ現金のみとか言われたので、もしかして故意に間違えて?とかも疑いました。いくら交渉しても聞き入れてもらえなかったので、結局その場で払いました。

    popotan 8

    popotan 8さん からの返信 2025/09/17 19:55:35
    Re: 初めましてこんにちは
    あと、今年はタンザニアも異常気象みたいでした。本来なら乾季なのに、8月のこの時期にこんなに雨が降るのはありえないと現地のタンザニア人も言ってました。気温は日本の真冬に近いくらい寒く、これも異例のようでした。雨が降ると翌日は動物が沢山みられるそうです。逆に10月の方がいつもと違って沢山みれたりするかも知れません。よい旅を!

    てつやん

    てつやんさん からの返信 2025/09/18 07:15:14
    Re: 初めましてこんにちは
    popotan 8さん


    おはようございます。
    ご丁寧に回答ありがとうございました。
    まだアライバルビザ対応があることが分かり安心しました。
    助かりました。

    てつやんでした

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