2022/04/18 - 2022/04/19
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ノーーウォリーズさん
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2022年4月にメキシコシティに1週間滞在しました。セマナサンタ(イースター)の祝いと5000m級の登山が主な目的だったのですが、もうひとつメキシコのアステカ文明にも興味がありました。アステカ文明は15世紀ごろに栄えてその後スペインに滅ぼされますが、今でもその影響がメキシコ人の心に残っています。アステカ文明というと沢山の生贄や頭蓋骨を連想して、私には何か怖くて残酷なイメージがあるのですが、なぜそんな習慣がメキシコに定着したのかの謎の答えを探してみました。
そして巨大なテオティワカン遺跡はエジプトのピラミッドに地上面積では負けません。メキシコシティから日帰りで行けるテオティワカン遺跡はアステカ文明に関連する見どころのひとつ。テオティワカン遺跡の思い出を一層引き立てたてのは、日の出の気球に乗ってピラミッドを上空から眺めたことです。
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https://4travel.jp/travelogue/11949882
- 旅行の満足度
- 4.0
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セントロ(ソカロ Zocalo)にあるテンプロマヨール博物館 Templo Mayor Museumです。14世紀アステカ文明の中心地で、その後16世紀にスペインがメキシコを征服すると同じ場所に教会が建てられました。しかし近年になってアステカ遺跡の一部分が発掘されて博物館になっています。
テンプロ・マヨール 建造物
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テンプロマヨールには沢山の部屋があり大きな宮殿だった様です。生贄の儀式など、現代の価値観では残虐な事をしていた恐ろしい宮殿でもあります。もしかしたらあの平らな場所で。。?
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水道水などを遠くの湖から引いていて、アステカ文明は当時から高い土木技術があったことを示しています。
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テンプロマヨールは外の遺跡と中の博物館で構成されています。室内の博物館に入ると鷲の戦士が待っています。アステカの戦士は、その名誉や実績に応じた装備をしていた様です。
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アステカの石の円盤の工芸品が展示されています。これは月の神で、アステカ神話では太陽の神と戦って負けて、体をバラバラにされた状態だとか。
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トラロックTlálocと呼ばれる雨の神。マンガみたいなかわいい姿ですが、恵みの雨と引き換えに子供の生贄を要求したのはまさにこの神。
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沢山の頭蓋骨。アステカ文明は沢山の生贄を太陽や雨の神にささげる風習があります。現在の価値観ではとても残酷な風習です。太陽の縁はコロナと呼ばれて、2020年頃も再び沢山の犠牲者を出して恐れられました。
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これは発掘された実際の頭蓋骨や工芸品。
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テンプロマヨール宮殿では大量の頭蓋骨が見つかったらしいです。それだけ沢山の人たちが生贄にされた事を示します。写真といえど本物は恐ろしい。
生贄は敵の捕虜だけでなく、祭事によっては自分たち側の子供や健康な若者も含まれて、祭壇の上で生きたまま心臓を取り出されるそう。。アステカの価値観では死は恐怖ではなく自然に起こることで、生贄になることも名誉だったらしいです。 -
テンプロマヨール博物館近くではアステカ先住民によるコンチェロス踊りが披露されています。博物館の鷲の戦士が、現在も生き残っています。
ソカロ (中央広場) 広場・公園
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見事な鬣、太陽の神トナティウなど5人の神の姿に似ています。コンチェロス踊りは厳密にはアステカ由来ではなく、またダンスはスペイン統治時代にカトリックの影響を受けて始まったそうです。
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コンチェロス踊りはスモークを焚いて厄除けの祈りでしょうか。
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現地人には厄除けを僅かな金額で引き受けてくれますが、観光客にはチップを要求します。
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メキシコ国立人類学博物館 Museo Nacional de Antropologíaへ行きます。メキシコ一番の博物館で、全国の各民族の膨大な展示があります。すべては紹介できないので、アステカ文化の展示を取り上げます。
メキシコ国立人類学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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太陽の石。直径3.6mの石にアステカの宇宙観、時間観、歴史観をあらわす工芸物です。カレンダーの暦や、アステカ神話の象徴が描かれているとも言われます。
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こちらにも鷲の戦士が並んでいます。現在のマンガ風ですが、14世紀以前の古い工芸品で、勇敢な戦士を示しています。
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これはAD200頃のテオティワカンの古代文明。テオティワカンの古代文明跡をアステカ人が後に発見して、アステカ人もここを重要な聖地とします。
メキシコシティで一通りアステカ文明を見て周りました。 -
4/19の早朝、テオティワカン遺跡 Teotihuacanの気球ツアーVolareに参加します。朝4時にメキシコシティ内の待ち合わせのホテルまでタクシーで行き、そこから現地までバス移動です。到着すると僅かに明るくなっている時間帯です。
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バルーンに熱風を吹き込むと膨らんできます。
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日の出とともに出発準備完了です。
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12人のゲストが1組で気球に乗ります。私のグループは出発が遅めで、日が登ってからバルーンの準備を始めます。
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ガイドのお爺さんが、かめはめ波をかますと、すごい炎の威力です?
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私のグループの気球も準備ができました、出発です。
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東側を見ると、丁度太陽が昇ってきています。日の出にぎりぎり間に合います。
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少し高度を上げると、写真左に太陽のピラミッド・右に月のピラミッドが見えます。
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太陽のピラミッドの周りには沢山の気球が、Volareでおそらく30以上の気球が一斉に打ち上げられます。
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ガイドさんは、この2つのボイラーを繋ぐバーのみで気球を操縦しています。単純そうに見えますが、どう気球を操縦しているのか私には分かりません。
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多くの気球が空高く飛ぶ一方で、私のグループの気球は高度を落としていきます。
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あまりにも低くて墜落寸前、犬が驚いて吠えています。ガイドさん、どうしたの?英語で話せないので、事情は分かりません。
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しばらく低空飛行を続け、周りに気球がいなくなった頃にようやく太陽のピラミッドに近づきます。近くで見るとその巨大さを実感できます。
テオティワカン遺跡 史跡・遺跡
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そして高度を上げると月ののピラミッドがはるか下に見えます。
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2つの巨大ピラミッドを気球に乗って上空から撮ります。
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ピラミッドより遥かに高度は高い。ここまで高いとピラミッドは小さく見えます。
気球には命綱はなく、籠の高さも胸の下ほどなので、もし突風が吹いて籠が傾いたら、そのまま地面に落ちてしまう恐怖を感じます。 -
最高地点へ上がると、他の気球はすでに着陸態勢で遥かに下。この時点でどの気球より高い位置にいます。沢山の気球とピラミッドが重なった写真を撮りたかったですが、気球のないピラミッドを独占の写真も悪くありません。
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楽しい時を終えて着陸です。ガイドさんは適当に操縦している様にも見えますが、着陸地点には気球を回収する車が待っていて、その地点にピンポイントで降りてきます。
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無事着陸するとシャンペンのお祝いが。
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下で待っていた助手たちがバルーンを綺麗に畳みます。
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気球は小さく畳まれて籠にはゲストを乗せた状態で、車の荷台に載せられてVolareの拠点に戻ります。
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Volareの拠点に戻ってくると朝食とマリアッチのバンドに迎えられます。
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この次は、テオティワカン遺跡の東側の入口まで送迎されて、地上からピラミッドを見ます。バスの帰りの時刻だけ指定されて、あとはガイドなしで個人で自由に遺跡を見学します。
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まずは月のピラミッド。上空からは低く見えますが、地上からはやはり巨大です。高さは65m。
月のピラミッド 建造物
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2022年時点でピラミッドに登ることは許可されず、地上から眺めるだけです(2020年前は許可されていた様です)。階段は急勾配ですが、エジプトのピラミッドに比べれば緩やかです。
ギザ・サッカラ・ダハシュール 3大ピラミッド巡り
https://4travel.jp/travelogue/11155861 -
死者の道を歩きます。
死者の道 自然・景勝地
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死者の道沿いには、小さなピラミッドが並び、土産物を売るメキシコ人も並んでいます。水や食べ物は売っていないので注意。
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復元したアステカ壁画。
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ピューマの壁画が残っています。
Mural del Puma 史跡・遺跡
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テオティワカンで最大の太陽のピラミッドです。
太陽のピラミッドとギザのピラミッドの比較:
敷地面積はほぼ同じ 230m X 230m
高さはギザが高い 140m vs 65m
建設はギザが古い 2600BC vs 200AD太陽のピラミッド 建造物
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太陽のピラミッドは細部を見ると修復があまりされておらず、崩れかけている場所もあります。
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テオティワカン博物館前で再び出会ったのが雨の神トラロック。子供の生贄を大量に欲した神です。この神に生贄をささげた親は何と感じたのでしょう。
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メキシコを訪れてなぜアステカの生贄文化が栄えたのかは結局分かりませんでした。アステカの死生観は死を悲しい事でなく自然に起きる事で、生贄の習慣も自然の摂理と捉えたのでしょう。生贄にされた人たちも悲しんだり恐怖に怯えた訳ではないそうです。ただあまりにも沢山の人々が生贄となり人口が増えず、アステカはスペインに征服されて短命に終わります。
16世紀にスペイン人が征服してからは生贄の習慣は無くなりましたが、現在のメキシコでもその影響は残り、11月の死者の日には骸骨を飾って明るく死者と交流しています。この写真のような死神のような骸骨から可愛いアニメの骸骨まで様々です。メキシコの死生観は、必ずしも死をネガティブに捉えていないのでしょう。
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