2025/07/08 - 2025/07/24
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akitaineさん
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最近国内でも浸透しつつある滞在型旅行。例えば、暑い夏をやり過ごし、涼しい場所に長期滞在し、周辺観光を楽しむ。考えたら日本にも昔から湯治というスタイルがありました。
さて、インドとスリランカでは、アーユルヴェーダという民間医療が今でも日常行われています。
5000年以上の歴史を持ち、人体への医療行為に加え、食事、ヨガ、瞑想などを取り入れた総合的見地から人間を健康にするというものです。身体はパーツではなく、心身一体のものとしてとらえ、すべてはバランスであると考えています。
ですので、1日2日の治療や薬で治すものではなく、食事を含め最低10日間は施術や指導を受けるべきとされています。
そのため、アーユルヴェーダ施設はホテルを兼ねているものが多いのです。
今回、念願かない15日間の滞在をしてきました。
ずっと同じホテルに滞在しアーユルヴェーダの施術を受けたのですが、まったく退屈せず書くことがたくさんあります。
ホテルが滞在客のためにいくつもイベントを開催しています。
近郊への遠足は、別の回で書きました。遠足以外にもホテル内で行われるイベントも楽しいものでした。
その他、ホテル周辺の情報~あまり外出しませんでしたが~や、これまで書き足りなかったことなど記します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
すでにお伝えしたように、ホテル内では、いろいろなイベントが開催されています。
ヨガは、日曜日以外は毎朝夕、瞑想は週に2回くらい。これはアーユルヴェーダの治療の効果を上げるものとして推奨されています。
それ以外として、午後や夜のビデオ室での講義やビデオ鑑賞、ダイニング隣でのfood Demonstrationがありました。
また、7月20日にはCultural Showがありました。
7月16日16:00~Ayurveda Lectureは、Three Doshaがテーマ。医師がアーユルヴェーダの基本である人間の体質3つのDoshaの説明をしました。これは、来る前に予習をしていたので、概要わかっていますが、聞いてみることにしました。 -
Cultural Showは、夜7時からプールサイド、お茶をする会場で行われました。
後ろの太鼓をたたく男性が規則正しい太鼓の音に合わせ、男性2名と女性3名(女性は3人1組で踊る)がそれぞれの伝統的な踊りを披露します。
同じ人が悪魔のようないでたちや鬼になったり、衣裳を変えて、物語を表現しているようです。日本の民話を題材にした踊りのようなものです。
女性3人での竹籠を持って茶摘み娘のような踊りもありました。どれも生活に根付いた踊りです。 -
ショーは40分くらいでした。
ちなみにこのショーの翌日は、ホテルにお坊さんが来て、ヨガホールでお経を上げるセレモニーがありました。この一座は、お坊さんがホテルから会場に行くまで音楽でお坊さんを先導していました。
この日、ホテルのスタッフたちは、皆白い服をきて式に参列しているようです。
私の主治医の先生も美しい白と少し黄色の蓮の花の透かし模様の入ったサリーを着ていました。
(アーユルヴェーダの女性医師はサリーを着ているのですぐわかる) -
楽しかったのは、ダイニングルームのはじで行われたfood Demonstration。
実際のコックさんが、用意された4つのメニューをお料理教室のように目の
前で料理してくれるのです。
レシピもいただきました。
これは野菜数種のカレー。油を入れずに野菜をいため、水と塩、スパイスとココナツミルクで煮る。参考になりました。 -
その傍らでは医師が各食材の使い方や栄養を説明してくれます。
写真は、チャパティをこねているところ。この硬さで作るのですね。なるほど。
全部作り終えたら、参加者にお料理がふるまわれました。 -
ホテルの遠足以外でホテル敷地外に出たのは3回だけ。
2回は、トクトク(オートバイに車体を乗せた庶民の近場乗り物。東南アジアでは一般的ですね)で近くの町に買い物に行きました。
ホテルのあるBeruwalaは街道に沿いですが、あまり町らしい商店街はありません。トクトクで10~15分くらいのAluthgama(Kande Viharaがある町)とBetnotaに市場があります。
トクトクは窓なしなので、東南アジアに行きトクトクに乗り風をあびると、ああ南国に来たのだ~と、うれしくなります。 -
スーパーマーケットに行き、日本へのお土産の紅茶やココナツオイルなどを買いました。
立派な規模のスーパーですが、お客様がほとんどいないのが不思議。一般の人はここでは買わないのだろうか。 -
さらに進むとBentotaで比較的大きな町。ここは鉄道線路の近くの交差点。
近くにはBentota川が流れていて、この川のボートクルーズもホテル遠足でやっていました。ワニが見えるそうです。 -
町のアーユルヴェーダ薬屋さん。
私が見た限りでは、このあたりで買うものとしては、紅茶等特産農産物、アーユルベーダ系薬(虫除けや肌クリームなど)、そして、、、 -
宝石!
ご存じ、スリランカは世界有数の宝石産出国。世界の宝石の種類の半分の種類が産出されるとのことです。
たった3回の外出で、2店宝石屋に行きました。ホテル内にも宝石店があります。
それほどこの地域はあちこちに宝石屋が店を出しています。
Beruwalaは、800年頃、宝石を求めてアラブ人が住み始めた土地だそうです。海岸から遠くモスクも見えました。
当初、宝石屋に行くつもりもなかったのですが、外国人とみると上手に誘ってきて、一緒に買い物に行った日本人女性が「見てみたい」というからついて行った。 -
これは、ホテル内の宝石屋さんの品そろえ。
ルビーやサファイヤという高級宝石ももちろんありますが、もう少し安価な宝石~ムーンストーン、ガーネット、トパーズ、アクアマリンなどが目につきました。
同行の方は、ムーンストーンのイヤリングと指輪をお土産にお買い上げされました。ムーンストーンはスリランカでたくさん採れる石で、「精神面に働きかけ、内省を促し、、感受性や直観力を高める、、、」とあるネット解説に書いてありました。
刷り込み効果か、宝石屋に入ると、その力に引き付けられるような気がします。まったく買う気がなかった私も、3軒宝石屋を見て、大体の相場がわかったので、つい1つガーネット指輪をお買い上げ。とはいえ、お小遣いで買える程度です。プレゼントに使うつもり。多分日本で買うより安いでしょう。 -
最後の日、ホテルの南側の海岸に出てみました。
ホテル前と違い、広い砂浜が広がっています。
他の方が言うに、野生の牛も来ていたとか。 -
はるか先に小島が見えます。寺院があるそうです。
-
この浜から内陸に入ると、小さな観光客向けのお店が数件ならんでいて、ドレスなどを売っています。
これらのお店は、かなり強引に売りつけてきますが、製品そのものは着やすくてリゾートらしいデザインです。(色落ちするので洗濯は気をつけて)。つい1着買ってしまった。 -
さらに幹線道路方面に小道を進みます。右はブッシュと小川が流れています。
-
道から10m横を小川が流れているのですが、そこに2mくらのワニが、のっそり川に向かって歩いているのです。
あわてて写真を撮りましたが、頭はすでに隠れてしまいました。
このときは、浜で知り合った現地の女性と一緒だったのですが、別に驚いた風でもなく、当たり前に普通に歩いていきます。「噛まないの」と聞きましたが、返事無し。
車も通る明るい道ですが、一人では怖いですね。 -
最後に、もう一度アーユルヴェーダのお話を付け加えます。
これは、ある日のランチのデザート風景。
お皿の上にメモが立っています。台には私の部屋番号120があります。
これは食箋で、医師の連絡により、毎食私に提供される必須の食事が書かれています。
毎食のスープ、ハーブティは常に。昼にはハイビスカスティー、夜はパパイヤジュースを飲みます。給仕さんは、私が席につくと、必ずこのメモを見て、まず、絶対食べるべきものを運んできます。ブッフェの場合、これ以外は自由にとってきてかまいません。
その日の施術により、食べてはいけないものもあります。ある施術の後は、おかゆとフルーツジュースだけしか出されませんでした。
またシロダーラ中禁止の食べ物はたくさんありますが、私がつい間違って好物のアボカドサラダを持ってきたとき、チラと見た給仕さんは、優しく「マダム、今はこのお料理は食べられません。片付けますね。」と言って下げました。トホホ。 -
施術以外に、毎日漢方薬のようなものを飲みました。
毎日、午後3時にお薬棚に行くと、私の部屋番号の棚に出来上がった薬が置いてあります。それを指示の時間に飲みます。
表は、英語、ドイツ語、日本語の表記です。
コロナ前は、かなり日本のお客様も来ていたそうですが、現在は、日本人のお客様は少ないようで、私が滞在しているときも、2組しか会いませんでした。 -
粉薬と別にシロップの薬も出されました。
すこし苦いが、それほど飲みにくいものでもありませんでした。
薬もホテル内のセンターで自家製造しているとのこと。 -
最後に、何が一番良かったといえば、毎日のお食事でしょうか。
写真は、ある日のランチです。
いつもは室内の決まったテーブルで食べるのですが、外にもテーブルがあり、何度か外で食べました。眼の前は海です。
あまり美味しくて、小食の私が、毎食こんなにたくさんメインをいただき、デザートも何種類も食べてしまいました。
帰国後も、いくつかのメニューは再現してみました。
野菜をたくさん使うことを心掛けています。
食事に関しては教育効果はあったのではないでしょうか。 -
滞在してわかったことは;かなり個人の嗜好が入りますが、、、。
アーユルヴェーダの施術の内容は、もちろん一番大切ですが、その他の環境を含めて効果をもたらすのではないか、ということ。
ヨガや瞑想も大切。ホテルの施設や周辺環境も大切。食事の豊かさ、滞在中の心地よさも大切。
ホテルの海に面した低い外壁は、水路となり常に水が流れています。その手前は池で錦鯉が泳いでいます。
スリランカが生んだ建築家ジェフリー・バワは、今流行りのインフィニティ・プールを考案した人ですが、この水路も水路の先が海に続いていて、敷地と海が一体となるように見えます。かなり古い建物ですが、バワ的なコンセプトを感じます。
また、流れる水は、命の流れを表しているようです。
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