2025/07/08 - 2025/07/24
20位(同エリア52件中)
akitaineさん
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最近国内でも浸透しつつある滞在型旅行。例えば、暑い夏をやり過ごし、涼しい場所に長期滞在し、周辺観光を楽しむ。考えたら日本にも昔から湯治というスタイルがありました。
さて、インドとスリランカには、アーユルヴェーダという民間医療が今でも日常行われています。
5000年以上の歴史を持ち、人体への医療行為に加え、食事、ヨガ、瞑想などを取り入れた総合的見地から人間を健康にするというものです。身体はパーツではなく、心身一体のものとしてとらえ、すべてはバランスであると考えています。
ですので、1日2日の治療や薬で治すものではなく、食事を含め最低10日間は施術や指導を受けるべきとされています。
そのため、アーユルヴェーダ施設はホテルを兼ねているものが多いのです。
今回、念願かない15日間の滞在をしてきました。
ずっと同じホテルに滞在しアーユルヴェーダの施術を受けたのですが、まったく退屈せず書くことがたくさんあります。
まずは、ホテルの施設やアーユルヴェーダの施術を中心にお伝えします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回宿泊したのは、Berberyn Reef Ayurveda Resort。
コロンボのバンダラナイケ国際空港より車で海岸を南下し、1時間半です。
スリランカではじめてアーユルヴェーダに特化したホテルとして1984年にオープンしました。その前は普通のホテルだったそうです。そのため、一部施設は老朽化していますが、木をふんだんに使い、吹き抜け空間の多い南国リゾートは開放感いっぱいです。
写真はフロントロビー。 -
レセプション前の空間。
奥に車寄せがあります。 -
これは、部屋に置いてあるスケジュールや注意書き。
食事時間や、ヨガの時間などが書いてあります。
アーユルヴェーダは、各人の身体にあった治療や施術を行うため、一概には言えませんが、大体の1日のスケジュールは以下の通りです。
午前:朝食前のヨガ(任意)
・朝食
・施術
オイルトリートメント約1時間、ハーブ蒸気吸い込み、ハーブ湿布30分、ハーバル・スティームバスまたはハーブ風呂・鍼灸
午後:昼食 自由時間
午後のヨガ(任意)瞑想の日もある
夕食
日によって、午後や夕食後にビデオや講演、イベントがある -
このお部屋が私の部屋。ここで15日間を過ごしました。
どの部屋もベランダかテラスがついていて、私の部屋はプールの前でした。
基本、エアコンはなく、天井から下がっているレースのようなものは、蚊帳です。窓を開けていると蚊が入ってくるため、夕方になるとボーイさんが蚊帳を広げにやってきます。
スリランカ南西部は、4月~6月、10月~11月雨季モンスーンが発生します。私が滞在した7月も雨や風の強い日がありました。そのため、あまり暑いと感じることもなく、シーリングファンで十分過ごせました。
ただ、風雨は吹き荒れてもすぐに晴れることが多く、終日雨という日はありませんでした。 -
少しボケてしまっていますが、これがホテルイベントの表です。
ダイニングルーム手前に掲示してあります。
日々のヨガの時間(初心者クラスと経験者クラス、ミックスクラスあり)や7月14日(月)20:00~瞑想講座があります。行きたい人は、各人その時間に記載の場所に行けば受けられます。
また、外部遠足の日があります。
7月13日(日)は、午後2時からボートツアー、7月17日(木)は、Brief Gardenツアーがあります。
参加したい人は、自分の部屋番号と名前を記入するのですが、ざっと見ているとこのホテルは、ヨーロッパ系の人が多いようです。Tatiana、Hans,とか、いかにも各国を連想させる名前が並んでいました。
大体ホテルから遠くても片道2時間くらいにある観光地に連れていってくれます。
私は、祝日のお寺参拝とボートツアーに参加したので、別の編でご紹介します。 -
では、いよいよアーユルヴェーダ治療とは、どんなことをやっているのか、ご紹介します。
施術の前に医師の問診があり、患者の状況を聞き取り、血圧や脈、舌の様子を見て、さらに困ったことを聞きます。
このホテルの宿泊者は、全員patient(患者)番号が当てられます。
私の場合、とりあえず重篤な病気はないが、疲れやすいとかその他日々の不快な点を伝え、オーダーメイドな施術方針が決められます。医師の問診は15日間で5回行われ、途中で「夜よく眠れない」と伝えたら、夜7時から毎日20分くらい足マッサージを追加してくれました。
写真は、アーユルヴェーダ棟にある施術室。このような部屋が何部屋もあり、専属の施術者がオイルマッサージなどを行います。この台はいつもオイルまみれです。
外の風が入り込み、海の音が聞こえます。 -
部屋に設置してあるオイル温め器。
-
私を担当してくれた2人の施術者さん。頭や背中は一人でマッサージするが、手足は同時に行うのが原則なので、二人で行う。
30歳前後と思われ、遠方から来て住み込みで働く人もいます。
とても人懐こい方々で、写真を撮っていいか、ブログに載せたいの、と言うと、喜んで応じてくれました。 -
小一時間の全身マッサージが終わると、場所を移動し、ハーバル吸引とハーバルスチームバス。その後、内庭に面したベッドで、身体の要所に温めた薬草のドロドロしたものを塗り、目にはキュウリパックをして、20分くらい寝る。(まるでエステ)
その後、シャワーを浴びてさっぱりした後、鍼灸室に移動し、鍼を打ってもらう。
鍼は、日によって打つ場所が異なり、患者番号を見ながら医師が手際よく打つ。そのままベッドで20分横たわる。ベッドは10台くらいあり、どこかで気持ちよさそうな寝息が聞こえるときもありました。
私も寝た。 -
そんな風に施術を受けていると午前はあっという間に過ぎてしまいます。
いったん部屋に戻り、着替えてダイニングルームに昼食をとりに行きます。
写真は、ベランダからの景色。昼食まで時間があるときは、ここでネットや本を読んでいました。(部屋にTVはなし) -
ダイニングルーム。
食事は、ほとんど野菜と果物で作られていますが、本当に美味しかった。
その人のテーブルが決められていて、毎日同じ場所です。
朝食は果物が豊富。もちろん、おかゆや黒米、チャパティ、その他グルテンフリーのパン、煮た野菜、カレーなどもならびます。
昼食はサラダ、カレー、その他野菜料理、デザート(ケーキと果物)と一番種類が豊富です。
アーユルヴェーダでは、人間の消化力は昼間が一番旺盛なので、昼間にたくさん食べることを推奨しています。
朝と昼は原則ブッフェ、夜はコースで、水と日曜日だけブッフェが提供されます。 -
ここはサラダコーナー。
-
これは、朝のフルーツ。
各食品には、下に説明書きがあり、例えば、スイカは、電解質成分を豊富に含む、低カロリー、、、と書いてあります。(スイカの右となりは、ジャックフルーツ)
ただし、左の注意書きに「シロダーラ中は禁止」とあります。
なぜか、スイカはシロダーラ(施術の1種で、額にオイルをゆっくり垂らす)には良くない。そのほか、オイル豊富な食べ物や乳製品もシロダーラ中は禁止。
シロダーラは、アーユルヴェーダといえば、すぐに写真で出てくる光景なので典型的な施術のように思われますが、実際は、その人の状態によって、受ける人が決まってくるようです。
私は受けましたが。 -
ランチのデザートコーナー。大体5~6種類くらいの日替わりデザートが提供されました。左のパッションフルーツのパンナコッタ、果物の味とミルクの味わい。あ、これもシロダーラ中の人とダイエット治療の人は禁止だった。
ランチ楽しみだったなあ。 -
ある日のランチのデザート。どれも美味しくて、見てもきれいなお菓子たち。
左上、水牛のヨーグルトのヤシ蜜かけ、パパイヤ、緑色は何かフルーツのムース、リンゴの蒸しパン、白いケーキ、パッションフルーツのパンナコッタ。
毎食おなか一杯食べたけど、体重1㎏くらい減りました。
水牛ヨーグルトは、低カロリーだがタンパク質豊富とか。朝昼提供されていました。 -
7月18日の夕食メニュー。
前菜、スープ、メイン、デザート。
どれも野菜と果物でできています。
給仕さんが一皿づつサーブしてくれます。 -
前菜のキャベツロール。
色彩もきれい。 -
メインのコメと野菜、ゴマのカツレツ。
メンチカツのように見えますが、中は数種類のコメや豆、野菜を丸めて揚げてあります。 -
他には、毎日のルーティンとして、10:30~11:30と15:30~16:30にプールサイドで、午前ジュース、午後お茶が提供されます。
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ジュースタイムでココナツをその場で切って提供してくれます。
-
空いている席をとっていただきます。
ココナツの他、アドカボジュースが提供された日もありました。
今日はプールサイド。反対側は海。 -
午前は忙しい日が多かったので、ジュースタイムに参加できたのは数日でしたが、午後のお茶の時間は、たくさん参加しました。
お茶(紅茶、ハーブティー、ターメリックティー)とお菓子が出ます。 -
時間があると、すぐに目の前の海岸に行きました。
白波が立つ海の手前は静かです。
ホテルの名前にあるように、reefで、黒い岩のあたりはサンゴ礁になっていて、内側は静かなのです。地元の方が泳いだり釣りをしていました。一度釣りから上がる人に「何がとれたか見せて」とお願いすると、中型のアジが数匹入っていました。 -
敷地内から海を見る。
この日は比較的お天気がよかった。 -
このコーナーは、フロントとダイニングルームを結ぶ中庭風の場所。読書コーナーになっています。
奥に見える階段の中二階に図書コーナーがあります。 -
図書コーナー。歴史を感じさせます。
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日本語の本も本棚1つ分、たっぷりありました。
日本から本を持っていかなくてもいいかも。
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