2025/08/02 - 2025/08/05
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この旅行記スケジュールを元に
毎年恒例の東北ひとり旅。
今年は娘も一緒に平泉へ中尊寺蓮を見に行きました。
こちらの旅行記は2日目以降、一人で訪れた栗駒山荘と栗駒山登山から下山後の仙台観光の様子をお伝えします。
皆さまの参考になれば幸いです。
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中尊寺蓮を見たくて娘と平泉で一泊した翌日。
朝9時の須川温泉行きのバスに乗る為、一ノ関駅に戻ってきました。
駅レンタカーに車を返却、娘はここから松島へ行きます。
須川温泉行きのバスはロータリー9番乗り場から。1日2本だけ出ます。
普通の路線バス、乗る時に交通系ICをタッチして降車時に自動精算するか、整理券をとって降車の際に現金で払うかのいずれかです。一ノ関駅 駅
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多くの方が厳美渓で下車された後はわずか数人を乗せて須川温泉まで登っていきました。真夏は人が少ないのか全員座れましたが紅葉シーズンは厳しそう。
すれ違いが難しい山道を登り、一ノ関駅から1時間半で須川温泉に到着。 -
10時半ぴったりに源泉の宿、須川高原温泉の駐車場入り口にあるバス停に到着しました!
本日泊まる栗駒山荘はバス停から一分程、すぐそばです。 -
まずは栗駒山荘に荷物を預けて身軽になってから山に向かいます。
荷物預かりの札を渡されるので失くさないようにしなければ!
チェックインは戻ってからしました。須川温泉 栗駒山荘 宿・ホテル
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バス停前の須川高原温泉まで戻り、建物横の登山口からいざ、出発!
須川高原 自然・景勝地
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10時45分、温泉の湯が流れるそばの階段を登り、登山開始!
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おいらん風呂のあるコースを選び、しばらく登ると展望台。
ここから名残ヶ原の湿原が見渡せます。 -
名残ヶ原、周りを山に囲まれた湿原です。
登山口から10分、誰とも会わないんですが!
なんて空いてるんでしよう。
高橋克彦の小説「炎立つ」では雪の名残ヶ原から栗駒山を超えて若き阿部貞任が鬼切部の戦いで勝利を納める物語が生き生きと描かれています。
今回の平泉から栗駒山への旅は「炎立つ」の作中の聖地巡礼でもあります!名残ヶ原 自然・景勝地
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名残ヶ原から樹林帯に入ってしばらく行くと苔花台。
この分岐では昭和湖を通る須川コースが火山ガスで通行止め。
左手の産沼コースで山頂を目指します。
写真は苔花台の先のゼッタ沢の渡りという渡渉。 -
ゼッタ沢を渡ると道は石も多い登山道になります。
トレッキングシューズの方が安全かと思います。
この先はしばらく樹林帯の登りです。 -
途中で三途の川と呼ばれる渡渉ポイントを渡ります。
ゼッタ沢より川幅はあるけど大きい石がしっかりと並んでいます。
この辺りは熊の好物の水芭蕉がたくさん自生していました。
クマと遭遇するのでは、とドキドキ。 -
三途の川を越えると四苦八苦坂という足場の悪い坂道を登ります。
眺望の無い樹林帯、熊が出そうと怯えながら熊鈴鳴らして歩きました。
こんなカーブした木、何本かあった。雪の重みのせいかな? -
こんな感じで草木が覆ってる道、虫も多い!
でも私の強い味方、オニヤンマもどきを帽子に付けているお陰で大きい虫は逃げていく。
オニヤンマもどき、こんなに効果あるとは驚きました!
さらにトンボが沢山私に着いて飛んでいるのでアブも近寄ってこない。トンボさん、ありがとう~ -
樹林帯から少し眺望のある道に出た先に産沼があります。
ゼッタ沢から40分程、四苦八苦して辿り着きました。
産沼では下山してきた数名のグループと、これから山頂へ向かう親子連れと会いました。
ここまで数名とすれ違っただけ、紅葉の季節以外は産沼コース空いてるのかな。 -
親子連れの方と写真を撮りあって、少し休憩したら山頂へ向かいまた出発。
産沼から見える山頂はまだまだ遠いです。 -
産沼からもう少し樹林帯を進むと笊森避難小屋へ向かう道と山頂へ向かう産沼コースとの分岐にでます。
ここから先の産沼コースは今までよりも草の背丈が低く、見通しも悪くないルートです。 -
産沼から山頂まで250メートルをほぼまっすぐ登るのでなかなかきつい。
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でも時々立ち止まって振り返ると素晴らしい景色が。
これを見て元気をもらってまた登ります。 -
産沼から40分、山頂到着!
台風の影響で雲は多いけれど風はそれほど強くなくて助かりました。
ここまで雨が降る事もなく、熊に会う事もなく、無事登って来ましたが、一人か心細かったのか予定よりかなりハイペースでした。
ここで軽くお昼休憩。
平泉の宿でもらった朝ごはんのパンとゼリー飲料でエネルギー補給。栗駒山 自然・景勝地
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山頂からいわかがみ平方面を見下ろす。
バスでいわかがみ平から登ってきたという団体をはじめ日曜日の栗駒山頂は賑わっていました。
そして山頂にはおびただしい数のトンボが飛んでいました。
お陰でアブがあまりいなくて助かりました。 -
山頂で関西から来たというご夫婦に撮ってもらった一枚。
実は後ろに鳥海山がうっすら見えたのですが、写真ではわかりません…残念。
この先の天狗岩方面は雲でルートが見えない状況。諦めて下山することにしました。 -
20分ほど山頂で休憩したら12時45分下山開始!
また産沼コースを戻ります。 -
しばらく急なくだりですが、山並みを眺めつつ歩けるので楽しいです!
下りも産沼コース、人がいない。この辺りは明るくて良いのですが、産沼過ぎてからの樹林帯はやっぱりちょっと心細い。 -
樹林帯のくだりは足場も悪く急なので転倒しないよう気を引き締めて下りました。
渡渉ポイントを無事通過して名残ヶ原に戻ってきました! -
名残ヶ原からおいらん風呂の前を通り大日岩のある登山口まで戻ってきました。
この大日岩のすぐ側に須川高原温泉の露天風呂、大日湯があります。 -
大日湯の売店で購入!
テラス席があるのでそちらで休憩、炭酸うまい~! -
15時少し前に栗駒山荘にチェックイン。
館内の説明を受け、預けていた荷物を受け取りシングルルームのある1階へ向かいます。須川温泉 栗駒山荘 宿・ホテル
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部屋はクラシックな調度品とゆったりとした空間で居心地抜群です。
窓の外は草藪なので眺望は良くないです。 -
洗面所とお手洗い(ドア、ちゃんとあります)。
ドライヤーと歯ブラシは置いてありますが、アメニティは石鹸以外は無し。 -
タオルと浴衣
サイズ違いの浴衣が廊下に置いてあります。
そこでブラシやシャワーキャップなど必要なものを選んで持っていく方式。 -
ポットにはお湯と冷たい仙人水。近くの湧き水で美味しかったです。
小さな冷蔵庫も完備。 -
ドリップコーヒーが付いていたので秋田銘菓、もろこしと共に早速頂きます。
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ひと息ついたら汗を流しにお風呂へGO!
栗駒山荘の仙人の湯はその眺望の素晴らしさで有名です。
フロントのすぐ横に券売機があり、日帰りの方はここで受付します。
写真右手の棚は宿泊者用に部屋番号のついた館内スリッパ入れの棚。
左手に立ち寄りの方用の下駄箱があります。
鍵はついてません。 -
この時一人だったので脱衣室撮らせてもらいました。
貴重品や荷物は廊下にコインロッカー(100円、戻ってきます)が沢山あるのでそちらを使います。
お風呂は内湯、露天風呂共に源泉掛け流しでとてもいいお湯。
遠くに鳥海山を見ることも出来て眺めも最高!
人気なの頷けます。 -
フロント、温泉は建物の3階、ここから2階の食堂と一面の窓から外を見ることも出来ます。
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フロントの前の売店。
かなり充実してます。
支払いは部屋付けか現金、PayPay。カードはこちらの売店では使えないそうです。
18時に閉まるのでご注意を。 -
栗駒山荘と須川高原温泉は宿泊者はどちらの温泉も無料で入れます。
まず須川高原温泉の露天風呂、大日湯へ。
目の前の大日岩を見上げて入るプールのような広い露天風呂。夜は大日岩をライトで照らすそうです。
17時半過ぎと夕食近い時間、入っていたのは3~4人。須川高原温泉 宿・ホテル
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須川高原温泉の大浴場。こちらも数名しか入っていませんでした。
木造りの内湯は少し薄暗くていい感じ、と思っていたら突然蛍光灯の白い電気がパッとついて雰囲気ぶち壊し。
あの電灯はなんとかならんかなぁ、と思いました。 -
いったん部屋に戻り、19時からの夕食前にもう一度仙人の湯へ。
そこで真っ赤なしずむ夕陽と栗駒の山並み、鳥海山を見る事ができました。忘れられない景色です。
お風呂上がりのその足で食堂へ。
窓際の席が用意されてました。おひとり様もチラホラ。 -
すもも酒と前菜、陶板焼きのお肉がセットされてました。
前菜は地元の食材を取り入れて、どれも美味しく頂きました。 -
まずはビール、グラスは黒ラベルですがビールはえびすビール。
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イワナと袖イカのお造り。
イワナ美味しかったです。 -
生ビールがあっという間に消えてしまったので二杯目、地元のクラフトビールを注文。
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梅肉の乗った茶碗蒸し
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秋田牛、柔らかくサシも適度で大変美味しい。
私ははじめて秋田牛食べたのですが、これはもっと広く知られてもいいと思う。 -
たで酢で食べる鮎の塩焼き。
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豚の米酢煮、かなりお腹いっぱいでしたが案外さっぱりとしていたので難なく完食。
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今回の食事で唯一ダメだったのはこちらのカシューナッツの炊き込みご飯。
米どころ秋田なのに、何故カシューナッツが入っているの? -
デザートも美味しい。
料理は期待以上でした。1時間で食べ終わっていたのでペースは早め。
一人だから問題ないですけど。
明日も栗駒山に登ろう、と食事しながら決意。
2度目の栗駒山登山と仙台への3~4日目は旅行記その3でご紹介します。
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旅行記グループ 東北を巡るひとり旅 平泉、栗駒山、仙台
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