宮崎の旅　神話の里 高千穂

2025/07/05 - 2025/07/07

　６月は祝祭日が無い上、梅雨の時期でもあり、我が家では何となく旅行はガマンの時期となっています。そんなモヤモヤした期間は次の旅行の計画に思いを巡らせ、大好きな初夏を待ちます。
　そうして計画した7月の旅先は宮崎、夫婦ともに初宮崎です。昭和40年代には新婚旅行先としても人気があった観光地です。
　今回は普通の土日に月曜1日だけ休暇を取って2泊3日の旅です。７月末に消滅するANAマイルで特典航空券片道１席分をGetし、ちょっとお安い旅にしました。
　サンサンと輝く梅雨明けの南国の太陽の下、日南海岸をドライブする光景を期待しながら旅行の行程を組みました。　
　
　

エリア 高千穂・五ヶ瀬(宮崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

　今回も旅の始まりは羽田空港。気分が上がる飛行機の旅です。普通の土曜日、９時少し前の空港は比較的空いていました。

　定刻から10分程遅れて宮崎ブーゲンビリア空港に到着しました。羽田から１時間半のフライトです。荷物受取ロビ－には有名なゴルフ大会の過去の優勝者の写真が並び、ゴルフ一色のお出迎えです。 ちなみに私はゴルフはやりませんが。

宮崎空港 (宮崎ブーゲンビリア空港) 空港

　まずは空港でレンタカ－を借りて、空港から５分くらいのうどん屋へGO！ちょうどお昼なのでまずは腹ごしらえです。

　「山椒茶屋」というお店で人気店の様です。

山椒茶屋 宮崎店 グルメ・レストラン

　店の中は広く大勢のお客さんが入っていました。

　野菜畑というコーナ－があって、サラダなどは自由に食べられます。

　こんな感じです。漬物もあります。

　店内はとても広いので、待たずにすぐに入れました。

　天ぷらが付いた肉うどんを注文。麺は柔らかくモチモチで、出汁が効いて美味しいうどんでした。

　トッピングに宮崎名物ごぼう天をシェア。こんなにデカいんです。二人で分けてちょうど良い感じです。

　食後は隣の店で土産物の偵察です。

　そしてやってきたのが、高千穂峡。空港から高速を使ってちょうど2時間位です。第３駐車場に停めて少し山道を下ると、橋の下流にいきなり渓谷が広がります。

　反対側（上流）は静かな流れ。

　遊歩道を歩いて行くと橋が3本並んで見えます。高千穂峡の遊歩道の撮影ポイントとなっている「高千穂三橋」です。形の異なるアーチ橋が一望でき、 一つの峡谷の一か所に三本ものアーチ橋を見ることができるのは全国でもここだけだと言われてます。

　遊歩道を進むときれいな峡谷が続きます。太古の昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり、侵食された断崖が聳える峡谷で、高いところで100ｍ、 平均80ｍの断崖が東西に約７キロに渡って続き、昭和9年に「五箇瀬川峡谷」として国の名勝・天然記念物に、 昭和40年には祖母傾国定公園の一部に指定されています。

こんなメガネ橋も周辺環境に溶け込むデザイン。

　結構起伏のある山道を登ったり降りたり、五ヶ瀬川の緩やかな流れ沿いにエッチラオッチラ歩きます。

　途中こんな巨石がゴロリ。「鬼八の力石」と呼ばれ、重さは200ｔあるそうです。高千穂の伝説に残る鬼八が投げたという巨石です。

鬼八の力石 名所・史跡

　そして10分程歩くと見えてきました。本日のメインイベント。

　これが有名な「真名井の滝」です。阿蘇山の太古の火山活動で生じた柱状節理の岩層を、川の流れが長い年月をかけて谷底深く削り、滝の姿と一緒になって自然の造形美が広がっています。

真名井の滝 自然・景勝地

　天孫降臨の際、この地に水がなかったので、 天村雲命が水種を移した「天真名井」から湧き出る水が水源の滝と伝えられています。神話の里の所以ですね。

　とても神秘的な風景です。

　少し上った所に「おのころ池」というチョウザメの生息する池があります。透き通った淡水の中、元気に泳いでいました。

おのころ池 自然・景勝地

　滝の下流方面まで歩き、御橋から上流側に見える真名井の滝の風景です。

　滝の平常時の落差は17メートル、さほど規模の大きな滝ではないですが、狭く奥深い渓谷に静かに細く注ぎ落ちる景観が人気なのでしょう。まさに“神話の里"らしい風景となっています。

　御橋の下流側の景色です。御塩井駐車場の奥から川岸に降りたところに、ボート乗り場があります。滝の下まで手漕ぎボートで行き来でき人気だそうですが、何故か本日は誰も乗っていませんでした。

　次に高千穂神社に寄ってみます。日本書紀にも書かれている1900年の歴史を持つ由緒ある神社で、パワースポットとしても知られ、全国各地から多くの人が訪れているそうです。

　約1900年前の垂仁天皇時代に創建されました。高千穂郷八十八社の総社で、神社本殿と所蔵品の鉄造狛犬一対は国の重要文化財に指定されています。

　階段を上ると源頼朝の代参・畠山重忠手植えの樹齢約800年の「秩父杉」が聳えています。

　屋根の千木を模ったものでしょうか。

　本殿右側の壁に、荒神鬼八を退治したとされる三毛入野命の地元伝説を描いた彫刻があります。
　伝説では、三毛入野命は、弟が天皇になった後、故郷の高千穂を治めるために戻り、村人に恐れられていた暴君鬼八を退治したそうです。また、鬼八に捕らえられていた鵜目姫を助け結婚し、二神は８人の御子を産んだと伝えられています。

　こちらの神社の御利益は縁結び・夫婦円満です。しっかり祈って宮崎に戻りました。

高千穂神社 寺・神社・教会

　今夜の夕食はこちらで「結い-yui- 宮崎店」というお店です。一応予約して行きました。

　綺麗なお店でちょっと高級感もあります。のどぐろの天ぷらと山芋のナッツのコロッケ。旨い。

　宮崎と言えばチキン南蛮。

　お刺身と宮崎牛の炙りステ－キ。

　そしてお楽しみの麦焼酎ロックとチェイサ－に水を頼みました。

　これです。実は事前に知り合いの方に宮崎のオススメ焼酎を聞いて、「百年の孤独」という麦焼酎を勧められていました。有名な焼酎で酒屋ではなかなか購入できない様で、食事の時にあれば飲んでみたいと思っていました。グラスで1500円とお高いですが、アルコ－ル40度と焼酎というよりウィスキ－に近く、香りが良く美味しく頂けました。
　これは飲んでみて良かったです。なにせ命名がおしゃれで良いですよね。

　食後、宮崎最大の歓楽街 “ニシタチ”をブラつきました。土曜の夜という事でそこそこ賑わっていましたが、人がゴチャゴチャしてる感じでは無く、程よく賑やかでした。

　夜９時半位でしたが、スイ－ツ店が繁盛していたので覗いてみました。

果物屋cafe マルイ グルメ・レストラン

　こんな時間に買い物客などで賑わっています。

　美味しそうなマンゴ－プリンやケーキなどが並び、明日の夜にでも買おうかと考えていると明日は休みと聞き、速攻で買ってしまいました！

　なかなか良い感じの繁華街です。

　ホテルに向かっていると行列のフルーツパーラーを発見！若者が10組程度並んで空きを待っていました。
　10時は過ぎていたと思いますが、これからフル－ツ食べるんですね。やはり南国の文化はこんな感じなんでしょうか。

フルーツ大野 グルメ・レストラン

　では本日はそろそろホテルに戻ります。初宮崎、観光地も夜の街の雰囲気もとても良い感じで楽しめました。