2025/06/05 - 2025/06/06
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ドイツ発!世界を歩く旅人ガイドKeikoさん
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ゲルリッツといえば?
私の頭の中にまず思い浮かぶのは2014年のコメディ映画『グランド・ブダペスト・ホテル』の素敵なシーン。
たくさんの映画の舞台になってきたゲルリッツ。『Görliwood』なんて造語もあるとか!?
もちろん街の魅力はそれだけではない。
今回、街の公認ガイドさんと2時間みっちり街歩きした、その魅力を記録してみた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
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太い塔(Dickerturm)とマーケット
私が訪れた時はちょうどマーケットが出ていて、野菜や果物も豊富だが特にお花たちがカラフルで素敵だと思った。
映画『グランドブダペストホテル』のホテルのセットが組まれていた旧デパートからすぐ。
デパートは閉鎖されていて、時々ツアーで中を見学できる。 -
Kaufhaus これが噂の旧デパート、『グランドブダペストホテル』の内部セットが組まれた場所。
見学できる日は不定期に張り出されるみたい・・・
平日の8時から14時の間にここに電話するとツアー予定の確認と予約ができるらしい。
ドイツ49(0)172-1588131
今回は手違いにより見学できなかったので、次回は自分でしっかり予約していこう!
入りたかった!
ショーウィンドーにはあたかも営業中のデパートであるかのように服飾や家具などの展示がされいてるが、それは近所のお店のものだそう。カウハウフゲルリッツ 建造物
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ブリューダー通り(Brüderstraße)
ゲルリッツのメインストリート、オーパーマルクトから続く通り。
カラフルな街並みが続き、かつてヴィア・レギアと呼ばれる流通ルートでもあったため、豪華な建物が多い。
街は14から15世紀ごろから主に塩と染料の取引で発展した。
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』では主人公のゼロが新聞を購入するキオスクが真ん中に立っている事を想像して欲しい。 -
市庁舎(Rathaus)
街の中心にあり、ツアーで塔に上れる。
悪天候の場合はツアーがキャンセルされることがあるので、階段横に看板が出ているか確認しよう!
私は午後に雨が降ったため滑りやすいということで上れなかった。
映画『グランドブダペストホテル』ではパート2の冒頭で主人公のゼロが麓の街ズブロフカで新聞を購入した後、ホテルのある山の上に上るフニクラ乗り場はこの階段の右横。市庁舎 (ゲルリッツ) 建造物
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フィッシャー通り(Fischerstraße)
フランチスカーナー教会の塔を望む綺麗な路地で、人通りは少ない。
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』ではお菓子屋さんのMendlがある場所で、アガサがデリバリーの自転車に乗っているシーンなどが撮影された。
(ショップの中は、ドレスデンの美しい牛乳屋さんモルケライ・ゲブリューダー・プフント)オーバーマルクト (ゲルリッツ) 広場・公園
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ライヒェンバッハ塔からの眺め(Aussicht aus dem Reichenbacherturm)
オーパーマルクトの全体を見渡せる展望台。
外には出られないので窓のガラス越しの景色を堪能。
神聖ローマ帝国が解体し、ゲルリッツも属するオーパーラウジッツはプロイセン王国となった。
その頃、19世紀に建てられた建物も多く、プロイセン風の独特な歴史回帰主義建築が美しい。
余談だけど今回動きやすいようにと思い自転車を持参したが石畳が多くて思ったように移動できず。
なかなかの衝撃だった。
マウンテンバイクで良かったよ(汗)。ライヒェンバッハ塔 建造物
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フランツィスカーナー派の教会と噴水
噴水は神聖ローマ帝国が解体後にプロイセン王国の管轄となったゲルリッツが、それまで属していたザクセン公国に対するブラックジョークになってい流。
中央の像はザクセンの方向にお尻を向けていて、当時のスカートのような男性服の下からお尻を覗けるようになっている。
その下の犬は舌を出していて・・・つまり・・・
(あとはご想像にお任せです。) -
ハレンハウス(Hallenhaus)
ゲルリッツに約32残っている、いわゆる商館の豪華版。
扉の装飾でどんな人が住んでいたのか分かることや、両端に腰掛ける場所が設けられているのが特徴。
約20のハレンハウスは世界文化遺産登録に向けた動きがあるそう。 -
バロックハウスの中にある美しい図書館
中に入ることはできないが、入り口から写真を撮ることができる、人気のフォトスポットでもある。
でも写真を撮るのがとても難しい!
ナイス通り(Neißstraße)にあり、プロイセン風の歴史回帰主義の建物が多い中でバロックの装飾が目立つ。
1726年に建設された。
子どもの頃は図書館が好きでよく行っていたけど、図書館を「美しい」なんて思う日が来るとは思わなかった。
この木造アーチの感じが柔らかくていいね!
ずっと眺めていると、真ん中に置いてある大きな本に吸い込まれてしまいそうな感覚に陥る。
アリスと一緒に不思議の国に行けるかな?
(何の本だろう?ガイドさんによると、真ん中の本は定期的に変わるということだった!)Oberlausitzische Bibliothek der Wissenschaften 文化・芸術・歴史
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聖ペーター教会はロマネスク様式で建築され、その後15世紀にゴシック様式に拡張された。
18世紀にはバロック化され、教会の塔もバロック様式に改築されたとか。
しかし19世紀に入り歴史懐古主義の影響も受けてバロック様式の塔は取り壊され、ネオ・ゴシック様式の双塔が新築された。
この双塔が真っ白で凄いの!
写真はポーランド側から。ペーター教会 寺院・教会
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なぜ真っ白なのか、公認ガイドさんに聞いたところ、とても興味深いお話をしてくれた。
教会の大部分は砂岩で作られ、砂岩というのは年月とともに微生物に侵食され黒ずんでくる。
しかし19世紀に作られた塔が真っ白なままなんて信じられない!
その答えは建材にあったの。
何と、この真っ白な双塔は白いレンガで作られているとのこと!
マジで!?
白いレンガなんて初めて見たかもしれない。
しかもこんなに綺麗な白なんて!?
そんなわけで、この双塔はずっと白いままなのだそう。
写真は夕暮れ時にポーランドに渡る橋から撮るのが良いと思う!ペーター教会 寺院・教会
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ゴシック様式の五廊式教会。
天井から下がるベツレヘムの星を模した星たちに吊られるシャンデリアが美しい!
バロック様式の祭壇、内装、オルガン全て素晴らしい。
写真は有料の許可証を購入してから撮りましょうね。
12:00 のオルガンのプレゼンにさせて頂いた。
(Orgelpräsentation) J. B. Bachの楽曲でばーんと始まる。
『Sonnenorgel(太陽のオルガン)』はバロック様式で、ミントグリーンが素敵。
17の太陽のモチーフがあしらわれているのでその名がついた。
響きが特別なものになるように計算され尽くしているそう。
機会があればまた聴きたい~。ペーター教会 寺院・教会
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ゲルリッツ側からポーランドの方を見るとこんな感じ。
高低差によって街の景観が独特で美しいものとなっている。ペーター教会 寺院・教会
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シナゴーグ(Synagoge)
豪華な祭壇と天井。
下が男性、上が女性が座ったそうで、ツアーで上の席に入れてもらうことができる。
子孫を残すことができる女性が上、という事だったらしい。
この大きなホール以外に、今でも使われている小さなお祈りの部屋がある。 -
夜ご飯(?)。
ジェイコブの宿、と訳せるのかな。
今回どうしても行きたかったのがここ、Przy Jakubie。
『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督を始め、スタッフや役者の方たちが通っていたというポーランド側の小さなレストラン。
キッチンクローズが早くてご飯に間に合わなかったけど、ここに座ってもの想いにふけりたかったのよ~! -
壁には著名人の方たちのサインがたくさん。
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ウェス・アンダーソン監督のところをアップで!
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