2023年　/　スイス　ミュージアム巡り (12) マイエンフェルト【ハイジ村】

2023/06/08 - 2023/06/08

　今日から、ロマンシュ語が使われるグラウビュンデン州の旅のスタートです。
　本日は、ずっと行ってみたかった『アルプスの少女ハイジ』のテーマパーク、ハイジ村を訪問します。

エリア マイエンフェルト(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0

　ハイジホテルの朝食会場には、珍しいことにサプリメントが置いてあったので、マルチビタミンをいただきました。コイン大の大きさでトローチなのかとそのままかみ砕きましたが、その後、水に溶かして飲むのでは、と家族に指摘されました。

Swiss Heidi Hotel ホテル

　のどの炎症や咳にも有効なリンデンのハーブティーも、風邪対策として飲みました。

Swiss Heidi Hotel ホテル

　マイエンフェルト村を通り抜け、最初にハイジの泉に立ち寄りました。

ハイジの泉 モニュメント・記念碑

　ハイジが岩によじ登って、流れる水をのぞきこんでいます。ハイジの水を記念にペットボトルに汲みました。

ハイジの泉 モニュメント・記念碑

　ハイジの泉には、団体バスも立ち寄れるように大きな駐車場が完備されているので車でアクセスしましたが、マイエンフェルト村から歩いてくる人のための赤い標識もそばにありました。マイエンフェルトから泉、ハイジ村を所要90分で周遊できるハイキングコースです。

ハイジの道 体験・アクティビティ

　ハイジの道の標識も、ハイジの泉と同じくハイジと雪ちゃんが描かれています。

ハイジの道 体験・アクティビティ

　ハイジ村の駐車場からテーマパーク入口までは牛が放牧されていました。テーマパークのチケットは、スイストラベルパス提示で団体料金にディスカウントしてくれました。

ハイジ村 草原・平原

　チケット売り場の2階は、Johanna Spyri's Heidi worldになっていました。「Sugar&Spice : Heidi」というアメリカで放映されたらしい謎の日本アニメもあるようです。

ハイジ村 草原・平原

　2015年のハイジの映画で使われたクララやペーターの衣装も展示されていました。

ハイジ村 草原・平原

　スイスの原書の『ハイジ』の挿絵を担当したスイス人画家、ルドルフ・ミュンガーが、ハイジの冬の家のモデルとして描いた農家が、ハイジ博物館となっています。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　アルムじいさんのところにハイジを連れて行く途中、デーテがバルバラとおしゃべりしている背景として描かれているそうです。
　カントリー風のインテリアがかわいい食堂。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　居間では、ハイジがペーターに字を教えています。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　「あんたに字を覚えて欲しいの。まず字を覚えて、毎日おばあさんに、一つか二つ、歌詞を読んであげなきゃだめよ。」「そんなら勉強するよ」
　右端に見える小さな梯子を登った先がハイジの部屋になっています。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　屋根裏部屋にあるハイジの寝室です。料理オーブンの上にある部屋なので、冬でも暖かく過ごせるようになっています。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　クローゼットには、アニメのハイジでおなじみの赤いワンピースもありました。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　ハイジの部屋の窓からの眺めです。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　隣の屋根裏スペースでは、洗濯物が干されていました。洗濯物だけでなく、食料も屋根裏部屋で乾燥保存していたそうです。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

　夏を過ごしたおじいさんの家のモデルとなった山小屋が、ハイジ村に再現されていました。本物の山の家には、往復5時間ものハイキングでしか到達できないので見るのは無理だと思っていましたが、レプリカであってもこちらで見学できてうれしいです。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　しかも、本物の山小屋の内部は非公開ですが、こちらのハイジヒュッテは、中に入ることもできました。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　チーズ作りに使う大鍋もあり、実際にチーズを作っているかのような作業音も聞こえました。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　食料庫内に入ると、棚にできあがったチーズがたくさん並んでいました。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　パンをネズミから守るための専用の置き場です。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　2階への梯子を上がったところで、おじいさんが大工仕事をしていました。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　もちろん、藁のベッドもありました。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　ベッドのそばには、クララが遊びに来ているのか、車椅子も置いてありました。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　梯子を下りると、山羊小屋がありました。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　外には牛もいました。毎日、20リットルのおいしいミルクを絞れるそうですが、2人ではそんなに飲めないので、チーズ作りは日課だったのかもしれません。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　朝、ハイジが顔を洗っていた水飲み場もありました。アルムの山でのハイジの夏の生活が体感できる施設でした。

ハイジヒュッテ 散歩・街歩き

　自由の民、ヴァルザーの町役場です。ヴァルザーは、厳しい山岳地帯にあえて入植する代わりに、完全な個人の自由を手に入れていた誇り高い人々で、ハイジのおじいさんのキャラクターモデルになったのかもしれません。

ハイジ村 草原・平原

　町役場は、村の学校も兼ねていました。ハイジやペーターが通った教室です。

ハイジ村 草原・平原

　アルベール・アンカーが描いた勉強する少女の肖像画です。

ハイジ村 草原・平原

　同じくアンカー「学用品を持った少年」。こちらはヴィンタートゥールの美術館に展示されていました。

ハイジ村 草原・平原

　ハイジのキャラクターが勢ぞろいしたハイジ村の記念撮影スポットです。一人旅の男性も、熱心に自撮りしていました。

ハイジ村 草原・平原

　最後にギフトショップに立ち寄り、マグカップを購入しました。

ハイジ村 草原・平原

　ギフトショップにある郵便局から葉書を出せば、ハイジの家のオリジナル消印を押してくれるという情報をネットで目にし、久しぶりに葉書を出してみました。ところが帰国後確認すると、お目当ての消印はなく、残念な結果に終わりました。

ハイジ村 草原・平原