露天風呂で猫に覗かれた！外猫のいる温泉宿、福松荘でのんびり部屋食＆貸切風呂。

2023/06/02 - 2023/06/03

猫がいるというクチコミを見かけたので、猫に会いに宿泊しました。
かわいい２匹の外猫と思う存分触れ合い、新鮮なお造りを部屋食でいただき、貸切風呂でくつろげました。
また行きたい宿のひとつです。

エリア 片瀬温泉・白田温泉(静岡)

15時に片瀬白田駅に到着しました。定刻は14:57到着ですが、乗車中の車内アナウンスで「大雨によりこの先一部区間速度を落として運転します」とあり、電車が3分程遅れていました。片瀬白田駅で降りたのは3人くらいでした。

片瀬白田駅 駅

片瀬白田駅はICカードで出場できました。

片瀬白田駅は無人駅です。職員がいない代わりに、伊豆急下田駅につながるインターホンがありました。

片瀬白田駅外観。

片瀬白田駅を出て、右手に進みます。

白田川親水公園です。結構本格的な庭園っぽくて好きな雰囲気です。

白田川親水公園 公園・植物園

白田川親水公園から電車が見えました。

白田川親水公園を散策。

休憩所的なものもありましたが、雨なのでイスが濡れていました。

目の前を横切っているのは伊豆急行の線路で、右側の線路下をくぐり、公園を後にします。

白田川に下りる階段がありましたが、濁流なので上から見るだけにしました。

「しらなみはし」と書かれた橋を渡ります。とにかく風が強くて、傘が飛ばされそうです。

橋からの眺めです。とにかく濁流です。

Googleマップで「はりつけの松」と書かれていましたが、風が強くて向こう側に行くことができず、傘を差しながら撮影したところ、風でブレた写真しか撮ることができませんでした。

はりつけの松 自然・景勝地

海岸沿いのオシャレなモニュメント。天候が悪いので通り過ぎただけです。

歩いて福松荘へ向かいます。

白田川親水公園などに寄っていたので、福松荘の到着は15時半でした。

中に入りましたが、誰もいません。

テーブルにあったベルを鳴らしたら、スタッフが来てチェックイン。貸切露天風呂の予約や、夕食と朝食の時間を決めました。

お風呂の場所を説明された後、客室へ案内されました。

味湯海亭 福松荘 宿・ホテル

湯葉のティラミス。冷たいうちにどうぞと言われました。レアチーズケーキみたいで美味しかったです。

テレビ。

洗面は窓側。

洗面にドライヤー・冷蔵庫あり。

ドライヤーはロゴがなくメーカー不明。一見きれいに見えましたが、吹出口にホコリがありました。

冷蔵庫内の冷水は無料でした。冷たい水がありがたい。冷水以外は有料です。

クローゼットも窓側。

浴衣やバスタオルがありました。

トイレは出入口側。

トイレ側の引き戸から出れば、和室からそのままトイレに行けるのが便利でした。スリッパに履き替えてトイレに行く必要がある宿も多いので。

2階客室からの眺め。

海が目の前です。
お値段安めの1階6畳で予約していたのですが、この部屋は2階8畳なので、アップグレードしてもらえたようです。

2階客室前廊下です。1階の貸切風呂を見に行きます。

1階の貸切風呂へ向かう通路です。
福松荘のお風呂は全て貸切スタイルで、チェックイン時に予約する露天風呂と、空いていれば自由に入れる内湯があります。
この通路正面がタイル風呂、左に行くと自分で湯をはるタイル風呂があります。

手前のタイル風呂を覗きます。

脱衣所。

夜に入浴しましたが、下の方が冷たかったです。混ぜたら39度くらいのぬるめでした。また、割れているタイルの部分に寄りかかると背中が痛かったです。

シャワーは２つ。

シャンプー類はポーラ。

洗顔フォームは市販のものでした。

次は、隣にある、自分で湯をはるタイル風呂へ。入浴はせず、見るだけです。

脱衣所。洗面はなくシンプル。

カラの浴槽です。チェックイン時に、「熱い湯が出るので水でうめて、5分程でたまります」と説明がありました。新鮮なお湯に入りたい人には良いスタイルです。

シャワーは１つ。シャンプー類はタイル風呂とほぼ同じでした。

ロビーです。

ロビーにウォーターサーバーがありましたが、客室冷蔵庫内の水のほうが冷たかったです。

貸切露天風呂の予約時間である16:30になったので、フロントから鍵を取って露天風呂へ向かいます。

ここから外に出ます。

外履きは全て草履。靴下では草履が履けません。きつめなので脱ぎ履きに手を添える必要がありました。普通のサンダルのほうが良いなー。

外に出ると、猫がいました。チェックイン時に露天風呂の場所を案内されたときにもいた猫です。猫の下に、貸出用の傘があります。雨天なので借用しました。猫が苦手な人は、傘を取れないのでは…。
あと、灰皿があるのでここが喫煙所です。タバコが苦手なので、通るときに喫煙者がいたら嫌だなと思いました。今回の宿泊では喫煙者との遭遇はありませんでしたが。

この先が露天風呂です。

脱衣所です。洗面はありませんでした。

露天風呂。柵で囲まれているので開放感はありませんが、外の空気が感じられます。蚊がいました。刺されないよう気をつけました。

シャンプー類は内湯と同じ。

この日は大雨でしたが、屋根がしっかりしていて、雨に濡れることはありませんでした。

10分程写真を撮り、さあ入浴しようとしたとき、バスタオルを忘れたことに気付きました。予約時間が16:30～17:10なので、急いで部屋から取ってきて入浴しました。
ふと上を見ると、壁の上に猫がいます。こちらを見ないように気を遣って背を向けているようです。

40度くらいでちょうどいい温度。短時間しか入浴していないのに、お湯から出た後に汗がじわじわ出ました。

あっ！猫がいつの間にかこっちを見ています。いつから覗かれていたのか…。

下りてきて、バリバリ爪とぎ。

ゴロン。

かわいいけど、踏まないように、体を拭く際に水が猫にかからないようにと気を遣いました。

出るときは鍵をかけてと案内されていたのですが、猫をどうしようかと悩みました。猫なので壁に登れることに気付き、猫を残したまま鍵をかけて露天風呂を後にしました。次に入浴する人、猫がいたら驚くでしょうね。
お湯と猫に癒されたような、時間と猫で慌ただしかったような入浴でした。

夕食の時間はチェックイン時に聞かれ、17:45から15分刻みだったので、18:00で依頼しました。部屋でゆっくりしていると、17:30にスタッフが来てお茶セットを片付けて行き、17:45に食事が運ばれてきました。ちょっと早くない？

口頭で料理の説明をしてくれましたが、献立があるので、あまり真剣に聞いていませんでした。後から献立を見たら、先付、前菜、酢の物しか書かれていませんでした。ちゃんと聞いておけばよかったです。

お造りの宿とうたっているだけあり、どれも魚の甘味を感じました。
ワサビは自分ですりおろします。ワサビと鰹節と醤油でワサビご飯にするとよいと説明してくれ、美味しそうだと思いましたが、満腹でできませんでした。

全体的に薄味で好みでした。
キンメの煮付けは濃い味付けの宿が多い中、こちらはあっさりとしていて、今まで食べたキンメの煮付けで一番好きかも。
カレイの西京焼きは身がフワフワで美味しかったです。西京焼きって味噌が強くてそこまで好きではないのですが、味濃すぎず好みでした。
カサゴ唐揚げ、美味しいけどタレが少なかったです。
蒸し野菜も美味しかったです。

テレビでニュースを見ながら食事をしていたのですが、線状降水帯で東海道新幹線が運転を見合わせていると知りました。雨風が強いと思っていましたが、こんなに大変なことになっていたとは思いませんでした。

デザートはアロエヨーグルト。「そのままお布団敷かせていただいてよろしいでしょうか」と聞かれ、了承。

後から別のスタッフが来て、布団を敷いてくれました。

19:25、貸切風呂（檜）へ。ちょうど空いているようです。

脱衣所。他の内湯より広く感じますが、複数人だとカゴの位置が使いにくそう。

化粧水や綿棒が置かれていました。

洗い場はそれほど広くありません。

シャンプー類は他の風呂とほぼ同じ。

温泉は38度くらいとぬるめで、湯上りが涼しく感じるくらいでした。

夜の露天風呂へ行く道はどんな感じかなと外に出て見ました。結構暗いです。
この後、タイル風呂にも入り、就寝しました。

翌朝7:20、予約していた露天風呂に行くためロビーを通ったところ、何やら昨日なかったものが。

モーニングコーヒーサービスでした。紅茶ティーバッグもありました。
たまたま気付きましたが、何も案内はありませんでした。気付けてよかったです。

露天風呂への出入口には朝も猫がいました。

声をかけたら「ニャー」と挨拶してくれました。

2匹ともかわいい…。

露天風呂へ。

朝の露天風呂は清々しい感じ。

猫たちに会いたくて早めに露天風呂を出たのですが、猫は2匹ともいませんでした。残念。

朝食はチェックイン時に聞かれ、7:30、8:00、8:30から選べたので、8:30でお願いしていました。8:10に布団下げのためスタッフが来て、食事は8:15に運ばれてきました。夕食のときといい、早くない？

朝食にもお造りが。朝食も美味しかったです。

アジの干物もアツアツでいただけたのですが、皿の端のほうで魚の身をほぐそうとすると皿が傾いてしまい、反射的に皿を手で抑えたら皿が熱かったです（あたりまえ）。火傷には気を付けましょう。

食後、猫に会いに再び露天風呂への出入口へ。

ずっと触っていられるかわいさです。

食事の配膳等で部屋に来るスタッフや敷地内で会うスタッフが、猫の話をいろいろしてくれました。この2匹は親子だそうです。小柄な母猫がみーちゃんで、大きいほうが子のリクくん。もう1匹猫がいたが亡くなったとかあまりのかわいさに連れ去られたとか、いろいろな説が聞けました。
親しみやすいスタッフばかりでした。

部屋で荷物をまとめてチェックアウトのためフロントへ向かおうとすると、ガラス扉の向こうに猫の気配。10分前に会ったばかりなのにまた会いたくなりましたが、会うと離れられなくなりそうなので我慢しました。

伊豆熱川駅まで送ってもらいます。猫は、晴れた日は正面玄関前のここでゴロゴロしていることが多いようです。この日も雨なので玄関では目撃できず。

福松荘から伊豆熱川駅までは車で３分くらいでした。
運転手さんの対応が素晴らしく、駅前に別の車が停車していたのですが「あの車が動くまで少しお待ちください」と配慮のある声かけや、車を降りる際には運転席からサッと出てきて傘を開いてくれました。姫になった気分でした。

伊豆熱川駅 駅

電車の時間より少し早めに送ってもらったのは、伊豆熱川駅前の足湯に入りたかったからです。雨で座面が半分程濡れていましたが、入ることができました。くるぶしくらいまでの浅めでした。

熱川湯の華ぱぁーく 公園・植物園

福松荘の周り（徒歩圏）には何もないけれど、また福松荘に来たいと思いました。
また行きたいなーと思い福松荘をネット検索していたら、猫のリクくんが天国に行ったと書かれた2024年のクチコミを見かけました。あのかわいかったリクくんにもう会えないなんて…残念です。