六甲山・摩耶山周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
新田次郎が描いた「孤高の人」は登山家加藤文太郎を主人公とした小説です。彼が登山のトレーニングによく通った六甲全縦走路は須磨浦公園から数々のピークを経て摩耶山、六甲最高点を経て宝塚まで続きます。公称56㎞(コースの取り方により異なりますが実際は45km前後のようです)と言われる縦走路です。学生の時には一日(約11時間)で踏破した自分も歳を重ねた今ではとても全縦走は無理と考えて、西側半分(須磨公園から新神戸駅の半縦走)を二日間かけて縦走しました。このコースは特に上り下りが多くしかも急登が何か所もあります。まず一日目は須磨浦公園からスタートします。鉢伏山、旗振山、鉄拐山、高倉山、栂尾山、横尾山、須磨アルプス(馬の背)、東山、妙法寺、高取山、鵯越駅です。宿泊ホテルは東横イン神戸駅前です。二日目は鵯越駅からスタートし菊水山、天王吊橋、鍋蓋山、再度越、太龍寺、市ケ原です。新神戸駅には市ケ原から縦走路を外れ布引滝経由で下山しました。所要時間は二日間で12時間ほどです。<br />

六甲半縦走を楽しむ旅行をしました。

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2025/04/16 - 2025/04/17

524位(同エリア738件中)

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パリが大好きさん

この旅行記のスケジュール

2025/04/16

この旅行記スケジュールを元に

新田次郎が描いた「孤高の人」は登山家加藤文太郎を主人公とした小説です。彼が登山のトレーニングによく通った六甲全縦走路は須磨浦公園から数々のピークを経て摩耶山、六甲最高点を経て宝塚まで続きます。公称56㎞(コースの取り方により異なりますが実際は45km前後のようです)と言われる縦走路です。学生の時には一日(約11時間)で踏破した自分も歳を重ねた今ではとても全縦走は無理と考えて、西側半分(須磨公園から新神戸駅の半縦走)を二日間かけて縦走しました。このコースは特に上り下りが多くしかも急登が何か所もあります。まず一日目は須磨浦公園からスタートします。鉢伏山、旗振山、鉄拐山、高倉山、栂尾山、横尾山、須磨アルプス(馬の背)、東山、妙法寺、高取山、鵯越駅です。宿泊ホテルは東横イン神戸駅前です。二日目は鵯越駅からスタートし菊水山、天王吊橋、鍋蓋山、再度越、太龍寺、市ケ原です。新神戸駅には市ケ原から縦走路を外れ布引滝経由で下山しました。所要時間は二日間で12時間ほどです。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
交通
4.0
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • JR神戸駅から須磨駅を経由して山陽電鉄須磨浦公園に8:40に到着しました。さっそく準備をして登山口に向かいます。

    JR神戸駅から須磨駅を経由して山陽電鉄須磨浦公園に8:40に到着しました。さっそく準備をして登山口に向かいます。

    須磨浦公園駅

  • 登山口には「六甲全山縦走路案内図」と書かれた立派なな案内板があります。新田次郎作「孤高の人」の主人公である登山家加藤文太郎が紹介されています。

    登山口には「六甲全山縦走路案内図」と書かれた立派なな案内板があります。新田次郎作「孤高の人」の主人公である登山家加藤文太郎が紹介されています。

  • 須磨浦公園の急な階段の途中にある広場には与謝野蕪村の可否があります。江戸時代中期の歌人与謝蕪村の有名な俳句である「春の海ひねもすのたりのたりかな」です。

    須磨浦公園の急な階段の途中にある広場には与謝野蕪村の可否があります。江戸時代中期の歌人与謝蕪村の有名な俳句である「春の海ひねもすのたりのたりかな」です。

  • 須磨浦公園の階段を上ります。所々にミツバツツジがきれいに咲いている階段をどんどん登って行きますが、意外にきついです。

    須磨浦公園の階段を上ります。所々にミツバツツジがきれいに咲いている階段をどんどん登って行きますが、意外にきついです。

  • 鉢伏山を経て旗振山頂(242m)に着きました。2つ目のピークです。ここまで1.3㎞です。平日ですから茶屋は営業していません。休憩していると毎日登山をされている方が名前を記帳されていました。ちょうどよい運動ですね。

    鉢伏山を経て旗振山頂(242m)に着きました。2つ目のピークです。ここまで1.3㎞です。平日ですから茶屋は営業していません。休憩していると毎日登山をされている方が名前を記帳されていました。ちょうどよい運動ですね。

  • 旗振山頂から一度下り上り返して3つ目のピーク鉄拐山(193m)に到着しました。スタート地点から約2㎞です。

    旗振山頂から一度下り上り返して3つ目のピーク鉄拐山(193m)に到着しました。スタート地点から約2㎞です。

  • そして4つ目のピーク高倉山に到着しました。ここからが本格的なアップダウンが始まります。涼しい時間帯に高度を稼ぎます。

    そして4つ目のピーク高倉山に到着しました。ここからが本格的なアップダウンが始まります。涼しい時間帯に高度を稼ぎます。

  • 高倉山からは下に見える高倉台団地まで一気に下ります。ここを下るのはよいけれど高倉台団地の向こうに見える栂尾山が見えます。また上るの?と早くも弱気になってしまうほどの急階段を下りました。

    高倉山からは下に見える高倉台団地まで一気に下ります。ここを下るのはよいけれど高倉台団地の向こうに見える栂尾山が見えます。また上るの?と早くも弱気になってしまうほどの急階段を下りました。

  • 高倉台団地を過ぎると地獄の急階段が続きます。このような階段が延々と続きます。上を向いたら絶望感に捕らわれますから、足元をしっかり見ながら歩きます。

    高倉台団地を過ぎると地獄の急階段が続きます。このような階段が延々と続きます。上を向いたら絶望感に捕らわれますから、足元をしっかり見ながら歩きます。

  • そして着いたのが栂尾山山頂(271m)です。ここまでスタート地点から3.8㎞です。

    そして着いたのが栂尾山山頂(271m)です。ここまでスタート地点から3.8㎞です。

  • 一日目のハイライトである須磨アルプス(馬の背)です。荒々しい花崗岩が風化した地形です。危険個所もあり滑りやすいので慎重に下りて行きます。このあたりでスタート地点から4.8km です。

    一日目のハイライトである須磨アルプス(馬の背)です。荒々しい花崗岩が風化した地形です。危険個所もあり滑りやすいので慎重に下りて行きます。このあたりでスタート地点から4.8km です。

  • 妙法寺の門前ですが、時間がないので先を急ぎます。この後はこの日最後の登り、高取山が待っています。このあたりでスタート地点から6.7kmです。

    妙法寺の門前ですが、時間がないので先を急ぎます。この後はこの日最後の登り、高取山が待っています。このあたりでスタート地点から6.7kmです。

  • 高取山山頂(299m)にある高取神社です。スタート地点から8.6㎞です。縦走路を外れて頂上に立つと絶景が見えるそうですが、登山靴で参拝路を歩くのはどうかなと思って遠慮しました。

    高取山山頂(299m)にある高取神社です。スタート地点から8.6㎞です。縦走路を外れて頂上に立つと絶景が見えるそうですが、登山靴で参拝路を歩くのはどうかなと思って遠慮しました。

    高取神社 寺・神社・教会

  • 神戸電鉄鵯越駅(142m)です。源平合戦一の谷の戦いで源義経が鵯越の逆落としを決行したのがこの地です。この奇襲に驚いた平家一門は四国の屋島に敗退します。駅には源義経が描かれていました。一日目の縦走はここまでで二日目のスタート地点になります。JR神戸駅前のホテルに戻って二日目に備えます。ここまでスタート地点から11.8kmになります。

    神戸電鉄鵯越駅(142m)です。源平合戦一の谷の戦いで源義経が鵯越の逆落としを決行したのがこの地です。この奇襲に驚いた平家一門は四国の屋島に敗退します。駅には源義経が描かれていました。一日目の縦走はここまでで二日目のスタート地点になります。JR神戸駅前のホテルに戻って二日目に備えます。ここまでスタート地点から11.8kmになります。

    鵯越駅

  • 二日目の縦走のスタート地点は神戸電鉄鵯越駅です。ホームの東側に沿って縦走路があります。木陰で涼しい道ですが、やがて始まる菊水山山頂につながる急峻な上りを考えると気分が滅入ります。

    二日目の縦走のスタート地点は神戸電鉄鵯越駅です。ホームの東側に沿って縦走路があります。木陰で涼しい道ですが、やがて始まる菊水山山頂につながる急峻な上りを考えると気分が滅入ります。

  • 菊水山山頂(451m)です。展望台からは神戸市の西側に景色がよく見えます。須磨浦公園のスタート地点から14.7kmです。鍋蓋山に登るには急坂を200mほど下り上り返すことになります。

    菊水山山頂(451m)です。展望台からは神戸市の西側に景色がよく見えます。須磨浦公園のスタート地点から14.7kmです。鍋蓋山に登るには急坂を200mほど下り上り返すことになります。

  • 菊水山を下り、天王吊橋を渡ると鍋蓋山(484m)への苦しい登山道が始まります。高低差250mほどありますが、上り終えると三宮方面の景色がきれいです。ここまでスタート地点から16.6kmです。

    菊水山を下り、天王吊橋を渡ると鍋蓋山(484m)への苦しい登山道が始まります。高低差250mほどありますが、上り終えると三宮方面の景色がきれいです。ここまでスタート地点から16.6kmです。

  • 鍋蓋山から東方向に縦走路を辿ります。道幅の広いところが多くよく整備された縦走路です。歩きやすいです。再度越を経て大龍寺に着きました。ここまでスタート地点から約18km です。

    鍋蓋山から東方向に縦走路を辿ります。道幅の広いところが多くよく整備された縦走路です。歩きやすいです。再度越を経て大龍寺に着きました。ここまでスタート地点から約18km です。

  • さらに縦走路を辿ると大龍寺の立派な三門に到着しました。ここまで来ればあと一息で市ケ原に到着します。

    さらに縦走路を辿ると大龍寺の立派な三門に到着しました。ここまで来ればあと一息で市ケ原に到着します。

  • 突然幅の広い河原に出ます。そこに架けられた橋を渡ると市ケ原です。大雨で増水しなければ格好のキャンプ地になります。ここまでスタート地点から19kmになります。<br />

    突然幅の広い河原に出ます。そこに架けられた橋を渡ると市ケ原です。大雨で増水しなければ格好のキャンプ地になります。ここまでスタート地点から19kmになります。

    市ケ原 堰堤 キャンプ場

  • 市ケ原にあるさくら茶屋(平日で閉店していました)と立派なトイレです。ここから縦走路と別れて布引貯水池、布引滝を経て新神戸駅に向かいます。あと3㎞弱です。

    市ケ原にあるさくら茶屋(平日で閉店していました)と立派なトイレです。ここから縦走路と別れて布引貯水池、布引滝を経て新神戸駅に向かいます。あと3㎞弱です。

    桜茶屋 グルメ・レストラン

  • 布引貯水池横にある断層帯です。説明書きを見るとその様子がよくわかります。破砕帯もよくわかります。

    布引貯水池横にある断層帯です。説明書きを見るとその様子がよくわかります。破砕帯もよくわかります。

    布引貯水池 自然・景勝地

  • 布引滝の雄滝です。休憩ベンチがあったので、マイナスイオンを吸って疲労回復しました。

    布引滝の雄滝です。休憩ベンチがあったので、マイナスイオンを吸って疲労回復しました。

    布引の滝 自然・景勝地

  • 今回の六甲半縦走のゴールである新神戸駅です。須磨公園のスタート地点から22㎞あまりです。

    今回の六甲半縦走のゴールである新神戸駅です。須磨公園のスタート地点から22㎞あまりです。

    新神戸駅

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