上野の山で桜をめでる

2025/04/04 - 2025/04/04

　久し振りに上野を訪ねます。
本来の目的は東京芸術大学大学美術館で開催中の相国寺展。
相国寺三山（相国寺、金閣寺、銀閣寺）の宝物。　雪舟から応挙、若冲へ、国宝重文４０点が並びます。
　美術鑑賞後は花を求めて、足の向くまま気の向くまま、山内を歩きます、どんなブログになりますやら。

　　　　　表紙は東博、因州池田家江戸上屋敷表門前

エリア 上野・御徒町(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

　上野公園は正面入口から入園。

　３日続きの雨降りの後、人出はピーク、外人の多さに驚きます。

　黒門址に建つ、蜀山人の句碑。
　”一めんの花は碁盤の上野山　黒門前にかかるしら雲”
句碑の存在、初めて知りました。

　花の中に小松宮像。

　噴水前ではチイチイパッパ。

　芸大前に到着、今日は入学式でした。

　美術館の方も入場者多数、じっくり観賞出来ません。

　東博にも立寄ります。

　本館裏正面、ベランダへの出入り口。
電飾に惹かれました。

　特別展示、鳳輦。
　天皇外出時の乗物、孝明天皇が使用。

　特別展示、キリシタン関係遺品。
長崎奉行所が保管していた関連資料、禁制政策に使用された踏絵。
実物です、身がつまされます。　

　庭園へ回ります。

　桜が満開。

　応挙館。

　寛永寺に来ました。

　創建四百年の幟。

　根本中堂。

　開山慈眼大師像

　上野戦争碑記。
明治七年に幕府の遺臣が建てました。

　緒方乾山墓と深省蹟。

　境内には石仏が散在。

　徳川将軍家墓地。
　寛永寺には徳川将軍４，５，８，10，11，13代、６人の墓があります。
それぞれ立派な勅額門や御霊屋等が在りましたが戦災で焼失、現在残るのは４代５代の勅額門のみです。
　写るのは５代綱吉公の勅額門。

　綱吉公勅額門全景、立派ですね。

　徳川慶喜公の墓。　
　谷中の一般墓地に15代将軍徳川慶喜公の墓があります。　
徳川将軍職を後継者に引き継げなかった最後の将軍、その為将軍墓地には入れてもらえません。
本人もそれは承知、あえて天皇家と同じ神道に帰依し、仏教を離脱します。
　

　柵越しに墓地を写します。
正面の石碑は、明治100年を記念して建てられた公の顕彰碑。　
石碑の後ろの円墳、右が夫人、左が慶喜公です。
墓は神道なので墓石は無く盛土（円墳）。

　慶喜公墓所の近くに、渋沢栄一氏の墓がありました。
４日前に住居跡を訪ねたばかり、何かの縁と思い写します。

　上野散策はこれで終了、鶯谷の駅に向かいます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終