1997/10/10 - 1997/10/10
7247位(同エリア9023件中)
リュックさん
1997年10月仕事でニュージャージーに一週間滞在し、
週末の休日を利用してニューヨーク五番街を中心に散策。
宿泊地ニュージャージーからニューヨークまでバスで行こうとしたが、
日曜日の為かダイヤ通りにバスが来ない。仕方が無く、
タクシーでマンハッタン島の最南端、
バッテリー公園(Battery Park)まで行った。
休日一日を利用しての行程なので
マンハッタン島を隈なく見て回るのは不可能。
ミーハー的なつまみ食い、飛び歩き観光になってしまった。
ニューヨークのあるマンハッタン島は
ハドソン川とイースト川に挟まれた島で
世界第一の経済地区である。
今日の旅程はバッテリー公園内を散策し、
クリントン砦の前からフェリーで自由の女神を訪れた後、
ブロードウエイを北上し、五番街を散策。
夕刻エンパイヤ・ステート・ビルディングの展望台から
ニューヨークの夜景を眺めることにした。
-
巨大なビルが林立する町並みを過ぎ、
ハドソン川に面したこの公園には
緑豊かなこんもりとした森がある。
日曜日の公園内の遊歩道では多くの人たちが
ジョッギングを楽しんでいた。 -
・世界貿易センタービル
ニューヨークで最も高いビル(高さ412メートル、110階)で
巨大な双子のビル。
設計は日系建築家によるものでとてもユニークなデザイン。
バッテリー公園から見る世界貿易センタービルは
他のビルに比べ背が高くカメラに収まらない。 -
世界貿易センタービルは2度もイスラム過激派組織の攻撃に遭い、
2度目に攻撃で破壊された。
1993年2月26日イスラム原理主義テロ組織によって
地下駐車場が爆破された。
2001年9月11日イスラム過激派テロ組織アルカーイダにより
アメリカン航空11便とユナイテッド航空175便の2機が
北胸と南棟に激突し、貿易センタービルが破壊された
痛ましい事件がいまだに生々しい。 -
2001年9月11日ハイジャッカー達は
アメリカン航空11便でノース・タワーを
そして、20分後にユナイテッド航空175便で
サウス・タワーに激突し多くの死者を出し、ビルは崩壊した。 -
・クリントン砦国定記念館(Castle Clinton)
バッテリー公園からハドソン川を眺めながら森の中を進むと
リスが盛んにどんぐりの実を食べていた。
近づいても逃げない。慣れている。
この辺りから眺める「自由の女神」はすばらしい。
正面にがっしりとした城郭が見えてきた。 -
バッテリー公園のバッテリーは
19世紀初頭に岩礁の上に作られたウエスト・バッテリー砦に由来する。
現在は岩礁が埋め立てられ、公園となり、
砦は記念館として公開している。
また、リバティー島(自由の女神)や
エリス島(アメリカに移民した人たちが
最初に上陸する場所)を周遊する
フェリーチケットの売り場もここにある。
25分程度の船旅を楽しむ。
水上から眺めるニューヨークのビル街は別の趣がある。 -
・リバティー島
自由の女神像はこの島の中央の台座に立っている。
アメリカに移民する人たちが最初にみて、
感激するのはこの自由の女神像であったであろう。 -
・自由の女神像
1886年に完成したアメリカの象徴的建造物だろう。
象の高さは46メートル。
右手に高々と世界を照らす松明を掲げ、
左手に1776年7月4日の独立宣言書を抱えている。
足は暴政の足かせから開放され、
第一歩を新たに踏み出そうとしている。
そして、リバティー島から世界を見つめている。
島に上陸し、女神像の台座の前に立つとその大きさが分かる。
とにかく大きい。
女神像の足元から168段の狭い螺旋階段を上り
王冠部分の展望台まで行ける
(爆破テロ以降は中止となっているらしい)。 -
バッテリー公園からバスでブロードウエイを北に進み、
五番街に行く。
特にブロードウエイの南、ウオール街周辺は背の高いビルが
立ち並ぶ巨大なコンクリートジャングル。
空が上の方に小さく見える。
五番街の大通りを歩いている人々の半分が黒人、
しかもアフリカ系で肌は真っ黒、髪は縮れている。
皆体格が良く、慣れない為か恐怖感を覚える。
セント・パトリック教会の前でバスを降り、
ロックフェラー・センターに向かう。 -
・ロックフェラー・センター(Rockefeller Center)
マハッタン五番街にある超高層ビルを含む
複数のビルからなる複合施設。
施設の中心部にある半地下のプラザには
万国旗とプロメテウスの黄金像があり、
冬はアイススケートリンクとして使用される。
丁度昼時、この広場の横にあり、
広場を見渡せる大きなガラス窓を持ったレストランで
200グラムのアメリカン・ビーフ・ステーキに挑戦した。
美味しかったが食べ切れなかった。
このロックフェラー・センターは別な理由で有名になった。
バブル期の1989年、三菱地所が
このセンターを2000億円で買収し、
アメリカ市民からブーイングが出た。
バブル期がすきこのセンターを管理していた会社が倒産し、
14棟の内12棟が売却され、
現在は2棟のみが三菱地所の所有になっている。
現在のデフレ期にある日本では
逆にアメリカを含む海外資本が日本の企業やゴルフ場を
買収している。これからどうゆう結末になるのか? -
・セント・パトリック教会(St. Patrick's Cathedral)
五番街の両側には近代的なビルがぎっしり立ち並んでいる中に
英国ゴシック建築の堂々たる教会がある。
正確には大聖堂になる。
砂漠の中のオアシスと言った感じである。
重い扉を押して中に入ってみた。
ミサが終了して間もないのだろうか、
大聖堂内は蝋燭の煙でもやっていた。
色々な顔形をした人々が静かに礼拝をしていた。
中央の椅子の腰を掛け、
休息も兼ねてしばし大聖堂内の静かな雰囲気に浸っていた。
参考:Cathedraは英国国教会の大聖堂で、
Churchはキリスト教の教会を指し、
英国国教会では会堂(Chapel)と云うとのこと。
・ティファニー
五番街をセントラルパークに向かって進むと、
ティファニーがある。
目の保養にと店内を見学しようとしたが今日は休み!残念。
この店はオードリーヘップバーンの映画で有名な
「ティファニーで朝食」の舞台になったところ。
・ナイキ
ティファニーの隣がナイキのビル。
当時日本では「ナイキ」ブランドが出始め、
スポーツ選手がナイキのシャツなどを着用して
テレビ画面に登場したので
若者は好んでナイキ・ブランドを身につけるようになった。
ナイキのビルに入ってみた。
多くの若者でごった返している。
店内の飾りつけ、商品の展示は明らかに若者を意識している。
記念にナイキのT-シャツをとT-シャツ売り場に行った。
T-シャツのタッグを見ると殆どが
「インドネイシア製」。
店員に「メイドインUSA」は無いのかと訪ねると
「殆ど無い」
「これだけ」と数枚のT-シャツを持ってきた。
運良くSサイズがあったので一枚買った。
(日本ではMサイズを買うがアメリカではsサイズで丁度良い)
外に出るともう夕暮れに近くなってきた。
最後の目的地、エンパイヤ・ステート・ビルディングに向かう。
五番街を1キロメートルほど南に戻る。
日中の人出からかなり見るとかなり少なくなっている。
車の往来は相変わらず激しい。
歩行者を縫うように間を通り抜けながら、
早足で15分ほど歩く。
冷えた体が温かくなり、額に汗をかいた。 -
エムパイヤ・ステート・ビルディング(Empire State Bldg)を
探検する!?
世界で最も知名度の高いビルディングであろう。
地上から避雷針までの高さは443メートル、
102階建てのオフィスビル。
ニューヨークを訪れた観光客は
86階または102階の展望台までエレベーターで昇り、
ニューヨークの街、
いやマンハッタン島全体をを眺め感激するだろう。
小生も感激した。
摩天楼と呼ばれるニューヨークのビルたちはすべて足元に見える。
とにかく高い! -
五番街を歩いてゆくとこの背の高いビルがどこからでも見られる。
ビルの入り口に立つとその高さが更に実感できる。
入り口から3階に上がった処は大きなロビーになっている。
展望台行きのチケット売り場がある。
色々なコースがあり、
勧められてアトラクション付きのチケットを買った。
エレベーターホールには大きなアルミニュームのレリーフがある。
これはこのビルが世界の八大不思議の一つとして
認定されたのを記念して1963年に作られたとのこと。
このプレートに描かれた
エムパイヤ・ステート・ビルディングの上部にアンテナがない。
アンテナが以後に設置された。 -
大勢の観光客がエレベーターの乗るため、
係員の号令で大人しく、整然と列を作って順番を待つ。
エレベーターに乗る。
途中で乗り換えて瞬く間に
86階の展望台(320メートル)に着く。
86階の展望台にはみやげ物店やスナックバーなどがあり賑やか。
ここからは東西南北360度の展望が楽しめる。
ここから更に102階の展望台(381メートル)まで行く。
展望台はすべてガラス窓で囲まれ、
ここから四方の景色が楽しめる。
説明では天候がよければ80マイル(約130キロメートル)先まで
見渡せるとのこと。
ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルベニアなどが
見られるとの事であったがあいにく夕暮れ時で
靄がかかり遠望が利かない。 -
今は無き貿易センタービル
-
夜景1
マンハッタン島の北側。
左上に黒く見えるのがセントラルパーク。
黒い直線は右からパーク街、5番街、アメリカ街、7番街の各通り。 -
夜景2
ニューヨーク、マンハッタン島とニュージャージー州を結ぶ
北側にかかるGeorge Washington Bridge
・映画<めぐり逢い>を思い出した。
話も、映画そのものも古い。
物語は1950年代の豪華客船でお互いに婚約者がありながら、
船中で出会った男女二人。
お互いに惹かれあって、お互いの婚約を破棄し、
二人が結ばれるという物語。
ケーリー・グラント扮するプレーボーイと
デボラ・カー扮する元歌手が
シガレット・ケースを拾ったことから話は展開する。
そして、惹かれあった二人が6ヵ月後に
それぞれにお互いの心を確認しあうために
エムパイヤ・ステート・ビルの展望台で会う約束をする。
6ヶ月後、そこに駆けつける途中で彼女は交通事故に遭い、
歩行不能になってしまう。
展望台で彼女を待ち続けたが、
最後のエレベーターにも彼女の姿は無かった。
彼氏は苦悶の日々を送る。
ある日、彼が描いた絵を買った女性がいると画商から聞き、
購入者の家を訪ね、部屋に飾ってある自分の作品を見る。
絵を買った女主人はソファーに座り、
向こうを向いたまま客を迎い入れようともしない。
絵を見て購入者は彼女であることを知る。
彼女は交通事故に遭いエムパイヤ・ステート・ビルの展望台に
行けなかった事、そして今も、
歩く事もままならないことが分かり、
彼は彼女の苦悩の気持ちを察する。
二人はお互いの苦しみを理解し合う。
物語全般に溢れる二人の言葉のやり取りは
ウイットに富みユーモアに富み、さわやか。
良き時代のアメリカを感じるロマンティックな映画だ。名作だ。
そんなことを思い出しながらビルの展望台から
夕暮れのニューヨークの夜景を眺めていた。
横道に逸れるが、
この映画のテーマ曲には哀愁があり一度聴いたら忘れられない旋律だ。
最近、浅田真央選手がこの曲をバックにスケートをし、優勝している。
展望台からビルの外壁を眺めていたら...
そうだ!キングコングもこのビルを訪れていたんだ。
もし、貿易センタービルではなく、
ニューヨーク、いやアメリカのランドマークである
エムパイヤ・ステート・ビルが
爆破されていたらどうなっていたのだろうか.
もっと恐ろしいことになったかも知れない!! -
エムパイヤ・ステート・ビルディングは
102階建てのアールデコ形式のニューヨークに
聳える超高層ビルで、1931年に完成した。
このビルの正面はクラッシクで、
最上階は飛行船を係留する仕様の設計であった。 -
・102階?
飛行船係留のアイデアは
飛行船で係留を何度か試みたが
ビルの最上部に飛行船を係留するのはキケンと結論し取りやめになった。
この102階建てのビルの内85階までがオフィススペースとして使用し、
展望台は86階とした。
では残り16階は何に使うのかと言うと飛行船の係留と尖塔に使い、
102階は飛行船のプラットホームで
86階からエレベーターで行くことになっていた。
現在ではこの尖塔は放送用のアンテナとして使用し、
102階は展望台として使用されている。 -
このビル建設に必要な資金の出所は
John J.Raskob(デュポン社の財務担当役員)と
Pierre S. DuPont(デュポン社社長)となっている。
・世界一ノッポ!
1931年以来、41年間世界一のノッポビルとしての記録を残してきた。
しかし、世界貿易センタービルとSears タワーが出来、
その地位を失った。
2001年に世界貿易センタービルが破壊された為に、
全米では第二位、ニューヨークでは、再び一位の座を奪還した。
・巨大なビルのスペック!
・・ビルの重量:約330,000トン
・・窓の数:6,500
・・73のエレベーター
・・102階まで1,860段
・・全フロアー面積:200,000平方メートル(東京ドームの約5倍)
・・3,500マイル(5,600キロメートル)の電信・電話線
・・60マイル(約96キロメートル)の水道管
・・60,000トンの鋼材
ニューヨークからバルティモアまで複線で線路が敷設出来ると言う。
・・ビル建設のプロジェクトには3,400人
主としてヨーロッパからの移民が携わり、
14人の作業者が亡くなっている。
このエムパイヤ・ステート・ビル
(Empire State Bldg) は1930年5月に完成後1940年代まで、
オフィススペースを借りる会社がは無かった。
人々は”空(から)のビル”(Empty State Building)と揶揄した。
現在では世界中から年間2百50万人もの訪問者がある。
等などすべてのスケールが大きく、興味深い話がたくさんある。
・アトラクション
このビルの2階にスカイライド(skyride)に寄った。
小さな映画館のようにスクリーンに向かって座る。
スクリーンに写し出される映像は
ヘリコプターか空飛ぶ絨毯に乗って
ニューヨークの摩天楼の間を凄いスピードで
通り抜けているように見える。
短時間ではあるが結構スリルがあり面白い。 -
ニュージャージー(New Jersey)は
騒々しいニューヨークの南側に隣接する静かで落ち着いた街だ。 -
ニューヨーク・マンハッタにある
バスターミナルからバスで宿泊しているホテルのある
ニュージャージー・モリソンタウン(Morrisontown)に向かう。
バスの排気ガスで煤けたバスターミナル構内で大型バスに乗る。
日曜日の夕刻であった為か乗客は買い物帰りや学生達が多かった。
面白いことにバスの前の方の席には白人達が、
後部座席は十人ほどの黒人学生が陣取り、
カセットラジオをでジャズを聴き、
盛んに身体を動かしている。とにかくやかましい。
誰も注意をしない。中央の席には誰も座っていない。
ニューヨークで黒人がやたらに目に付いたが
ニュージャージーでそれほど黒人は目立たない。
ニューヨークとニュージャージーで
白人と黒人の人口比率を比較すると
ニューヨークが白人75%、黒人18%で
ニュージャージーは78%と15%だ。
この3%がこれほど違うのだろうか。
黒人のこどもたちは途中で降りて行き、
モリソンタウンに着いた時にはもういなかった。 -
宿泊したホテルはモリソンタウンにあり、
付近はこんもりとした森やビクトリア調の瀟洒な民家が
立ち並ぶ落ち着いた綺麗な町であった。
ホテル周辺を散策した。絵になる風景がたくさんあった。 -
世界中から色々な人種が集まり活気がある
世界経済の中心地ニューヨークから
一歩離れたこの街に来ると何故かホットする。
ヨーロッパからの移民者達が新天地で富を蓄え、
この地に住居をかまえたのだろう。
もう百年以上も経っているのに
建築当時と変らぬ姿をとどめている。
アーリーアメリカンの風景がここにあった。
たった一日のニューヨークでの休日、バスと歩きでニューヨーク定番
観光を訪れた。
ニューヨークは当時治安が悪く、地図を片手にぶらぶら
歩くのは危険とされた。鴨葱と狙われる。
地下鉄にも乗ってみたかったが
治安が悪いから避けた方が良いとのアドバイスで
「ニューヨークの地下鉄」は敬遠した。
完
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