2025/02/18 - 2025/02/23
3位(同エリア364件中)
Kちゃんさん
ひょんな事から「ジッダでシンポジウムあるんだけど・・」という誘いに乗って「それなら参加しましょう」と軽く言ってしまいました。 そもそもジッダとは何処の国の街なのかも知らない中で調べていく始末です。 そしてジッダは紅海に面したサウジアラビア第2の都市、日本から行くとなると欧州のどこかか中東のどこかで乗り換えていく必用がある。 とのことが判りました。 JALで調べるとロンドン経由とドーハ経由の2つのルートが出てきますが、所要時間は大差ないもののドーハ経由のほうが大幅に安い(約¥40弱/約¥22万強)というものです。 ついポチっと予約をしましたが、サウジってビザが必用? と言う具合にあらゆることの準備が始まっていきました。
いつも通り、道中の話題が中心となりますが、どんな珍道中だったかは本編を御覧ください。
この後編はジッダでの様子です。
前編のドーハあたりはこちら
https://4travel.jp/travelogue/11965157
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
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ドーハを出たカタール航空便は
夕暮れのジッダ空港に向けて着陸態勢です。 -
砂漠のような茶色い土と低層の建物が見えています。
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着陸直前、多分市街地に近いエリアと思いますが、せいぜい8階建て程度の集合住宅風の建物が目立ちます。
道路も空いている様子 -
ジッダ/キング・アブドル-アズィーズ空港到着です。
ジッダの空港ビルは赤茶けた色。 -
降機の段になり振り返るとこの光景に改めて驚きました。
前編のゲート付近での様子でも紹介しましたが、この便の乗客達は特殊な衣装の方達だらけ。 どうもジッダ至近にあるイスラム整地「メッカ」への巡礼客がこの便の乗客の95%以上を占めているようです(もちろん異邦人たる日本人は私だけ) その方達はいわゆる「巡礼服」に身を包んでいるというわけ。 男性の巡礼服は上下とも白地で極簡単なもの、特に上はバスタオルの大きいのを羽織っているだけのようでもあります。 しかも履き物は「サンダル」。 飛行中にトイレへ入って着替える猛者の方もいらっしゃり、トイレへ入るときと出てくるときでは別人のような変身ぶりです。 -
サウジアラビアはイスラム諸国の中ででも最も戒律に厳しい国とか、
(カタールは少し緩く、マレーシア/インドネシアはだいぶ緩い、とか) -
長い通路を歩きやっと到着と思ったら・・
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そこからシャトルでメインビルへ移動です(遠い)。
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イミグレ係員は軍服のようなものを着ており、雰囲気もドーハとは全く異なります。
ちなみに少し前までは日本人はおろか巡礼目的のイスラム系国以外の外国人の入国は厳しく制限されていたようです。
最近はだいぶ緩和されVISAも比較的簡単に入手でき入国出来るようです。
今回もe-Visaで目的を「イベント」と申請し簡単に降りました。 -
両替レート。
日本円は概算的には¥40/1SAR(リアル)ですが、売りと買いのレート差が大きいですね。
ちなみにSARと米ドルは固定レート。 従って米ドルの変動に伴って日本円も動くようです。 -
到着ロビーへ出ます。
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巨大な水槽
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到着ロビー付近での雲助白タクの勧誘を振り切ってタクシー乗り場へ。
タクシーは輸出用のカローラなどほとんどがTOYOTA車。
乗ったタクシーは素直にメーターで走ってくれました。 -
やっとのことでホテル到着。
(これは翌朝の撮影です)
羽田からゆうに24時間近く掛かってしまいました。 -
ロビー
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お部屋です。
当地のホテル事情は全く解りませんでしたのでWEBで国際ホテルチェーンの中から選びましたが結構なお値段です。
従って1泊節約(事情は後述)し2泊です。 -
建って5年ほどと言いますから新しいですね。
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トイレ/シャワールーム(バスタブは無し)
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洗面
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デスク
ジッダ(サウジアラビア)の電源コンセントはBF(英国と同じ)ですね。 -
こちらのフルーツはホテルの会員特典ですね。
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これらは有料(だと思う)
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コーヒーセット
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ミニバーです
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クローゼットに入っていたこれ。
何でしょう? -
拡げてみましたが、「お祈り」用のマット?
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翌朝、陽が昇ります
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ホテルの窓から周囲の様子ですが
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雰囲気からはハイレベルな住宅街のようです。
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テレビには「コーラン」だけを流しているチャンネルがありました。
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出掛けようと、ベルボーイにTAXIを依頼すると
「TAXIは呼べない」「ホテルのショーファーカ-なら在る」とのこと。
(ホテルの車はベラボーな値段です)
イヤァ-、と多少困った後にサウジアラビアの交通事情指南ガイドに「Uber」が在ったのを思い出し、スマホでチェック。 -
幸いにUberが使えるようで、依頼しようとすると幾つかの車種が出てきます。
一人だし豪華な車は要らないので「Comfort」ではなく「Standard」で検索。
(昨晩の空港からのTAXI値段から推測するとUberのほうが高め)
但し「直ちに」という時間指定は無く最低30分先の時間帯となってしまいます。
仕方なくロビーで待機。 -
外は朝のラッシュ時?
ドーハに比べると米国車や韓国車の比率が高めでしょうか? -
30分とは掛かりませんでしたがやっと来てくれました。
車はシボレーブランドですがVitz/Yaris程度の大きさ。 -
周囲はこんな感じ
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交通警察が見張っていますね
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その日が終わって、ホテルへ帰ってから少し周囲の散策にでます。
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ホテル近くのショッピングセンター
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家電売り場です。
PanasonicやPhirippsもありますが大半はよく知らないブランド品です。 -
生活雑貨コーナー
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砂の多い地域ですから高圧洗浄機が欲しいのですかね?
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2階へ上がります。
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ビールが並んでいますが、
よく見ると全てノンアルコールです。
こうしてみると日本では見られない有名ビールブランドの「ノンアルコール」も多いのですね。 -
インスタントラーメン
カップヌードルブランドもありますが「KABUTO」なる怪しいブランドも -
ナッツもこうした大瓶で売られています。
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ショッピングセンターそばに屋台のような夜店が並んでいます。
何件か並んでいますが、人気のあるお店はこのようにお客さんの車が20台以上並んで順番待ち。 -
ということでホテルへ戻ってノンアルビールの味比べです。
「Holster」「Heineken」「Carlsberg」とヨーロッパのメジャーブランド。 -
翌朝も出掛けます。
このあたりの道路はこういう真っ直ぐな感じ、中央部に往復それぞれ2車線くらい、更に横に側道的な2車線、と言う構成。
信号は少なく、右折左折は上手に側道を使うパターン。
ですが、全く歩行者に優しくなく、というか歩行者を考慮してなく、信号や横断歩道など皆無でした。 昨晩もホテルから300mくらい先のショッピングセンターへ出向くのに、車の間を縫って道路を横断するしかありませんでした。
「歩く」なんてことは習慣として無いのでしょうか? -
こちらはチョット豪華な邸宅?
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昨夜とは別のショッピングセンターです。
紅海は「RED SEA」なんですかね? -
空港、やショッピングセンターなど、男性用のトイレでも小便器はなく個室しかありません。
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さて2日目が終わって紅海に沈む夕陽。
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その後のレセプション(もちろんお酒は在りません)が終わったのが21時半頃です。
外に出ますが、ピンク色に照明されている建物はマンションでしょうかね?
さてここでまたホテルまでUberを使いますが、丁度近くで大きなイベントがあったのか捕まりません。 やっとリクエストが通っても「あとXX分で到着」と言う段になっても急に渋滞を理由に消滅したり。
こんなことをしている間に通りすがりの怪しいTAXIがクラクションを鳴らして「乗れ」と誘われたりしますが我慢。
そんなこんなで1時間以上Uber車を期待しましたが結局諦めて、仕方なく怖いのを承知で通りすがりのTAXIに手を挙げました。
挙げ句の果てにこのTAXIの運チャンがホテルを間違えて反対方向へ走り出す始末。
どうにも市街中心に近いところでは上手くいきません。 -
這々の体でやっとホテル帰着、既に24時近くになっています。
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本来ならもう一泊するところですが、
飛行機予約の段階でジッダ-羽田の帰路を検索すると、ドーハからのJAL便は同じですがジッダAM5時半発とAM4時発の2つが出てきていました。 AM5時半発ですとドーハでの乗り換えが45分と少しリスキー。 そこでAM4時発の便としていましたのでこのままホテルに泊まっても数時間でチェックアウトとなります。
そこで1泊節約して今朝フロントに荷物だけを預けて、今晩はここで着替えだけして空港へ行こうという算段。 ホテルへ戻るのがこんなに遅くなるのは誤算でしたが順当な判断で自画自賛。 -
ということで再びUberを手配して空港へ。
実はホテルまで乗ったTAXIの運チャンに「30分ほど待っていて空港まで」と頼んだのですが「空港へは行かれない」「空港は駄目だ」「勘弁してくれ」と頑なに断られました。
この時間帯にちょっと待っていて空港まで行かれるのは悪い話ではないでしょうが、雲助ブラックリストTAXIなのか非認可TAXIなのか、いずれにせよスネにキズを持つTAXIだったのでしょう。 -
深夜2時前のジッダ空港。
結局、この空港には明るいときには来られませんでした。 -
出発ロビー
こんな時間にこんなに人が居ます。 -
カタール航空のチェックインカウンターも混んでいます。
まあ、ワンワールド会員の優先レーンが在りましたので15分ほどでチェックイン完了です。
この方達も往きの便同様にメッカ巡礼の帰りなのでしょうが、巡礼が終わって帰りの衣装は自由なようですね。 -
さて、出発ロビー入り口にはこんな御商売が店開き。
手荷物の「梱包」屋さんです。
深夜でも大繁盛な様子ですが、 -
その梱包需要の正体はこれでした。
整地メッカの泉に湧く聖水「ザムザム」。
巡礼者は一人5リットルまで持ち帰ることができ、故郷に帰ると巡礼土産として御利益とともに皆に振る舞うとのことですが、これらを飛行機に載せるための梱包が必用になるんですね。(カタール航空は判りませんが、トルコ航空はこのザムザムに関して手荷物の重量制限に含めない、と巡礼客に配慮しているとか)
しかし、このザムザムはメッカでは貰うんでしょうか? 買うんでしょうか? -
チェックイン後出国イミグレも順調に進み、シャトルで搭乗ターミナルへ向かいます。
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指定されたラウンジへ出向くと、「ホテル」となっていますが?
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ホテルの部屋はこちらですが、
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レセプションの奥はカタール航空のラウンジでした。
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こんなに天井が高く壁も床も大理石(風のタイル?)。
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そんなに広くはないのですが天井が高く開放感いっぱいですね。
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端のソファーに陣取ります。
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「ノンアル」で良いのでビールが欲しいのですが、在りません。
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手前はサウジコーヒー
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頂いてみます。
なんというか「コーヒー」とは別物で何か脂っこいお味でしたね。 -
サラダ類
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ホットミールです
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チキンですが、色合いから想像するよりそれほど香辛料は強くなく素直な味です。
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深夜ですからこんな感じで。
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サウジコーヒーと口直し(?)のセブンアップ
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またもや搭乗は出発の1時間前に指定されていますのでゲートへ向かいます。
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途中の免税品店
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出発ゲート付近
こういう伝統的な衣装を身に纏っている方たちは普段「ファッション」についてどう感じているのでしょう? -
深夜でもお店が開いています。
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サンドイッチ等、ズラリ
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搭乗ゲートは更に奥です。
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と、ゲートに着いたら既に搭乗が始まっています。
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往路と同じA350-1000
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機内は帰路も満席
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食事ですが「メイン」は遠慮しました。
オレンジジュースとフルーツだけ。 -
AM6時過ぎ、やっと朝陽が差し始めたドーハに到着
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カタール航空の尾翼には国獣とされるオリックスのマーク
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降機
トランジットエリアへ向かいます。 -
広大なターミナルですね。
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本館とサテライトとはモノレールを運行
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Harrodsのティールーム。
洒落てますね。 -
免税品店に並ぶDATES
DATESとはナツメヤシの実のことで、アラビア諸国の伝統的な食べ物らしいです。 断食(ラマダン)の際は栄養価が高く腹持ちも良いことから重宝されるとか。
様々に加工されたDATESがお土産用に並んでいます -
往きと同じラウンジですが、朝の時間帯なので混んでますし、往きに立ち寄ったときは私一人だった日本人もJAL便出発間際とあって多め目です。
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ハムやソーセージが美味しそうです。
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左はマッシュルーム、右の揚げ物は?
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こんな感じですが、どこかに到着すれば都度何かを食べている感じで時間観念が無くなります。(マッシュルームは美味しかった)
このときまでも昨日朝から全く横にならず動きっぱなし。 -
トイレの洗面
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ゲートへ向かいます。
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どうもまた沖止め/バス移動の模様
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バス
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タラップで搭乗
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往きと同じように「PY席」割り振りです。
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幸いに隣は空席で「ラクチン」な帰路となります。
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滑走路へ向かいます。
これはVIP用ターミナル? 王室用ターミナル? -
34Rから離陸です。 34というのは滑走路が向いている方角なのですが、羽田、成田、など34という方角の滑走路が多いのには理由がある?
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何日ぶりかのアルコール。
ほっとしますね。
CAさんに「淡目」とお願いしてもたっぷりと濃い目のハイボールでした。 -
食事はビーフシチューですが、こちらも何日ぶりかのこういう味に「旨い」
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まあ食事が終われば映画も見ずに途中の記憶はとんでいるのですが、
気が付けばこんな感じに飛んでいます。
今回の羽田-ドーハは往き/帰りの所要時間をみると往き約14時間、帰り約8時間半、というものですが、単に偏西風の強弱だけでなく帰路はルート自体も中国上空通過と近道してますよね。 -
間食にデニッシュ。
一緒にスナックも頂きます。 -
朝食は完全洋食スタイルのオムレツとソーセージ。
帰路はJALお得意の「XX監修」なんてのは載せられないので現地調達なんでしょうが、こういうオーソドックス大歓迎です。
(「XX監修」とか「エアーXX」とか変に凝りすぎ!) -
なんだかんだでここまで到達。
羽田には定時のAM1時着より30分の早着です。
しかし、この深夜時間帯は羽田からの交通機関はTAXIを除き皆無に近いもの。
事前に調べ、仕方ないので私は駐車場に車を置きっぱなしにしましたが、TAXI乗り場も長蛇の列では「24時間空港」とは言えませんね。
木曜日深夜出発で日曜日未明帰着、考えてみれば2泊5日(ベッドの横になったのはジッダのホテルだけ)という強行軍でしたが初めて本格的なイスラム圏への旅となりました。 (妙に目が冴えてますが早く帰って横になりたい)
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