カタールとサウジアラビア【ドーハ編】

2025/02/18 - 2025/02/23

ひょんな事から「ジッダでシンポジウムあるんだけど・・」という誘いに乗って「それならお手伝いしましょう」と軽く言ってしまいました。　そもそもジッダとは何処の国の街なのかも知らない中で調べていく始末です。　そしてジッダは紅海に面したサウジアラビア第２の都市、日本から行くとなると欧州のどこかか中東のどこかで乗り換えていく必用がある。　とのことが判りました。　ＪＡＬで調べるとロンドン経由とドーハ経由の２つのルートが出てきますが、所要時間は大差ないもののドーハ経由のほうが大幅に安い（約￥４０弱／約￥２２万強）というものです。　ついポチっと予約をしましたが、サウジってビザが必用？　と言う具合にあらゆることの準備が始まっていきました。
いつも通り、道中の話題が中心となりますが、どんな珍道中だったかは本編を御覧ください。

前編は羽田からドーハまで、
後編はドーハからジッダの様子です。
https://4travel.jp/travelogue/11965160

エリア サウジアラビア

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円

ジッダってどうやって行くの？　と
ＪＡＬのＷＥＢサイトから東京－ジッダと検索しますと、ロンドン経由とともにカタールのドーハ乗り換え便が出てきます。　羽田－ドーハは昨年春から運行されている便で、ＪＡＬとすれば大昔の南回り欧州便以来何十年ぶりかの中東乗り入れではないでしょうか？　
使用される機材は７８７－９００で、ＰＹ席付き機材ですがこの区画は「Ｙ」扱い。　しかもＪＡＬの航空券でこの便の予約を取った場合の座席は図のように、このＰＹ席エリアの右半分しかでてきません。　他の区画は？　コードシェアーのカタール航空（ＱＲ）に後方の普通のＹ席全ても含んでほとんどが割り当てられている、いうようにＪＡＬ運航便でありながらＪＡｌ販売分は極少という少し特殊な扱いのようです。

羽田発２３時３０分。　飛行１４時間（！）ドーハ７：３０着（時差６時間）予定です。　１４時間も乗ったらロシア迂回経路でも欧州へ着いてしまいそうですが。

で、深夜の羽田空港の様子も撮った（つもり）だったのですが、気がついてみればメモリーが入っておらず・・
まあ、水平飛行にうつってベルトサインが消えたあたりから始まります。
御覧のようにこのＰＹエリアも後方のＹエリアもほぼ満席。　中東行きって根強い需要があるんですね。　

対して前方のＣ席はお客さんもマバラです。

ドリンクサービスが始まります。
深夜ＡＭ１時過ぎですが１４時間の搭乗が始まったばかり、ゆったり始めましょう。

食事ですが、この中東便は北米や欧州への長距離便にほぼ準じていますが、途中のスナックが多少簡単になっているくらい。

出てきた食事がこれです。
ビックリしましたが１２月にシカゴへ出掛けたときと全く同じの「ハンバーグ定食」でした。
小鉢の器が旧来の赤く四角いものから８角形のものに変わっています。
多少高級感が増えました。

続いてハーゲンダッツ

ウトウトしつつもこのあたりまで来ています。
航路を見ると、羽田から一旦南下して台湾－ベトナム－タイの上空を通りベンガル湾へでてきてますね。

続いて、朝食ですが、
これも全くシカゴへ出掛けたときと同じ「パスタ」でした。

インドを横切り、オマーン湾、
ドバイ上空からまもなくカタールの半島に到達します。
ドバイというのは良く聞く場所ですが、ドバイやドーハ、アブダビなど中東の位置関係には全く興味がなかったのですが。　　なるほど・・

日本を深夜出発で西へ向かうと、朝陽は後ろから追っかけてきます。

少し明るくなり始めたドーハ、ハマド空港へ到着

なんと、沖止めバス移動でした。

バスに乗って空港ビルへ

ＶＩＰ（必ずしもＣ席客というわけではない）はこのように別の車です

トランジットカウンターはこちらです。

私は羽田で乗り継ぎ便の搭乗券ももらっているために、そのままトランジットtエリアへ進めば良いのですが、一旦入国するためにイミグレへ向かいます。
なお、荷物は最終地のジッダまでスルー扱いです。

入国のイミグレも多少の列はありますが大したことなく通過。
前の客は入国のためのVISA代なのか何やらクレジットカードで支払っていましたが、
私は「Transit」と数時間の入国であることを申告すると何も掛かりませんでした。

到着ロビーへ出ます。

私が一旦入国した理由はこちら。
今AM７時過ぎですがジッダへの便は１５時過ぎ。
その間に少しドーハの街を見てやろうという魂胆です。
こちらはカタール航空運営の「Discover Doha」なるtransitツアー。
AM8時発の第一便に申し込むと「セーフ」間に合いました。
約３時間のバスツアーで日本円にして￥４０００強、第二便はAM１１時発ですので１５時のジッダ行には間に合わず、このツアーに参加ならAM８時のツアーしかありません。

７時５０分と言われたツアー集合時間までふらふらします。

ドーハの物価レベルは全く分かりませんが、空港での飲み物の値段からは充分にお高いですね。

集合場所にツアー参加者が集まってきます。

バスへ移動
バスは中国製ですね。

ミネラルウォーター１本サービスです。

空港周辺の道路へでます。
カタールという国は人口の９０％がドーハ一帯に住んでいるとか。

まずはハーバーで停止
湾の向こうに西部地区のビル群が見えます。
ガイドの案内では「素敵なスカイライン」と言っています。

その横はイスラム美術館ですが、開館時間前でした。

宮殿の警護は騎馬隊ならぬ「騎ラクダ隊」

コーニッシュエリアを湾に沿って北上します。
走っている車を見ると、欧州や日本の高級ブランドが多い割にはチラホラと中国者が混じってます。

先ほどのハーバーから見えたドーハ西部の一角はこのように高層ビルが立ち並ぶエリア

しかしよく見ると建築途中で頓挫したビルがいくつか放置されています。

更に進んでカルチャービレッジへ
ここで２度目の下車です。

モスクや劇場などが建ち並ぶエリア

ブルーモスクと呼ばれる寺院(Katara Mosque)

ブルーと言うよりも紫に近い色合いですが、綺麗なデザインのタイルが特徴です。

ガイドさんが説明します。
説明は「英語」

タワー

これはなんだか良く解りません

アラビアンチックな壁にペチュニアが似合います。

なんというか？　この一帯はいわゆるカタールの「文化庁」的なところが主宰する施設ですね。

一生懸命なガイドさんです

最後はスーク・ワキフと呼ばれるマーケットの散策。
後ろの建物はモスクですが、上部のタワーが螺旋状になっているため「スパイラル・モスク」と称されるとか。

マーケット広場のテントの下ではセリの真っ最中。
商品は？　（ココナツですか？）

建物の中に迷路のような通路があり
その両サイドにそれぞれの商店が並びます

壺屋さん。
こういうものも一般的な生活で使うのでしょうか？

伝統的なテーラーですね。

貴金属店

GOLD　GOLD

こういう雰囲気はちょっと危険な感じもしますが、ガイドさん曰く「スマホを置いておいても誰も持っていきません」と。
どうやらイスラムの戒律が厳しく、窃盗等でも厳罰（手首が切り落とされる）が科されるので安全なのだとか。

建物外側のお店

お土産ですね。

この巨大な水差しはどう使う？

こちらのエリアはぐっと普段の生活用品を扱うお店

お菓子屋さん

香辛料

昔ながらの量り売りです

ということで、小一時間の散策後
空港へ戻ります

解散、
３時間でしたが、せっかく来たのですから有効なツアーでした。

出発ロビー。
多分帰路乗り継ぎの際は外へ出ることはないでしょうから貴重なカタール体験でした。

イミグレ、
当たり前ですが極簡単に通過

巨大なベアーのオブジェ

免税店が立ち並びます

男性トイレのマークですが、
なぜかパンツを履いています。

こちらはお祈りルーム
これも男女別々です

同じワンワールドですし乗り継ぎ便はカタール航空ですので、カタール航空のラウンジが使えるのかと思いましたが、
しっかりと断られ「オマエはこっちだ」と案内されたのは、

日本航空利用者が案内されるのは、
カタール航空が誇るラウンジではなく、こちらのちょっとショボイラウンジ

中へ入ります

今の時間は空いていますね

デザート

チーズなど

ホットミール１

ホットミール２

こんな感じに頂きますが
このスープがおいしかったです。

フルーツとコーヒー

バーカウンター、禁酒のはずですが空港内は大丈夫？
係に頼めば提供してくれるようです。（ワインが主でビールは見あたりませんでした）

乗り継ぎのカタール航空便の搭乗は出発の１時間前に指定されています。
未だ時間がありますが、そんなに長くラウンジに居られるものでもなく散策を兼ねて搭乗口方面へ。

大バーゲンですが
ワールドカップの売れ残り？

飲食店

イスラムの戒律では厳しく禁酒なんですが

タバコはOK？

免税といっても、日本のスーパーより高いですね。

カタール航空のマスコット

搭乗口はビジネス／エコノミー分かれている？

庶民はこちらから

ここでこの便の搭乗客の服装に驚きます。
イスラム特有の衣装は承知していますが、市内で見る限り一般的なものでした。
それにしてもこの便の乗客は特異な衣装を纏ったかたばかり。

ゲートで搭乗券チェック後もこちらの待合室に隔離されます。
待合室ではその女性達の特異な衣装にまた驚きます。

先ほどビジネスクラスのゲート入り口を紹介しましたが、
待合室に入ってしまえば呉越同舟。
しかもこんな装束の方々でゴッタ返しています。

待合室から見るカタール航空機

こんな感じでブラシ掛け

搭乗が始まりました。
カタール航空新鋭機Ａ３５０－１０００のビジネスクラスです。
はやりの半個室型ですが、半分は後ろ向きのレイアウトですね。

こちらが庶民席

非常口の窓側、Ａ席は取り外されています。

先ほどの高層ビル群を見ながら離陸です。

離陸後、ギャレイは忙しく食事の準備

機内エンターテイメント。
といっても実質１時間半の飛行です。

Wi-Fiは１０米ドル

出てきた食事です。
チキンと豆（イスラム的に豚は駄目ですから）
右上の黄色いのはクスクス？
今日（？）１日のなかで何回目の商事でしょうか？

アラビア半島の根本を横断し紅海沿いのジッダに向かいます。