2024/12/23 - 2024/12/23
504位(同エリア851件中)
naoさん
関西国際空港の玄関口に位置する大阪府泉佐野市は、北は大阪湾から、南は和歌山県との境界にあたる和泉山脈を擁する自然環境に恵まれた都市で、商業・工業・農業・漁業など、バランスの取れた産業活動によって活気に満ちています。
泉佐野市大木(おおぎ)は、和泉山脈の麓に広がる豊かな自然に恵まれた伝統的な農村集落で、鎌倉時代から戦国時代にかけて摂政や関白に任じられた上級貴族である五摂家の一つ、九条家が治めていた「日根荘」とよばれる荘園を形成する重要な地区のひとつになります。
宮内庁が所蔵する「九条家文書」や「日根野村絵図」などを手がかりに荘園当時を解明したところ、絵図に描かれた寺社堂などの建築物、ため池、丘陵等が今もよく残されていることが判明したのを受け、平成10年に歴史的景観として重要な寺社、ため池、水路など14か所が『日根荘遺跡』として文化庁所管の国史跡に指定されました。
さらに、平成17年には九条政基が滞在したとされる「長福寺跡」が、平成25年には「土丸・雨山城跡」が追加指定され、現在16か所が国史跡となっています。
なお、16か所の『日根荘遺跡』の内、大木地区で指定されているのは、火走神社、香積寺跡、蓮華寺、毘沙門堂、円満寺、長福寺跡の6か所になります。
また、平成18年に始まった、地域の気候や風土に合わせて人びとが日常の暮らしや生業の中で創りあげてきた風景の中から、特に重要なものを重要文化的景観として選定する文化庁所管の制度において、平成25年に『日根荘大木の農村景観』が重要文化的景観に選定されました。
加えて、令和元年に『旅引付と二枚の絵図が伝えるまち -中世日根荘の風景-』が、令和2年には『葛城修験 -里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』が文化庁において日本遺産に認定されました。
以上のとおり、文化庁において多面的な視点からその重要性が評価されているように、歴史的にも文化的にも貴重な大木地区の存在が広く認知されています。
日本の原風景といえるのどかな環境に抱かれた現在の大木地区には、樫井川の河岸段丘を活かして、石積みの擁壁を築くことで平坦な宅地や農地を生み出し、かつての茅葺屋根を金属材で覆った民家や、瓦葺の厨子2階建ての民家などが点在する、伝統的な農村風景が広がっています。
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- 旅行の手配内容
- 個別手配
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大木地区にやって来ました。
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大木地区は、『日根荘遺跡』として国史跡への指定や、『日根荘大木の農村景観』として重要文化的景観に選定されるなど、宮内庁において多面的な視点からその重要性が評価されています。
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これらのことから、歴史的にも文化的にも貴重な大木地区の存在が広く認知されています。
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大木地区の景観です。
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宮内庁が平成17年に『日根荘遺跡』として追加指定した「長福寺跡」の石標です。
なお、平成25年に重要文化的景観に選定された『日根荘大木の農村景観』の説明板もこの付近に設置されています。 -
敷地全体に玉石の石垣を積んでいるのは先ほどの民家です。
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その民家の主屋には、瓜型の虫籠窓が開けられています。
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出格子などのある民家です。
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妻面を見せる建物が3重に連なる民家です。
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こちらの民家は奥に増築されていますが、古い部分は荒壁仕上げのままになっています。
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格子戸の入った破風玄関のある民家です。
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大木地区の景観です。
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出入口に下屋の架かった土蔵です。
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こちらの土蔵は、両妻に下屋をおろして物置場に使っておられます。
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2階の窓に木製手すりの付いた民家です。
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大木地区の景観です。
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こちらは、『日根荘遺跡』として国の史跡に指定されている火走神社です。
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府道62号線沿いに、かつての茅葺屋根を金属の屋根材で覆った民家があります。
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では、府道62号線をそれて樫井川の方へ向かいます。
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樫井川に架かる宮川橋。
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樫井川が川面に青空を映しています。
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厨子2階に瓜型の虫籠窓のある民家です。
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大屋根を直交させた民家です。
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道路の突き当りにかつての茅葺屋根を金属の屋根材で覆った民家が見えてきました。
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その民家の妻面の破風には家紋が描かれています。
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民家の敷地内に祀られたお地蔵さま。
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金鏝細工の入った、瓜型の虫籠窓のある民家です。
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大木地区の町並みです。
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ここにも大屋根を直交させた民家があります。
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大木地区の町並みです。
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瓦屋根の下に、持ち送りで支えられた板張りの庇を設けている民家です。
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大木地区は、樫井川の河岸段丘を活かして、石積みの擁壁を築くことで平坦な宅地や農地を生み出しています。
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石積み擁壁上に生み出された、平坦な宅地に建つ民家です。
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道路も石積み擁壁で造られています。
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出格子窓のある民家です。
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こちらの土蔵は石積み擁壁を基礎代わりにしておられます。
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本葺き瓦屋根の土蔵のある民家です。
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井桁模様で縁取られた虫籠窓のある民家です。
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鏝絵が描かれた、瓜型の虫籠窓のある民家です。
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町並みに祀られた地蔵尊。
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こちらの民家にも、鏝絵が描かれた瓜型の虫籠窓が見えています。
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大木地区の町並みです。
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石積み擁壁の上に土塀をめぐらせた民家です。
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道路から少し奥まったところに設けられた門。
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大木地区の景観です。
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こちらの玉石積み擁壁の、なんと壮観なこと。
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その玉石積み擁壁の上には、かつての茅葺屋根を金属の屋根材で覆った民家が建っています。
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瓜型の虫籠窓のある民家です。
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掲示板に案内の紙が貼られているように、観光客用の駐車場が用意されているようです。
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日本の原風景といえる、のどかな農村風景が広がっています。
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農作業用の小屋が、この風景を盛り上げる添景として一役買っています。
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深秋の装いに包まれた民家です。
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こんな風景に接すると心が癒されます。
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本葺き瓦屋根の民家です。
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玉石積み擁壁の上の民家です。
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風景に癒されながら歩いていると、観光客用の駐車場を案内する紙が貼られていた掲示板の所まで戻って来ていました。
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町並みのお地蔵さま。
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府道62号線沿いの民家がみえてきたので、この辺りで大木地区の町歩きを終わります。
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