2024/03/04 - 2024/03/07
946位(同エリア1040件中)
とものしんさん
- とものしんさんTOP
- 旅行記28冊
- クチコミ64件
- Q&A回答1件
- 33,830アクセス
- フォロワー0人
青春18きっぷを使って鉄印収集の旅に出た。まだ西日本が空白なので、手始めに今回は近畿・山陽エリアの鉄道を巡ることに。ついでに、これまた収集中の御船印も獲得するため瀬戸内のフェリーにも乗り、ひたすら乗り物に揺られつつも満足の行く旅となった。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
-
北陸エリアの在来線は新幹線開業に伴い三セク転換となったので18きっぷは使えない。しかしJR西のtabiwaアプリで北陸おでかけtabiwaパスというお得なチケットを発見したので購入。新幹線以外の北陸エリアの在来線が1日乗り放題。しかも期間限定で980円という破格の値段。新幹線を糸魚川で降り、ここから使用開始。長いホームにやってきたのはたった1両の列車。
-
しばらくして日本海が見えてきた。3月に入ったが真冬のように暗い空と海。
-
富山県に入り、泊駅でえちごトキめき鉄道からあいの風とやま鉄道(名前が長ったらしい)に乗換え。同じホームの前後に発着するので乗り換えはラク。
-
富山で途中下車して、駅を貫く富山ライトレールに乗車。スムーズな乗り換え、次々入ってくる電車。利便性の高い公共交通には需要がある。富山であいの風とやま鉄道の鉄印を購入。この後金沢でもIRいしかわ鉄道の鉄印をゲット。
-
tabiwaチケットは別料金払えば特急に乗ることができ、時間短縮のため金沢ー福井間はサンダーバードに乗車。敦賀駅にはカウントダウンボードが設置されていた。新幹線が開業すると、大阪・米原方面からの特急は敦賀止まりとなる。時間は短縮すれど、料金は上がり乗り換えの手間も増える。さて、どうなるものか。
-
敦賀からようやく18きっぷの出番となり、新快速で一気に大阪へ。端の車両に乗ったためか空いていたが、京都で一気に混雑し帰宅ラッシュ時間に突入。車内混雑のため写真撮影は控えたが、この後大阪で福知山線に乗り換え、初日は三田で終了。
-
2日目は予報通りの雨。ひたすら列車を乗り継ぐ旅だが、傘の出番は意外と多い。三田から篠山口と谷川で乗り換え、本数の少ない加古川線へ。
-
西脇市で加古川行きに乗り換え。ここは同一路線なのに別ホームで階段を昇り降り。
-
雨ににじむ車窓。速度が上がると結構揺れる。
-
粟生で北条鉄道へ。あいにくの天気だがのどかな田園風景が続く。
-
終点の北条町に到着。窓口で鉄印をもらい、すぐ折り返しの列車に乗って引き返す。
-
途中駅はすべて無人駅だが趣きある駅舎も残る。
-
雨が強くなってきたようだ。後部窓から過ぎ行く風景を眺める。
-
粟生から加古川ー姫路ー相生と小刻みに乗り継ぎ。姫路から西ではレモンカラーの古い車両が健在。平日昼過ぎだが、車内は学生を中心に混雑。
-
岡山を通り抜け、倉敷から伯備線に入り清音で井原鉄道へ。
-
井原に到着し、本日2つめの鉄印入手。
-
井原鉄道は今年で開業して25年の比較的新しい路線。高架線やトンネルで直線的に駆け抜ける。
-
今日は岡山で泊まるが、途中の倉敷で寄り道して水島臨海鉄道を乗りつぶし。名前のとおり、海沿いの工業地帯への貨物と旅客輸送のために作られた鉄道。沿線は住宅街が続広がり、短い間隔で駅が続く。
-
20分ほどで終点の三菱自工前に到着。日中は一つ手前の水島止まりの列車が多く、完全に通勤輸送に特化した駅。当然駅前には工場以外何もなく、折り返しの列車はいったん奥の車庫へ入ってから引き返すようなので、冷たい雨の中列車を待つ。帰宅ラッシュで満員の列車で倉敷へ戻り、これまた混雑した山陽本線で岡山まで行きこの日の行程は終了。
-
3日目はいったん18きっぷから離れて、バスと船の旅。鉄印と同様に御朱印の派生系である御船印も収集しており、効率よく獲得するためこれから小豆島を経由して神戸へ向かう。岡山駅から小豆島行きのフェリーが出ている新岡山港までバスに乗る。朝の岡山駅前はバスがひっきりなしに行き交う。
-
40分程で到着した新岡山港ではカモメが並んでお出迎え。窓口で御船印入手。切符は岡山駅の案内所でバスと船の連絡きっぷを買えば少し安くなる。
-
フェリーは人も車も少なく空いていた。雨は上がったがどんよりした雲の広がる瀬戸内海を進む。
-
1時間で小豆島土庄港に到着。早めに下船できたので、予定より早いバスに乗ることができた。名前も色もオリーブのバス。
-
小豆島町役場で下車し、近くでランチタイム。元そうめん工場をリノベーションしたおしゃれなカフェ。開店直後なので空いていたが、混んでたら1人では入りづらかったろう。窓の外には穏やかな海。
-
再びバスに乗り、小さな半島の先っぽにある映画村に到着。映画のロケセットを改築した観光施設だが、もとからあったかのような趣きある建物が並ぶ。目の前は海で、晴れていればより景色は良かっただろう。なお、実際に学校として使われた建物は少し手前の集落内にある。
-
村内のブックカフェでひと休み。1階では「二十四の瞳」の映画を上映中。ただ、バスで来ると本数が少ないのであまりゆっくりはしていられない。
-
来た時と同じバスで引き返して坂出港へ。乗客の顔ぶれもほぼ同じ。坂出港からはジャンボフェリーで神戸へ。2022年に就航した新型船「あおい」に乗船。
-
15時15分に坂手港を出港。船内放送時に流れる、どこか感傷的な気持ちになる曲を聴きながら、過ぎてゆく島影と相変わらずどんよりした空と海を眺める。沖へ出ると風が強くなり、時々船体に波が打ち付ける衝撃音も響く。ただ、揺れはあまり気にならない。名物うどんを横目に、売店で御船印を入手。
-
神戸までは3時間半。ジャンボフェリーは通常運賃(自由席)が割と安いことで知られるが、「あおい」は自由席が少ないことを事前にしていたので、課金してプレミア席を予約。前面展望も楽しめるリクライニングシートは長時間の乗船も快適。なお、「あおい」は船内の撮影が禁止となっており、客室などの様子は載せられなかったのでご了承ください。(後で知ったが共用スペースはOKらしい)
気になる方はこちらをどうぞ↓
https://ferry.co.jp/ -
デッキに出ても風が強く天気もさえないので、大半の時間をリクライニングシートでおとなしく過ごすが、明石海峡大橋の下を通過する際はやっぱり外で見たくなり、強風に耐えながら巨大な鉄骨を見上げる。
-
神戸港に近づく頃にはすっかり日も暮れ、暗闇に街の明かりが煌々と輝く。強風の影響なのか、15分程遅れて神戸港到着。三ノ宮駅への連絡バスもあるが、駅と港の中間あたりのホテルへは歩いて行き、この日は終了。
-
4日目は18きっぷの旅を再開。三ノ宮から神戸線~東西線~学研都市線を経由して木津へ。ここからは関西本線。一駅先の加茂で8両の電車から1両のディーゼルカーに乗り換え。極端な輸送力の差で車内は混雑。
-
席に座るのをあきらめ、運転席脇から前面展望を楽しむ。大阪と名古屋を最短経路で結ぶ路線だが直通列車はなく、ローカル線らしい風景が続くばかり。
-
柘植で草津線に乗り換えて貴生川へ進み、ここから信楽高原鐡道に乗車。貴生川駅のある甲賀市は伊賀と並ぶ忍者の里、ということで忍者ラッピングの車両がある。
-
適度に乗客が入った列車は、ひたすら山の中を登ってゆく。
-
朝から何本も列車を乗り継いできたが、ようやくまったり車窓を眺め時間が訪れた。
-
20分と少しで終点信楽に到着。大勢のタヌキがお出迎え。
-
駅窓口で鉄印を獲得して目的は達成したが、ちょっと寄り道。ホームページでユニークな切符の発売を知り、信楽駅での精算時に購入。陶芸の森で開催される「リサ・ラーソン展」の入場チケットのついた電車型のフリーきっぷ(帰宅後冷蔵庫に貼り付けて撮影。下の黄色いマグネットは私物)。
-
滋賀県立陶芸の森は、陶芸作品の展示・販売や体験教室などの施設が小高い丘に点在する公園。駅から少し距離があり、バスの本数も少ないので行きだけタクシーを利用した。
-
園内にある美術館の企画展として「リサ・ラーソン展」を開催中であった。ユーモラスな動物のキャラクターは存じ上げており、実家にも作家デザインのグッズがいくつかある。おっさん一人でこうした展覧会に入るのはためらいもあったが、来てみれば人も少なくゆっくり見学できて杞憂に終わった。この数日後に訃報を知りびっくり!
-
帰りは歩いて信楽駅に戻る。駅舎入口にある小型EVは観光客向けにレンタルしているそう。観光地などで実験的に導入されているのは知っており、乗り物好きの血が騒ぐが、なかなか乗る機会がない。
-
来た時と同じ忍者ラッピングの列車で信楽を後にする。
-
貴生川、草津と乗り継ぎ米原で18きっぷの旅は終了し、ここから特急しらさぎと北陸新幹線で一気に移動。それでも4時間近くかかるのだが。名古屋から到着した列車の増結作業を見届けて帰路につく。この旅で獲得した鉄印は5枚、御船印は2枚、先はまだ長い。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
小豆島(香川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
43