晩夏の屋久島ダイビング（海の記録）

2024/09/12 - 2024/09/17

屋久島ダイビング＋鹿児島観光の旅行記。陸上の話はもうひとつの旅行記で、こちらは、海の中の記録のみ。
屋久島で潜るのは2回目。前回は2016年11月、シーズンオフだったが、若くやる気に満ちたガイドさんと、こだわって選んだポイントの数々で、すごく楽しかった記憶がある。今回も同じDSにお願いしてみたが、8年の月日は長く、私が変わったのか、DSが変わったのか、印象は大きく変わったかも。

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

ダイビング初日。今日のゲストは私のみでマンツーマンガイド。船は2ショップが相乗りで他5名ほど。
1本目　トンネル下。
キャベツコーラル（リュウキュウキッカサンゴ）の中に、ちょこんと座っているオオモンカエルアンコウ。30㎝くらいの大きさなのに周りと同化していて、ガイドさんに言われるまで気づかなかった。

サンゴの群生を見ながら沖まで泳ぐ。

なにか劇的な見ものがあると言う訳ではないが、魚影が濃くて、それなりに満足できるポイントだった。

2本目　ゼロ戦。戦闘機のエンジンとプロペラが沈んでいる。
前に潜ったときはポイントに行きつくまでの時間が長くてイヤになった印象があったが、今回はストレスを感じることもなく、戦闘機まで到着。そこまで苦痛ではなかったのは、やっぱり週末にプールで1.5K泳いでいるからかな。練習は裏切らない。年をとっても進化できる。

ゼロ戦のまわりにはテンジクダイと30ｃｍ以上はある大きなアザハタ。おなじみの風景だけど、毎度、感動する。

中層にツバメウオ数十匹。それなりに大きな群れで興奮。つい、追いかけて行ってしまい、その下の漁礁を楽しむ時間がなかった。ちょっぴり残念。

3本目　お宮沖。ロクセンフエダイ、ハナゴイやらが入り混じった群れ。流れてないからバラバラでカオス状態。

アジアコショウダイは隊列を作ってくれた。こうしてくれるとカッコいい。

ガラスハゼペア。お腹が大きい？

ホシゾラワラエビ。脚の斑点が星空みたいだから、この名前。

同じところに2匹いたのは初めて見たかも。

キビナゴの大群。群れが形を変えていく様は見ていて飽きない。

5mmくらいの小さなブチウミウシ2匹。名前は可愛くないが、見た目はパンダみたいでキュート。
以上で、本日のダイビング終了。気疲れするマンツーマンガイドの上、大きな見ものもなかったが、魚影はそこそこ濃く、それなりに楽しめた。

ログ付けはボードに書き出す方式。このショップ、前回はオーナーこだわりの自宅でログ付けしていて、結構、楽しかった記憶があるので、ちょっと残念。

ショップが所有する船。前は漁船を借りていたが、買ったんだ。儲かっているらしいな。

ダイビング2日目。9時45分ピックアップという遅い始まり。聞くと、他のショップのために朝から船は出しているらしいが、今日到着のゲストに合わせて私は2本目からの参加らしい。宿の関係で、早く出発したかった私には少々不満。まぁ、しょうがないんだけどね。
1本目　タンク下。
一生懸命、海藻を食べるアオウミガメ。

定番のハナヒゲウツボ。しっかり近寄って見れた。

サンゴ群生。
ここは、あまり、心に残らないダイビングだったかも。今はワイドチームとマクロチームに分けて潜るようで、事前に私はワイドを選択していた。しかしながら、こういう大物が期待できないポイントではワイドの意味があまりなく、深場に行ったチームが羨ましかった。。

2本目　お宮前。
エントリしてすぐコブシメ2匹。そんなに大きい奴ではなかったが、何回みても、不思議な風貌にテンションがあがる。

グルクンの群れ。
以上で2本目終わり。今日は、陸の天気も海況も今一歩なので、これでやめた。不完全燃焼・・

ダイビング3日目。今日は8時15分ピックアップ。助かった。
1本目　お宮前。
ハナゴンベ幼魚。3㎝ほどの大きさだが、よくよく見るとハッとするような美しい体色。昨日と同じポイントなんで、他、見る物同じ・・・

2本目　ゼロ戦。
ここも今回2回目。海況のせいではあるが、いろんなポイント潜りたい・・
ムレハタタテダイの群れ。前回、時間切れで見れなかった漁礁のところ。幻想的で、これには満足。

ハナミノカサゴの幼魚。ちゃんと見たのは初めてかも。偉そうな成魚の姿と違って、弱々しい感じが守ってあげたい気にさせる。

ゼロ戦のところは、昨日と同じで、テンジクダイやヨスジフエダイやらがぐっちゃり。魚影は濃いが、驚きはない。

3本目　ジャングルジム。
ワイドチームに飽きたので、マクロチームに入れてもらう。ところが、このポイントは、マクロチームは沈められた人工物のあたりを自由行動らしい。そ、そんな・・自分で小物を探せるほどのスキルないし。

しようがないので、とりあえず、大きな箱のまわりをまわってみる。
箱の合間に50㎝くらいの大きなイシガキフグ。ハリセンボンの仲間。

泳ぎが速いが、頑張って近寄って顔を激写。くりくりした生意気そうな目が可愛い。

イシガキフグでやる気が出たので、小物を探す。黒白ドットのスミツキベラ幼魚を発見。2cmほど。

マルスズメダイ幼魚。何度見ても満足できる、気高い美しさ。貸し切りなんで、じっくり観察。自由行動が楽しくなってきた！と思いきや、ノッてきたところで、ダイビング終了。深場なんで、時間が短い。たった34分でイグジット。残念無念。
以上で今回のダイビングは終了。8年ぶりに再訪したショップはお客さんが全員リピータの、いわゆるマニアックなお店に変容していた。うーむ。