2025/02/13 - 2025/02/13
524位(同エリア4337件中)
愛吉さん
2025年のNHK大河ドラマ、蔦重栄華乃夢噺”べらぼう”が放映されています。
世田谷生涯大学同窓会の仲間達と舞台となる吉原を訪ねる事になりました。
幹事を担当したので下見に出掛けます。
下見は午前中で終了、昼食を執って幹事仲間と別れます。
午後は1人になったので、隣接する一葉旧跡を回ってみました。
一葉は明治26年7月、吉原に隣接する下谷龍泉寺町368番地に転居、小間物屋を開店します。
しかし上手く行かず約9ヶ月で閉店、本郷丸山に転居、作家活動に専念しました。
そしてその後の14ヶ月に生み出されたのが、ここ龍泉寺町の生活体験を元に書かれた”たけくらべ””にごりえ””十三夜””大つごもり”等の傑作です。
一葉は明治29年11月23日肺結核で24歳の短い生涯を終えますが、樋口文学の原点が、ここ龍泉寺町なのです。
一葉記念館もこの地に在ります。
それでは一葉を偲びつつこの街を巡って見ましょう。
表紙は一葉人形(一葉記念館)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
廻れば大門の見返り柳いとながけれどの書き出しで始まる”たけくらべ”。
スタートはその吉原衣紋坂の見返り柳から始めましょう。 -
その前に一葉旧居の位置関係。
中央に一葉記念館、その下星印が一葉旧居。
右下点線で囲まれたのが吉原遊郭跡。
見返り柳は遊郭の右にあります。
一葉旧居は遊郭の境から30米程、周りは何らかの形で遊郭に関連する人達の住居が続く場所でした。 -
千束稲荷神社です。
”たけくらべ”はこの神社の夏祭り、表組と横丁組の子供達の喧嘩から始まります。 -
神社正面。
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拝殿。
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境内にある一葉の像。
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正面碑文。
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文中に登場する神輿。
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旧町名由来案内板。
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町名にもなった龍泉寺境内、古刹らしく古い石仏が集められています
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一葉記念公園。
昭和11年に建てられた、菊池寛の一葉を称えた文学碑が在ります。
戦災で失われた為、改めて小島政治郎が選しました。 -
もう一っ、佐々木信綱”一葉女史たけくらべ記念碑”もあります。
”そのかみの 美登利真如らも
この園に来あそびらむか
月しろき夜を” -
向かいは台東区立一葉記念館。
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1階ロビー。
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展示室。
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一葉使用の針箱。
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黄八丈の着物。
着用時の写真もありました。 -
愛用の文机。
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ニコイチの長屋、隣は車や。
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商売の状況。
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龍泉寺町の家。
引越し直前、知人に出した手紙。
達筆に驚きます。とても22歳の女性が書いたとは思えません。 -
原稿。
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”たけくらべ”下書き。
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”にごりえ”下書き。
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一葉旧居跡に来ました。
記念館からは一本奥の通りになります。
昔を偲ぶものは何も有りません、碑が建つのみです。 -
通りの反対側より眺めました。
右の茶色い洋館の建っている処が旧居跡。 -
旧居跡の次の通りに飛不動尊。
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隣組の近さです、一葉も立寄った事でしょう。
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表通り(国際通り)に出ると大音寺。
”たけくらべ”の一方の主役、真如の寺です。
小説では龍華寺として登場、この寺の24世住職が真如のモデルと言われます。 -
国際通りの反対側、浅草寄りに鷲神社。
”たけくらべ”では大鳥神社として登場します。
美登利は正太と酉の市に行く約束をしますが、実行出来ませんでした。
廓に入る日が決まった為です。 -
社前には酉の市の熊手が飾ってあります。
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拝殿正面に撫でおかめ。
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春を待つ 事の初めや 酉の市 其角
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雑踏や 熊手押しあふ 酉の市 子規
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樋口一葉文学碑
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隣は長国寺、鷲妙見と呼ばれる酉の寺、酉の市発祥の寺となります。
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鷲神社は当初は長国寺の鎮守神、神仏分離令により鷲神社として独立しました。
それに伴い酉の市も鷲神社に移動します。
これで一葉”たけくらべ”の舞台を一巡しました。
”たけくらべ”は一葉23歳時の作品ですが、その洞察力、表現力には驚きの言葉しか有りません。
その夭折は悔やんでも惜しみあります、冥福を祈らざるを得ません。
最後までお読み頂き有難う御座いました。
合掌
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この旅行記へのコメント (2)
-
- pedaruさん 2025/02/21 07:07:57
- 樋口一葉
- 愛吉さん おはようございます。
私が自転車で回った所が取りあげられていて、嬉しく思いました。
行ったり来たりしながら一葉の住んでいたところを探したりしました。
菊坂には死ぬまで通い続けた質屋さんがありますね。彼女が使った井戸などもあります。この時代、かの天才でも貧しい生活に押しつぶされそうになっていたかと思うと、やりきれない気持ちになります。
いつも愛吉さんらしい独特の旅行記を愛読しております。
pedaru
- 愛吉さん からの返信 2025/02/21 18:05:08
- Re: 樋口一葉
- pedaruさん こんにちわ。
拙い旅行記お読み頂き有難う御座います。
薄幸の天才樋口一葉、惹かれますね。
とても23歳の女性が書いたとは思えない文章です。
何度も読み返しました。
龍泉の前に住んで居た本郷、終焉の地となった処も訪ねました。
本郷の質屋、龍泉から一日に2往復した事もあったそうです。
私も前に一度歩いてみました。
2017/2/17日のブログにも一葉を取り上げて居ます、宜しかったら読んでみて下さい。
今後とも宜しくお願いします。
愛吉
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