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節分の時期になると、岐阜県揖斐川町の谷汲山華厳寺の山門に4メートルの赤鬼が立ち、赤鬼の股をくぐり抜けると厄払いになる。そんなことを聞き、行ってきました。<br /><br />参拝の人でにぎわっているかと思っていたら、平日の午後のこと、とても少なかった。週末、祝日はにぎわうのでしょう。<br /><br />たしかに山門には赤鬼がこん棒をもって立っていました。山門の辺りには股くぐりをする人たちが何人かいました。<br /><br />本堂の左手にある石段を登ると満願堂というお堂があって、なぜか大小のタヌキの像がいっぱい。<br /><br />帰ってから、華厳寺のことを知ろうと思って検索すると(行く前に調べろって!)、何人もの4トラベラーの人たちがいらっしゃっていました。<br />なぜタヌキなのか、参道のお店で、他を抜く、ということだと聞いて、なんか競争をあおっているようで好きになれなかったのですが、lomieさんの旅行記でそうではないことを知りました。<br />いつのもことで、事前の勉強が足りない。

赤鬼の股をくぐって厄落とし:岐阜県 揖斐川町 谷汲山華厳寺

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2025/01/24 - 2025/01/24

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偏西風さん

節分の時期になると、岐阜県揖斐川町の谷汲山華厳寺の山門に4メートルの赤鬼が立ち、赤鬼の股をくぐり抜けると厄払いになる。そんなことを聞き、行ってきました。

参拝の人でにぎわっているかと思っていたら、平日の午後のこと、とても少なかった。週末、祝日はにぎわうのでしょう。

たしかに山門には赤鬼がこん棒をもって立っていました。山門の辺りには股くぐりをする人たちが何人かいました。

本堂の左手にある石段を登ると満願堂というお堂があって、なぜか大小のタヌキの像がいっぱい。

帰ってから、華厳寺のことを知ろうと思って検索すると(行く前に調べろって!)、何人もの4トラベラーの人たちがいらっしゃっていました。
なぜタヌキなのか、参道のお店で、他を抜く、ということだと聞いて、なんか競争をあおっているようで好きになれなかったのですが、lomieさんの旅行記でそうではないことを知りました。
いつのもことで、事前の勉強が足りない。

旅行の満足度
4.5
  • ひと気のない参道をしばらく歩くと前方に山門と赤鬼が見えてきました。<br />「華厳寺まで三丁」の標識。一丁は100メートルくらいのようですから、山門ではなく、本堂までの距離でした。

    ひと気のない参道をしばらく歩くと前方に山門と赤鬼が見えてきました。
    「華厳寺まで三丁」の標識。一丁は100メートルくらいのようですから、山門ではなく、本堂までの距離でした。

  • 山門は正式には仁王門。身長4メートルの赤鬼がこん棒を持って立っています。<br />仁王門の左右には仁王像があるのに気づかず。股くぐりのことばかり考えていたので、そんなことに。<br />

    山門は正式には仁王門。身長4メートルの赤鬼がこん棒を持って立っています。
    仁王門の左右には仁王像があるのに気づかず。股くぐりのことばかり考えていたので、そんなことに。

  • 仁王門の手前で参道を振り返ります。ひと気がありません。

    仁王門の手前で参道を振り返ります。ひと気がありません。

  • 谷汲山華厳寺は天台宗の古刹で、しかも和歌山県から始まる西国三十三所の結びの満願霊場でした。<br />雪深い土地なのでしょう、「屋根より落雪に注意」の看板が。<br />

    谷汲山華厳寺は天台宗の古刹で、しかも和歌山県から始まる西国三十三所の結びの満願霊場でした。
    雪深い土地なのでしょう、「屋根より落雪に注意」の看板が。

  • どことなく愛嬌のある赤鬼です。<br />2019年に華厳寺を含む「西国三十三所観音巡礼」が日本遺産に登録されています。

    どことなく愛嬌のある赤鬼です。
    2019年に華厳寺を含む「西国三十三所観音巡礼」が日本遺産に登録されています。

  • 県知事選の投票を呼びかけるたすきをかけます。

    県知事選の投票を呼びかけるたすきをかけます。

  • ここかしこに「落雪注意」の看板。雪が多いのです。<br />いくつか雪の塊が残っていました。

    ここかしこに「落雪注意」の看板。雪が多いのです。
    いくつか雪の塊が残っていました。

  • 手水場。さすがに水は冷たかった。

    手水場。さすがに水は冷たかった。

  • 仁王門の手前で参道を振り返ってみましたが、右手に写っている人がいるだけ。

    仁王門の手前で参道を振り返ってみましたが、右手に写っている人がいるだけ。

  • 参道に「三十三度石」。「百度石」もありましたが撮っていません。

    参道に「三十三度石」。「百度石」もありましたが撮っていません。

  • こんな具合にくぐり抜けます。

    こんな具合にくぐり抜けます。

  • 私たちもあとに続きます。

    私たちもあとに続きます。

  • はっきりしませんが仁王門を抜けると本堂。石段の左右と真ん中に手すりがあって、段数は少ないけれど、ありがたい、助かります。

    はっきりしませんが仁王門を抜けると本堂。石段の左右と真ん中に手すりがあって、段数は少ないけれど、ありがたい、助かります。

  • 本堂の左手の柱には「精進落としの鯉」。手を伸ばせば届くしっぽの辺りは<br />光っています。

    本堂の左手の柱には「精進落としの鯉」。手を伸ばせば届くしっぽの辺りは
    光っています。

  • 右側の柱にも「精進落としの鯉」。もちろん触ってきました。

    右側の柱にも「精進落としの鯉」。もちろん触ってきました。

  • 本堂の、向かって右手に鐘楼。

    本堂の、向かって右手に鐘楼。

  • 何やら書いてある。でも読めない。<br />反対側にはひらがなで書かれていたのでよかったのですが、どんな意味があるのかは分からず。<br /><br />検索してみると「今までは親とたのみし笈摺を脱ぎて納むる美濃の谷汲」でした。<br />

    何やら書いてある。でも読めない。
    反対側にはひらがなで書かれていたのでよかったのですが、どんな意味があるのかは分からず。

    検索してみると「今までは親とたのみし笈摺を脱ぎて納むる美濃の谷汲」でした。

  • 反対側にはひらがなで。<br /><br /><br /><br />「花山法皇」がこう詠んでから、西国巡拝者が笈摺を納めるようになったそうです。<br />「笈摺」は、巡礼が衣服の上に着る、袖のない羽織のような衣服。<br /><br />笈摺を納める笈摺堂が本堂の左手にありました。

    反対側にはひらがなで。



    「花山法皇」がこう詠んでから、西国巡拝者が笈摺を納めるようになったそうです。
    「笈摺」は、巡礼が衣服の上に着る、袖のない羽織のような衣服。

    笈摺を納める笈摺堂が本堂の左手にありました。

  • はっきりしませんが、「笈摺堂はこっち」の案内板。

    はっきりしませんが、「笈摺堂はこっち」の案内板。

  • 笈摺堂の先に、石段を登ると満願堂。さまざまなタヌキの石像がいっぱい。

    笈摺堂の先に、石段を登ると満願堂。さまざまなタヌキの石像がいっぱい。

  • 横たわっているのは、タヌキではなく、布袋さんのようです。なぜタヌキと一緒にいるのかな。

    横たわっているのは、タヌキではなく、布袋さんのようです。なぜタヌキと一緒にいるのかな。

  • 大小のタヌキ君。

    大小のタヌキ君。

  • 観音様?も一緒。

    観音様?も一緒。

  • これは?! <br />どう言えばいいのか。

    これは?! 
    どう言えばいいのか。

  • 何枚も撮ってしまいました。

    何枚も撮ってしまいました。

  • 満願堂からの眺め。<br />左下に見えるのが本堂。

    満願堂からの眺め。
    左下に見えるのが本堂。

  • 石段の左右に狛犬のようにタヌキが鎮座。<br />本堂が見えます。

    石段の左右に狛犬のようにタヌキが鎮座。
    本堂が見えます。

  • こちらのタヌキはお腹が大きい。<br />「満腹堂」と間違えられるよ。

    こちらのタヌキはお腹が大きい。
    「満腹堂」と間違えられるよ。

  • 満願堂からおりてきました。<br />本堂の左手から山門に向かいます。おもしろい形に刈り込まれています。

    満願堂からおりてきました。
    本堂の左手から山門に向かいます。おもしろい形に刈り込まれています。

  • こちらは枝垂桜。開花するとみごとなんでしょうね。<br />

    こちらは枝垂桜。開花するとみごとなんでしょうね。

  • 仁王門と赤鬼をくぐり抜けて参道に出ます。<br />この時は気が付かなかったのですが、山門には複雑な仕組みが施されています。

    仁王門と赤鬼をくぐり抜けて参道に出ます。
    この時は気が付かなかったのですが、山門には複雑な仕組みが施されています。

  • 参道は乗用車も走っています。

    参道は乗用車も走っています。

  • 参道から仁王門と赤鬼君を振りかえります。

    参道から仁王門と赤鬼君を振りかえります。

  • 所々に巡礼姿のかわいい女の子の姿。<br />みのりちゃんかと思ったらいのりちゃんでした。

    所々に巡礼姿のかわいい女の子の姿。
    みのりちゃんかと思ったらいのりちゃんでした。

  • ここにもいのりちゃん。<br />羽織っているのが笈摺なのでしょうか。

    ここにもいのりちゃん。
    羽織っているのが笈摺なのでしょうか。

  • 順番がおかしいですが、別のお堂の庭に白い象がいました。<br />象は仏教と深い縁があるようですね。

    順番がおかしいですが、別のお堂の庭に白い象がいました。
    象は仏教と深い縁があるようですね。

  • 着いたときによく見ておくべきでした。<br />右に西国三十三の札所の図。<br />左に札所、お寺の一覧表。<br />

    着いたときによく見ておくべきでした。
    右に西国三十三の札所の図。
    左に札所、お寺の一覧表。

  • 和歌山県のほぼ南端の青岸渡寺が第1札所。<br />大阪で二つのお寺。<br />奈良の長谷寺や興福寺を経て、京都の二つのお寺を巡れば、次は滋賀の石山寺と三井寺。<br />京都では清水寺。もう一度大阪の二つのお寺を巡って、兵庫県で四つのお寺を訪れたら京都に戻って二つのお寺。さらに滋賀縣の三つのお寺を巡って、結びがこの岐阜県の谷汲山華厳寺。<br />途中に清水寺や興福寺、三井寺、石山寺があるといのがすごいです。

    和歌山県のほぼ南端の青岸渡寺が第1札所。
    大阪で二つのお寺。
    奈良の長谷寺や興福寺を経て、京都の二つのお寺を巡れば、次は滋賀の石山寺と三井寺。
    京都では清水寺。もう一度大阪の二つのお寺を巡って、兵庫県で四つのお寺を訪れたら京都に戻って二つのお寺。さらに滋賀縣の三つのお寺を巡って、結びがこの岐阜県の谷汲山華厳寺。
    途中に清水寺や興福寺、三井寺、石山寺があるといのがすごいです。

  • 右上、角の現在地が華厳寺です。岐阜県では、西国三十三所に入っているのは華厳寺だけだけですね。<br />参道のお店で何か食べて帰ろうかと思いましたが、閉まっているお店が多く、時間もなく、無事赤鬼の股くぐりを終えたことだし、帰りました。<br />

    右上、角の現在地が華厳寺です。岐阜県では、西国三十三所に入っているのは華厳寺だけだけですね。
    参道のお店で何か食べて帰ろうかと思いましたが、閉まっているお店が多く、時間もなく、無事赤鬼の股くぐりを終えたことだし、帰りました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • むっちゃんさん 2025/10/04 11:55:16
    いのりちゃん可愛いですね(^^)
    偏西風さん

    こんにちは♪

    節分祭の赤鬼さん どことなく愛嬌がありますね。
    赤鬼さんの股くぐりをなさって 厄払いが出来ましたね。

    精進落としの鯉も 縁起がいいですね。

    華厳寺のたくさんのタヌキさんのゆえんを知りたくなりました。

    山門の造りが凝っていますね。

         むっちゃん

    偏西風さん からの返信 2025/10/05 00:18:57
    Re: いのりちゃん可愛いですね(^^)
    むっちゃんさん、今晩は、思いがけずお便りをいただき、ありがとうございます。
    今年だけでも、ベルギー、オランダにとどまらず、国内各地によく旅していらっしゃいますね。パワフルで羨ましいくらいです。

    いのりちゃんはたしかに可愛いですね。三頭身もないところがいいですね。

    「たぬき」については参道のお店で「他を抜く」という意味だと聞いて、競争を促しているようで、好きではなかったのですが、満願堂の説明版の写真を見つけました。
    そこには「巡礼満願した者は他者より優れる(他を抜く)という意味がこめられています」と書かれていました。今一つよくわかりませんが、巡礼満願した人には良い報いがあるといいですね。

    急に涼しくなりました。ちょっと暖房がほしいなと思うこともあります。
    年内にどこかへいらっしゃるプランがございますか。

偏西風さんのトラベラーページ

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