2024/12/31 - 2025/01/02
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Pメテオラさん
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2025年の元旦はミラノで迎えた。チェノーネと呼ばれるイタリアの大晦日の特別料理を食べ、ドゥオーモ広場の新年カウントダウンや花火見物もしようと思っていたら、チェノーネに新年祝杯用のシャンペンサービスが付いていて午前0時になってしまった。「二兎を追ったら、やっぱり一兎だった」で、ちょっと、がっくりである。ミラノを含むロンバルディア一帯の料理は、イタリアの中では平均以下の美味しさだそうだが、95点と90点の差ぐらいの感じ。ミラノ版「おせち料理」も食べたし、ドゥオーモ周辺のイルミネーションやナビリオの元旦風景、開店後6年経っても人気のスターバックスなどを体験できて良かった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【ドゥオーモなくしてミラノなし】
ミラノに来たら、私は必ずドゥオーモを見る。中に入らないことが多いが、ドゥオーモに一礼してミラノ再訪への感謝と敬愛の気持ちを伝えることにしている。2024年12月31日の午後のドゥオーモも、穏やかな冬晴れの陽射しに、優しく控えめに輝いていた。「ミラノへ再び来られたことにありがとう」ドゥオーモ (ミラノ大聖堂) 寺院・教会
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【海外で年越しなんて滅多にしない】
私は年末年始は自宅派なので、海外で年越しは何十年振りだった。情報収集をするとミラノの大晦日のレストランは、休業か、チェノーネと呼ばれる大晦日特別メニューかの二者択一の感じ。私たちは後者を選び、あれこれ検討した結果、宿泊するホテルの館内レストランで夕食を取ることにした。要予約、130ユーロ/人、のフルコースである。
チェノーネは、5品プラス、デザート1品。それに新年の縁起物料理であるレンティッキオとザンポーネが付いてくる。水、食後のコーヒー、新年乾杯用スプマンテ(シャンペン)1杯込み。
都心部のレストランは、類似内容で120ユーロから200ユーロくらい。ドゥオーモ広場横のジャコモ・アレンガリオ: Giacomo-Arengario という店のチェノーネは290ユーロだった。 -
【チェノーネとサンシルベストロ】
イタリア語も年中行事や食に関する独特な言い回しが多い。
大晦日特別料理(お節料理)=チェノーネ:cenone
大晦日=サン・シルベストロ:san silvestro
元旦=カポダンノ:capodanno
など。
チェノーネの開始は20時30分か、それ以降だ。伝統的なイタリア流では家族が集合し、夜通しかけて、マンマが作る食べきれないくらいの特別料理に挑み、おしゃべり。時には小唄、ダンスもありということらしい。
私たちにも、まず1品目の、お口よごし:アミューズ・ブーッシュ、がきた。生ハム乗せの小サイズ・コロッケ。写真のように優雅な見た目。味もくどくなく、出だしから、かなり美味しい。 -
2品目からが本番料理という気構え。
年末恒例の縁起担ぎの一つが赤いエビ。今回はマザーラ産クルマエビのトマトソース仕立て。少し酸味があって食が進む。パンも4種類ほどが用意されてきた。どこぞの国のイタリアンと違い、お代わり自由。1品ずつの量は多くないのだが、この先を考えると平均的なニッポン人マダムには多すぎかも。 -
3品目も、恒例のリゾット。アケレロ米という、それなりに知名度があるお米をチーズでさらりと味付けしたもの。どろりとした見た目より、さっぱりした味わいだった。ニッポン人にとって米料理が出てくると嬉しい。
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4品目も、大晦日によく食べるというトルテリーニ。いわゆる、イタリア風の水餃子。お上品なレストランなので、どの品も皿の中央に少な目の盛り付けであった。シニアには好都合であるが、多数派のイタリア人家庭では、この1.5倍くらい盛ってくる感じ。話を聞くと、チェノーネでは暴飲暴食に近いくらい、大盛りの料理を延々と食べ続けるそうだ。
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5品目が、正真正銘のメインで、かつ一番高そうな料理。大晦日ならではの「ホロホロ鳥のナッツと野菜詰めのあぶり。薄皮切りジャガイモ焼きの千枚重ね添え(ミルフィーユ)。ホロホロ鳥は、ほぼ年末限定で食べる縁起物だそうだが、食べなれていないせいか、正直、とっても美味しいという感じではなかった。一所懸命作ったコックさん、ごめんなさい。
それから、マダムらは満腹のため一口、二口食べて箸(フォーク)が止まった。私はイタリア人のお化けのQ太郎振りほどではないものの完食した。 -
【二兎は叶わないと悟ったデザートタイム】
ホロホロ鳥の料理を食べ終えた時点で午後11時15分くらい。
「あっ、これはゆっくりとデザートを出して、零時に新年カウントダウンをするパターンだ!」と今更ながらに気づき、二兎は叶わずと悟った。いったんチェノーネを打ち切って、希望者は店内に残ってスプマンテで新年カウントダウンの乾杯をするパターンではなかったのだ。 -
お店のスタッフも時間調整のために、ゆーっくりとメインのお皿を片付け、テーブルをいったんきれいにして、デザートを運んできた。デザートは、これまたミラノ発祥のナッツ入りふわふわパンの「パネトーネ」。白チョコレート味のプリン風スープを添えたプロならではの一品。普通のファミリーだと、別にクリームなどを添えてパネトーネを出す。甘ったるくなく、とっても美味。
23時58分ごろにスプマンテ(シャンパン)が配られ、10,9・・・・・3,2,1。
「ハッピー・ニュー・イヤー!」
なぜか英語だった。そして、ミラノではどこでも英語で言ったり、書いたりしてあった。 -
普通の家庭ではレストランのように凝ったパネトーネは出せない。パネトーネそのものは買ってくるのが現代風。私たちも日本への土産用に、モンテ・ナポレオーネ通にある有名店コーバ(COVA)のパネトーネを買って食べた。2024年のお値段は45ユーロだった。パネトーネはミラノ発祥といわれる、ナッツがいっぱい入った、ふわふわパンで、とっても美味しかった。年末やイースター前に街のお菓子屋さんやパン屋さんへ行くと、その店ご自慢のパネトーネを売っている。
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【お雑煮相当のレンティッキオとザンポーネ】
零時ちょうど店内にいた皆でシャンパン(スプマンテ)にて新年を祝ったのち、新年の縁起料理である「レンティッキオとザンポーネ」が出された。料理名だけ言ってもさっぱり分からないので解説すると、ゆでたソーセージを、味付けして煮込んだレンズ豆:レンティッキオ、に乗せたものである。
「まあ、黒豆とコンブの煮しめ感覚ですね」
私たちは、時すでに遅しかもしれないがドゥオーモに行きたかったので、お持ち帰りにしてもらった。あとで食べたら、可もなく不可もなく。食べなれていないので、真の味わいを直感できない薄幸な旅人だった。
味はさておき、また新たなイタリアの食体験ができて良かった。 -
【真夜中のドゥオーモ】
私たちがドゥオーモに着いたときは、新年のカウントダウンはもちろん、花火もとっくに終わってしまい、集まってきた人々が散会中。それでも、時折、プライベートの花火が上がっていたし、1-2時間後に始まると耳にした新年野外コンサート待ちの人が、それなりにたむろしていた。ドゥオーモ (ミラノ大聖堂) 寺院・教会
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銀色に輝くドゥオーモ前の大クリスマスツリーが見事だった。大勢の人たちに囲まれた真夜中のツリーは元旦だけの光景かもと負け惜しみ。
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【HAPPY NEW YEAR】
イタリアなのに、誰でもどこでも、決まり文句は英語で「ハピー・ニュー・イヤー」。
なんでイタリア語で言わないのか実際の心理はよく分からない。カウントダウンなんかが英米文化だからだろうか。
ドゥオーモの隣のリナシェンテ百貨店のプロジェクション・マッピングも英語。
私も「皆さん、ハピー・ニュー・イヤー!」 -
【ほぼ全店閉店の元旦】
元旦の朝が来て、ゆるゆると起きだした私たちは街ブラをしたが、ほぼ全店が元旦は閉店。年中無休のはずもEATALYも閉店、スーパーも当然閉店、都心のカフェやバルも閉店、有名食料品店のPECKも2日まで閉店。でも、メトロや市電、バスは休日ダイヤで動いていた。 -
【スターバックス・ミラノ本店は営業】
そんな中で都心のスターバックス:Starbucks 、は通常営業だった。嬉しいったら、ありゃしないとばかりに行ったら、それなりの行列だった。場所は、コルドゥーシオ広場。写真のビルのアーケードの内側に、お馴染みのスターバックスの緑色の看板が見えるので、行けばすぐわかる。
お店のサイトは、https://www.roastery.starbucks.it/ -
スターバックス・ミラノ本店は、2018年9月に鳴り物入りで開店して以来、それなりの人気を獲得したようだ。私たちも並ぶこと15分くらいで入れた。
「開店直後の2時間待ちに比べれば極楽、ゴクラク」
「ミラノは『新しもの好き』だから、またひとつミラノ名所ができたって感じかな」
ちなみに、スタバの隣のビルにユニクロがあった。 -
旧ミラノ中央郵便局を改装した店内は、アメリカンなスターバックスのイメージを吹き飛ばすインテリア。「スタバ宮殿」みたいな造りだった。
入口近くの柱にメニュー入れがあってみてみたら、市中のバルより3割から5割くらい高い感じ。 -
若いお姉さん、お兄さんが多い。スタバだもんね、なのだ。
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店の玄関奥にはクリスマスツリーがあったが、極めてオーソドックスな飾り付けである。焙煎工場を意識したような天井や機器のデザインが斬新なだけに、平凡なツリーがかえって印象的だった。
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私たちは飲み食いせずに、ミラノ店限定のスタバ土産を数点買って退散。
「だって、コーヒーなんかは自分んちの近くで飲んでも同じ」
「そうそう、ミラノに来たんだからコーヒー飲むなら、バルでエスプレッソ!」
そして、スタバのお土産は意外と高かったのである。 -
【元旦はナビリオに行って夕食を】
元旦のミラノでもナビリオの飲食店は多分、いつもどおりという情報を信じて行ってみた。市電3系統で、ポルタ・ティチネーゼ門:Arco di Porta Ticinese、に行って右の方に視線を向けると、埋め立てを免れた運河がいくつか見える。ナビリオ(運河)は、そのうちのひとつ。 -
写真のように、ナビリオ運河の両側には1Kmくらいに渡ってバルやレストランがびっしり。最近は寿司屋なんかも挟まっている。若いカップル向きだが、家族連れでもジジ、ババでも楽しめるし、1人旅でも何とかなる。
ナビリオは飲み屋街なので、暗くなってからが目玉。冬は5時ごろから暗いので6時にに着いたら、どの店もテラスは満席。 -
夜の8時か9時ごろまでは「ハッピー・アワー」サービスのバルが多い。ワン・ドリンク15ユーロとか13ユーロで、ビュッフェ式のおつまみ無料というパターン。
写真のとおり、元旦のナビリオは大混雑。
2019年のミラノ万博で、一気に観光地化が進んだので顔をしかめるミラノ市民もいるそうだ。
「小樽の運河と寿司屋みたいな感じだね」 -
若いとカネがないので、ヤングのカップルにハッピー・アワーは大人気。我らもテラス席探したが、空きが見つからなかったので室内席が空いていたピッツァリアへ入った。
「この寒空で、いくらヒーターがあるとは言え、ヨーロッパ人はテラス好きねえ」
「イタリアですが、原語も『ハッピー・アワー』」
こういうあたりでフランスとの違いを実感する。 -
【期待値より美味しかったピッツァ】
ナビリオの料理店の評判は良いとは言えない。10ユーロ内外のピッツァならば、ハズレてもいいかと覚悟して注文したピッツァやカルボナーラ・スパゲッティが予想外に美味しかった。もしかしたら、ニッポン人向きの味かも。けれども、お店もだんだん混んできたから、まったくのカスの店でもなさそう。
決して悪口ではないので、勘違いしないように。 -
定番のピッツァ・マルゲリータ。たしか8ユーロ。コーラが意外に高く1缶6ユーロ、地ビール小瓶も6ユーロ、500mlの水は2ユーロ。
こうして、期待値以上の元旦の早めの夕食を堪能した。 -
帰り道に運河沿いのバル兼ジェラート屋に入って、またまたアマレナのジェラート(さくらんぼ味アイス)を食べた。隣に座ったお姉さんたちもジェラートを美味しそうにたべながらペチャクチャ。私もアマレナを頬張りながら、うっとり。
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ぶらぶらしても時刻は8時前。こうしてミラノの2025年元旦は早じまい。
「さあ、お店が平常営業に戻る明日に賭けて、今日は早寝しよ」
了
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