2023/09/24 - 2023/09/27
1560位(同エリア1603件中)
ちゃおさん
琵琶湖から京都に抜ける琵琶湖疎水は三井寺が鎮座する山の下にトンネルを掘って、京都側に送水しているが、そのトンネルの手前に分水施設があって、そこは大津閘門(こうもん)と呼ばれている。そこから左に200mほど進んだ先に三井寺の裏参道がある。三井寺へ電車でやってくる人は少ないだろうし、ここから入山する参詣者も少ないに違いない。その裏門の手前に古びた神社があり、直ぐその先に木立があって、長い石段が見えた。その石段の下に小さな番台小屋があって、留守番のおばさんが暇そうにしていて、自分の影を見て奥から顔を出して、入山料を徴収する。品の良い小母さんで、暫く話しをする。
三井寺には過去1度来ているが、ここから入山するのは初めてだ。長い石段を何回か経ち休みし、台地の上に出る。ここは三井寺の一番奥手に当たり、以前来たと言っても、この場所には来ていなかった。登った直ぐ上に観音堂があり、ここが西国観音霊場の札所になっている。第14番札所長等山園城寺。一般的には三井寺と呼ばれているが、正式な名称は園城寺のようだ。先ずはお参りし、御朱印を頂く。
三井寺境内の中ではこの辺りが一番高く、その高台には琵琶湖を見渡せる展望所などあって、何人かの参詣者が休憩している。「三井の梵鐘」。今鐘は鳴っていないが、大鐘の梵鐘が響いて来れば、眼下の琵琶湖の風情も増すだろう。都人と言うか関西人は風流で、春の季節、桜が咲く頃には、琵琶湖からここまでの僅か300~400m程の水路ではあるが、遊覧船を浮かべ、花見を楽しみ、更にこの高台に上がって琵琶湖を眺める。春の観光コースには丁度良い。休憩所を兼ねた展望台で一休みし、さて、これから正門に向かって、長い境内を下って行くことにしよう。
- 旅行の満足度
- 5.0
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