2025/01/11 - 2025/01/13
111位(同エリア717件中)
さるおさん
旅行最終日。二泊三日の旅なんてアッという間ね。今日は午前半日のバスツアーに参加して、そのまま空港まで送ってもらいます。
行程:斎場御嶽→沖縄ワールド→那覇空港
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ツアーバスは県庁前から出発。43名の参加者。バスか満席。最初に訪れたのは「斎場御嶽」。今回の旅の目的地。
御嶽(うたき)とは、南西諸島に広く分布している"聖地"の総称。「斎場御嶽」は、琉球王国最高の聖地。かつては男子禁制であり、琉球国王やノロ(女性司祭者)のみが入ることが許された神聖な場所。そのノロの最高位であるとされる聞得大君の就任の儀式が「斎場御嶽」で執り行われた。今でも沖縄県民にとっては"祈りの場"、神聖な場所である。 -
バスガイドさんは「斎場御嶽」を"山登り"と言っていた。結構大変な道なの? 足腰の弱い私、急に不安になる。
ガイドさんは、沖縄の人は「斎場御嶽」には行かないと言っていた。沖縄民にとっては聖なる場所で簡単に行ってはいけない場所だと。他にも「斎場御嶽」に行かなくても、道の駅と「知念岬」で充分に時間をつぶせるとか言ってたけど、ガイドさんも沖縄県民だし、あまり観光客に入ってほしくないのかなぁ。 -
入口の事務所で「斎場御嶽」の説明画像を見せられる。その後見学開始。先ず参道入口に「久高島遥拝所」。久高島を望むことができる拝所であり、祈りを捧げる場所。
久高島は琉球民族発祥の地と言われている。琉球開闢の祖アマミキヨ(女神)が、ニライカナイ(神の世界)から舞い降りたのが久高島で、琉球の歴史はこの島から始まったとされる。現在も「神の島」と呼ばれ、数ある沖縄の島々の中でも特別な意味を持つ島。琉球王朝時代の歴代国王の巡礼の地としても知られ、ここ「斎場御嶽」も久高島へ祈りを捧げるために開かれたと言われている。 -
「大庫理(ウフグーイ)」 訪れる人々が最初に礼拝を行う場所。
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「寄満(ユンイチ)」は王府用語で"台所"という意味だが、ここで調理をしていたわけではない。豊かな収穫と繁栄の象徴とされ、古代琉球王国での交易品が集まる場として重要な意味を持っていた。洞窟のように見えるので、ここで作物や交易品などを保管していたのだろうか。
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「斎場御嶽」は、このような森の中の石道を歩く。これがバスガイドさんのいう"山登り"か。石の道は例によって滑りやすい。この辺りに"聖なる水"を受ける壺があったはずだが見落としている。
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「三庫理(サングーイ)」は「斎場御嶽」で最も重要な拝所の一つ。巨石が重なり合う姿は印象的。昔は観光客も岩の隙間を通り抜けられたが今は立ち入り禁止。コロナ以降、人が密になるのでというのが理由らしいが、聖なる場所だ、余り多くの人が入らない方がいいのかもしれない。
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「斎場御嶽」を後にして「知念岬」へ。徒歩10分かからない。
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モニュメントの下にハート。中には"幸せになりた~い"の文字。あまりに直接的で笑ってしまった。
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沖縄は今日も寒い。と言っても最高気温16度。やはりダウンコートを着てる人多し。
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「知念岬」からは「久高島」が見える(写真では点にしか見えないが)。雲の合間の光がスポットライトみたいに"神の島"に当たって神々しい・・・イヤ、ちょっとズレてるか(笑)。
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海と珊瑚礁リーフ。私の年代だと"珊瑚礁"と言えば松田聖子。
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「おきなわワールド」2時間のフリータイム。
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まずは10:30から始まる「スーパーエイサーショー」を見に行く。ショーの撮影は禁止。
「エイサー」とは旧盆の最終日に踊られる先祖をあの世に送り出す踊り。その歴史は古く、地域で受け継がれてきた伝統芸能。三線の音色や歌、太鼓のリズムに合わせて踊られる。 -
「エイサー」、興味深かったです。見てて感じたのは、太鼓の打ち方とか衣装とか大陸っぽいなぁということ。日本とは違う"琉球王国"という別の国家が存在したんだなぁと改めて感じました。
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「玉泉洞」
国内最大級の鍾乳洞。全長約5kmのうち890mを公開。約30万年の長い年月をかけて創られており、中はライトアップされている。 -
基本、洞窟には興味無いんだけど。時間があったので入ってみた。そしたらコレが立派な鍾乳洞で。確か30年ほど前に沖縄に来た時も入っているのだけど、入ったという記憶しかない。中はこんな感じなのかと初見と変わらぬ反応。
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上を見上げると天井から落ちてきそうな鋭い鍾乳石が垂れ下がっている。この鍾乳石、突然折れて私に突き刺さらないだろうななどと考えるが、まさかツララじゃあるまいし。30万年かけてこの形になったものが一朝一夕で落ちてくるわけがない。
時々お相撲さんの肩を叩くみたいにポンポン鍾乳石を叩きながら進む。お相撲さんも縁起物、30万年かけて造られた鍾乳石だって縁起物だろう。 -
中盤にある「青の泉」人気の映えスポット。水の透明度が高い上段は、ブルーの灯りでライトアップされているが、写真下手の私にはあまり関係ない(笑)。
写真撮ったり見学したりで約50分ぐらいの地底散歩。思ったより楽しかった。 -
「玉泉洞」の出口には熱帯フルーツ園。「おきなわワールド」の動線は、よくできていて、一周見学するのにお土産施設やカフェなどを通り抜けていく順路になっている。途中でハブ酒を試飲。一番アルコール度数の低いハブ酒にしたが、それでも25度。喉がクッーとなる。
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琉球犬の空ちゃん。女の子。お昼寝中でお顔は拝見できず。
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旧民家4棟とフール(トイレ)1基が、国の有形文化財登録原簿に登録されている「琉球王国城下町」。
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こちらが「フール」。豚の飼育小屋を兼ねている。中国から伝わった。囲いの前方は人間が排泄する便器とつながっており、人の排泄物を豚のエサとして利用していた。
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「石敢當」は、沖縄の街角や交差点などで見られる石碑で、沖縄で昔から信じられているマジムンと呼ばれる魔物を撃退する魔除けの役割を果たすとされている。中国の強い武士の名前にちなんでつけられた。
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観光を終え空港に向かいます。とココでハプニング。バスが空港へと出発した後で乗客が一名足りないことが発覚。ガイドさんが44名の乗客を43名と勘違いして運転手さんにGOサインを出してしまったのだ。運転手さん、慌てて「おきなわワールド」に引き返すも、取り残されたお客さんの姿は見当たらず。10数分程度待っただろうか。結局お客さんは現れず。バスは空港へ向けて再出発。それにしても、取り残されたお客さん、無事に次の目的地に行けたかなぁ。
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那覇空港、人気の「空港食堂」に行くつもりだったけど場所が判らず、あっさり断念。そういやあ「海ぶどう」まだ食べてなかったなぁとお寿司屋さんに入店。この日のお勧めから"しゃこ貝""つぶ貝""琉球スギ"を注文。"琉球スギ"美味しかった。
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最後は、念願の"海ぶどう"で締める。沖縄、何食べても美味しかった。
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<オマケ>
那覇空港で購入した「大東寿司」。大東諸島に伝わる漬け寿司。人気と聞いて興味を持っていた。保存温度が24度以下、賞味期限は明日まで。だったら自宅に持ち帰って夕飯にできるじゃんってことで、晩御飯として美味しくいただきました。
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