2024/12/28 - 2024/12/30
1648位(同エリア1966件中)
バウトさん
JALの特典航空券を利用して、初めてのインド旅行に行きました。
首都デリーに渡り、南インドのゴアで新年を迎え、バスと鉄道を乗り継いでベンガル-ルまで移動し、そこから日本へ帰国するという計画を立てました。
インドに呼ばれるという言葉を聞いた事があります。インドには行ける者と行けない者がいて、さらに行ける時も決まっていて、それを決めるのはインドなのだそうです。それがもし本当ならば、今回私が辿ったインドの道のりでは、まさにここに呼ばれていたんじゃなかろうかと錯覚するような事が沢山起こりました。
まるで夢を見ていたみたいな、インドでの8日間の記録の第一章です。
1ルピーは2024年12月27日の為替レート1.85円で換算しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
羽田空港11:45発JL39便でデリーに出発。
12月28日でしたが、今回は全く並ばずに出国審査を通過できた。搭乗開始を待つ間にインドでの決済アプリ Cheq の利用手数料の決済をした。この時は999ルピー(カードへの請求は1,894円)もの手数料を取られた。高いのでやっぱりやめようとも思ったけど、インドではクレジットカードを使える所が少ないようなので、いろいろな場合に備えるつもりで決済した。しかしこれだけではまだ使えなくて、インドに着いてから任意の TRANSCORP 社のオフィスに行ってアクティベートしてもらわなければならないようだ。 -
機内食はコリアンフレンチ 表参道いぇん 監修のメニューとのことでした。ピリ辛でおいしかったです。
途中でサンドウィッチの軽食もでた。 -
羽田空港を飛び立ってから10時間かかって、モヤに包まれたデリー空港に到着した。大気汚染が深刻なのは都市が急速に発展している証だろうか。
空港から地下鉄の Airport Express Line に乗り New Delhi 駅で降りた。運賃は60ルピー(111円)と安い。ニューデリー駅周辺は情報通り詐欺師ばかりだ。予習してきているのに詐欺師の話に反応してしまう。駅の通行許可証が要るだの、パハルガンジは祭りで入れないだの。駅の混雑が焦りを増長させる。ここは一旦外に出よう。さすがインドだ、聞いていた通り一筋縄ではいかない。 -
気を取り直して再び階段を登ると荷物検査のゲートが目に入った。詐欺師の言う通り本当に許可証が無いと入れないと勘違いしそうになるけど、インドの駅には手荷物検査があって、そして乗車券がなくても入場出来ることを忘れていた。
検査係の人に問題なく橋を渡れる事を確認して連絡橋の天井を見上げると、ちゃんと案内表示にパハルガンジと書いてあるじゃないか。 -
橋を渡り駅前のロータリーを超えると安宿が集まっているパハルガンジへと道が続く。店の商品が道にせり出している通りを人とリキシャやオートバイそして犬が無秩序に行き交う。
デリーの宿は Hotel S B Inn Paharganj を予約していた。この路地の奥にあります。路地の角にはATMがあって便利。しかしその脇にはオープンな公衆便所があるのでけっこう臭います。この写真は翌朝撮りました。 -
10人部屋で一泊650ルピー(約1350円)。思っていたほど、我々にとってインドはもう安い旅行先ではないようだ。もっと早く来ればよかった。と言うか、もっと早く呼んでくれればよかったのに。
部屋は階段だけの建物の4階にあって、その上には屋上があった。屋上でタバコを吸えます。 -
荷物を置くやいなや、ビールはないかと聞くと、フロント係が飲み屋に案内してくれて一緒に飲んだ。仕事しなくていいんだろうか。どういう店がいいかと聞くので地元民が行く店がいいと言うと、この怪しい店に連れてこられた。
店の奥には歌い手さんらしき人が数人座っていたけど、歌っていたのは一人のおじさんだけだった。ボトルのビールが各種あって、一本240ルピー(444円)位だった。 -
インドと日本の時差は3時間半。翌朝いつもの時間に目が覚めてもインドは真っ暗だ。犬を踏まないように気を付けて暗い道を歩きチャイの屋台を探しに向かった。
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駅前のチャイ屋さんがオープンしていた。インドで初めてのチャイをザラっとした舌ざわりのする、この素焼きの器で飲めてよかった。器込みの予想で50ルピー渡したら20ルピー(37円)だよと言われた。安い!チャイを飲み干して器はポケットにしまった。
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チャイ屋さんの向かいの食堂に入り、見よう見まねで右手だけでカレーをつまんで食べた。皆器用に食べているけど難しいぞ。爪がカレー色に染まりインド人の仲間入りだ。190ルピー(約351円)だった。これは予想より高いかな?
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ニューデリー駅の橋を渡って赤い城を目指してマップアプリに従って歩いて行きます。マップの案内通りに歩くとこんな薄暗い裏路地に出ていくらか緊張する。路地にはいくつか屋台が出ていて、フワフワしたヨーグルトのような物を買って食べた。
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ゴミなんだけど、なんとなく写真になる。
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40分位歩いてモヤに霞む赤い城に着いたけど、時間が早くてまだ開いていない。開くのは11時だというが、観光名所としては遅くないだろうか。別の所に行く事にして地下鉄に乗った。
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地下鉄を Yellow Line の Jor Bagh 駅で降りてサフダルジャング廟に来た。地下鉄の料金は20ルピー(37円)だった。ここは、あのタージマハルにそっくりでありながら、とても空いていると聞いていたのだけど、子供たちが何台もの大型バスから続々と降りてきて、とてもにぎやかになった。
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子供たちはカメラを持つ私を見つけると写真を撮ってとせがみ出し撮影会が始まった。スマホが普及した今でもカメラの写真に写りたいのかしら。
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一人づつ何枚もの写真を撮ってカメラのバッテリーを浪費した。
この子供たちが大人になる頃にはインドの経済は更に成長して世界をリードしている事だろう。そんな時に昔日本人のおじさんに写真を撮ってもらったなぁと思い出してくれたらいいな。 -
様々なアーティストによるペインティングが街の壁面に描かれている、アートディストリクトと呼ばれる区画が近いようなので、マップアプリに従って歩いて向かった。アプリが示す場所に着いても何もない。ビリヤニの屋台があったので、一つもらって食べながら壁画の場所をご存知かと尋ねると、マップとは全然違う場所にあることがわかった。マップはたまにあてにならない事もある。
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サフダルジャング廟には元気な子供たちがいた反面、裸足で花を売る子供もいた。経済発展の陰には大きな貧富の差がある事も事実なのだろう。旅行に行く時に持って行き、親切にしてもらった人に渡しているお菓子を、その花を売る兄妹にあげた。途中には赤ん坊を抱いた物乞いもいた。赤ん坊に水を飲ませてお菓子をあげた。続いてペンを売る女の子がやって来た。何度も要らないと言っても女の子は根気強かった。買う事が正しいのかわからないけど一本買った。
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アートディストリクトのペンティングもいいが、ただの街角の壁にも惹きつけられる。
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地下鉄 Blue Line の Ramakrishna Ashram Marg 駅で降りるとパハルガンジの反対端につながることを知った。
インドではどこの店でもビールを置いてあるわけではないみたいなので、ビールがあるかどうかを聞いて回らないとならない。いかにも観光客向けの屋上レストランならば間違いない。ビールが飲めそうな店を発見して階段を登っていった。 -
無茶な交通渋滞を見下ろしながらビールを飲んでいると日が暮れてきた。キングフィッシャーのロング缶は250ルピー(462円)だった。
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そしてベジテンプラ(Veg Tempora)を注文してみた。180ルピー(333円)だった。
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日が暮れて輝きだしたパハルガンジの街並みがよく見渡せる。
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翌朝も早く起きて郊外の花市場に向かった。
ホテル近くにいたリキシャにUberで表示された値段を見せて、それより少し高い値段を提示して乗った。Uberで何故か配車のオーダーが出来なかったのだ。タイのSIM2flyを入れていたからだろうか? -
インドなのに寒い。花市場までは予想よりもかなり距離があって、リキシャのシートに入り込んで来る風で凍えるかと思った。ドライバーも遠いじゃないかと途中から文句を言い出した。市場のゲートに着くと、ここで待ってるから往復で1000ルピー(1850円)でどうだなんて吹っ掛けてきた。冗談じゃない。結局約束より100ルピー多い250ルピー(約462円)で落ち着いた。妥当だろうか。
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市場で連なった花を運ぶ人が花のドレスをまとっているように見えてかわいい。
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デリーの街では道に散らばっている花をよく見かけていた。お供えに使うのだろうか。市場では牛も花を食べに来ていた。
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フラワートレードセンターと書かれたこの大きなゲートが目印です。ゲート前にリキシャが沢山停まっています。隣には野菜市場もありました。
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帰りはリキシャにコンノートプレイスまで行きたいと言うと、それは遠いから100ルピー(185円)でバス停まで連れて行くと言われて、ここで降ろされた。バスはやたらと来るけど、どれに乗ればいいんだよ。路線図があったので何とか見当をつけてバスに乗って、ホテル近くの地下鉄駅付近まで戻れた。バス代は15ルピー(約28円)だった。
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そしてパハルガンジを曲がった先にある、この評判のカレー屋に来た。隣にはレトルトパックを売る店もあった。
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これはうまかった。しかも90ルピー(約167円)と安い。うまかったので、テーブルに乗っている付け合わせの緑のやつもうっかりパクッと食べてしまった。これが飛び上がるほど辛かった。
カレーが好きな私だけど、本場インドのカレーはとても辛い。食べるたびに汗が止まらなくて、おいしいのだけど、だんだん汗を拭くのがめんどうくさくなってきて嫌になった。修行に思えてきた。 -
ホテルをチェックアウトして、スマホ決済のアクティベーションに来た。月曜日になって、やっとオフィスが開いたのだ。住所表記はコンノートプレイスだけど、オフィスが入居するビルはコンノートサークルの外側にあったので、最寄駅は Blue Line で Rajiv Chowk の隣の Barakhamba Road 駅だった。
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駅出口のすぐ裏の、このビルの一階にオフィスがあるのだけど、案内された部屋番号が見つからない。迷路みたいな通路を通って別棟みたいな区画でやっと目当てのオフィスが見つかった。
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アクティベーションには割と時間が掛かって、私より後に来た人の方が先に終わって帰っていった。電波の状態が悪くてなかなか進まないからだと思っていたのですが、実はSIMの容量がかなり少なくなっている事が原因のようでした。タイSIMのローミングだけど、わずか2日で8日分の容量を使ってしまったのは、今朝の花市場へ向かうときにマップを起動してドライバーに道順を指示していたせいなのかもしれない。
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ホテルに戻ってwifiを使ってSIMのTop upをしたら再びネットにつながるようになった。だけど決済アプリはバッテリー容量が70%以上ないとうまくいかないことが後にわかった。私のスマホが古い(iPhone7)事が悪いのだろうけど。
ところで Top up などの際にクレジットカード認証のワンタイムパスワードがSMSで届く会社が多い。SIMを入れ替えていると大変困る。この時はJALカードだけが決済できて救われた。 -
この橋を渡るのは何回目だろうか?すっかり慣れた感じを醸し出して地下鉄駅に向かった。
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エアインディアの便でゴアに向かいます。機内食はベジかノンベジかの選択でのカレーでした。
ビスタラの便を予約していたけど、その後ビスタラはエアインディアに経営統合された。まだビスタラのロゴが入ったカトラリーのパッケージなどが使われていた。
ゴア編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nachopapaさん 2025/08/04 17:58:51
- 逞しい‼️
- インド旅行記を更新されていたことをすっかり失念していて、本日ゆっくり拝読しました。
毎回同じことを書いてしまいますが、バウトさんの旅行記、本当に面白いです。
そして、ロシアの時よりも一層写真のクオリティが上がっていて、写真が趣味の私はその部分でも堪能することができました。
それにしても、私はおそらく…この文中に頻繁に出てくる「吹っかけられて、拒否して、提案額を下げさせる」という一連の儀式のようなやり取りが絶対にできないなと思ってしまいます。
というか、面倒くさいのもありますが、吹っ掛けられる時点で怒りにも似た感情に苛まれそうで…(笑)
きっとそこも含めて、バウトさんは「旅の一部」として受け入れ、交渉もどんどん上手になっているのだと思います。
また、同じように、何かというと「あれくれ!これくれ!」と言われるのも、とても不愉快になりそうなのですが、バウトさんは楽しんでいるように見えますw
さて、象の寿命の話も衝撃的でした。
確かに、狭いゲージの中で一生を過ごしている象にとっては、精神的なストレスもあるでしょうし、絶対的な運動量も足りていないこと…想像つきます。
本来あるべき寿命を全うできない理由として、あの環境に問題があると言うのは、納得できます。
ちなみに、私がイメージしている「インド」というくくりからは想像ができないほど、今回の写真から見えるインド世界は、近代的でモダンに映るのですが、実際にそういう理解で良いのでしょうか?
ホテルなども綺麗に見えるのですが、実際どうなのでしょう?
文章の最後に出てくる「日本人に出会う」というくだりですが、「こんなところに日本人が」と驚くバウトさんもここにいるわけで、いわゆる「観光旅行」という範疇とは大きく違う世界に、行っているのだなと改めて思いました。
きっと、生きるバイタリティのようなものがちゃんとあるバウトさんだからこそ、こういう旅を心から楽しめるのだと思います。
ある意味、とても羨ましいです。憧れるのに、自分にはできないなと思ってしまうからです。
今回も素敵な旅行記をありがとうございました。
ある意味、「インド」というのは旅の究極の形のようにも思えます。
沢木耕太郎はインドを旅することについて、
「インドはすべての旅人にとって、通過儀礼のような国である。誰もがインドで試される。自分自身の中にある弱さや驕りを、いやというほど思い知らされる場所なのだ。」
と言っているのですが、バウトさんがどう思ったのかお聞きしたいと思いました。
そして今後バウトさんはどんな国へ行くのか、ますます楽しみです。
素敵な旅行記を、ありがとうございました
- バウトさん からの返信 2025/08/05 18:44:45
- Re: 逞しい‼️
- いつもありがとうございます!
沢木さんとは旅をした時代や年齢が違ってはいますが、その通りだと思います。だけど、沢木さんの著書には、旅の適齢期は27歳だと書いてあって、残念ながら私はそこから大きく離れてしまった年齢なうえ、情報にあふれている今の時代に行くインドとは旅へ向かう覚悟が違うんだろうなと思ってます。
ご存じの通り私はそもそも欧米志向でインドへ好んで行くような人ではなかったですから、通過儀礼なんだと言われると、なるほどそうなのかと納得しました。
ところで、これも残念なのか幸運なのかわかりませんけど、インドも近代的です。これはもう世界中どこでもそうなのかもしれないと思うと勝手ながら少し寂しいですよね。
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