2024/11/07 - 2024/11/07
259位(同エリア492件中)
naoさん
三重県伊賀市佐那具町は、JR関西本線佐那具駅の南側に広がる町で、江戸時代の関宿の西の追分で東海道から分岐し、加太(かぶと)を越えたあと、伊賀上野の城下を抜けて奈良へ向かい、さらに暗峠をこえて大坂の玉造へ至る、大和街道(加太越奈良道)の宿場町として栄えたところです。
佐那具宿と呼ばれた宿場には、本陣や藩主休息所の御茶屋敷が置かれ、問屋や高札場なども設けられていました。
現在の佐那具町には宿場町だったことをしのばせる建物や説明板などはありませんが、今も漆喰塗籠めの虫籠窓や千本格子をしつらえた伝統的な町家が点在していて、かつての宿場町に思いをめぐらせながら町歩きを楽しむことができます。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR関西本線佐那具駅にやって来ました。
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駅舎の入口には古い駅名標が掲げられています。
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プラットホームには屋根付きの待合スペースが設けられています。
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駅舎正面にある妻入りの町家は、シャッターが下りていて空き家のようです。
では、町並みへ向かいます。 -
柘植川を渡って、大和街道の町並みへ来ました。
こちらは、押し縁下見板張りの豪壮な町家です。 -
切妻屋根の厨子2階建ての町家です。
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花崗岩の板石塀をめぐらせた豪壮な町家です。
見越しの松が門いっぱいに枝を伸ばしています。 -
旧上野市の汚水桝の蓋。
伊賀上野城と伊賀忍者をメインに、旧上野市の花「ハギ」、市の鳥「シラサギ」があしらわれています。 -
厨子2階建ての町家です。
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こちらは畳屋さんの作業場のようです。
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でっ、こちらがお店。
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部分的に背の低い板塀をめぐらせた町家です。
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妻壁に杉板を張った町家です。
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こちらの町家は、厨子2階部分の壁を漆喰で塗籠めておられるので、ガラスの入っている窓は元々虫籠窓だったと思われます。
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今も建築当時そのままに使っておられる木製建具が、そこはかとなく郷愁をそそります。
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格子や出格子窓を効果的に使っておられる町家です。
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複雑な形状の屋根の架かった町家です。
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私の推測では、恐らく元々整形の屋根だったのを、道路が隅切りされるのに合わせて、屋根も切り取らざるを得なかったのではないかと思います。
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押し縁下見板張りの塀をめぐらせた町家です。
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1階部分には軒の出の深い下屋がおろされています。
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整然と並んだ格子が、落ち着いた風情を感じさせてくれる町家です。
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2階窓の戸袋のデザインに工夫が凝らされている町家です。
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厨子2階に小窓のある町家です。
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敷地の一部に、押し縁下見板を張った腰壁のある土塀をめぐらせたお屋敷です。
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そのお屋敷の主屋は、白漆喰塗籠めの虫籠窓や格子を備えた豪壮な建物です。
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1階下屋の破風には、緑青の吹いた銅板が貼られています。
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こちらのお店の出窓部分は、昔はショウウィンドウとして使われていたんでしょうね。
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こちらの町家は、2階のガラス窓の前に鍾馗様が居られます。
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かつての茅葺屋根を金属製の屋根材で覆った町家です。
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左右均等の入母屋屋根が整然とした印象を与えています。
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こちらもの町家も、かつての茅葺屋根を金属製の屋根材で覆っておられます。
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その屋根材は、表面に光沢のあるものを使っておられます。
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こちらの町家は、倉庫代わりに使っているように見受けられます。
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さて、佐那具町の伝統的な町家が点在する町並みもこの辺りまでなので、ここから引き返します。
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緩やかに曲がる町並み。
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1階の下屋を受ける持ち送りのある風景。
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では、これで佐那具町の町歩きを終わります。
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