2024/12/28 - 2025/01/04
11位(同エリア42件中)
国電さん
■はじめに
サラリーマンにとって数少ない長期休暇を取得できる年末年始、私の場合、コロナ禍以外は海外で過ごすことが多かったが、今年は計画段階で行き詰ってしまい、国内で過ごすことにした。というのも、実は来年3月で早期退職することを決め(格好よく言えばFIRE)、そうなれば「来年からは、好きな時期に海外に行ける」となるため、経費が高くなる年末年始にわざわざ海外脱出をする必要もないのである。
国内となれば、温泉の湯治宿などで年越しをするのも一案である(海外に行き始める前には、何度かやったことがある。ひたすら酒を呑みながら正月番組を観続ける)。しかし、昨今は昔のような安宿も少なくなり、ボロの湯治宿でも年末年始はかなり高い値段設定である。
そこで天然温泉は諦め、しかし普通のホテルではつまらないため、あれこれ検索し、三陸鉄道の陸中山田駅付近にある「湯らっくす」という施設を12月30日から3泊分予約した。人工温泉であるが大浴場はあるし、夕食付にしたので、海の幸も楽しめそうである。
現地に至る交通手段としては、青春18きっぷを使うことにした。往復とも2日分使えば間に合うし(途中どこかで宿泊する)、余った1日分は別の日帰り旅行で使えばよい。往路の宿泊は川渡(かわたび)温泉、復路は普通に仙台のホテルを予約した。
後は出発するだけ、と思っていたところ、青春18きっぷの内容がこの冬から改正され、「3日連続」と「5日連続」の2種類になってしまった(これまでのように、5日分をバラバラに使うことはできない)。しばし考えたが、往復とも3日分を購入することにした。
1日分を無駄にするのはもったいないため、往路は1日早く出発し、只見線経由で移動して会津若松に泊まることにした。復路は予定通り戻ってくるが、帰宅翌日に烏山までの日帰り旅行をすることにした。
@陸中山田駅にて
- 旅行の満足度
- 4.5
-
■2024.12.28
後は予定通りに出発するだけであるが、日本海側に大きな寒波が近づいてきており、JR東日本の運行情報を見ると、只見線は「遅れや運休の可能性がある」となっている。只見線に接続する小出まで移動して足止めされたのでは、その後が絶望である。しかし、会津若松の安ホテルはもう決済しているから、これも変更できない。
かと言って、東北本線経由の移動は避けたい(ロングシートの連続である)。水郡線経由という案もあるが、実は年明けの1月に乗る予定である。そこで、いわきまで行って磐越東線経由で行くことにした。
@初使用(3日有効。自動改札が使えるようになった) -
定期券の使える駅からJRに乗り換え、上野までやってきた。
ここから先はひたすら常磐線に乗って移動するだけであるが、いつもとの違いはグリーン車に乗るという点である。私は吝嗇癖が強いので、普段はグリーンなどには乗らないが、JREバンクの特典(12月末まで有効)が余っているため、珍しく利用することにしている。
@ロングシート回避でもある -
乗り慣れた常磐線であるが、やはりグリーン車両だと一味も二味も違う感じであった。
水戸で乗り継いだ列車ではボックス席を確保し、いわきからの磐越東線以降は当然クロスシート確定である。ロングシート地獄に苛まれなくて済むので、時間に余裕があれば、会津若松に行く代替ルートとしては上出来であると思う。
いわきでは、45分ほど乗り換え時間がある。駅前のスーパーで「常磐もの」を使った握り寿司を発見してしまったので、つい買ってしまった。
@なかなかのお値段(塩で頂く) -
いわきを13時27分に出発。日本海側は荒れ模様のようであるが、太平洋側は麗らかな日差しである。
郡山で磐越西線の快速に乗り換え、会津若松には17時21分に到着した。駅前の安ホテルに投宿し、スーパーで割引の安総菜を買い揃えて、一献してから就寝。
■2024.12.29
今日は、川渡温泉までの移動である。まずは、昨日乗ったばかりの磐越西線で郡山に戻ることとなる。
@うっすら雪も -
8時30分発の快速に乗り、郡山へ。そこからは福島行、白石行、仙台行に乗り継いでいった。
川渡温泉に行くためにはそのまま東北本線を北上すれば良いが、それでは早く着きすぎてしまうため、今日は石巻経由で迂回することにしている。石巻線の小牛田から石巻までの区間に久々に乗ることにしている。
@石巻到着 -
駅前スーパーで夜用の自炊食材を買い、13時54分発の列車で小牛田へ。小牛田駅近くのスーパーでも自炊食材を買い、陸羽東線に乗って川渡温泉には16時47分に到着した。駅から30分ほど歩き、湯治宿に到着。
今日の宿は台所があるため、自炊である。小牛田で買った冷凍肉やネギを調理してそれらで一献し、石巻で買った焼きそばで締めである。
@食材一式 -
■2024.12.30
宿自体は素泊まりの質素な部屋であったが、天然温泉はあるし、何より部屋の中に巨大な冷蔵庫があるため、長期間の湯治も可能である。ここで年越しでも良かったのだが、年明けの予約が取れなかった。次年度は早めに検索をして、ここを押さえて年越しをしても良さそうである。
7時前に宿を出て、駅まで30分ほど歩く。昨日の到着時は冷たい横風に飛ばされそうになった江合川に掛かる橋も、今日は長閑である。
@天気良し -
7時30分発の列車で川渡温泉を出発し、小牛田へ。中途半端に長い乗り換え時間を適当に駅付近の散策で潰してから一ノ関行に乗り換え、一ノ関で盛岡行に乗り換えた。
一ノ関発は10時15分。早めに席を確保していたから座れたが、かなりの混雑であった。帰省する人々なのであろう。
盛岡には、11時46分に到着した。定番の福田パンを頂く。
@シールが逆 -
陸中山田駅は三陸鉄道の駅であるため、そこへアクセスするためには、JRで釜石か宮古どちらかに行く必要がある。今日は宮古経由にしたのには理由があり、盛岡からの山田線が8月の豪雨の影響で長らく運休していたためである(12月20日に再開)。今日は、久々に区界峠を走り抜けることになる。
@久々に -
2両編成の快速「リアス」は、そこそこの客を乗せて13時12分に盛岡を出発した。
しばらく走行すると、区界峠に入っていく。この区間は本当に人工物が少ない区間であり、ひたすら森と川の連続である。逆に言えばそれだけ乗客は少ないため、災害で運休になった際には「このまま廃止」という嫌な予感もしたが、再開して何よりである。
@雪景色 -
峠を過ぎて下界に降り、宮古には定刻から8分遅れた15時39分に到着した。
ここから先は、三陸鉄道となる。宮古から釜石までは以前はJR山田線であったが(線名の由来にもなっている)、震災後の復興の関連で運営が変わり(黒字企業であるJRには復旧のための補助金が出ないため、この区間だけ三陸鉄道として復活した。詳細はネットをご参照ください)、今は三陸鉄道の路線となっている。よって現在のJR山田線は、「山田まで行かない」路線である。
@三陸鉄道 -
16時13分に宮古を出発し、陸中山田には16時50分に到着した。年越しをする宿は、駅から歩いて3分以内である。
チェックインをして、自室へ。シンプルなシングルであるが、ベッドは柔らかいし、廊下にはレンジや洗濯機もあるから、滞在には不自由ない。
併設されている大きな風呂(日帰り入浴施設)に入り、夕食は19時からにしてもらった。鯨料理が名物ということであるが、今日は竜田揚げであった。
@色々あり -
■2024.12.31
今日と明日は、まさに「寝正月」である。しかし、どこにも出歩かないと健康に悪いため、道の駅まで片道30分くらい掛けて歩いて行った。
@散歩も兼ねて -
道の駅の売店にも鯨肉が売っているという記事があったので行ってみると、地元の刺身や寿司なども駅前スーパーより安く売っているではないか。早速、鯨肉以外にも刺身などをあれこれ買い、部屋に戻って今年最後の豪華な食事である。
@昼から呑む -
酔った勢いで、しばしウトウト。目が覚めてからは、年末特番をぼんやりと観るだけである。
今日もまた風呂に入って、19時からは夕食である。しこたま食べて呑んだ後にごはんを頼むと、大晦日であるからそばが付いてくるのは何となく予想できていたが、さらにイクラまで付いてきた。これは、ごはんお替り必須である。
@夕食色々その1(今日の鯨は刺身) -
@夕食色々その2(追加料理からデザートまで)
-
■2025.1.1
2025年の元旦である。すぐ目の前が漁港であるため、日の出が見えるかもしれないと思って6時45分くらいに外に出てみた。リアス式海岸であり、目の前に大きな半島(船越半島)があるため、まだ朝日を見ることはできなかったが、初日の出直前である。
@今年も始まりました -
今日は駅前スーパーも、さすがに正月休みである。昨日買っておいた品などで酒を呑みながら、正月番組を観るだけである。正月らしくお雑煮でも食べたいが、難しいため、昨日買っておいたカップうどん(力うどん)である。
@急にショボくなった -
酒の影響で少しウトウトしてから昼頃に目が覚め、運動不足解消のため今日もしばし散歩である。町中に誰もいない神社があったので、とりあえず初詣である。
@謹賀新年 -
それ以外にも、とりあえず徒歩観光である。震災時に山田の町は津浪と火災でかなりの部分が消失しているが、「鎮魂と希望の鐘」という記念碑が町内に設置されている。またその近くには、旧陸中山田駅に設置されていた大時計(震災時の時刻で止まっている)も展示されている。以前、観光で来たことのある場所でもある。
@再訪 -
部屋に戻り、うだうだとテレビを観て、風呂に入り、そして今日も豪華な夕食…としたいところであるが、なぜか夕方から調子が悪く、若干の吐き気もする。実は昨日も少し調子は悪かったが、部屋でビールを呑んだりしていると復活したため、今日も自室で1本呑んでみたが、それでも良くならない(却って悪化した)。仕方なくフロントに行き、夕食をスキップする旨を伝えた。今日は正月であるし、もしかしたら特別な料理があったかも…と思うと残念至極である。
■2025.1.2
今日は、仙台までの移動である。陸中山田駅は、オランダの風車をイメージした駅舎である。
@駅舎 -
今日は下回りで東北本線に出るため、まずは三陸鉄道で釜石まで出ることにしている。元旦は閉まっていた駅窓口も今日はもう営業しているため、切符を購入した。昔懐かしい「硬券」である。さすがに、入鋏(切符に鋏入れをすること)はされていないが。
@懐かしい -
ホームで待っていると、やって来たのは旧式の車両(三陸鉄道の開業時から活躍している車両)であった(表紙写真)。定刻の8時36分に出発。
見えたり消えたりする海を見ながら走り続け、釜石には9時35分に到着した。乗り継ぐべきJRの快速「はまゆり」の出発まで2時間弱あるため、大規模ショッピングセンターに行ってウィンドウショッピングである(次の三陸鉄道に乗っても間に合うのだが、快速の自由席を確保するために8時台の列車に乗ってきた)。
駅に戻り、快速列車に乗り込んだ。
@はまゆり54号 -
定刻の11時28分、釜石を出発した。ガタンゴトンと懐かしい音をさせながら、列車は雪のあるオメガループなどを走り抜けていった。
花巻で下車して東北本線に乗り換え、一ノ関と小牛田で乗り換えて、仙台には16時19分に到着した。少し早いが、今日はここで終了して安ホテルで1泊である。「新幹線でさっと戻った方が安いのでは」と思われそうであるが、クーポン適用で宿泊費は2,960円なので、問題はない。
■2025.1.3
今日はただ帰るだけであるが、東北本線ではなくて常磐線経由である。理由は、「乗り換えが少ない」「ロングシート率が低い」ためである。しかし後者であるが、原ノ町以降はボックスシートがあるが、仙台から原ノ町までは運次第である。
6時前にチェックアウトをしてしばし歩き、6時31分発の原ノ町行に乗るべくホームに向かったが、残念ながら今日はロングシートであった。
@無念 -
定刻に仙台を出発し、原ノ町には若干遅れて7時51分に到着した。乗り換えてすぐに出発。7時52分発は水戸行であり、いわきで乗り換える必要がないのが嬉しい。
水戸の手前の勝田で土浦行きに乗り換え。そのまま乗り通さず、友部で水戸線に乗り換えた。このまま帰るのにはまだ早いため、笠間稲荷に寄って初詣をするためである。
友部を11時23分に出発し、笠間には11時31分に到着した。笠間稲荷までは、歩いて20分強である。
@大混雑でした -
久々に来たのでクルミ入りのいなり寿司でも買おうと思ったが、もう売り切れであった。仕方なく、駅へ退散である。
13時05分発の友部行に乗り、後はひたすら乗り換えを繰り返して家に久々に帰るのみである。
■2025.1.4
今日は青春18きっぷの余りを消化するため、烏山への日帰り旅行である。遠くにある五能線などは良く乗りに行くのに、近場にある吾妻線や烏山線は「ほったらかし率」が高く、前回いつ乗ったかの記憶も曖昧である。
8時頃に最寄り駅を出て、宇都宮までやってきた。久々の烏山線である。
@ACCUMの10周年記念ヘッドマーク -
ACCUMとは「蓄電池駆動電車」のことであり、電車ではあるが蓄電池を活用することにより非電化区間も走ることができる車両である(長距離は難しいが)。烏山線以外では、男鹿線でも導入されている。
よくよく考えれば、このACCUMが導入された直後に乗りに来たのであった。いずれにしても、久々である。
10時33分に宇都宮を出発し、宝積寺までは電化されている東北本線を走り、その後は烏山線に入っていった。
終着の烏山までは乗らず、その1つ手前の滝で下車した。
@滝駅 -
それにしても、奥羽本線の峠駅と同様に、「もうすこし固有名詞を足してもいいのに」と思える駅名である。駅名の由来は、近くに「龍門の滝」があるからである。
10分ほど歩き、龍門の滝へ。滝というと山中にあって高台から水が落ちてくるイメージであるが、ここは険しくない地形なのにいきなり滝が現れる感じである。
@龍門の滝 -
この滝も再訪の地であったが、近くに新しい観光センターができていたのでそこを訪問したりして時間を潰した。
続いての観光地は、洞窟酒蔵である。15分ほど歩いて、大きな道から側道に入ろうとしたが、路面が一面氷になっていて、とても歩ける状態ではない(山の斜面からの流水が凍っていて、スケート場状態になっている)。1メートルも歩けないため、諦めて町中散策に路線変更をした。
@烏山駅まで歩く -
酒蔵には行けなかったが、駅前にある川魚店がすでに営業していたので、鮎を2匹買っていくことにした(近くにある那珂川は鮎の名産地)。今は鮎のシーズンではないが、しかし1匹260円と格安である。
私の旅行記は主に鉄道旅行中心であるが、今回は「年末年始に何を食べたか」の記録集になってしまった。そう思うと、1日の夕方に体調を崩して豪華な夕食を逃してしまったのが心残りである。
@帰宅後は鮎で一献
*旅行記および私の詳細については以下で。
「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
山田・大槌(岩手) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
30