★行く先は謎！“ミステリー”BUSツアー２日間：その３．「パワースポット？滝の流れる参道とお不動様」

2024/05/13 - 2024/05/14

ミステリー・ツアー２日目。
天候も回復して、気分も少しは上がってきたようで・・・。
３県周遊するという、きょうは３県目。
位置関係から類推するに、たぶん「あそこ」かな？
でも、広告に提示されている行先のヒントで残って
いるのは・・・「穴場の名刹」!?
穴場というからには、あまり知られていないという
意味なのでしょうが。
いずれにせよ、初めての訪問地には興味深々。
期待はずれでないことを祈りましょう。

エリア 十日町・津南(新潟)

• 交通手段: 観光バス

志賀高原のホテルを出発したバスは、
あれ？
「道の駅」に立ち寄り？
「花の駅　千曲川」・・・まだ長野県ですね。
地理的には、飯山市になるらしい。
大きな建物で、ビジターセンターからレストランも
あるようです。

名前の通り、建物の前には色鮮やかな園芸種の
花がいっぱい。
店の中では、地場産の野菜や果物などが売っています。
安いらしいけど、ここまで来て野菜を買ってもね～。
我が町でもＪＡ（農協さん）はあるし。

それにしても、ここも観光地のひとつに含まれるの？
単なるトイレ休憩？

広い駐車場。
空いてますね。
我々のグループのバスだけです。
けっこう人気がある施設のようですが。

周りに何もない拓けた場所で、
山の景色がきれいといえば言えるけど。

バスはさらに走り続けて、新潟県に入りました。
位置的には、津南町になるようです。
駐車場でバスを降りて1分のところに
鳥居がありました。
ここが「穴場の名刹」という所なのでしょうが。

見玉不動尊 寺・神社・教会

「見玉不動尊」？
不道明王を祀る天台宗のお寺で、正式名称は
「正宝院」。
見玉（みだま）というのは地名ですが、眼病に
ご利益があるのだとか。（語呂合わせ？）
境内には「メグスリの木」も植えられており、
これを煎じたお茶が隣接のお土産屋さんで
売られているそうです。

見玉不動尊 寺・神社・教会

うわ、急な石段！
これを登るのですか？
若かりし頃は、この程度の階段などスイスイ
上ったものですが、この年になると、さすがに
ビビるな～！

たかだか70段といえど、されど70段。
ここまで来たからには覚悟を決めて
登りますが。
ツアーの皆さんも頑張っています。

階段に沿って、滝が流れ落ちて
います。

途中にある『仁王門』。
正面両側に、ご本尊の２体の不動明王像が
祀られています。

参道（階段）横を流れ落ちる『七段の滝』。
美しい眺めです。
この滝の小石を拾って目をなでると、眼病に
効くのだとか。

階段上には、こじんまりした『本堂（不動堂）』が。

不動明王は平家の守り本尊です。
壇ノ浦の戦いで平家が敗れた後、平清盛の家臣・宮本清左衛門が
不動明王像をここ見玉に安置したという由来が
伝わっています。

石段の登り口に細い水が落ちていて、
ひしゃくが置いてありました。

傍らに、「延命水」と彫られた石碑が。
誰でも自由に飲むことができ、いかにも
霊験あらたかな感じです。
ありがたく飲ませていただきました。

ことらは小さな不動明王像。

後世になって、「五大明王像」のうちの
２体が発見されました。
不動明王と一緒では畏れ多いということで、
こちらに納められたそうです。

こうした由来は、すべて後で自分で調べて
解ったことです。
「ミステリー・ツアー」の不便なところは、
目的地が知らされていないため、事前に予習が
できないことです。
ガイド付きのツアーでもなく、今回のＴ／Ｄさんは、
なんの説明もしてくれなかったし。の由緒あるお寺なのに、
見るべきところが解らなくて、主な見どころを幾つも見逃し
てしまい、悔しい。
日帰りツアーのT/Dは、その多くが新人さんで、
自分も解っていないのと、ただスケジュール通りに
連れ行けばそれで事足りるという感覚の人が少なくない
のですよね～！　(>_<)
まあ、それで充分というお客もいるから、特に苦情も
出ないのかもしれませんが。
（私も、いちいちクレームをあげたりはしないしね。）

本日のランチは、ここ「ニュー・グリーンピア津波」。
明るくて、きれいなホテルです。
ここに泊まりたかったな～。
昨夜のホテルより、料金は高そうですが。
で、ここがレストラン。

ニューグリーンピア津南 宿・ホテル

メニューは、肉か海鮮丼か選択するので、
私は海鮮をチョイスしました。
ごく普通の海鮮丼で、味もいたって普通でした。
（肉料理のほうの感想は訊き損ないました。）

食後は、ロビーの見学を。
立派な樹木が飾られています。

説明書きによると、樹齢約８００年の栃の木の
輪切りで、直径が２ｍ８０ｃｍだそうです。
すご～い！
でも、こういうものを見るといつも思うのですが、
８００年もの年月をかけて成長した樹を切ってしまって
いいのかな？と・・・。
樹ももう寿命なのかしら？
老木になって、倒れる危険があったのかもしれませんが。

こちらには、ニホンカモシカの剥製。
たしか、絶滅危惧種ですよね。
本物を見たのは初めてです。
まだ子どものようですが、事故にで
あったのでしょうか。
貴重な標本ですが。

天井から、巨大な「吊るし飾り」が
下がっていました。

正面には、美しい「内裏雛」が鎮座しています。

タイトルと作者名が書かれていました。
人形作家の方でしょうか。
詳しい説明書きが添えてあったのですが、
カメラの調子が悪くてピンボケになり、
文字が読み取れません。
残念。

遠くから見ても迫力があって、圧巻の眺めです。

ホテルの外観。
入る時は写真を撮っている暇が
なかったので、ここであらためて。

ニューグリーンピア津南 宿・ホテル

午後は、このツアー最後の立ち寄り先ですが
・・・え～、ここ！?
って、スーパー・マーケットじゃない！?

T/Dさんは、
「ここ特有のお土産品などが揃っています。」
なんて言ってたけど・・・。
そりゃあ、地元ではけっこう有名なのかも
しれないけど、所詮はスーパーではありませんか！
これが観光場所だなんて、興ざめです。
なんか、無理やり数合わせしたみたい。

そういえば、ここもスキー場なのね。
湯沢町ですものね。

これは、昨日の宿場町「柳町」で買ったリンゴの
ケーキ。
信州リンゴって、昔から有名ですものね。

今はいろいろな品種が出回って、それほど
目立たなくなってしまったけれど、昔からある
素朴な「リンゴ」の香りが好きだな～。

どら焼きの餡のかわりにリンゴが挟んである
感じのお菓子。

今回のツアーの総括としては・・・今ひとつ
不完全燃焼かな～、という感想。
１日目の柳町の雨がなくて、夜の星空観賞が
できていたら、もう少し点数をあげてもよかったかも。
お天気ばかりは運次第で、どうすることもできないから。

出発地の埼玉に戻って、菖蒲町のS/Aで最後のトイレ休憩。
お疲れ様でした。
　　　　　　　　　　　　ー完ー