「大光院」の菊花大会_2024_11月25日まで開催されてます（太田市）

2024/11/12 - 2024/11/12

群馬県太田市の「大光院」へ、菊花大会を見に行きました。今年(2024)は第68回大会です。伊勢崎菊花大会は、第70回記念大会でした。この太田市の菊花大会は、嘗ては大きなお祭りのように華やかなイベントで、遠くからもお客さんが沢山来ていた、という話を聞きました。

エリア 太田(群馬)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

群馬県太田市の「義重山 大光院 新田寺」です。江戸の初期、慶長年間に、徳川家康により、一族の繁栄と天下太平、始祖である新田義重の追善供養、のために開かれた浄土宗のお寺です。

境内の「臥龍松」の説明板によると、開創は慶長18年(1613)です。

開山には、芝増上寺の観智国師の門弟で四哲の一人といわれた呑龍上人が迎えられました。
乱世後の人心は乱れ、横行していた捨て子や間引きなどを憂い、それらの子供を弟子という名目で寺に受け入れ、寺の費用で養育しました。このため、「子育て呑龍」「呑龍さま」と呼ばれ慕われました。

東側から境内に入ると、右（画面外）に「本堂」、奥に「開山堂」があり、その手前に「臥龍松（と呼ばれる黒松」が横たわっています。

説明板（1996建立）によると、この松は”呑龍上人お手植え”で、樹齢は約700年とのことです。開山が約400年前なので、上人様は樹齢300年ほどの松を植えたのですね。ただ、この黒松、十数年前から樹勢が衰えており、種から育てた２代目を育成しているようです。（周囲に植栽されてる松が２代目？）

そして、その左（南側）に菊小屋があります。

境内のイチョウは、黄葉が進んでいます。

イチョウを囲むように、菊小屋が建てられています。後方は「本堂」です。

菊小屋に展示されている菊です。

色とりどりの花が、綺麗に咲いています。

個人的には、慣れ親しんでいた形の菊たちです。

ところが、この菊、伊勢崎菊花大会が初見だったと思うのですが、気になる形の花でした。

しかも、グラデーションもあって、華やかです。

いろいろな色があります。

不思議な形です。

背が低いのに、大きくて綺麗な花を咲かせています。

賞を取った花も展示されています。

背の高さや、花の大きさ、咲かせる時期などをコントロールする技術って、見事ですね。

「本堂」に向いて建てられた菊小屋は、優秀花が展示されていました。

グラデーションのバランスも綺麗です。

このポスターの前にこの花を置くと、映えませんね。ちょっとズラしていただけると、より綺麗に見えたと思います。

「開山堂」の南側の建物です。周りの紅葉も進んでいます。

南へ歩いてきて、「山門」を外側（南側）から見ています。

説明板には、建立されたのは元和元年(1615)、上棟された日に大阪城が落城したので「吉祥門」と名付けられた、と書かれています。瓦の葺替えや袖垣の修理の他は、ほとんど当時のまま保存されており、太田市の重要文化財に指定されています。

「吉祥門」から入って、南側から見た境内です。

左を見ると「大光院幼稚園」があります。

かなり前に閉園したようです。

遊具などが残されていました。

菊小屋は、イチョウの下に２列、左に１列建っています。それと、イチョウの向こう側（北側）に、「本堂」の方を向いた菊小屋があります。

イチョウの下の西向きの菊小屋です。

この白い菊の花、これも不思議な形だと思いました。

こちらの色は、表現が難しいです。

綺麗に咲かせています。

西側の菊小屋には、懸崖作りが飾られています。

正面から撮ってみました。

１本の茎から咲かせてると思うのですが、見事な技術ですね。

この懸崖作りは、まだツボミが多いので、咲き揃うにはまだ早いようです。

咲くタイミングを合わせるって、見事です。

「開山堂」の前にも、菊小屋があります。「開山堂」は、ご本尊（呑龍上人の像）を祀るために建立され、昭和９年(1934)に建て替えられました。大型鉄筋コンクリート建築としては日本初の仏閣建築物、とウィキペディアに書かれてました。

「開山堂」の参道横にも、菊小屋があります。

綺麗な菊が、窮屈そうに置かれていました。

（　おしまい　）