2024/10/12 - 2024/10/13
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gyachung kangさん
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9月に予定していた山行を悪天候により断念した私、自然には抗えません、ええ。で、待ってましたよ気候が安定する10月がやって来た。暑くて日照時間も長い夏は高山を選び、気温が下がり日没も早くなる秋は低山に狙いを定めるのが定石。んで福井県にある独立峰の荒島岳、ここにアタックすることにした。以前に韓国済州島のハルラ山に11月に登って頂上下で風吹になり身の危険を感じたことがあったが10月の荒島岳なら不安要素は少なかろう。秋晴れの下、サクッと登って軽やかに降りてくる、そんなつもりがそうはならない私のお山日記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
東京駅から新幹線を利用してまず福井駅に到着。
そして次はJR越美北線に乗り換えて越前大野駅を目指す。運行はこのレトロなオレンジ色の車両。鉄道ファンならばご存知かもしれない、そう一両運行であります。 -
のどかな地方風景を走り抜けて越前大野駅に降りたった。駅舎はローカルの伝統家屋を模してリニューアルしたらしく新し目だ。東京⇨越前大野、私にとってはここまでで既に何割かの達成感がある。
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時刻は午後13時半を過ぎている。地方都市で食事処を探すのは楽しい。これは海外でも国内でもおんなじ。ローカル色がコテコテならばググっと惹かれる。そんなことを考えながらウロウロしていたら発見した。どうよ、この店構え。
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飲み屋風カウンターとテーブルとソファ席、ガラス越しの坪庭だけは料亭の趣き。やりますなあ~
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店推しのしょうゆカツ丼、ここに後付けで冷たいお蕎麦がつくセット。
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食後のアイスコーヒーを頼んだらこんなグラスで出てきた。昭和カット。平成世代の私には新鮮だ。本気にしたらダメですよ笑
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店を出て大野市プチ歩き
ここが目抜き通りのようだがかなり控えめ -
駅から徒歩20分程に小高い丘があって城の天守が覗いていた。これは大野城。広場にはフォトスポットがあり人間が手足を広げて大野の文字が完成する仕組み。
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大野城と言えば有名なのが ↑ これ
秋、気温が下がった朝に濃霧が雲海の如く立ち込めてお城が天空に現れるという全国区的な名所である。この写真は先ほどランチをとったレストラン内に飾られていた一枚。ちょうど私が登山した翌朝、雲海の大野城が現れたそうな。テレビのニュースで知りましたよ。 -
大野市の田園風景が広がる。
荒島岳に登るための計画で最大の問題は前泊する宿の確保であった。市といっても規模的には町、ネットで探しても情報が無くようやく一軒の民泊宿を見つけた。駅からは遠い分、登山口には近い。予約を入れたゲストを越前大野駅で出迎えてくれる、これは助かる。私は宿主と落ち合い宿へと向かう。 -
宿は民家を改装せずまんま活用した家屋だった。宿泊手続きをして8畳間に敷かれた布団に寝転んで一休みする。この日は私を含めて4組6人、もちろん全員が明日の荒島岳登山となる。素泊まりOK、だが私はご主人の手料理をダイニングで一緒にいただく。福井の郷土料理タラ汁を味わった。
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翌朝。
外に出てみると冷え込みは緩い。空はスッキリ晴れ渡っていた。お湯を沸かしてお茶を飲み昨日途中のコンビニで仕入れておいたおにぎりを食べて、さあ行ってみっか。宿主を起こす必要はない。お世話なりました! -
宿から徒歩5分、おおっ登山口は矢印の道だって
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ずんずん道なりに進んでいくと
ほい、荒島岳中出コースの登山口に。
この山は登山ルートは4本ありメジャーは2本。そのうちのひとつがこの中出。なかいで、じゃなくて、なかんで、と読む。地名はなかなか難しいですね。
クマは出没するらしいが『ヤル気が無い』とのこと(by宿主) -
そのあとに最重要情報の告知があった。
これを見落としてはいけない。私のプランはJR越美北線を使って越前大野に戻る。下山は下唯野駅の二つ前、勝原に出るコースを使う。タイムを間違えると痛い目に合うのは必至。 -
一切の民家が途絶え本丸へ分け入って行く。気温、天候はこれ以上は望めないくらい。体調も万端。
この荒島岳、標高は1523メートル。丹沢の塔ノ岳よりもずいぶん低いことになるが取り付きは標高350メートル。発射台が低いので高低差はフツーにある。ここが肝だ。 -
登り始めて気がついた。
この山、粘土質!滑る、滑る、こりゃ要注意。おまけに木の根っこも多めなんで。今から下りが不安だにゃあ。 -
ほとんど展望がない樹林帯を辛抱しながら上へ。
荒島岳の前衛になる小荒島岳がもうすぐだ。 -
着いた。まず小荒島岳の山頂を踏む。
真正面に望むのが荒島岳。100名山の選者である深田久弥氏は選定にあたり山の気品を重要視したと聞く。チビっ子ではあるがこの堂々とした稜線を見るとな~る~ほ~ど~ね~と。 -
小荒島からいったん下り、そして魔の登り返し。既に脚を使った後にやってくる登り返しには毎度挫けそうになる。100メートルのやり直しは泣けてきますわ。
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稜線歩きと同じくらい好きな木漏れ日歩き。
この木漏れ日歩きは今年一番確定。だがこの楽園に留まることは出来ない。 -
シャクナゲ平を通過すると難場が待ち構えていた
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この先はほぼ急登オンリー
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もちが壁 なんやねんそれ?
名前の由来がサッパリわからない謎の急登が長々と続く。ロープと鎖が張られているがこれを使うのは下山時か万一の命綱。両手を使って一足ずつ高度を上げるのが鉄則である。
荒島岳が厄介なところは滑りやすい土壌に加えて水場が一ヶ所も無いこと。従いまして大量の水を自ら担ぐのであります泣 言うまでもなく水は動く。急登ではザックの中で水が移動し上下左右に振られまくり。これ、いやなんだなあ。体力の消耗度合いでは白馬岳あたりと大差ないかも。 -
予定のタイムより遅れてようやく登頂!
難儀した分喜びも大きい。 -
展望盤は妙にピカピカだった。2012年設置とある。
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荒島岳山頂からの眺望は見事だった。
なんと言っても存在感が抜群なのは白山。このエリアの盟主である。 -
視界を右手にとると乗鞍と御嶽がくっきり見える。
ともに山体のスケールがデカいなあ。 -
荒島岳の山頂は全方位の展望があり想像よりはるかにゆったりしていた。私がいた時間、優に50人以上は登頂者がいたと思う。まだ夏の名残りを感じる暑さだがお湯を沸かしていつものように山頂時間を楽しんだ。今日は天候を100%味方につけたと言っていい。
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居心地がよい頂上で長居したあとは全くもって油断ならない下山が待っていた。謎のネーミング難所もちが壁のゾーンはとにかく神経を使う。ここで転げ落ちるのは簡単である。
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なんとか分岐点まで下降してきた。出口は登ってきた中出ではなく勝原を選択。かつはら、と書いてかどはら、と読む。誰も読めない。漢字の読み方に幻惑される福井県!初めて知りました。
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見上げるとアッパレなブナ林
これだから山歩きはやめられない
でもね、このあたりで既に両膝への負担がどどんと来ていた。頼むから出口まで堪えてちょーだいな。 -
荒島岳の名物、トトロの木
6年前の台風で倒れてしまったらしい。
ずいぶん下ってきたがこの先まだ30分以上かかる。
私も倒れそう~ -
自然の山道が終わり舗装道に切り替わった。
ここはかつてのスキー場脇のスロープ。写真では全く伝わらないが酷使しまくった膝にさらに打撃を与えてくれる長い長い急斜面なんである。この道の最良の下り方は後ろ歩き、であった。これはホントです。 -
舗装道を下りきってから車が走る県道をカラダを引きずるように歩くこと15分。目の前に人の気配が無い掘立て小屋が現れた。これがJR越美北線の勝原駅。お察しの通り無人営業駅である。
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そして九頭竜の奥地から電車がやって来た。一両運行の寂しさを紛らわすかのように弾けたペインティングが意地らしい。ホームで待つ乗車客は私一人。この道は越前大野から福井、東京へと繋がっている。疲労感と同時に説明し難い安堵感が沸き起こって、あ~今年の夏が終わったなあ、そんな気がした。荒島岳か、うん、来て良かったな。
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