豊島区(2)・北区(4)散策

2023/10/24 - 2023/10/24

　　　豊島(2)・北区散策(4)　　東京都豊島区と北区　　全行程4時間32分　都営地下鉄三田線西
巣鴨駅～(正法寺・盛雲寺35分)～妙行寺(10分)～(4分)善養寺(17分)～(1分)清巌寺・良感寺(2分)
～(19分)白泉寺・総禅寺（6分）～(13分)法福寺・巣鴨五丁目児童遊園・昼食（17分）～(10分)巣鴨猿
田彦大神庚申堂（2分）～(2分)都電荒川線庚申塚駅→（16分）王寺駅～(4分)音無親水公園(6分)～(6
分)王子神社・王子稲荷神社・金輪寺・名主の滝公園(49分)～(21分)金剛寺・音無もみじ緑地(14分)
～(18分)京浜東北線王子駅
「日時」2023年10月24日　
「アクセス」都営地下鉄三田線西巣鴨駅下車
「参考案内書」東京都23区地図

エリア 王子・十条(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

正法院山門と本堂　天台宗の一寺、創建は730年、開基は行基菩薩、本尊は聖観世音菩薩像です。山門のすぐ前に本堂があります。境内（墓地）に入る入口がわかりませんでした

盛雲寺本堂　浄土宗の一寺、創建は1619年、開山は宝蓮社龍誉大和尚、本尊は阿弥陀如来像です。山門を通ると、本堂、六地蔵、馬頭観音、庚申塔があります。墓地には新門辰五郎の墓があります

盛雲寺新門辰五郎の墓　幕末末期の町火消の長で、侠気あふれる人物であった

行寺本堂　法華宗陣門流の一寺、創建は1604年、開山は日善和尚、本尊は阿弥陀如来像です。山門を通ると本堂とうなぎ供養塔があります。墓地には初代常磐津林中、赤穂藩淺野家の夫人方、鶴屋南北作の東海道四谷怪談の主人公お岩の墓があります

常磐津林中の墓　常磐津節の太夫の名跡で、明治時代に活躍した初代の墓です

妙行寺瑤泉院の墓　赤穂藩淺野家の夫人方の墓があります。左から瑤泉院（赤穂藩第三代藩主で赤穂事件の淺野長矩夫人）、その右は高光院（赤穂藩初代藩主浅野長直夫人）、右端は蓮光院（第三代長矩の弟淺野大学夫人）です

お岩様の墓　鶴屋南北作の東海道四谷怪談の主人公です。田宮家婿養子の夫伊右衛門に裏切られたお岩は失踪、その後伊右衛門はお岩の祟りにより非業の死をとげる。お岩は実在人物で、実際は夫婦仲良く田宮家を復興したといわれています。新宿区四谷に田宮家にあったお稲荷さんが始まりとされるお岩稲荷田宮神社があります

善養寺本堂　天台宗の一寺、創建は824～834年、開山は慈覚大師円仁？　本尊は薬師如来像です。山門を通ると、本堂、六地蔵、十八世紀後半造立の宝篋印塔があります。墓地には江戸時代の陶工尾形乾山、物理学者湯浅年子、相撲協会武蔵川親方（後の出羽海親方）の墓があります

善養寺尾形乾山の墓　江戸時代中期の、京都呉服商の家に生まれた陶工・絵師です。兄は画家・陶芸家の尾形光琳です

善養寺湯浅家（年子）の墓　昭和時代の日本国外で活躍した初の女性物理学者です。キュリー教授（キュリー夫人の娘婿）の指導を受ける

善養寺一龍齋貞水の顕彰碑と墓　昭和時代に活躍した講談師で、講談師で初めて人間国宝に認定される

善養寺市川家（武蔵川喜偉）の墓　昭和時代の相撲力士、四股名は出羽の花、引退後年寄武蔵川親方（後に出羽海親方）、1968年相撲協会理事長に就任する。弟子に横綱佐田の山がいる

清巌寺本堂　曹洞宗の一寺、創建は1615年、開基は旗本加藤勘助、開山は国伝寒達和尚　本尊は釈迦如来像です。山門を通ると本堂があります

良感寺本堂　浄土宗の一寺、創建は1626年、開山は良感和尚　本尊は阿弥陀如来像です。山門を通ると正面に本堂があります

白泉寺本堂　曹洞宗の一寺、創建は1611年、開山は雪外宗秀和尚　本尊は観音菩薩像です。山門を通ると宝篋印塔、本堂、万倍稲荷大明神があります

総禅寺赤門　曹洞宗の一寺、創建は1624年、開山は日山宗春和尚　本尊は釈迦如来像です。徳川綱吉から賜った山門を通ると唐破風を設けたコンクリート製本堂があります。江戸時代の赤門は焼失し、1945年に再建されました。墓地は檀家以外ご遠慮くださいです

法福寺本堂　曹洞宗の一寺、創建は1600年、開山は洞谷仙龍和尚　本尊は釈迦如来像です。山門を通ると本堂があります

巣鴨五丁目児童公園　木製の複合遊具、砂場の柵の中に様々な形の枠があるユニークな砂場、トイレ、ベンチ等がある区立公園です。昼食をとる

巣鴨の猿田彦大神庚申堂　創建は1502年、主祭神は猿田彦大神、大己貴神、少彦名神です。神門を潜ると神猿像、左正面に新しい庚申塔を祀った社殿があります

都電荒川線 荒川区三ノ輪停留所と新宿区の早稲田停留所を結ぶ延長距離12.2KMの都営路面電車です。戦前から40路線あった路面電車が次々廃線となり、唯一残る路線です

音無し親水公園　石神井川（北区のこの辺りでは音無川と呼ばれれる）流路変更により、残された旧流路を整備して造られ、水路、滝等がある水遊びのできる公園です

王子神社拝殿　創建は不詳、再興は1322年、主祭神はイザナギノミコト、イザナミノミコト等です。鳥居を潜ると神猿像、本殿、神輿庫、境内社関神社があります。東京十社巡りの一社です

王子稲荷神社拝殿　創建は平安時代以前、ご祭神は宇迦之御魂神、宇気母智之神、和久産巣日神です。神門、鳥居を潜り石段を登ると、境内社市杵島神社、お石様、拝殿、本殿、境内社、本宮、神楽殿があります。お石様は石を持ち上げ軽いと感じれば願いが叶いやすい、重いと感じれば、願いは叶いづらいので、まだ努力が必要ですと言い伝えられています

金輪寺本堂　真言宗の一寺で、創建は1903年、開基は正行和尚、本尊は釈迦如来像です。平安時代源義家が敵方安部氏の兵士を弔うために祈願所を建てたのが始まりとされる古刹で、その後廃寺、徳が秀忠の時代に再興、明治の神仏分離で廃寺となる。山門のくぐり戸から入ると、正面に二階建ての本堂、南無大師遍照金剛像猿像、六地蔵、宝篋印塔、庚申供養塔があります

名主の滝公園男滝　江戸時代末、王子村の名主畑野孫八が自邸を開放したのが始まりです。公園名の由来です。1960年都の公園として開園、1975年北区に移管される。回遊式庭園となっており4つの滝があります

三平坂　名主の滝公園の北端に沿って台地に登る曲がりくねった坂である。坂名の由来は江戸絵図にある三平村名から、または古文書にある十条郷作人三平からともいわれている

金剛寺本堂　真言宗豊山派の一寺で、創建は不詳、伝弘法大師の時代、開基は弘法大師、本尊は不動明王像です。山門のくぐると、本堂、南無大師遍照金剛像、弁天堂、釈迦堂、冨士講先達の安藤富五郎の顕彰碑、源頼朝布陣伝承地の説明版があります。またこの辺りに滝野川城があったといわれています

源頼朝布陣伝承の地説明　説明版は金剛寺境内に建っています。源頼朝が旗揚げして石橋山合戦で敗走後、下総・上総の諸将を味方につけ、鎌倉を目指す途中この滝野川松橋に陣を敷きました

金剛寺山門　金剛寺あたりに滝野川城があったといわれています。築城主は豊島氏の一族滝野川氏、築城年は十五世紀中ごろです。音無しもみじ緑地が水堀跡のように見えなくもありません

松橋弁財天洞窟跡説明　江戸時代この音無しもみじ緑地あたりは石神井川が流れ、切り立った崖があり、その崖下の岩屋の中に弘法大師が彫ったといわれる弁天様が祀られていたといわれています。また源頼朝が弁財天に太刀を奉納したともいわれています。今は弁財天も太刀も失われています

音無しもみじ緑地　石神井川の蛇行部分を利用した園地です。江戸時代、一帯は音無し渓谷と呼ばれる景勝地で、崖下にあった洞窟には松橋弁財天が祀られていました。今は護岸工事により、洞窟は壁の中です

武蔵野の路（石神井川コース）武蔵野の路は東京都が定めた、東京を周回するまたは周回路をショートカットする、または西部に伸びる、計21コースあります。石神井コースはその内の一つで、西武池袋線高野台駅から都営日暮里舎人ライナー扇大橋駅まで17.5KMの路です