2024/10/06 - 2024/10/06
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SamShinobuさん
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トーハクこと東京国立博物館の創立は1872年。日本最古の博物館であると同時に、6つの展示館を有する日本最大の博物館でもある。
本館、平成館、東洋館、法隆寺宝物館、表慶館、黒田記念館を全て隈なく観ようと思ったら、1日あっても到底無理だろう。
今日はいくつか観たいものを絞って、あとは歴史的建造物をじっくり見させてもらおう。
常設展にあたる総合文化展(平常展)は、観覧料1,000円。たった1,000円で1日中遊べるのだから、老後の道楽にはもってこいだ。
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上野公園口の改札を出てから上野公園まで信号が1つもないところがいい。今日は国立西洋美術館で「モネ 睡蓮のとき」開催中で、開館前から凄い行列ができていた。それを横目に、トーハクこと東京国立博物館へ向かう。
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本館
1937年竣工。設計は渡辺仁。
ジョサイア・コンドルが設計した旧本館は関東大震災で崩壊してしまい、新本館が建てられることになった。その工事費の約半分が国民の寄付だったと言うのだから、当時の日本国民の愛国心たるや今では想像もつかない。 -
設計の渡辺仁は、横浜のホテルニューグランドや第一生命相互館を手掛けた大好きな建築家だ。当本館の帝冠様式の建物は威風堂々としていてめちゃくちゃカッコいい。
帝冠様式は1930年代に流行った日本独特の建築様式で、鉄筋コンクリート造の洋式建築に和風の屋根を冠している。神奈川県庁舎や九段会館が代表的だが、実は大連や長春にも満州時代に日本が建てた帝冠様式の歴史的建造物が現存している。2013年に旧満州に残る日本人建築家たちの名建築を訪ねる旅をした。その時訪れた長春の中国共産党吉林省委員会(旧関東軍司令部)が、まさに西洋建築に日本の城郭の屋根を載せた帝冠様式だった。 -
車寄せのある玄関
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吹き抜けのエントランス
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大理石の大階段
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正面階段の照明
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思わずため息が出るほど美しい。
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ホール正面の時計
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ホールの天窓
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高い天井
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照明の装飾が見事
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アール・ヌーヴォー調のステンドグラス
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本館の建築や内装を見るだけで、展示品を鑑賞する前からその見事な意匠にお腹いっぱいだ。
2階「日本美術の流れ」を時代順に観ていこう。
縄文時代から江戸時代まで10室に展示されている。 -
火焔型土器
紀元前2000~3000年に、煮炊き器としての機能性よりデザインを重視した縄文人の美的センス。岡本太郎もびっくりだろう。 -
教科書で見たやつ。
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本館2階ラウンジ
このモダンな椅子、ただ者ではない。 -
本館1階ラウンジ
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壁をよく見ると、小さなタイルで唐草文があしらわれている。芸が細かすぎるやろ~。
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天井の照明の凝ったデザインも唐草文。アール・ヌーヴォーですな。
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企画展示室では、「没後100年・黒田清輝と近代絵画の冒険者たち」を開催していた。
黒田清輝(1866-1924)の《智・感・情》(1899年)は、通常は黒田記念館で年3回公開されているが、今日は展示期間ではなかった。しかしこの企画展で観ることができたのでラッキーだ。 -
次に1階に下りると、ジャンル別に11室から20室までより深く鑑賞できるように展示されている。
18室「近代の美術」では梅原龍三郎はじめ、明治から昭和にかけての絵画があった。 -
1階のミュージアムショップ。
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さすが東京国立博物館のミュージアムショップはでかい。
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ユリノキの大木
博物館のシンボルツリーだ。 -
表慶館
1908年竣工。この見事なネオ・バロック様式の明治建築を設計したのは、ジョサイア・コンドルの弟子、片山東熊。彼が設計した迎賓館赤坂離宮も国内ネオ・バロック建築の最高峰と言われているので、東熊君はきっとネオ・バロック好きだったのかな。 -
大正天皇のご成婚を祝って、こちらも国民の寄付金で建築。
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表慶館は特別展がある時だけ開館する。今日は運良くJRA70周年特別展示があったので、入館できた。
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天井ドームを有した吹き抜けの中央ホールが惚れ惚れさせる。
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中央ホールの床は7色の大理石がモザイクになっている。
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階段はエレガントで美しい。
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2階の吹き抜け。
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中央ドームの天井装飾も素晴らしいなあ。
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平成館
1999年(平成11年)に皇太子殿下御成婚を記念して開館した。 -
旧石器時代から江戸時代までの考古遺物が展示されている。
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埴輪 盛装女子
古墳時代6世紀の埴輪。 -
遮光器土偶
紀元前1000年~前400年の縄文土器だが、その後の埴輪と比べると、デザインや複雑な紋様がアートだよな。そもそも埴輪は死者の魂を鎮めるために古墳に入れられたものなので用途が違うとはいえ、やっぱ縄文人の感性すげぇと思う。 -
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黒門
正門の向かって左側にある門。 -
現在の丸の内3丁目にあった鳥取藩池田家の門を移築した。
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法隆寺宝物館
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なぜ法隆寺の宝物が東京国立博物館にあるのだろうか。時は明治11年まで遡る。明治維新の廃仏毀釈によって、聖徳太子が建立したあの法隆寺でさえ荒廃していた。そこで宝物を皇室に献上し、下賜金をいただいてなんとか凌ごうと考えたのだ。実際かなりの大金が下賜されたようだ。
それにしても廃仏毀釈ってなんだったんだろう。時の政権によって神仏習合したり分離させられたり、神様仏様も忙しいことですな。そして戦後になると法隆寺献納宝物は皇室から国に移管されたので、ここにあるというわけ。 -
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ホテルオークラゆりの木
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東洋館別棟にあるレストラン。ホテルオークラが運営しているだけあって、料理、サービス共にクオリティは高い。
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五目あんかけ焼きそば 1,600円
生ビール700円 -
あんかけ焼きそば旨かった!
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テイクアウトのカフェもある。
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東洋館
東洋館はアジアの美術・工芸・考古遺物を展示している。 -
ここでは10室の西域コーナーにある、大谷探検隊が持ち帰ったシルクロードの遺品が見たかった。
浄土真宗本願寺派第22世門主の大谷光瑞は、19世紀末に探検隊を組織して敦煌、トゥルファン、クチャなどで数多くの美術遺品を発掘した。それらの大半はソウル国立中央博物館と旅順博物館に移管され(当時はどちらも日本だったので)、現在も所蔵されている。そして国内に残った約160点がここにある。
2014年に旅順博物館を訪れたが、そこで大谷探検隊がトゥルファンで発見したミイラを見た。2体のミイラから発せられる妖気に、魂が吸い取られそうで気味が悪かったことを覚えている。 -
菩薩立像
大谷探検隊が 敦煌莫高窟でこの像を入手した。7~8世紀、唐の時代の物だ。 -
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行書二字軸「博愛」
孫文(1866~1922)の書! -
楷書七言聯
宣統帝(1906~1967) の書!
宣統帝といえばラストエンペラー・愛新覚羅溥儀じゃないか。 -
行書八言聯
李鴻章(1823~1901)の書!
おおっ、大好きな李鴻章だ。 -
七宝の如意
仏具や高価な贈物として使われる中国の如意。キャプションによると、「背中を掻く道具でしたが、後には実用を離れた観賞用となりました。」とある。本来は背中を掻く道具で、痒い所に届くので如意と呼んだそうだ。へぇ~、中国で如意は何度も見たが、まさか元が孫の手だったとは知らなかった。 -
東京国立博物館は外国のお客さんがとても多いが、東洋館に関してはやはり中国人、韓国人率が一番高かった。
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東洋館の前にはキッチンカーも出ている。
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日本庭園
本館北側に広がる庭園。食後の散策をしよう。 -
ここには5棟の茶室が建っている。どれも建てられてから様々な場所に何度も移築され、最終的にここに落ち着いたそうだ。
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五重塔
高さ5.7mの銅製の塔。五代将軍綱吉が法隆寺に献納したもの。 -
春草廬(しゅんそうろ)
江戸時代、河村瑞賢が淀川改修工事の際に建てた休憩所。淀川→大阪→横浜の三渓園→所沢市の柳瀬荘→東京国立博物館と移築を繰り返した。何度も解体され組立てられた春草廬、きっと「もういい加減にしてよ」と思ったろうな。 -
応挙館
寛保2年(1742年)名古屋の明眼院の書院として建てられたものを、三井物産初代社長の益田孝邸を経てここに移築。 -
普段は一般公開していないが、期間限定でカフェ「TOHAKU茶館」の営業をしていた。
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ブレンドコーヒー 1,000円
食事やお酒もある。縁側に座ってお菓子やお茶を楽しんでいる人もいた。 -
落ち着くなあ。しばし浮世の憂さを忘れて贅沢な空間に身を任せよう。
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円山応挙が明眼院に眼病で滞留していた際に描いた墨絵の複製。大日本印刷が威信をかけて作ったそうだ。
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東京国立博物館には 他に黒田清輝の作品を展示している黒田記念館がある。ここは東京国立博物館の入館料を払わなくても、いつでも無料で観ることができるが、黒田の代表作の「湖畔」や「舞妓」は展示期間ではなかったので今回はパス。黒田記念館はまた改めて来ることにしよう。
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GINZA N
さて、銀座にやって来た。花椿通りの「GINZA N」は、昼間は喫茶店だが夜はクラブになる。クラブが多く入居するビルの4階にあるこの店に、ふらっと入れたら相当のツワモノだ。 -
今日はGutzz(佐久間和g、小林真人b)に田村麻紀子さんが加わったユニットのジャズライブに来た。
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ここで麻紀ちゃんの演奏を聴くのは3回目。
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まだ昼下がりだが、水割りを飲みながらまったりと演奏を聴いていると、窓がないので時間の感覚が狂う。まして内装がまんまクラブなので、隣に夜の蝶がいないのが不思議な感じがしてくる笑。
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約2時間(2セット)の演奏。すっかり気分が良くなったところで、飲みに繰り出そうか。
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立ち飲み屋大久
大久酒店
立飲み居酒屋ドラム缶
同じ店なのに、謎に店名が3つもある。
ちなみに食べログでは「立ち飲み屋大久」、Googleマップでは「大久酒店」となっており、店の前にはそのどちらの看板もあった。また入口の上には「立飲み居酒屋ドラム缶」の貼紙もあり、店名が渋滞している。
銀座のど真ん中、数寄屋橋交差点のすぐそばにある激安せんべろ店。以前から気になっていた店だ。 -
薄暗い階段を上がる。
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ビニールカーテンをくぐると、ここが銀座か?と目を疑うような景色が飛び込んできた。
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なんとテーブルがドラム缶だ。
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メニューを見てまたびっくり。つまみが100円からある。
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支払いはキャッシュオンで、お代入れのアルミ皿にお金を入れるスタイル。
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客層は意外にも若いカップルや銀座の達人ふうなお姉さんまでいて、大都会の異空間を楽しんでいる。
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先ずはチューハイ(200円)を注文。200円でもたっぷり入っていて、しっかり酔える。
マカロニサラダ(300円)も美味しい。
ハムカツ(200円)は注文が入ってから揚げていたので、熱々の出来たてが出てきた。これで200円とは恐れ入りました。
チューハイ200円✕2杯
マカロニサラダ300円
ハムカツ200円
全て税込なので、せんべろの1,000円どころか900円でべろべろになった。 -
登運とん(とんとん)
いい感じで酔ってきたので、もう一軒だけ寄って行こう。 -
登運とんは1953年創業。昼からやってるガード下の本物のレトロ店だ。美味しい焼き鳥が食べたくなって入ってしまった。大昔はキャッシュオンの大衆焼き鳥屋だったが、今はインバウンドや昭和映えを狙った若い女性客も多い。なんとインスタのアカウントまであるそうだ笑。
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富貴辛口の日本酒(420円)を注文。
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シロが焼けるまで、ガツ刺し(550円)でちびちびやる。ガツ刺しは日本酒に合うなあ。
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濃いタレのシロ(190円✕2)も旨かった。
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今日も朝からよく歩いた。程よく疲れた体にアルコールがしみわたると身も心もほっこりする。安酒とはいえ、好きに飲める幸せに浸る夜でした。
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