高田城（たかだじょう）

2024/09/13 - 2024/09/13

天下普請により４か月で築城

エリア 上越・直江津(新潟)

京都から特急サンダーバード５号

新幹線はくたか５６０号を乗り継いで

上越妙高下車

高田城に着きました

極楽橋

二の丸から本丸に通じる内堀を渡る木橋。１９０８年（明治４１）、旧陸軍１３師団が入城し、堀は埋められ橋も取り払われたが、２００２年の高田公園開園５０周年を記念して復元された

明治初年に取り壊された三重櫓を１９９３年(平成５）、発掘調査や絵画を元に復元

築城当初は二重であったが、１６６５年(寛文５）に地震で倒壊したため、新たに三重の櫓として建て直された。その後、明治初年に火災で焼失したが、１９９３年に復興

慶長３年(１５９８）春日山城主上杉景勝が会津に転封となり、かわって越前北丿庄(福井市）城主堀秀治が入封しました。堀氏によって福島城が築城されましたが、同１５年(１６１０）に御家取り潰しとなり、松平忠輝が信濃国川中島から入封しました。

忠輝は徳川家康の六男であり、徳川と豊臣の抗争が激化する中で、豊臣家の重臣前田利常を牽制するため、交通の要衝である福島城に置かれたものと推定されています

忠輝は慶長１９年(１６１４）に天下普請として高田城築城に着手しました。普請には上杉景勝(出羽米沢城主）、前田利常(加賀金沢城主）など１３の大名が任命され、総裁には忠輝の舅伊達政宗が就任しました。

築城された場所は、高田平野の中央よりやや西に寄った
地点で、当時は菩提ヶ原と呼ばれていました。地形を見ると、自然堤防の周りに蛇行していた河川を利用して外堀を形成して外堀を形成するなど、関川の自然堤防を巧みに利用していることが良く分かります。福島城は廃城になります。現在は古城小学校になっています

土塁跡

６０haを優に超える城郭が、約４か月で出来上がった背景には、大阪の陣を控えて、豊臣の重臣を牽制し江戸の背後を固めたものと言われています

江戸時代以降に築城された城郭で、土塁の上に直接三重櫓が建てられることはほとんどなかった

一・ニ階が展示室、三階が展望室となっている

展望室からの景色

忠輝は５年後に家康に勘当されます。➀大阪夏の陣で遅刻した　②将軍秀忠の家臣３人が馬に乗ったまま通り過ぎたので「無礼者」と殺してしまった　③京都で家康の参内に同行せず勝手に帰ってしまった　等と言われています

松平忠輝は、飛ばされた諏訪高島城で９３歳まで生きました。同じく高島城に飛ばされた吉良上野介の養子は、３年で亡くなります

石垣は築かれなかったが広い堀と高い土塁が城を守った。本丸を囲む内堀は幅５０m、外堀は広いところで幅１００mにも及びます

城を囲む外堀は周囲約４km、面積１９haに及ぶが

その１６haにハスが咲き誇る

これは戊辰戦争で困窮した藩の財政を救うためにレンコンを育てたのが始まりです

開花時期には東洋一と賞される美しい眺めを堪能できる

赤い橋は観光用です

小山は土塁跡です

水質問題で商品としての栽培は、行われていません

瓢箪曲輪を利用して野球場が出来ています

瓢箪曲輪の隅を歩きます。

外堀(南堀）が一番水温が高いので、冬の間道路の雪を捨てます　おわり