2022/06/26 - 2022/06/26
8783位(同エリア10335件中)
関連タグ
takkeyurianさん
- takkeyurianさんTOP
- 旅行記96冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 52,895アクセス
- フォロワー5人
推しのチームを見守る旅をしてみたい、といわゆるアウェイツーリズムに憧れていました。2022年の年始に「1シーズン限定ですべてのアウェイゲームを現地で見てくる」と宣言したところ、妻は意外にあっさりと「いいんじゃない」と快諾してくれました。なお、転校の多かった夫にとってゆかりのある町はたくさんあるけど、推しのチームは雪国をホームタウンとするフットボールクラブです。
遅ればせながらちょいと古い旅の記録なので、旅の参考にならない情報もあるかもしれず、すみません。自分たちの思い出を忘れないためメモのような構成ですが、この場をお借りします。
今節は推しチームが首都圏にやって来ます。日帰りでスタジアムを訪れますが、これを旅とするかどうか、いや、遠征も近場もシーズン閉幕までが一つの旅とします。
妻は現在、実家へ帰省中なので、夫の一人歩きとなりました。
-
横浜駅に到着しました。梅雨明けしていないのに、すでに真夏のよう。暑いのは苦手ですが街歩きスタート。
-
横浜駅からちょっと歩いたビルに入っているミュージアムが最初の目的地です。
-
「来館前に日時指定の入館券をご購入ください」(※公式サイト)ですって。窓口ではなくてイープラスかファミマで販売しているという。ビルに入って右奥にファミマがあるのでマルチコピーでチケを購入して、あのエスカレーターで2階へ。
-
原鉄道模型博物館です。「原信太郎が製作・所蔵した世界一ともいわれる膨大な鉄道模型と、鉄道関係コレクションを、一般に公開するものです。」(これも公式サイトから引用)
-
エントランスからすぐに「或る列車」の模型あります。JR九州で走っている水戸岡さんデザインの豪華列車でしょ?
-
え、こちらが本家だって。明治時代に九州鉄道が発注して、ほぼ使用されなかった幻の客車を、故・原信太郎氏が再現したのがこれ。これを参考に水戸岡さんらが現在のディーゼル版「或る列車」を誕生させたとか。
-
原さんすげえや。右の機関車は初めて作った模型だって。しかも小学6年生でこのクオリティ!
-
朝鮮半島を走っていた今はなき金剛山電気鉄道に乗りに行って、しかも「金剛山電気鉄道22号」も作っちゃっているし。
-
日本はもちろん世界の鉄道模型コレクションがたくさん。
-
原さんは新幹線開通の一番切符もゲットしちゃうし、模型テツだけじゃないのかよ。
-
そして世界鉄道旅行(出張含む)にも出かけているし。テツじゃなくても旅好きにとって、各国での鉄道エピソードがおもしろいかと。
-
あ、ドイツのヴッパータール空中鉄道だ。原さんは、この模型を国際電話をかけっぱなしにして、オークションで競り落としたとあります。
このモノレール、サーカスの宣伝がてら子象を乗せたら、かわいそうに転落させてしまったエピソードがあります。
※展示では象のことに触れていません。ちなみに、象はモノレールから軌道下の河川に落ちたので、軽傷でした。ほっ。 -
懸垂モノレールの動く模型ってすごい。ヴッパータール市の博物館から譲ってほしいと言われちゃうの分かる。
-
ミュージアムのハイライトは「いちばんテツモパーク」という世界最大級のジオラマかと。
-
かつて国道246号上を走っていたという玉電がいる。あの緑のイモムシみたいなやつ。何ともかわいらしいデザインです。
-
ジオラマがでかいだけではなく、架線に電気を流してパンタグラフから集電して走っているし、線路や車輪が鉄製だったり、台車の構造が実物に近いとか、おかげでリアルな走りを見せてくれる原さん模型たち。
-
あの機関車にはカメラ搭載されているのね。あのモニターとリンクしているし。
-
鉄道模型だけではなく立派な駅舎なども見どころです。
-
しかも日の出を迎えたり日没を迎えたり夜景がきれいだったり。
-
ジオラマのある部屋がもう一つ。
-
こちらは横浜の今昔を再現したジオラマでした。このミュージアムは妻も好きそう。こんど連れて来よう。
-
ビルの裏手にある鉄道オブジェに見送られて、街歩きへ。
-
そういや、みなとみらい地区に来るのは、いつぶりだろう。久々すぎるおかげで、ランドマークタワーを見上げては、初めて訪れたような気分で歩く。
-
大観覧車をバックに帆船だ。横浜らしい光景とはこのことか。この船は氷川丸だっけ?いや、日本丸でした。本当に久々とはいえ無知で失礼しました。
-
そして汽車道を歩くのは久々ではなくて初めて。横浜は日本でいちばんスタイリッシュに鉄道廃線跡を活用した街だと思う。
-
橋梁も残っているのがまた良い。
-
ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカのニューヨークはアメリカン・ブリッジ社製と銘板あり。1907年製!
-
さらに歩みを進めると第2号橋梁がありました。汽車に転生した気分で渡ろう。
-
あっというまの転生を終えて、ちょっと汽車道を外れて、水際の遊歩道から第2号橋梁を眺めてみました。これも1号と出身地も年齢も同じでした。明治生まれ。
-
橋っぽくない佇まいで第3号橋梁もありました。1号2号と異なり故郷はイギリスです。こいつは移設されてきたとのこと。
-
横浜ワールドポーターズでちょっと買い物をしてから裏手を進むと、まーるい歩道橋に出会い、SFっぽい、と1人でわくわく。その名もサークルウォークというのね。
-
雨天が少ない梅雨ですが、せめて梅雨らしさを求めてアジサイをしばし鑑賞して、その先にある訪れておきたいスポットへ。
-
じゃーん、それはハンマーヘッドクレーン!汽車道の橋梁といい産業遺産に惹かれる旅です。そりゃそうだわ、この界隈は経済産業省の認定した「横浜港発展の歩みを物語る近代化産業遺産群」を構成する建造物が多い、という事実を知りました。
-
かっこいい。1914年(大正3年)に建造されて関東大震災でも倒壊しなかったという。
-
現在、日本に残るハンマーヘッドクレーンは3基だと説明があります。ここと、長崎市と佐世保市。
-
ここでせっせと荷役を頑張っていたのですね。
-
ハンマーヘッドクレーンを後にします。T字の左上の部屋に住めそう。
-
お、ベイブリッジだ。それにしても、気温はぐんぐん上がって暑い。
-
再び鉄道の名残りを見つけました。旧横浜港駅プラットホームです。サンフランシスコ航路の運航にあわせて、ボートトレインが岸壁に到着したシーンを、頑張って頑張ってイメージしてみた。旅のロマンそのもの。
-
プラットフォームから少し歩くと、トンガリ屋根・・・何あれ?
-
海上保安資料館横浜館だと?さらに、その下には「北朝鮮工作船展示」とある。
-
入館すると、うわっ、と圧倒されます。本当に工作船だ。
-
回収品の数々も展示されているのですが、自爆用スイッチ・・・
-
金日成バッジの実物と拡大ルーペあり。右下にはバッジを拡大した写真があります。
-
工作船をぐるりと見学できました。後方に回ると、弾痕もところどころに。
-
高い位置からも見下ろせます。
-
工作船からの攻撃で被弾した巡視船の再現模型・・・こんな施設が横浜にあるなんて知らなかった。
-
古い遺跡のような旧税関事務所遺構です。その向こうに見える赤レンガ倉庫にてランチにするか。
-
この旅のご当地麺→崎陽軒「野菜たっぷりサンマーメン」です。シャキシャキ野菜が美味いや。細麺だったけど、もやし・人参千切りと同じ太さの麺のほうが相性が良いのでは?※個人の意見です
-
散歩を再開しました。現在の国際客船ターミナルはあちら。日本のクルーズ船「飛鳥II」が停泊していました。
コロナ禍初期にクルーズ船内で集団感染が発生した報道を悲しく見ていたけど、そのうちに外国籍の船も戻ることでしょう、と、少しずつコロナ禍明けが見え始めた2022年でした。 -
廃線跡をさらに歩くと、また橋梁が出現したけど、ついに、こいつは国産となりました!銘板に「大正元年八月浦賀舩渠株式會社製造」とあります。
-
横浜税関 (クイーンの塔)と、その先に見える神奈川県庁(キングの塔)を見上げつつ、ここらへんで海辺から離れるとします。
-
中華街エリアに来ました。派手派手だ!善隣門と横浜大飯店です。
-
その向かいにある個性的な意匠の加賀町警察署は、あぶない刑事の2人が所属していた港警察署(フィクション)の管轄区域とほほ同じ(ウィキペディアより)。
-
横浜関帝廟へも歩いてみた。横山先生の三国志を愛読した身としては、現代では関羽将軍が商売の神様であることを知った時、何で!?と思ったものです。それにしても、あちい。
-
妻へのお土産に何かテイクアウトしたい。何を買ったのか、この旅行記のラストにて。
-
次は中華街を離れて山手方面へ。あ、犬のリードが落ちているのを発見・・・現在逃走中じゃないと良いけど。ひとり歩きは話し相手がいないぶん、想像タイムが多い。
-
第二山手隧道をくぐるとします。
-
1911年(明治44年)の開設だという。
-
このトンネルも廃線跡でした。横浜市電が走っていたという。廃止後は軌道を取っ払って道路トンネルとなりました。
-
アウェイツーリズムでは宿泊先に大浴場があることを条件としていますが、日帰り旅でも湯に浸かりたい。こういう時は銭湯に入ります。お風呂セットはワールドポーターズの100均で調達しておきました。
-
トンネルをくぐってまで来たのは「いなり湯」さん。フットボールがテーマの旅に相応しいオブジェ見っけ。ボールにネコ。
-
嬉しいことに、この銭湯には温泉があります。横浜に温泉のイメージがないから「横浜温泉」との響きが新鮮です。大小2つの浴槽がありますが、小さい浴槽が黒湯の温泉でした。壁には冷鉱泉源泉シャワー(18℃)があるので、水風呂がわりに浴びて、脱衣場でベイスターズの試合中継を見つつ座っていると、すごくすごくととのった。炎天下の散歩でもサウナ並みに体が出来上がっていたのでしょう。
-
味のある靴箱と、湯上がりなのか軒先で談笑する山手マダムたち。
-
さて、山手駅から根岸線、横浜駅からバスに乗り換えてスタジアムに来ました。
ちなみに、スマホにたっぷりと充電して出かけたのに、カメラやマップで活用しているうちにバッテリーが空っぽになり、チケットのQRコードを表示できない!と半べそかきました。横浜駅周辺で充電できるスポットを探し回り、何とか生き返らせた・・・我がスマホを3年半使っていますが、バッテリーが息絶え絶え。もう新しいの買う! -
18時近いけど、まだまだ夏の午後のような眩しさ。今回の席は大型映像装置下の席、つまりはゴール裏です。
-
首位攻防戦なので殺気があちらこちらから沸々していて、バックスタンドのホームチームサポーターと、ゴール裏の推しチームサポーターの口喧嘩も発生している。バカだねえ。トラブル起こすと、直接的にはチームスタッフ、間接的にもプレイヤーの足を引っ張ることになるのに。
-
相手チームのマスコットキャラを見るのもアウェイゲームのたのしみ。水色のやつ。隣のライオンはスポンサー出身のお友達だって。
-
前半は0−1でリードされて折り返し、後半はどうかな。
-
負けた負けた。0-2でした。推しチームは関東での試合が苦手がち。首位陥落で2位になっちゃった。
-
横浜駅へと住宅街の坂道を下ります。この坂道を暑いなか歩くのは、きついので、行きはバスにしたのです。でも、日が落ちてもまだ暑い・・・
-
負けたのにご褒美として、湘南新宿ラインのグリーン車とビールで帰宅します。暑いなか歩いたからね。
-
妻も実家から戻っていました。横浜みやげは崎陽軒のシウマイと、中華街でテイクアウトした妻の好きなごま団子です。
久々の横浜の街歩きは、ミュージアム、産業遺産、港、中華街に温泉まで網羅して、なかなか充実していた1日でした。暑かったけどね。なお、この翌日に梅雨明けを迎えました。今年は梅雨なかったようなもの。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
横浜(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
73