2024/08/28 - 2024/08/28
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ヌールッディーンさん
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鰊御殿とまりは、旧川村家番屋(明治27年)と旧武井邸客殿(大正5年頃)の見学ができます。
もともと武井邸のあった場所に、修復した客殿と移築した旧川村家番屋を一体化した漁場建築として整備されています。
ここでは旧武井邸客殿と石蔵を紹介します。
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客殿の平面構成は中央に4つ(2×2)の畳の間があり、その周囲3辺を縁側風の廊下で囲む構成となっています。形式としては、岩内町で2024年から公開が始まった含翠園にある建物(大正5年頃)と似ていると思います。
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商談の間。
和室がまとまって配置されているのは、襖を外すして部屋を繋げることで、大広間としても使用できるという設計のようです。
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欄間は、それぞれ異なる図柄が彫られています。
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葛布(くずふ)の襖(ふすま)
解説によると、葛の繊維を横糸に用いて、全て手作業で織ったもので、強靭で耐水性に富んでおり、抗菌、調湿作用があるエコロジーなすふま、とのこと。
創建当初から100年以上にわたって使われてきたもののようです。 -
ふすまの取っ手は、対になるもの毎にデザインが違うようです。
解説によると京都の職人による手作りの品とのこと。
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襖の取っ手
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床の間
一見何の変哲もない、立派な床の間ですが、色々と細かな見どころがあります。
真ん中の床柱は高価な黒檀でできているそうです。
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棚板を繋ぐ柱は透かし彫りが施されています。
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こちらも同様。
松竹梅の透かし彫りとのことなので、この部分は恐らく梅かと思われます。
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飾り窓もとても美しいです。
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飾り窓を廊下側から見たところ。出窓のようになっていますが、その点も含めて廊下として全く違和感がないです。
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欄間の部分も装飾が細かくて驚かされます。
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トイレの天井までこのような装飾が!(唐笠天井)
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ガラスが軒並み、平らでない古いガラスなのに驚きました。
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石蔵の入口
この手の蔵はだいたいそうですが、壁と扉の厚さが凄いです。
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石蔵内には鰊漁などに関する様々な展示がされています。かつての武井漁場の様子を描いた図。現在は母屋と元の番屋に代わって、川村家の番屋が移築されていますが、基本的なイメージはあまり変わっていないことがわかります。
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この石蔵の小屋組は「八方方丈合掌組工法」で、大正時代の技術を結集したものとの解説がありました。農家の牛舎サイロなどでも採用される工法とのことで、柱がない空間を作ることができるのが特長の一つのようです。
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