夫婦でまったり 鶴巻温泉 元湯陣屋 1泊2日ぶらり旅

2024/08/04 - 2024/08/05

たまには夫婦でまったりと。ということで、神奈川県秦野市、鶴巻温泉にある元湯陣屋さんへ１泊2日で泊まりに行ってきました！このお宿は知る人ぞ知る老舗旅館。将棋の対局の舞台としても知られるこの旅館で、優雅なひとときを過ごしてきましたよ！今日はそんな滞在の様子をお届けします！

エリア 秦野・松田・足柄(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

我が家といえば移動はいつも決まって電車です！多摩地区にすむ我が家は登戸から小田急線に乗り換えて約50分で到着です。

鶴巻温泉駅 駅

鶴巻温泉から旅館まではゆっくり歩いて5分くらい。とても便利な場所にあるのもいいですね！車庫には旅館が保有するロールスロイスも停まっていましたよ！（送迎付きプランだと乗れるみたいです。）

鶴巻温泉 元湯 陣屋 宿・ホテル

入り口には「陣屋」の文字。この先に延びる旅館内の庭園を進むと宿泊棟のあるフロントに辿り着けます。ホームページ（https://www.jinya-inn.com/databox/data.php/concept_ja/code）を見ていただくとわかりますが、広さは1万坪もあるそう。庭を散策するだけでも相当楽しめます。

この看板の反対側にはこの太鼓があり、ゲストが来るたびに鳴らして歓迎してくれます。スタッフの方はお若い方が多かったですね。このご時世にすごい！それだけ働きやすい職場ということなのかもしれません。（火曜～木曜は定休日です）

庭園には様々な木が立っています。このきは樹齢100年を超える楠の木。写真を撮り忘れてしまったのですが、入り口付近には、ジブリ映画「となりのトトロ」のモデルにもなったトトロの楠もあるんです。

レストランの脇には宮崎駿さんのサインも！この旅館のオーナー家は、宮崎駿さんのご親族のようでして、駿さんにとっては、幼少期から馴染みのある場所らしいです。

庭園を抜け、石の階段を登るとフロントに到着です。フロント脇にあるソファーに通されると、冷たいおしぼりとお抹茶、お茶菓子が運ばれてきました。

桃、だったかな？美味しかったです。

敷地内はとにかく広いです。お部屋もあちこちに点在していて迷路のよう。ただ、その分他のグループとは干渉なく、ゆったりとした滞在が楽しめます。

今回私たちが泊まったのはこちらのお部屋。若紫という名前のお部屋です。

お部屋には立派な露天風呂もついています。最高です！

床の間はモダンな感じになっています。建物自体は古いですが、中は綺麗に改装されていて、畳もまだかなり新そうでした。一方で、柱などの木材は以前からのものを使用。古き良さを残しつつも居住快適性に優れたお部屋です。

縁側。

露天風呂。

こちらが洗面所。トイレやお風呂場をはじめとする水回りについては、全てここ数年以内に新しいものに交換済みの様子。木の香りを楽しむこともできるほどでした。

ベッドルーム。和室とは異なり、モダンな雰囲気のお部屋です。

ベッドルーム横には、ちょっとしたデスクスペースも。ワーケーションも想定した感じでしょうか？

外は暑いので、お部屋でしばし涼をとります。お部屋に備え付けられた冷蔵庫のドリンク類は全て無料で利用可能。地元神奈川のドリンク類が充実していましたよ！（ちなみにビールもありました！ラッキー！）

さて、お部屋を楽しんだところで少し施設内を散策です。フロントには戦国時代にこの地にゆかりのあった武将の鎧や刀などが展示されています。

また、将棋の対局の舞台として知られるのもこの旅館の特徴。羽生善治さん、藤井聡太さんなどの棋士もこの旅館の一室（松風）にて名勝負を繰り広げられたようです。

棋士の方々のサイン。

宿泊棟は山手に立っているので、建物内もこんな感じで階段が続きます。廊下にも様々な展示物が飾られており、それを見て回るだけでも美術館のように楽しめます。

せっかくなのでと施設の一番高台にある稲荷大明神へ。なかなかの急坂。

ところ変わって、こちらは入り口付近にある源氏館の前。風鈴が綺麗に飾られていました。時折風が吹いて風鈴が鳴ります。癒される。

源氏館の中を外からパシャっと一枚撮った写真ですが、ここは恐らく披露宴会場として使用される空間。緑豊かな会場で、忘れられない思い出の結婚披露宴がきっと催せるでしょう。

お庭にある池から富月殿を臨みます。お庭も建物も、よく手入れされていることがわかります。

池にはやっぱり錦鯉。

和室のお食事処「竹河」前のテラスからの1枚。春先や秋口はここでお茶するのも良さそうですね！

さて、夕食です！夕食は先ほど写真を撮った池の向こう側に見えた建物「富月殿」でいただきます。お庭が一面に素晴らしいロケーション。これは気分が高まります！

ビールも名人級の泡。さすがは一流旅館です！

最初のお椀。夏らしく鱧とじゅんさい。梅干しも柔らかく、ほのかな酸っぱさ。食欲を高めてくれます。

夕食のコースはこんな感じ。合計2時間程度、ゆっくりとお料理を楽しみました。いずれも旬の材料を使った素材本来の味を生かした逸品の数々。最後まで美味しくいただけました。（土鍋ご飯の残りは、おにぎりにしてくれました。）

甘味で締めて終了です。マンゴーが柔らかかったなぁ～

お部屋に戻り露天風呂を楽しんで、ゆっくりと睡眠。翌朝は少しお庭を散歩。こちらは朝日が差し込むフロントの様子。森の中にいるようですね。

朝ごはんは、浴衣でゆっくりと。朝から豪華なおばんざいの数々。ついつい食べすぎちゃいますね。。

またまた1時間ほどゆっくりとご飯を楽しみ、お茶と果物で〆。大変満足な内容でした。

朝食後は、チェックアウトの11時までゆっくりと過ごし、帰路につきました。

総じてさすがは老舗の一流旅館と感じる素晴らしい宿泊体験でした。今後ベビーウェルカムのお宿としての登録も目指されているようで、子連れにも優しいお宿ですが、個人的には夫婦でゆっくりとお食事と余暇を楽しむのが最高の使い方かもな？と感じました。少しお値段は張りますが、箱根で高い温泉旅館に泊まるのと天秤に掛ければ、決して悪くない選択肢だと思います！ぜひ皆さんの次の旅の目的地の一案に！

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました！