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 4トラベル会員になる前の2年以上前の旅になります。記憶がおぼろげで、写真も少しだけを残して整理してしまいましたが、思い出として残しておきたくて、自分用にまとめました。<br /><br /> 初めて電動アシスト自転車を購入したので、長距離サイクリングをしてみたくて、梅が見頃の府中市に行ってみることにしました。今年の春から家を出ることになっている息子も誘ってみると、サイクリングが好きなためか、最後の親孝行のつもりか、一緒に行くと応じました。<br /> あとで分かったことなのですが、電動アシスト自転車って、一定のスピードまでしかアシストしてくれないんですね。サイクリング好きの息子についていくには、結構自力で本気漕ぎしなくてはならず大変でした。また、電動アシスト自転車の方が普通自転車よりもタイヤが硬く、クッション性が悪いので、長時間の乗車は辛かったです。<br /> けれど、以前から行きたいと思っていた府中市内に点在する歴史スポットをまわることができ、綺麗な梅を堪能することができました。何より息子との良い思い出ができて良かったです。<br />

息子くんと行く~早春の府中サイクリング

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2022/03/12 - 2022/03/12

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旅行記グループ 息子くんと行く

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j3matu

j3matuさん

この旅行記のスケジュール

2022/03/12

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 4トラベル会員になる前の2年以上前の旅になります。記憶がおぼろげで、写真も少しだけを残して整理してしまいましたが、思い出として残しておきたくて、自分用にまとめました。

 初めて電動アシスト自転車を購入したので、長距離サイクリングをしてみたくて、梅が見頃の府中市に行ってみることにしました。今年の春から家を出ることになっている息子も誘ってみると、サイクリングが好きなためか、最後の親孝行のつもりか、一緒に行くと応じました。
 あとで分かったことなのですが、電動アシスト自転車って、一定のスピードまでしかアシストしてくれないんですね。サイクリング好きの息子についていくには、結構自力で本気漕ぎしなくてはならず大変でした。また、電動アシスト自転車の方が普通自転車よりもタイヤが硬く、クッション性が悪いので、長時間の乗車は辛かったです。
 けれど、以前から行きたいと思っていた府中市内に点在する歴史スポットをまわることができ、綺麗な梅を堪能することができました。何より息子との良い思い出ができて良かったです。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自転車
  • 自動アシスト自転車を購入して気が大きくなった私は、サイクリング好きの息子を誘って、結構離れている府中市にサイクリングに行ってみることにしました。しかし、すぐに後悔…電動アシスト自転車って、坂道を上ったりするのには便利だけど、平地を楽に速く走れるわけではないのね(汗) 一定以上のスピードを出すためのアシストはしてくれず、息子のスピードについていくためには自力で懸命にこがねばならず、タイヤのクッション性が悪い(バッテリーの重さに耐えられるようにか、パンクしにくい硬いタイヤが使われているよう)せいでお尻も痛い。<br />死にそうになりながら、漸く府中市にある国史跡の武蔵国府跡にやって来ました。写真を見ると、だだっ広いだけのただの平地じゃん!と思われるかもしれませんが、実はあちこちにQRコードが仕込まれていて、それを読み取ると、その場所から見える古代の建物や景色がVRで見られるという仕組みになっていました。これがかなり面白かった! オススメです。

    自動アシスト自転車を購入して気が大きくなった私は、サイクリング好きの息子を誘って、結構離れている府中市にサイクリングに行ってみることにしました。しかし、すぐに後悔…電動アシスト自転車って、坂道を上ったりするのには便利だけど、平地を楽に速く走れるわけではないのね(汗) 一定以上のスピードを出すためのアシストはしてくれず、息子のスピードについていくためには自力で懸命にこがねばならず、タイヤのクッション性が悪い(バッテリーの重さに耐えられるようにか、パンクしにくい硬いタイヤが使われているよう)せいでお尻も痛い。
    死にそうになりながら、漸く府中市にある国史跡の武蔵国府跡にやって来ました。写真を見ると、だだっ広いだけのただの平地じゃん!と思われるかもしれませんが、実はあちこちにQRコードが仕込まれていて、それを読み取ると、その場所から見える古代の建物や景色がVRで見られるという仕組みになっていました。これがかなり面白かった! オススメです。

    武蔵国府跡 名所・史跡

  • 次に「武蔵総社六所宮」として知られる大國魂神社に移動しました。写真を整理してしまったので、大國魂神社の写真は一番気に入ったこの鼓楼のものしか残っていません。<br />正保3年(1646)の大火で焼失するも、嘉永7年(1854)に再建され、現在は府中市有形文化財となっています。

    次に「武蔵総社六所宮」として知られる大國魂神社に移動しました。写真を整理してしまったので、大國魂神社の写真は一番気に入ったこの鼓楼のものしか残っていません。
    正保3年(1646)の大火で焼失するも、嘉永7年(1854)に再建され、現在は府中市有形文化財となっています。

    大國魂神社 寺・神社・教会

  • 天台宗善明寺にも立ち寄りました。国指定重要文化財の藤原助近作「大鉄仏阿弥陀如来坐像」及びその胎内仏とされる「小鉄仏阿弥陀如来立像」が寺宝として安置されているお寺なのですが、一般公開はされていないのかな? ネットで調べても公開情報は見当たらず、行ってみても特に案内はありませんでした。

    天台宗善明寺にも立ち寄りました。国指定重要文化財の藤原助近作「大鉄仏阿弥陀如来坐像」及びその胎内仏とされる「小鉄仏阿弥陀如来立像」が寺宝として安置されているお寺なのですが、一般公開はされていないのかな? ネットで調べても公開情報は見当たらず、行ってみても特に案内はありませんでした。

  • そのため、門のところから綺麗な庭園を眺めるだけにとどめました。

    そのため、門のところから綺麗な庭園を眺めるだけにとどめました。

  • 街中に唐突に府中高札場がありました。<br />この高札場は、旧甲州街道と府中街道の交差するかつての府中宿の中心地にあったそうです。往来が多かったため、一度に10枚もの高札が貼られることもあったとか…。<br />想像以上に大きく、当時ならばさぞ威容を感じさせるものだったのではないかと思いました。

    街中に唐突に府中高札場がありました。
    この高札場は、旧甲州街道と府中街道の交差するかつての府中宿の中心地にあったそうです。往来が多かったため、一度に10枚もの高札が貼られることもあったとか…。
    想像以上に大きく、当時ならばさぞ威容を感じさせるものだったのではないかと思いました。

    高札場 名所・史跡

  • 次にやって来たのは、曹洞宗龍門山高安寺です。<br />室町幕府の将軍足利尊氏が、元々この地にあった市川山見性寺を再興し、龍門山高安護国禅寺と号したのがはじまりという由緒あるお寺です。尊氏が平和を祈願して建てた寺ですが、その立地の良さから、鎌倉時代末期から南北朝の戦乱の時代にはしばしば合戦の本陣として利用されました。

    次にやって来たのは、曹洞宗龍門山高安寺です。
    室町幕府の将軍足利尊氏が、元々この地にあった市川山見性寺を再興し、龍門山高安護国禅寺と号したのがはじまりという由緒あるお寺です。尊氏が平和を祈願して建てた寺ですが、その立地の良さから、鎌倉時代末期から南北朝の戦乱の時代にはしばしば合戦の本陣として利用されました。

    高安寺 寺・神社・教会

  • 境内の奥の方に進んで行くと、ひっそりと「弁慶覗の井戸」があります。<br />壇ノ浦の戦い後、源義経一行は鎌倉に凱旋しようとしていたのですが、勝手に朝廷から官位をもらったことで頼朝の怒りを買い、鎌倉入りを許されませんでした。仕方なく京都に引き返す途中でこの寺(高安寺の前身の見性寺)に立ち寄り、頼朝の許しを祈願するため、大般若経を写経しました。その時、硯に入れる清水を汲んだのがこの井戸なんだそうです。ただの井戸にしか見えませんが、そう聞くと感慨深いですねぇ。

    境内の奥の方に進んで行くと、ひっそりと「弁慶覗の井戸」があります。
    壇ノ浦の戦い後、源義経一行は鎌倉に凱旋しようとしていたのですが、勝手に朝廷から官位をもらったことで頼朝の怒りを買い、鎌倉入りを許されませんでした。仕方なく京都に引き返す途中でこの寺(高安寺の前身の見性寺)に立ち寄り、頼朝の許しを祈願するため、大般若経を写経しました。その時、硯に入れる清水を汲んだのがこの井戸なんだそうです。ただの井戸にしか見えませんが、そう聞くと感慨深いですねぇ。

  • 次は高倉塚古墳にやって来ました。古墳時代の後期の古墳で市の指定史跡に指定されています。実はこの古墳以外にもたくさんの古墳が発見された古墳群であったらしいのですが、現在ではほとんど残っておらず、この古墳も周囲を住宅に囲まれています。<br /><br />ここまで歴史関連のスポットをいくつか回ってきたのですが、府中市は様々な時代の歴史的スポットが残る良い街ですね。

    次は高倉塚古墳にやって来ました。古墳時代の後期の古墳で市の指定史跡に指定されています。実はこの古墳以外にもたくさんの古墳が発見された古墳群であったらしいのですが、現在ではほとんど残っておらず、この古墳も周囲を住宅に囲まれています。

    ここまで歴史関連のスポットをいくつか回ってきたのですが、府中市は様々な時代の歴史的スポットが残る良い街ですね。

    高倉塚古墳 名所・史跡

  • 最後に、府中市郷土の森博物館へやって来ました。入場料300円です。<br />広大な敷地内には、かつて市内にあった江戸時代から昭和初期の建物8棟が移築・復元されており、内部を見学することができます。<br />写真は旧府中町役場庁舎です。洋風建築ですが、裏には和風建築が付属しており、東京都指定有形文化財に指定されています。

    最後に、府中市郷土の森博物館へやって来ました。入場料300円です。
    広大な敷地内には、かつて市内にあった江戸時代から昭和初期の建物8棟が移築・復元されており、内部を見学することができます。
    写真は旧府中町役場庁舎です。洋風建築ですが、裏には和風建築が付属しており、東京都指定有形文化財に指定されています。

    府中市郷土の森博物館 美術館・博物館

  • 裏側から見た写真。風情ある佇まいです。

    裏側から見た写真。風情ある佇まいです。

  • 建築物を見終わった後は、同じ敷地内にある梅園を見てまわりました。

    建築物を見終わった後は、同じ敷地内にある梅園を見てまわりました。

  • 今年は開花が遅れているので、この時期に梅がちょうど見頃を迎えていました。

    今年は開花が遅れているので、この時期に梅がちょうど見頃を迎えていました。

  • 梅まつりも開催されていて、売店などは人で溢れていましたが、梅園自体はとても広々としているので、人の多さは気になりません。(いつもは2月上旬~3月上旬に開催される梅まつりですが、この年は21日まで延長開催されていました)

    梅まつりも開催されていて、売店などは人で溢れていましたが、梅園自体はとても広々としているので、人の多さは気になりません。(いつもは2月上旬~3月上旬に開催される梅まつりですが、この年は21日まで延長開催されていました)

  • 青空によく映えています。

    青空によく映えています。

  • 色とりどり。

    色とりどり。

  • 黄色い梅。<br />郷土の森ではロウバイも有名ですが、ロウバイの時期はもう過ぎているので、違う品種の梅かな?

    黄色い梅。
    郷土の森ではロウバイも有名ですが、ロウバイの時期はもう過ぎているので、違う品種の梅かな?

  • 鮮やかな赤。

    鮮やかな赤。

  • 上ばかり見ていましたが、足元にも春の気配。

    上ばかり見ていましたが、足元にも春の気配。

  • 星型の花が可愛いです。

    星型の花が可愛いです。

  • 昼食は、郷土の森観光物産館内にある「ことみ食堂」で。とろ飯御膳をいただきました。値段は忘れてしまったけど、リーズナブルでおいしかったのは覚えています。<br /><br />この後は多摩川沿いの自転車・歩行者専用道の「府中多摩川かぜのみち」をしばらく走って帰路につきました。電動アシスト自転車だからといって長距離サイクリングが劇的に楽になるわけではないということを思い知る旅になりましたが、息子とサイクリングできたので良しとしましょう。

    昼食は、郷土の森観光物産館内にある「ことみ食堂」で。とろ飯御膳をいただきました。値段は忘れてしまったけど、リーズナブルでおいしかったのは覚えています。

    この後は多摩川沿いの自転車・歩行者専用道の「府中多摩川かぜのみち」をしばらく走って帰路につきました。電動アシスト自転車だからといって長距離サイクリングが劇的に楽になるわけではないということを思い知る旅になりましたが、息子とサイクリングできたので良しとしましょう。

    府中市郷土の森観光物産館 お土産屋・直売所・特産品

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