2024/05/28 - 2024/06/01
1469位(同エリア2707件中)
万歩さん
スペインは、初めてのヨーロッパ旅行で妻と訪れた国で、14年振りの再訪。ポルトガルは初めての国。
関西空港からバルセロナ入り。バルセロナからトレド、マドリッドと三都市を巡り、ポルトガルへ。ポルトガルではポルトとリスボンを観光。
13日間のスペイン、ポルトガル旅行を、スペインでの「バルセロナ編」、「トレド・マドリッド編」と、「ポルトガル編」を合わせ、三編に分けての旅行記の、これは「トレド・マドリッド編」。
【トレド・マドリッド編】
バルセロナからトレドへ。
トレドでは偶然にも聖体祭の前日に当たり、メインの聖体顕示台の行列は見物できなかったが、祝祭で飾られた街並みや献花式など、その雰囲気を見聞する事が出来た。
マドリッドは美術館巡りを中心に、骨董市も楽しんだ。
【バルセロナ編 】
バルセロナの市内観光から、モンセラートまで足を延ばした。
【ポルトガル編】
マドリッドから空路でポルトへ。1泊してポルト市内観光、鉄道でリスボンへ移動。リスボンではシントラも観光。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月28日(4日目)
バルセロナからトレドに移動。午後からトレド観光、トレド泊。
8時55分サンツ駅発のイリョ(iryo)でマドリッドまで行き、マドリッドからトレドまではレンフェ(renfe)に乗換。長距離鉄道の利用者は手荷物検査を受けるので、早めに駅へ。
切符は、今回の旅行で初めてOmioで手配した。Omioは使い勝手のいい検索予約サイト。 -
マドリッドでトレド行のレンフェ(renfe)に乗換。
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マドリッドから40分弱でトレドに到着(写真はトレド駅の構内。昔の窓口が保存されている。写真左奥が現在の窓口)
予定では翌日の午後過ぎまで気儘にトレド旧市街を観光し、午後の適当な時間にマドリッド行の電車に乗る予定であった。
トレド、マドリッド間は乗車時間も短い事から近郊線でも運行されていると思い、マドリッド行の電車(renfe)の予約はしていなかった。
念のため、翌日の電車時刻の確認のため窓口に行ったところ、近郊電車では無く、総てrenfeでの運行。また、その日の午後のマドリッド行は最終便を除き全て売り切れの表示が出ていた。
トレド、マドリッド間の列車が総てrenfeでの運行であることをその場で知り、翌日の指定を取った。 -
イスラム建築とキリスト教建築が融合したムデハル様式のトレド駅。
トレドでのホテルは駅前の「プリセンサ ガリアナ」。レストランは無く、宿泊だけであったが、シャワー室にバスタブがあったのは有難かった。 -
ミラドール(展望台)からトレド旧市内を見る。
旅先での移動は公共交通機関を利用するが、ミラドール行のバスの本数が少なく、また旧市街からの発着であるため、時間の節約で駅前からタクシーを利用。
料金は8ユーロ(セント切り上げをチップ込として)。 -
ミラドールから、川向こうにトレド旧市街を眺めながら徒歩(約30分)でサンマルティン橋に(写真)。トレド旧市街に入る。
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エルグレコ美術館へ。
「聖ペテロの涙」 -
12使徒の連作と正面には「トレド遠景」
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サンメト教会へ。エルグレコの「オルガス伯爵の埋葬」
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サントメ教会の礼拝所。
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サントメ教会から大聖堂へ。
小路はに日除けの天蓋で覆われ、花輪などが飾られていた。この時は聖体祭の飾りつけだとは思いもよらず、狭い小路を大聖堂に。 -
圧倒された大聖堂。
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内陣
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歴代大司教の肖像画が掲げられている部屋。
宝物室には立派な聖体顕示台が置かれていたが写真撮影は禁止。
大聖堂を見学後、周辺を散策して、ホテルに帰る。 -
5月29日(5日目)
午前中、トレド観光。午後からバルセロナに。
駅前のホテルから周囲の景色を楽しみながら、徒歩で旧市街に入る。写真は渡ってきたアルカンタラ橋。 -
コドベール広場。この広場のカフェで朝食。妻が広場の賑わいを見てネット検索。ここで初めて聖体際の前日である事が分かった。
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通りに面する建物には、聖体祭を祝うアンティークのタペストリーも飾られていた。
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広場で集合し、大聖堂の献花台へと向かう小学生たち。
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広場からサンタクルス美術館へ。広場の階段を降りたところに、セルバンデスの像。
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サンタクルス美術館
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館内は補修工事の為、中庭の回廊のみの公開。
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サンタクルス美術館から聖体祭の賑わいを見ようと大聖堂へ。大聖堂の手前から献花に向かう子供たちの行列が出来ていた。
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大聖堂の献花台の中央には、聖体顕示台の幕が吊り下げられていた。
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献花台に向かう大勢の子供たち。
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トレド観光を終えて、ホテルでスーツケースを受け取りトレド駅へ。
昨日に続き、マドリッド行の午後の便は最終便(21:26発)を除き満席。
トレド、マドリッド間を鉄道で利用される方は、事前の予約を。 -
手荷物検査を受けて、renfeに乗車。マドリッド(アトーチャ駅)に向かう。
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マドリッドでのホテル(3泊)は、アトーチャー駅近くの、「ACホテル アトーチャ マリオット」。
14年前のマドリッド訪問の際には、仔豚の丸焼きで有名な「 ボテイン」で食事、今回も思い出の「ボティン」に行こうと、2ケ月前から予約を試みたが、既に満席。 ”ダメ元”でホテルから予約を入れてもらうが、これも叶わなかった。
当時は、当日店頭に並んで入店出来たが。 -
5月30日(6日目)
プラド美術館とソフィア王妃芸術センターを巡り、プエルタ・デル・ソル(広場)周辺を観光。
ホテルから徒歩でプラド美術館へ。 -
プラド美術館の西正門前庭
プラド美術館訪問前に予習として読んだ本
・「プラド美術館 ガイド(2004年版)」
前回訪問時にミュージアムショップで購入したもの。今回も購入したが、改訂版は04年版よりも版が大きくなり、ページ数も477ページと約4倍の読み応えのある立派な本。
・「名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語」(中野京子著 光文社新書)
・「プラド美術館の三時間」(エウヘーニオ・ドールス著 ちくま学芸文庫)
近現代絵画は「ティッセン・ボルネミッサ美術館」と「ソフィア王妃芸術センター」に展示されていると思っていたので、「プラド」にピカソの絵が展示(1点)されていたのは驚き。 -
プラド美術館から徒歩でソフィア王妃美術センターへ。
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目玉のピカソ「ゲルニカ」
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ゲルニカの習作。その他、部分画など展示され、制作過程も分かり面白い。
ダリ、ミロ、カンデンスキー等の作品も多く展示。 -
「プラド」、「ソフィア」と二つの美術館を鑑賞後は、プエルタ・デル・ソル広場に。
写真はマドリッドのシンボルである「熊とイチゴの木の像」。イチゴが木に?と思って由来を調べてみたら、イチゴの実によく似た実をつけるスモモの木、との事。
ウインドショッピングを楽しんだ後、夕食を摂りホテルに戻る。 -
ホテルに帰ってテレビを見たら、闘牛の中継録画を流していた。
闘牛は、人と牛との一対一の対決、と思っていたが、最初は五人の闘牛士たちと牛との掛け合い。後方には馬に乗り長い槍を持った闘牛士が控えている。 -
五人の闘牛士たちとの戦の後に(この時点で牛は相当に疲労し、痛めつけられていると思う)、馬上の闘牛士が長い槍で牛を一刺し。
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五人の闘牛士たちとの戦いの後、馬上から長い槍で一突きされ、牛が満身創痍となった頃合いを見て、着飾った闘牛士が登場。ここで牛と人との一対一の対決。
牛と対峙する際の闘牛士の姿勢や見得切り(度々アップで写される)、華麗な身のこなしなど、多分に様式美を楽しむ事に闘牛の面白さがあるのだと思った。
旅先でのテレビでとはいえ、闘牛を観戦出来たことはきるとは思わぬ事。 -
5月31日(7日目)
ティセン・ボルミネッサ美術館と、当初の予定(エル・エスコリアル修道院)を変更して王宮へ。
一日でプラド美術館と合わせて鑑賞するのは無理だと思い、プラドの翌日にティセン・ボルミネッサ美術館への予定を組んだ。
ホテルから徒歩でティセン・ボルミネッサ美術館(写真)に。 -
古典絵画から、新古典、バロック、印象派、そして現代美術まで、ヨーロッパ絵画を歴史を数多くの名画で辿ることが出来る。
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ティントレットの「グランドキャナル」と「サンマルコ広場」の絵を前に、授業を受ける子供達。美術館での課外授業はヨーロッパの美術館では良く見かける 。
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ホッパーの「ホテルの一室」。他に一点「ミシンに向かう少女」が展示されていた。
ここで、ホッパーの作品に出合うとは思わなかった。
当初、美術館見学後にマドリッド郊外のエル・エスコリアル修道院の見学を予定していたが、ティセン・ボルミネッサ美術館の展示作品に圧倒され、予定時間を大幅に延長。エル・エスコリアル修道院の見学は諦め、前回に見学した王宮を再訪。 -
王宮の途中で覗いてみたサンミゲル市場。大勢の人達で大混雑。
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14年ぶりに王宮へ。当時、階段には深紅の絨毯が敷かれており、その豪勢なホールに、目を奪われ、驚いた事を思い出した。
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王宮内の教会
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掲示板で「王宮で最も壮大な部屋」と解説のあった謁見の間。
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マドリッドでの最後の夕食でも戴いた「イワシの酢漬け」。
観光を終え、少々疲れた体に、まずは冷たいビールと「イワシの酢漬け」。
これがたまらなく美味かった。
ボティンの再訪は叶わなかったが、ローストポークよりも記憶に残るスペインの味。 -
6月1日(8日目)
朝一で、第一土曜日にヘネラル・パラ・デル・レイ公園で開かれる蚤の市へ。午後に飛行機でポルトに向かう。
地下鉄で蚤の市会場へ。まだ店開きの準備中。 -
お昼前には店が出揃い、ブラブラと蚤の市を楽しみ、昼過ぎにホテルに戻る。
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アトーチャ駅から鉄道で空港へ。
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イベリア航空のボンバルディア機でポルト、カルネロイ空港に向かう。
以下、「ポルト、リスボン編」に続く。
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