2024/04/12 - 2024/04/20
5659位(同エリア11579件中)
三峰さん
下肢麻痺の障害者です。ホノルルで開かれるハーフマラソン・ハパルアに日常用の車いすで参加しました。
旅程は7泊9日で、泊まったホテルは前半3泊がパークショアワイキキ、後半4泊がヒルトン・ガーデン・イン・ワイキキです。
この旅のメインイベント、3日目のホノルル・ハーフマラソン・ハパルアや、4日目のオアフ島西海岸ドライブの様子などを紹介しています。
(宣伝の意図はありませんので一般の方は無視してください)『障害者ハワイ旅行への道』というブログをやっていて、そちらには障害に関することも詳しく載せています。障害者の方はそちらもご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/capricorner/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ハワイアン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4時半起床。あんぱんとマンゴードリンクで朝食。スタートは6時なので、その15分前にホテルを出る。
この4ヶ月、トレーニングをやってきたもののタイムは上がらず体力がついたのかどうか自信なし。
ホノルル・ハーフマラソン・ハパルアは、普段使っている車いすで参加できる、本当に貴重でありがたい大会。 -
カラカウア通り沿いに凄い数の仮設トイレが置かれているが、それでも行列ができていた。トイレは前日撮影。
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車いすなので最後尾からスタートするよう言われていたが、私の後方にもどんどん人が増えていく。
打ち上げ花火を合図に、6時を過ぎると集団は少しずつ動き始め、流れに乗ったままスタートラインを踏む。
©allsports.jp とテキストが入っている写真は、大会後にオフィシャルフォトサービスから購入したものです。
写真はビブスナンバーで名寄せされます。ビブスは、きちんと付けましょう。 -
前回はセーブして余力を残してゴールしたので、今回は序盤から目一杯漕ぐ。
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集団がばらけるにつれ徐々にスピードを上げていく。
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アラモアナ公園の横を通りカカアコを通り過ぎると、やがて西側の折り返し点。
一昨年とはコースが変わっていてチャイナタウンやイオラニ宮殿の前を通らない。ちょっと寂しい。 -
そうこうするうちにカピオラニ・パーク。今回もすべての給水スポットで水を取る。
ここから上り坂。前回までとは違い、ダイヤモンドヘッドロードの海側を往復する絶景満喫コースになった。 -
坂を上っているときに大勢の人が声をかけてくれた。
沿道の観戦者も一昨年より多い。完走できるかどうかギリギリなので、沿道の応援は素直に嬉しい。可能な限り手を挙げて応えるようにした。
坂の写真は後日撮影。写真で見るほどキツイ坂じゃないです。 -
峠につくと今度は下り。上りで追い越された何百人かを一気に追い越す。人が多いのでスピードを出せないのが残念。
下り切ると東側の折り返し点。ここではゲータレードを貰う。帰路の上り坂は緩め。 -
アメリア・イアハートの碑がある展望スペースで他のランナーに自分の写真を撮ってもらう。英語でお願いしたら日本の方だった。
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峠を過ぎると、あとは下りと平地だけ。ゴール出来ることを確信する。
カピオラニ公園の道路に入ったらラストスパート。力の限り漕ぐ。
ゴールが見えてきた。コースの両側に走り終えたランナーが人垣を作っている。 -
声援をかけてくれる人がいたので手を挙げて応えると、大勢の人がさらに大きな声で応援してくれる。ちょっとジーンときた。
アメリカの人達って、人を励ますのがうまい。
歓声の中、フィニッシュ。タイムは3時間3分。前回より5分短縮! -
列に並びバナナとパイとパイナップルジュースをもらう。
ラニカイジュースの、フレッシュパイナップルジュースがうまい! -
写真撮影用の背景幕には順番待ち長い行列。並ぶのを諦めて、近くにいた日本人の方に声をかけ写真を撮ってもらう。
表彰式を見てホテルに戻る。さっと体を拭いてベッドに倒れこみ仮眠。 -
仮眠から目が覚めラナイに出ると、外は小雨がパラパラ。昨日の予報では終日雨で、マラソンのあいだ持ったのが奇跡。
完走の打ち上げを兼ね昼夜兼用の食事へ。歩いているとだんだん雨は本降りに。雨で濡れた身体に温かいものが欲しくなってきた。
熱燗で一杯できる所はないかと考えて、結局ワイキキショッピングプラザ地階の心玄へ。 -
燗酒は置いてないそう。焼酎のそば湯割りなら出来ると言うのでそれを注文。あと、揚げ出し豆腐と天ぷらそば。
焼酎のそば湯割りが冷えた身体を温めてくれる。
味は、日本の蕎麦屋で食べるそばと遜色なし。天ぷらも揚げたてで美味い。 -
残念だったのは、最初から3%のキッチンサービスチャージを含む20%程度のチップ入りで請求されたこと。何回かハワイに来てるけど初めての経験。
1階、エレベーター横のファーストハワイアンバンクのATMに寄る。クレジットカードでキャッシング。このATM、使いやすくて明朗会計。
ATMによっては日本円での決済に誘導し、法外な為替レートで請求してくる所もあるらしいのでご注意を。 -
外に出ると相変わらずの雨。ホテルに向かうが、だんだん雨脚が強くなってきた。着いた頃にはすっかりびしょ濡れに。こんな本格的な雨のワイキキは初めて。
今思うとホテルから出ないでルルズ・ワイキキで食べれば良かった。まぁ何事も経験、経験。 -
ハワイ4日目の朝。起きたら空が明るい。ラナイに出て外を見ると雨は上がって晴れている。心が浮き立つ。いつもの朝食を済ませ、カメラを持ってカピオラニ公園へ。時計回りに一周するつもり。
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歩き出してすぐ、若い女性がハイと声をかけてくれたのでグッド・モーニングと挨拶を返す。
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昨日の雨のせいか木々の緑が瑞々しく輝いている。
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ジョギングをしている人が多い。散歩している高齢者もちらほら。
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多分、いま自分は世界で一番清々しい場所にいるんだろう。
ホテルに戻り荷物をまとめてチェックアウト。三泊したパークショアワイキキ、年季が入っていて古さは否めないけど私は気に入った。ぜひ、また泊まりたい。 -
車に荷物を積んで次のホテル、ヒルトン・ガーデンイン・ワイキキへ。二度曲がる場所を間違えたけど無事到着。
元はオハナ・ワイキキ・ウエストだったホテルをヒルトンが買収し、2016年6月に全面改装して再オープン。
パッと見、リニューアルではなく新築に見える。どこを見ても真新しくて清潔感がある。これなら新婚旅行にだって使えるのでは。 -
チェックインすると10時なのにもう部屋に入れるそう。ありがたい。部屋に行くと綺麗だし、広さも十分。
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ベッドとベッドの間は車いすで回れるほど広い。
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ベッドの反対側にはベンチ、デスク、冷蔵庫など。
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洗面台の下には膝が入る。
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バスルームの空調が独立しているので、寝る時に部屋のエアコンを止めてもバスルームの空調を点けておけば、手すりに掛けた濡れたタオルが翌朝には乾くのが良かった。
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シャワールームのベンチは板タイプ。持参したクッションを使用。
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トイレも余裕の広さ。
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カーテンを開けると遠くに海が見える。シティビューからオーシャンビューに変えてくれたみたい。
手前の駐車場はインターナショナル・マーケット・プレイスの屋上。 -
チェックイン後、少し部屋で休んでから外出。
1時間ほどでワイアナエの「ザ・ビーチハウス by 404」に。スムーズなドライブは Google マップのナビのおかげ。
ここ自体Googleマップで見つけた場所で、この辺りで海を見ながら食事が出来る場所はここだけのようだった。
必要なはずのパスポートの提示は要らなかった。歩哨舎に若い警備員がいて、手振りでレストランの方向を示すと、どうぞみたいな感じ。 -
テーブルは好きな場所に座るシステム。たまたま海の近くの席が一つ空いていたのでそこへ。
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本当に景色がいい。写真などを見て期待はしていたけど、それを遥かに上回る。食事が終わって店を出る頃にはメガネが潮で曇っていた。そのくらい海が近い。
サービスはアバウトだし料理もそこそこだけど、このロケーションをもってすれば全てOK。 -
頼んだのは、フレッシュアヒのサンドイッチとビッグウェーブ。ハワイでは空気もビールも黄金色に輝いている。
サーブされた料理を見てビックリ。アヒが巨大で、バンズの倍ぐらいある。ポテトも山盛り。 -
食事の後、外で写真を……。う、美しい。
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レストランと海は、この近さ。
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ビーチにはライフガードもいる。
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さらに北上し、ケアワウラビーチへ。屋根が見えている所が駐車場。
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オアフ島最西端のカエナポイント州立公園の手前にあるビーチ。
駐車場に車を駐め、舗装された道路の終わりまで行ってみる。 -
ビーチとハイキングコースがあるだけで他には何も無い。
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辺りには秘境感さえ漂い、ただただダイナミックな景観が広がっている。
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写真を撮りながら歩いていると、ライフセーバーのピックアップトラックとすれ違いサムアップしてくれた。
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舗装の終わりにゲートがあり、ここが岬の先端まで行くハイキングコースの入り口になっている。ここをハイキングできる人が羨ましい。
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砂浜だけでなくタイドプールもある。
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来た道を引き返しホテルへ。
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行きより渋滞気味だったけど帰りもスムーズにドライブ。高速の合流地点にハイウェイパトロールのバイクが停まっていて、何事かと思ったらスピードガンでこちらを狙っていた。
部屋に戻る前にリリアワイキキ2階のワイキキマーケットへ。ホテルを出て通りを渡ると、もう入り口。近い! フードパントリー時代に比べると、ずいぶんきれいになった。 -
部屋に戻ってから洗濯物を持ってランドリーへ。
ここでトラブル発生。代金支払いはクレジットカードオンリーなのだが、何度やってもカードを受け付けてくれない。
困っていると、中年のアメリカ人女性と、若い日本人女性が助けてくれた。お二方、どうもありがとうございました。 -
結局、スワイプの途中、写真の位置でカードを動かさなければ承認されることに気づいた。
ちなみに洗濯機は3台で乾燥機は4台。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- yamayuri2001さん 2024/06/27 11:06:32
- タイム短縮!おめでとうございます!!
- 三峰さん、こんにちは。
ホノルルハーフマラソン、お疲れ様でした。
タイム5分も縮めるなんて、素晴らしいですね。
今年私がハワイに滞在している期間と、
ちょっとだけかぶっていましたね。
最近のハワイは、温暖化の影響で、
降れば土砂降りになりますよね。
昔はシャワーという感じでしたが、
やはり空気中の水蒸気が多すぎるのでしょうね。
それでもやっぱり、あのドライな風と空気は心を癒してくれますね。
オハナ・ワイキキ・ウエストは、ヒルトンが買収して、
ヒルトン・ガーデンイン・ワイキキになったんですか?
古くからワイキキに通っていても、
次々とホテルがリニューアルされて、
ホテルの名前が変わってしまっていますね。
もっとも、ワイキキのホテル群は本当に古いので、
リノベーションしなければ、宿泊していて大丈夫だろうかと
心配になるぐらいの古さですけれど。
毎年新しい発見があって、それもまた楽しいですよね。
円安は加速する一方です。
ハワイから日本に来る人は楽しいと言ってましたけれど、
我々にとっては厳しい時代ですね。
yamayuri2001
- 三峰さん からの返信 2024/06/27 21:43:00
- Re: タイム短縮!おめでとうございます!!
- ありがとうございます!
アスリートじゃないので、あまり気にはしてませんがタイムが縮んだのは素直にうれしいです。
yamayuri2001さんも同じ時期に行ってらしたんですね。どこかですれ違っているかもしれません。来年の滞在では、ぜひハパルア参加を検討して下さい。私は来年は無理ですけど、毎年参加したいぐらい大好きなイベントです。
ワイキキは目まぐるしく変化していきますね。そんな中、モアナサーフライダーのように古くから変わらないホテルもあって、そこに行くと帰ってきたような気分に浸れるのがいいんでしょう。
私は今回泊まったパークショアワイキキが良かったので、ここを常宿にしようかなと思っています。私にはとても手が出ませんがyamayuri2001さんが泊まられるコオリナの天気と景色の良さは羨ましいです。機会があれば泊まってみたいです。
-
- くわさん 2024/05/16 20:57:53
- 完走おめでとうございます
- 三峰さん、ハーフマラソン、完走おめでとうございます。
私はその日、ハーフマラソンがあることを知っていたので、大混雑であろうワイキキビーチを避けてアラワイ運河をジョギングしていました。ハーフマラソンのせいでしょうか、アラワイ運河にかかる橋は朝6時にもかかわらず大渋滞していました。
https://4travel.jp/travelogue/11900826
5年前にハワイに行ったとき、ダイヤモンドヘッドの下を走ったのですが、道路上に「HHM」と書かれていたのでハーフマラソンの距離表示だと思っていたのですが、やはりそうだったのですね。
私の妻は歩行不自由な身障者です。外国へ行くと地下鉄やバスに乗った時の市民の身障者に対する扱いが、すごく親身で自然でいつも感動します。今回のハワイ旅でもバスに乗った時、杖を突いた妻を見た瞬間、乗客の方がまるで「ここはあなたのためにキープしておきました」と言わんばかりの表情でさりげなく、自然に席を代わってくれホント感激しました。
この感激はなにもハワイだけに限らず、韓国、香港、ロンドン、パリなど今まで行ったすべての国で感じています。唯一感じなかったのは・・・言わないでおきましょう。多分ご存じですよね。
今回のハワイ旅では野生のイルカと泳ぐツアーに参加したのですが、いつもは妻の介助している私が海の中でうまく介助できず、その代わり日本人ガイドの方に突如介助してもらい大変助けられました。その意味ではとてもいい旅行だったと思います。ホント、また行ってみたいですね。
https://4travel.jp/travelogue/11899353
くわ
- 三峰さん からの返信 2024/05/17 16:48:16
- Re: 完走おめでとうございます
- くわさん、こんにちは。
ありがとうございます。トレーニングの時のタイムが悪かったので完走できるかどうか不安でした。何とか完走できて嬉しい気持ちでいっぱいです。
くわさんは、ご夫婦でずいぶんあちこち行かれたんですね。羨ましいです。特にお二人で行かれているのがいいですね。私はほとんど一人旅で、一人旅に慣れているし気ままでいいのですが、たまにパートナーと旅する方を見て羨ましくなることがあります。
海外の方の、障害者を含めた他人に対する関わり方の自然さというか思い切りの良さには驚かされます。コミュニケーションスキルとか他者に対するリスペクトとか思いやりとか、なんかレベルが違うなと感じます。私も彼らを見習って少しでもアロハスピリットを実践していけたらと思っています。
では、これからもお二人仲良く旅行されて、楽しい旅行記を読ませて下さい。
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