出雲蕎麦と奥出雲の名水延命水

2024/05/11 - 2024/05/11

前回汲んで帰った美作市東粟倉の愛の水が残り少なくなっていたこともあり、久し振りに妻とドライブがてら島根県奥出雲町にある延命水を汲みに出かけることにしました。今回は昼食に出雲蕎麦をいただく予定で、人の少ない11時頃に入店できるようにと自宅を7時45分に出発しました。

エリア 島根

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

総社から国道180号線を走り高梁市落合から国道313号線に乗換え、備中神楽発祥の町高梁市成羽町を通過します。
ホタル撮影に訪れる高梁市福地《しろち》は、ここから北に10分ほど走った場所になります。今年もホタルのシーズンには訪れてみたいと思います。

川手橋交差点で国道313号線から県道33号線に乗換え、新見方面に向かいます。

高梁市備中町市街地を抜け、高梁市成羽町布寄の交差点を西山方面に左折し県道437号線に乗換えます。

新見市哲多町、哲西町と走り国道182号線で県境を越え広島県庄原市東城町に入りました。この交差点を右折し比婆いざなぎ街道の国道314号線で奥出雲方面に向かいます。

国道脇には藤の花が満開です。

庄原市西城町で国道183号線との交差点に出てきました。比婆いざなぎ街道は左折です。

備後落合駅脇を通過し少し進むと木次線の跨道橋が見えてきました。
この路線には、奥出雲おろち号は走っていて何度か撮影に訪れていましたが、車両の老朽化に伴い、2023年（令和5年）11月23日に運行を終了してしまいました。

国道314号線は184号線との重複区間から、この先の交差点で別れ右折し雲南、奥出雲方面に向かいます。

広島県から島根県に入ります。

道の駅奥出雲おろちループが見えてきました。今日はここで昼食をいただきます。

10時50分、自宅から約3時間で道の駅奥出雲おろちループに到着しました。

道の駅 奥出雲おろちループ 道の駅

以前立ち寄った際気になっていた、奥出雲和牛を使った出雲蕎麦の肉そば、地元産の舞茸を使用したえび舞そばをいただこうと思います。

しまね和牛を使用した牛肉コロッケも気になります……

待つこと5分余り、私がオーダーした肉そば大盛が出来上がりました。

通常大盛は100円増しですが、ラッキーなことにJAF会員は大盛が無料だそうです。

奥出雲和牛は柔らかく甘い感じがしてとても旨い！

奥出雲産の舞茸も、しっかりと入っていました。

出雲蕎麦は殻ごと挽くので少し黒いのが特徴です。

妻がオーダーしたえび舞そばです。

妻は舞茸はとても美味しかったけど、エビは衣ばかりでエビ自体はとても小さかったとこぼしていました。

駅舎内には沢山の土産物が並んでいます。私は今夜の夕食用に出雲蕎麦、妻は実家や友人などへ土産にと沢山購入しました。

土産物が並ぶ一角に、JR木次線出雲坂根駅のスイッチバックのジオラマが展示されていて、スイッチバックの全景がよく分かりました。

新潟県燕三条市と奥出雲町が鉄コラボした、たたらソフトも気になりいただくことにしました。
奥出雲町と燕三条市は鉄繋がりの縁があるそうです。

鉄粉がトッピングされているのでしょうか……

ソフトクリームはとても粘りがあり美味しいもので、仄かに鉄の味がする気がします。

気になる鉄粉？　の正体をスタッフの方に伺ったところ、燕三条市産の鉄分補強用サプリメントのクエン酸第一鉄ナトリウムを竹炭に混ぜたものだそうです。黒い色の見た目とシャリシャリとした食感で鉄を表現しているそうです。

さらに底にはブドウゼリーが入っています。このゼリーもとても旨い！
しかしこのソフトクリームは絶品でした。

気になっていたしまね和牛を使用した牛肉コロッケもいただきました。
ホクホクでとても美味し～　と妻も頬張っていました。

お腹も大満足なので、延命水を汲みに向かいます。

二重ループのおろちループを下ります。

出雲坂根駅前を通過します。
この駅にも延命水が湧き出ていますが、湧出量が少ないため汲むのに時間が掛かってしまいます。

出雲坂根駅 駅

舞茸奥出雲直売所に隣接する延命水の水汲み場に到着しました。

この水汲み場は少し北にある出雲坂根駅構内の湧水と同じ成分だそうで、湧出量も多く、ここで作られているキノコもこの延命水で栽培されているそうです。

持参したポリタンクに延命水を汲みます。

延命水を汲み終え、直売所にやってきました。

取れ立ての舞茸や……

乾燥シイタケや乾燥舞茸……

出雲蕎麦も多種多彩なものが並べられています。

妻の目に留まったのが、極厚の油あげとサラダゆば……
私は青豆を原料にしたおぼろとうふが気になります。

舞茸などのキノコ類、それに極厚の油あげ、サラダゆば、青豆おぼろを購入し帰路に就くことにしました。

島根県から広島県に入り、岡山県に戻ってきました。

高梁市備中町西山から、ふるさと農道に乗換えました。

高梁市成羽町布寄で県道33号線に乗換え走っていると阿部山橋という赤い吊橋が見えてきました。この橋の左岸には彼岸花群生地があります。県道は旧備中町側を走っていますが吊橋を渡ると旧成羽町です。この付近は彼岸花のシーズンもさることながら、紅葉のシーズンには石灰岩の白い山肌と紅葉の見事な景観が楽しめます。

ちなみに、河川の右岸と左岸は……
川の上流から下流に向かって見た方向で、右側を右岸、左側を左岸と言います。

川手橋交差点近くにある、全国川上水と緑のふるさとプラザ（高梁市川上町領家）に山菜でもあれば購入しようと休憩がてら立寄りました。この施設は川上地域の特産物や新鮮野菜、高原野菜などの直売所として1999年（平成11年）にオープンしたそうです。

残念ながら山菜は置かれていなかったので、少し休憩し出発します。帰路は国道313号線を南進し井原市美星町を経由し星の郷街道を走ります。

国道313号線から別れ、星の郷街道を走り抜けます。

美星産直プラザ星の郷青空市で休憩です。

ここでのお目当てはお食事処星の郷の美星バーガーです。
私たちがいただく美星チーズバーガーと息子への土産に美星月見バーガーをオーダーしました。調理に5分ほどかかるそうなので産直市場の星の郷青空市に行ってみます。

お食事処 星の郷 グルメ・レストラン

星の郷青空市では地元産の野菜や果物、切花、美星牛乳や乳製品、肉や焼豚、手作り味噌などが販売されています。残念ながらここにも山菜は置かれていませんでした。

星の郷青空市を10分足らず見て周り、お食事処 星の郷に戻ってきました。

オーダーしたハンバーガーを受取り、車内でいただくことにしました。

美星チーズバーガーです。
具材の野菜は自家製の新鮮な無農薬野菜や地元産の肉を使用しているご当地バーガーで、野菜のシャキシャキ感、ジューシーな肉、チーズはバンズとの相性もいいようです。

とても美味しくいただくことができ、再び帰路に就きます。

星の郷街道を下り、小田郡矢掛町を走ります。

星の郷街道と言うのは愛称で、正式名称は広域営農団地農道備中西部地区というそうです。

小田郡矢掛町中の星の里街道の終点から県道35号線に乗継ぎ、備南街道を走り玉島方面へ分かれます。

息子の母校、くらしき作陽大学近くを抜け国道2号線に乗継ぎ、一路自宅を目指します。

今夜の夕食は道の駅奥出雲おろちループで購入した出雲蕎麦です。

包みを開くと半生麺とストレート出汁が入っていました。

麺の茹で時間は3分なので、薬味などを事前に準備し蕎麦を茹でます。

出来あがりました。
茹で上がった麺を冷水でよく洗い水切りをして器に入れ、大根おろしと天かす、ネギ、ワサビを少し乗せ出汁をかけて出来上がりです。
この食べ方は以前蕎麦打ちを教えてくれた高校の同級生お勧めのもので、私のお気に入りです。

麺によく絡む出汁は仄かに鰹節とシイタケの風味が感じられ、打ち立て、茹で立ての蕎麦にはとても及びませんが、麺は小麦粉主体ながら蕎麦の風味を感じることができました。

青豆おぼろです。

少し緑色を帯びていて、青大豆の仄かな風味が感じられました。

販売所のスタッフの方お勧めの炒め舞茸です。

炒めて塩コショウをかけるだけと簡単なのに、とても美味しく酒の肴にはもってこいです。

今日の走行距離は約280km、今回は山菜を購入することはできませんでしたが、昼食でいただいた出雲蕎麦や美星バーガー、夕食の出雲蕎麦や青豆おぼろ、炒め舞茸などとても美味しいもの尽くしの一日でした。息子が帰宅後、美星月見バーガーを美味し～　！と頬張っていました。

遠路汲に出掛けた奥出雲の名水、延命水、当分美味しい水を楽しむことができそうです。