【4/30 - 5/2 石川・福井】　山中温泉と北陸新幹線が開通した福井へ

2024/04/30 - 2024/05/02

2024年春　祝北陸新幹線開通記念！
山中温泉、恐竜博物館、越前大仏を訪れ、開業したばかりのコートヤード・バイ・マリオット・福井に宿泊してきました。

エリア 石川

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

北陸新幹線が開通したものの、それまでは大阪から石川までサンダーバード1本で行けたのに、乗り換えが必要になるなど不便な面があります。今回は車で行くことにしました。

まずは名神高速道路の多賀サービスエリアで休憩、多賀大社名物の糸切餅をいただきました。
運転手なので、写真はこれだけ

多賀サービスエリア 道の駅

次の休憩は、何かと評判が高い南条サービスエリアで。
フードコートは普通のサービスエリア的ですが…

このレストラン「花はす」も見た目は普通っぽいですが…

ここで昼食をいただくことにしました。

越前そばと焼き鯖寿司のセットを注文。
えっ！　うまーい。
サービスエリアのレベルじゃない！

南条サービスエリア 道の駅

トイレに入ると、多言語対応が半端ない。
英語、中国語、韓国語、タイ語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ベトナム語、インドネシア語、マレー語でしょうか…

高速を降りて、山中温泉に向かいます。
途中で見つけた栢野の大杉。

栢野大杉 名所・史跡

昭和天皇もご覧においでになった大木です。

山中温泉郷の中心部から離れたところにある、厨八十八がこの日の宿です。

名前から受けた印象は、オーベルジュ的な、宿泊できるレストランを目指したのかな…と

部屋に入れるのが15時なのに14時に着いてしまったので、宿の周辺を散策し、八幡神社を訪れました。

樹齢2300年の、幹が三つに分かれている三又杉

苔むして緑深い参道がとても良い雰囲気

15時に宿に戻ってきました。
宿の入口です。

宿の玄関。
玄関やフロントがある階が4階です。
玄関で靴を脱げば、館内はすべて宿が提供してくれる足袋で過ごせます。
（裸足の人が多いですが…）

山中温泉 厨八十八 宿・ホテル

ロビーの全景。
左奥にエレベーター。

ロビーの一画にある机がフロント代わり。
フロント横には女性用の浴衣が置いてあって、好きなものを選べます。男性は選べません。

ロビーにあるフリードリンク。
コーヒー、紅茶、ワインとチョコレートやアラレなどのスナックが置いてありました。

フロントからウッドデッキに出られます。
座り心地の良いチェアやテーブルが置かれています。
左奥にトラクターがありますが、この水田で稲作をするそうです。

アマガエルがいました。
久しぶりに見ました。

客室前の廊下。
ほとんど畳敷きで、イグサの良い香りがします。

部屋のエントランス。
花が飾られていました。
翌朝は別の花に変わっていました。

寝室は十二分の広さ

奥には囲炉裏があります。
防火上、形だけですが…
湯は電気で沸かすことができますが、1時間ほどかかると仲居さんが言っていました。

部屋の風呂。
大浴場があるので使いませんでした。

部屋の金庫。
5つに分かれているのは家族で別々に管理するためなのかな？

大浴場の写真はありません。
設備は新しくはなく、取り立てて良いところはないように見えるのですが、とても落ち着くというか癒される感じでした。

風呂上がりに無料のアイスキャンディーをいただきました。

夕食の前に5階のウェイティングバーへ。

ここでは北陸の地酒が無料で提供されていました。

地元の獅子の里、上善、満寿泉、五凛、一本義、どれも無料です。

ウェイティングバーはこんな感じで、外の景色を眺めながら日本酒の試飲ができます。

無料の日本酒が提供されるのは夕食開始前まででした。

夕食は同じ5階の夕食会場でいただきました。

予約の早い者勝ちで、このカウンターで出来たてをいただけるらしいのですが、残念ながら選にもれました。

予想していたオーベルジュ的なものとは違いましたが…

伝統的な温泉宿の食事で、味は十分美味しい。

夕食後にもう一度入浴して整ったので、夜は爆睡でした。

朝食も温泉宿の朝食そのものでした。

味は良いんですょ…

朝食後は山中温泉の中心部を軽く散策。
鶴仙渓にかかる「あやとり橋」

あやとり糸のような変わったデザインの橋です。

あやとりはし 名所・史跡

橋から見下ろした鶴仙渓。
歩道が整備されて渓谷トレッキングも楽しめるようです。

鶴仙渓 自然・景勝地

片岡鶴太郎工藝館。
入館しませんでした。外観の写真だけ…

山中片岡鶴太郎工藝館 美術館・博物館

宿を出た後、石川県から福井県へ。
恐竜博物館へ向かいました。
日本の恐竜の化石のほとんどが福井県で発掘されたそうです。

雲行きは怪しいですが、校外学習？修学旅行？の学生さんたちでいっぱいです。

パッと見は1階建てで、大きな恐竜を展示できないのでは？　と心の中では悪い予感がしていました。

博物館の入口

心配は無用でした。
館内は地下に広がっていたのでした。
まず、エスカレータで最下階へ。

恐竜の化石が並んでいます。

足跡の化石…
こんな化石がどうやってできるのか不思議に思っていました。
https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/dino/faq/r02052.html

こんなに鮮やかな足跡の化石が見つかるのはとても珍しいのですね…

T-Rexの化石
シカゴのフィールド自然史博物館でもT-Rexの化石（愛称Sue）を見ましたが、こちらの展示も巧みだと思いました。

化石以外に、リアルに再現した模型もあります

最下階の全景

トリケラトプス（ロックバンドのトライセラートップスはこの英語読み）
ちなみに、映画「ジュラシックパーク」シリーズに登場する恐竜のほとんどはジュラ紀ではなく、白亜紀の恐竜です。

マンモスの角がハート型に見える場所を探して撮ってみました

別館のエスカレーターの展示がカッコいい

福井県立恐竜博物館 美術館・博物館

次は恐竜博物館から車ですぐの越前大仏へ。

昭和時代に建てられた寺？、バブル期の遺産でしょうか…
門前町はほぼシャッター商店街のようで、とても寂れていました。

大師山清大寺 越前大仏 名所・史跡

ご本尊です

手相が見えます。
金箔の剥離が進んでいます。
これだけの規模の寺院を入場料だけで維持できるのでしょうか…

小大仏が屋根までびっしり並んでいる様は圧巻です。

五重塔は日本一の高さなのだとか…
寂れていて寒々しいのですぐに退散。

続いて、永平寺へ向かいます。
道中にある胡麻豆腐のお店・團助本店で休憩を兼ねた買い物。

この店の胡麻豆腐が超絶おいしいんです。
自宅用に買い込んだのは言うまでもありません。

團助 グルメ・レストラン

これはイートインのスペース…

イートインもできるので、工場を併設しているここでしか食べられない生胡麻豆腐とプリンをいただきました。
美味しいです。

永平寺には何度か訪れたことがありますが、ピカピカに磨き上げられた床や、張り詰めた空気感がとても好きです。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

こういう煌びやかなところもあるにはあるのですが、この寺の魅力は、質素で、今だに修行の場であり続けるところだと思っています。

ピカピカに磨き上げられた階段

新緑の鮮やかな季節…

色彩は地味ですが、造形は技巧を凝らした華やかなもの

観光はここまで。
この日の宿に向かいます。北陸新幹線の開通に合わせて開業した、コートヤード・バイ・マリオット福井です。

この写真は福井駅で、ここにも恐竜がいました。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

福井駅前にあるのですが、駐車場の場所が分からなくてウロウロしました（汗
まだ工事中のところもあって、ホテルの周りを時計回りに移動すると分かりにくく、反時計回りに移動すると比較的容易に見つかると思います。

フロントは16階、客室は17～28階にあります。
違う動線があるのかもしれませんが、このホテルはまず3階に上がって、ホテル専用のエレベーターで16階へ、そこで別のエレベーターに乗り換えて客室階へ行くことになります。これは面倒臭い。
これはフロントがある16階。
一つ下の階はホテルのレストラン。

エレベーターホールは広々としています

ダブルの部屋。
十分ですが、値段の割にはそれほど広くはありません。

コートヤード・バイ・マリオット福井 宿・ホテル

トイレ、洗面所はオーソドックスなもの。
使い勝手は良好です。

トイレの横にある、この棒は何だろう？
詳細に調べましたが、ただの棒でした。
たぶんゴミ袋をぶら下げるためのものかな…

トイレの扉のロックが見つからない。
左は扉を開けた状態、右は扉を完全に閉じた状態。ロックは扉を閉じると現れるのでした。分かりにくい…

浴室は浴槽がないタイプでした

窓外の景色。
他に高い建物が無いので遠くまで見通せます。

夕食は吉野寿司へ。
ホテルから徒歩で7、8分、予約必須の人気店です。予約せずに訪れた人はことごとく断られていました。

お店の外観の写真は撮り忘れました。
暖簾も掛かっていなくて、恐る恐る扉を開けるとすでに開店されていました。

炙りシメ鯖の酢味噌和え、絶品！

貝の盛り合わせも美味しかった…

特上にぎり…
満足しました

吉野寿司 グルメ・レストラン

満腹でぶらぶら歩いてホテルへ戻る途中、北ノ庄城趾・柴田公園を見つけました。

柴田勝家の銅像。
お市の方はいないのかな…

北の庄城址 柴田公園 名所・史跡

柴田神社も…
神格化されているのですね…

ちょっと食べ過ぎたので翌朝はホテルでゆっくり過ごし、朝昼兼用の食事に出かけました。

サービスエリアで食べた越前蕎麦が意外に美味しかったので、本格的な越前蕎麦を食べに行くことにしました。
訪れたのは「蕎麦やすたけ」。

開店直後に着きましたが、すでに1時間待ちでした。

天ぷら付きおろしざんまいを注文。
おろし、とろろおろし、しぼりおろしの３つの蕎麦つゆが付いてきます。

しぼりおろしは辛み大根のしぼり汁そのままで、けっこう刺激がありました。

蕎麦は細打ちと太打ちを選べます。
おろしざんまいには蕎麦が3皿あるので、細打ち2、太打ち1にしました。
さすがに人気店、無茶苦茶うまい！

蕎麦 やすたけ グルメ・レストラン

ソースカツ丼も注文しました。
卵でとじる変わり種で、見た目はカツ丼そのものですが…

帰り道は、賤ヶ岳サービスエリアで休憩

そう、ここには湖北の県民グルメ「サラダパン」があるのです。

刻んだたくあんをマヨネーズで和えてコッペパンにはさんだものですが、癖になる味。

賤ヶ岳サービスエリア 道の駅

ドーンと箱で置かれていましたが、次から次へとどんどん売れていきます。すごい人気でした。

この後、珍しく名神高速の渋滞に巻き込まれることもなく、すんなり帰ることができて楽チンでした。

楽しい石川・福井の旅でした。