2018/07/04 - 2018/07/08
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tangerine23さん
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7月4日…独立記念日は、1776年にアメリカがイギリスからの独立を宣言した日で、サンクスギビング、クリスマスと並ぶアメリカ3大ホリデイシーズンと言って良いのではと思います。
2018年においてJuly 4thは水曜日。日系企業ながら稼働時間重視で滅多に長期連休を設けない、例え年末であっても設けない我が社においても、水木金土日の5連休の大盤振る舞い。会社の命を受け2017年10月からジョージア州に駐在している私は、初めてのまとまった連休、重ねて駐在初年度の鬱屈した日々の中、何かとんでもなく無茶なことがしたい!猛烈にしたい!という衝動に駆られていました。
辿り着いた結論は以下の通り。
そうだ、グランドキャニオンに行こう。
車で。
頭が狂っていた様です。
総走行距離4400マイル(7040km)を5日間+前後の深夜で駆け抜ける旅です。
※この旅行記は当時を思い返しながら、2024年5月に書いています
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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DAY3はセドナでテント泊。本日DAY4、旅も折り返しを過ぎ、エネルギー切れでセドナの朝日など完全にスルーしました。のそのそテントから這い出ると
しむらーうしろー
(ウチのテントではありません)
シカ、他所様のテントに襲来。
華麗にスルーしてDAY4、スタートします。 -
謎の廃ガソリンスタンドに立ち寄ります。
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こちらはアリゾナ州ツインアローズ。ルート66沿いには何としてでも旅行者にアピールしたるという奇妙なモニュメントが多数ありますが、一際目を引くアイコンです。
古き良き時代にTwin Arrows Trading Post、今で言うガソリンスタンド&コンビニの様なもんでしょう、がここに有った名残だそうです。
【Twin Arrows Trading Post Ruins】
https://maps.app.goo.gl/hSmLkW5jXGCVoNky8 -
結構でかいんですよね!
対Jeep比で見ると分かりますがパトリオットミサイルぐらいはあります。Jeep破壊されてまう
2024年現在の情報によりますと、2本の内1本は、残念ながら2022年2月頃、強風により倒れてしまい撤去されたそう。つわものどもが夢の跡。
ルート66はキレイにレストアされ今なお残るもの、風化して消えゆくもの、様々あるのがまた慕情を感じさせるのかもしれません。
ちなみに現在、高速を挟んで向かい側には立派なカジノが建っておられます。 -
2本の矢から30分弱、荒野のど真ん中に小綺麗な建物があります。
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チケットにサブウェイのクーポンが付いてきました。クッキー無料ですって(びみょー)
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ロケットの最後に帰ってくる部分(語彙力皆無)と思われます。
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なかなか立派な隕石が展示してあります。こいつはあくまで破片とのこと。
ということで… -
バリンジャー・クレーターにやって来ました。でかーい
【Meteor Crater Natural Landmark】
https://meteorcrater.com/
https://maps.app.goo.gl/obKAJmmPYbunPbhh9
直径約1.2キロメートル、深さ200メートルとのことで、カメラに収まらんのですわ。
先程の破片を含む隕石、展示の情報によれば約45mの大きさ、が降ってきたことでこのクレーターが出来たのが約5万年前だそうです。結構最近ですよね。
地球環境にさほどの影響は及ぼさなかったそうで、じゃあ恐竜が全滅する様なビッグインパクトってどんだけだよとか、ロマンですよね。
といったうんちくが下記のwikiに書いてあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC -
最底部を望遠鏡で除いたりできるのですが正直よくわかりません。まぁ直径1.2kmですから。よくみえないっすよね。そういうスケール感。
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パノラマ画像です。
さてバリンジャークレーター(Meteor Craterの方が検索しやすいかも)、なかなかの迫力で満足なのですが。
写真のレシートを見ると2018年当時は$18/personだった様です。2024年現在、なんと$29/person。
2 9 ド ル !
それは…流石に…
いくらインフレっつってもねぇ。
ご参考までにホームページ貼っときます。
https://meteorcrater.com/info/general-admission/
次の目的地までは車で約1時間15分。 -
Petrified Forest国立公園、通称化石の森国立公園に到着しました。
【Petrified Forest National Park】
https://www.nps.gov/pefo/index.htm
https://maps.app.goo.gl/DLs7tWV3VKb9RzKA9
私達はこの後、ニューメキシコ方面へ抜けたかったため南側のゲートからアプローチ。ゲートは南北にありその間を30マイル弱(約48km)の道路が結びます。
どちらのゲートから入ったほうがいいのか、おすすめは後述。 -
南側からアプローチする私達をなんかワニっぽいサムシングの化石が出迎えますが、化石の森ってそーいうことじゃないんですよね。
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「化石」になった木が腐るほど転がってるちょっと他所では有り得ない感じ「の森」なんですよね。
幼少期から博物館の鉱石セクションで鼻血出してたワイ流石に大興奮不可避。 -
いやこんなのがそこら辺にあたかも普通の石の様に転がってるんですよ。ちょっとありえないでしょう。
とはいえお持ち帰りダメ、絶対。
過去、ルート66のお立ち寄りスポットだったこともあり、大量の化石がお持ち帰りされたと容易に想像できます。逆にそれでもこんだけ残ってるってすげーな。
化石はビジターセンターに売ってるんで欲しい方はお金を払って購入しましょう。守ろう国立公園。 -
遊歩道を歩いていると倒木一本まるまる化石!というとんでもない化け物も現れるので興奮で吐けます。
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寿司で言えば穴子まるごと一本握りの迫力があります。
フツーの握りやガリはそこら辺にひたすら転がっており、それはそれで旨し。 -
丸太の断面はこんなになってます。私達の良く知る丸太が、熟成に熟成を重ねた結果がこれです。時間の力はすごい。
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そこらに転がってるぶつ切りの丸太ですらこれ。
無限に眺めていられるんですが、困ったことに私これからジョージア帰んなきゃいけないんですけど。 -
泣く泣く先に進み、荒野地帯に入りますが、写真中になんかごろごろ転がってる良く分からん物体、全部丸太の化石。
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荒野を進むと、この様に世にも奇妙な紫色の断層も見ることが出来ます。ブルーメサという場所です。
途中、時間を気にして色々なポイントをスキップしたことが悔やまれます。(後年リベンジします) -
ネイティヴの落書きも見られます。ニュースペーパーロックなるこの場所、日本語で新聞岩とは言いえて妙。
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望遠拡大するとこんな感じ。ランチョンマットとかにするとオサレではないだろうか。
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インターステート(高速道路)横断する辺り、その昔ルート66が通っていたということでクラシックカーのモニュメントが置いてあります。なかなか味わい深い。
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解説もある。「国内で唯一、過去にルート66が通っていた国立公園です」とのこと。
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こちらはベンチになっており裏側から座れます。
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ベンチの座面に例のマーク。おされ
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いわゆるバッドランズ(荒野)的な風景を駆け抜けて終了。
この時点で、ジョージア帰るんだーまだ今日行くところあるんだーもうこれ以上見どころ出てこないでくれー勘弁してくれーという気持ちになっています。
それぐらい、刺さる人には刺さる国立公園です。
さて北から入るか南から入るかですが、鉱石大好き私の個人的意見として、北からをオススメします。今回のルートとは逆ですね。
荒野→ルート66→色とりどりの断層→ごろごろ転がってる化石→倒木一本どーん!
と、北→南のルートは終盤に向けての盛り上がりが感じられると思います。化石とか好きなら、ですが。
入園料は2024年現在$25/車1台ですが、これは絶対その価値あり!でしょう。国内その他の国立公園と比べても、かなりユニークだと思います。
荒野はバッドランド国立公園(サウスダコタ)ですんげぇ光景が見られますが、もちろん化石は転がってませんので。
って言ってる間に時間まじねーんだよ!!!! -
次のポイントまで6時間強。アリゾナ~ニューメキシコ州鏡を駆け抜ける。
ニューメキシコのとある風景ですが、行く先超絶天気良し、振り返れば超絶天気悪し。走るはひたすら一直線。こんな風景、日本では中々ないと思います。 -
行く先にうっすら目的地が見えてきました。
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ホワイトサンズ国定公園に到着。グランドキャニオンに並ぶ安直なネーミング(白い砂国定公園ですからね)ですがそれがいい。
【White Sands National Monument】
https://nps.gov/pefo/index.htm
https://maps.app.goo.gl/tpzdE7mgBCqEpfGq8
2017年当時、ホワイトサンズは国定公園(National Monument)だったのですが、2019年に国立公園(National Park)に格上げされました。
国定と国立の違いは、確か国定は大統領の一存で承認できる、国立は議会の承認が必要、とかだった…と思う…(うろ覚え)
とんでもない自然の絶景が見れるのが国立公園、歴史的な人工物(自由の女神とか)も含んで良いのが国定公園、と思ってましたが、近年ではゲートウェイアーチ(ミズーリ州)とかごりごりの人工物が国立公園になってるしなぁ…
ま、予算の付き方とか違うんでしょう。たぶんアメリカ人も良く分かってないと思います。 -
余談が過ぎました。
そう言わずもがな、一面まっっ白。
カンクンとかプエルトリコとか、白砂のビーチは世界各地にあると思いますが、この内陸の砂丘、それらとは一線を画しています。
漂白剤でもぶちまけたのかというぐらいの輝く白さ。
生えてる草はそこらの荒野と同じですが、砂が驚愕の白さなので異世界味がつよい。 -
化石の森が中々私を離してくれないので日の入り直前になってしましました。
車を進めると、アップダウンのある「砂丘」にアクセスできます。 -
裸足できゃっきゃうふふ探索できるのもいいところ。
この白い砂は結晶化した石膏の粒とのことです。石膏の彫刻って超白いですもんね。
ホワイトサンズ、副次的な効果として、砂が白い分の太陽光の吸収が穏やかです。つまり、裸足で歩いても普通の砂丘より熱くない。
7月の訪問、この時既に夕方でしたが、全然熱くない。むしろひんやりしてた印象があります。 -
こんなWindowsの壁紙みたいな写真、至る所で撮れますので時間の限りお楽しみ下さい。
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砂丘ハイク。どこまでも歩けますが、なにせ一面真っ白ですので、方角を見失わない様ご注意下さい。
まぁそこまでガチハイクする人はそれなりの装備をお持ちでしょうけど。方位磁針があればとりあえずは安心かと。 -
こういう場所では保護色のローカルトカゲを探してしまう。苦手な方ごめんなさい。
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なんじゃこりゃぁ。バエか。
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遠くで、新婚カップルと思われますが、白いタキシードに真っ赤なドレスで記念撮影。なんそれ。ロマンティックがとどまることを知らない。
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夕暮れを迎えます。
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夕日を背に走り出すオクサマ(写真撮ってるだけ)
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絶景、なんていうたかだか漢字二文字の言葉では表し難いぐらいなのですが、じゃーなんと言えば良いのでしょう。
涅槃? -
世界が核の炎に焼かれ、全てが真っ白な灰になった暁には、この様な景色が広がっているのかもしれませんね。
いや別に私は終末論者ではないのですが。そんくらいすんげぇ景色ってコト。 -
あー帰んのかーやだなぁーと思ってるとこ。
これにてDAY4終了… あとは一路、ジョージアに帰るのみです。 -
テキサスに入ったあたり、あっセブンだ!と立ち寄った際の写真。
結構セブンあるんですよね、テキサス。もちろんこっちがオリジナルですが。
このあたりから充電が尽きて記憶がございません。オクサマに夜通し運転させるという鬼畜の所業を行いました。申し訳ないけどしゃーないですよね、そもそも2直連勤の計画ですから。すんません。 -
目が覚めるとそこはテキサス州ダラス。
ほんとすんませんなぁ>オクサマ
ということでDAY5は移動日です。無事にジョージアに帰るのだ。 -
なんかちょうどいい感じにお昼時になっていたので。
ダラス駐在者は誰しもが行く、接待にも御用達、と伝え聞くYO Ranch Steakhouseでこの旅行最後の晩餐(昼だけど)を執り行うことにしました。
【Y.O. Ranch Steakhouse】
https://www.yoranchsteakhouse.com/
https://maps.app.goo.gl/3cisWGgrnKmxmjes7 -
店内さすがにレトロでオシャンティ。
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テキサスみを全身を以て表現しているウシ、それがテキサスロングホーン。
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前菜のサラダは味よしボリュームよし。
もちろんステーキを頼んだわけですが… -
ド ン ! ! ! (ワンピース的表現)
リブアイのいいところを肋骨付きでぶった切り、誰が呼んだかその形状から「トマホーク」
これ、どのくらいちょっと大きいか写真では分からないですけど骨合わせると重量1kg超えます。
まじこのトマホークは人殺せる。ゲッターもガンバスターも真っ青。 -
ミディアムレアで頂きました。
店員のジェントルマンがカットしてくれます。付け合せのグリルド野菜がまたうめーんだこれが。
お肉ですが、アメリカのちゃんとしたステーキ屋さんはちゃんと熟成させた赤身肉を出してくれますので。
いやこれはもはや超うめーガムですよ。ガム。噛めば噛むほどうんめー肉汁ぶわーですから。
ちょっと脂身もかじって口の中潤したいな、と思った時に脂身もついているのがリブアイのいいところ。
肉!脂!野菜!肉!脂!野菜!振り出しに戻る!無限ループ不可避。 -
完 食
赤身なんで全然食べれちゃうんですよねー
確か、これで$120とかだったと思います(メニュー上はMKT…マーケットプライス)。贅沢には違いありませんが、2人でシェアしますし、とんでもない質とボリュームですから、相場と比較するとむしろ割安ではないかとすら思う。写真映え料も込みであるなら尚更。 -
あー帰りたくねぇ超帰りたくねぇけど帰ります。
往路では通りませんでしたが、ルイジアナ州。 -
続いてミシシッピ州。
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この辺りでうっすら虹が見えました。
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あーアメリカってやっぱり広いしでかいなぁ。と実感した7040km。
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すいません限界です寝台特急でオヤスミ。
次に目が覚めた時、そこは闇夜に浮かぶ摩天楼アトランタでした。
時既に深夜2時。
ウチのオクサマはまじで海より心が広い。 -
以上が7040km、ジョージアからグランドキャニオンまで5日間で往復した一部始終となります。
アメリカは、やろうとさえすれば結構何でもできる国だと思います。
寛大なオクサマに改めて感謝しつつ、2018年7月旅行の振り返りを終わります。ありがとうございました。
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旅行記グループ 2018年7月 弾丸5日間 ジョージア~グランドキャニオン 計7040kmドライブ旅行
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